ほんと、最近寒いですね。
幼女戦記担当のジャム君です。
何だか、久しぶりのような久しぶりじゃないような、あっという間の一週間でまたターニャに会いに来ることができました。
前回は、ターニャに自分の同期でもある仲間が命を落としたことを伝えに行ったヴィーシャが、ターニャの不気味な笑顔を見て終わりましたね。
レルゲンが参謀本部で放っていた「あれは、幼女の皮を被った、化物です」という言葉も気になります。
今回は、そんな化物とまで言われるターニャの幼少期のお話。
なぜ彼女は、こんなにも歪んだ表情を見せるようになってしまったのかについて語られている、非常に重要な回と言えそうです。
スポンサーリンクターニャの中身はサラリーマン
時は、西暦2013年。
ターニャの精神内にいる人物は、サラリーマンであることが判明した。つまり、中身はおっさんとなる悲しい事実。
リストラしたことで恨まれ、電車が来ているホームから突き落とされたのが、命を落とした原因。
しかし、命は落としているものの、サラリーマンとしてはとても優秀な存在だったのではなかろうか。
後にホームから突き飛ばした犯人となるのだが、その社員に対しリストラする理由について、的確な理由を説明している。
会社都合の身勝手なリストラ策ではなく、無断欠勤をするわ改善命令にも従えないわ、という社員が確かに倫理的におかしいはず。
リストラ以前に、普通にクビでもおかしくない。
そして、そのサラリーマンのおっさんは、命を落とす直前に、神とも呼べる存在に遭遇することになった。
スポンサーリンク存在Xとは
存在Xとは、ターニャの中身であるサラリーマンのおっさんが、命を落とす直前に遭遇した、神とも呼べる存在に自ら名付けたものである。
本来は、人々を輪廻に戻し、転生させる存在である。
しかし、存在Xにサラリーマンのおっさんは「貴様は例外としよう」と否定される。
創造主たる存在Xは、現代において信仰が廃れていることに、焦りを感じているかのようである。
存在X「信仰心のない人間を転生させるなど、徒労でしかない」
おっさん「科学が発展した満ち足りた世の中では、信仰など生まれません」
とても、現実的な思考パターンの人間であると推測されそうだ。
リストラを告知した時にも、同じ思考パターンであったのではなかろうか。
だからこそ、このような少しでも助かりたい状況で時間が停止し、人間の体や動物の体まで借りて、存在Xが出てきても、現実的な回答をしているのであろう。
しかし、あまりにも信仰がない人間であったおっさんは、存在Xに冷酷な宣告をされてしまった。
つまり、信仰を失った原因は、科学が進んだ満ち足りた世で、社会的な強者で、追い詰められてないからだな。
貴様の言う過酷な状況に放り込めば、信仰を目覚めるのだな。
せいぜいそこで長生きするが良い。
再び命を落とさば、次の転生はない!
そう告げられたおっさんは、そのまま命を落としてしまう。
神とも呼べる存在であるはずなのだが、その存在Xにそんな告知を受けるのも無理はない。
存在Xは『信仰』を重要視しているのだから。。。
おっさんには、その信仰がまったくといってなかった。そのため、最初から例外扱いなのだろう。
ターニャへ転生した結果
おっさんがターニャへ転生した結果、統一暦で数えられる帝都ベルン郊外にある孤児院に捨てられていた。
もちろん、西暦で数える世界とは異なる世界であり、いわゆる異世界への転生である。
貧富の差も激しく、戦争も避けられない世を見つめるだけであるターニャであるが、魔法がある世界であり、健康診断で魔導適正を認められたターニャは、志願兵として入隊することにする。
この理由についてはターニャ(まあ、中身はおっさんなんですけど)が語っているが、「いずれ徴兵されるのならば、志願兵として士官教育を受け、キャリアコースを望むほうが合理的」という、やはり現実的な考え方をしている。
現実思考、合理思考なのは、転生しても相変わらずのようだ。
この表情は、子供時代から中身がそういう思考だからこそ出てしまうのであろう。
存在Xから、次の転生はないと宣告された以上、転生できる保証もなく、優先されるのは生存。
そして、戦時での生存率を高めるための保身。
キャリアコースに乗って、前線で戦うより楽をしたいだけとも考えられるが、中身のおっさんの性格を考えれば、それは違うのではないかと考えられる。
命を落としてしまえば転生できないかもしれないので、現実的・合理的に考えるおっさんとしては、生存が最優先。
そして、元いた世界と非常に似ているが、敗戦するともまだ決まったわけではない。
ならば、後方で生存を最優先に、キャリアとして指揮を執ったほうが安全で生活も安泰という現実的・合理的思考。
結局、ターニャに転生しても、まだ信仰を持つことがない現実・合理主義者なのだろう。
レルゲンとの出会い
レルゲンがターニャのことを知っていたのは、士官として指導を行っていた時のトラブルが原因であった。
1話の伏線は、見事に回収してきた。
平然と士官として、頭蓋骨を切開して規律を叩き込もうとするターニャを止めたことで、「幼女の皮を被った化物」と呼ぶほど恐怖する存在となったのであろう。
協商連合軍との戦闘
練兵課程の一つとして、卒業間近のターニャに迫った悪夢である。
この戦闘については、1話でシュワルコフ中尉が「以前北方で」と語りかけてきた。
ターニャにとっての問題は、戦闘状態になってしまったことではない。
ターニャはこの作戦で、弾着観測手として活動していた。
1話で「観測手狩りですか」とシュワルコフに聞いて北方の話を引き出していたのも、この活動があったためである。
双眼鏡で目視しながら、観測結果を無線報告している。
途中、無線の雑音が酷くなったのは、協商連合軍 第五航空 魔導大隊が接近して混線状態になったためと推測される。
どうしても、ここで命を落とす訳にはいかないターニャは離脱許可を求めるが、却下され遅滞任務に務めるよう命令される。
ここにきても、神、存在Xの存在を頑なに認めようとしないターニャであるが、大隊に単騎で挑んでも勝てるわけがないのである。
それでも命令に逆らわないのは、出世するため。現実的かつ合理的である。
逆らえば、待っているのが何か、明らかであろう。
少なくとも、エリートコースからは外される。
苦渋の決断の末であろう。ターニャの取った行動は、自爆である。
今とは違う形状で、ヴィーシャや他の士官がつけているものと同じペンダント(というか、勲章か何かなのだろうか?)は、割れると膨大な力を吐き出すようだ。
そう考えると、あの中に魔力と関係する物質が含まれているか、自分の魔力とリンクした機械のようなものであると考えるのが妥当ではなかろうか。
何とか生き延びることができたターニャであるが、撃破した敵の数が素晴らしく、エース扱いらしい。
そこで授与されたのが、銀翼突撃章。
1話でも、当然身につけていた。
銀翼突撃章を授与される人材は、そう多くない。
そのため、現実主義者のターニャは悩むのだ。
ラストに登場した科学者らしい人物の展開を予想
ED突入前に、怪しい科学者っぽい人物が出てきましたね。
その人物の今後を予想してみます。
ターニャにペンダントを奪われる
1話でターニャが身につけていたペンダントを、開発(?)しているようでした。
ですが、実際にはターニャの手にあります。すると、どこかでターニャの手に渡っているはずです。
そこで予想するのが、この人はターニャに襲撃され、ターニャならば扱えるだろうと研究していたのであろうものを強奪されてしまうのです。
ターニャのことですので、この科学者っぽい人は、当然命を落とします。
ターニャを強奪してくる
ターニャが強奪するのではなく、逆にターニャがこの怪しげな施設に無理やり連れ込まれてしまうのです。
今ならば傷も癒えておらず、抵抗されてもさほど影響はないでしょう。
それで、開発しているようなこのペンダントの、人体実験を行うのではないでしょうか。
ただ、現在ターニャは無事装着できているため、存在Xと転生に怯えて過ごしていなければならないことの方が、苦痛だったのではないでしょうか。
スポンサーリンク幼女戦記2話の感想
まず言わせてもらおうか。
何で、中身がおっさんやねん!
いや、だからと言っておばちゃんでも困るんですけどね・・・
むしろ、おばちゃんの方が怖いかもしれない。
ですが、なぜ1話のような考え方なのか、行動になるのか、元サラリーマンのおっさんとなれば見えてくるものもありますね。
それが、現実的・合理的な思考の持ち主となれば、より分かりやすいでしょう。
1話で部下を後方へ送り込み、そこでなくなったことを聞いても笑顔を見せる、聞かなくても自明だと冷静に分析している、ということにも納得がいきます。
サラリーマン時代でいう、リストラを行っているだけですね。
反抗的態度に出られたから、単なるリストラでなく、力でねじ伏せたと。軍隊の規律として。
実に合理的思考です。
さて、次回タイトルが「神がそれを望まれる」ですが、存在Xとまた一悶着あるのでしょうか。
ターニャの可愛い姿とともに、今回はお別れしましょう。では、また次回!
スポンサーリンク
最新情報をお届けします
Twitter で2017春夏秋冬アニメ考察・解説ブログをフォローしよう!
Follow @anideep11