宝石の国7話の感想・考察・解説！流氷の謎と宝石たちとの関係性

こんにちは、哲太です。

今回の『宝石の国』7話終盤、フォスが自身の腕をどうしようか迷っているシーン。

流氷からの静かで怖いささやき声がなんとなくホラーちっくな要素も含んでいるようで、少しゾッとしちゃいました。

「とりあえずアメシストたちは無事で良かったなぁ」なんて安心してからの最後の展開だっただけに、より“怖い”という心象を受けたのかもしれません。

良くも悪くもそんな新しいイメージも感じ取れた今回は(おなじみの?)新キャラ紹介と流氷の謎、またフォスの今後について考察を進めて参りたいと思います!

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今度の宝石は、銀髪で凛々しい姿の━━

冬眠する宝石たちと入れ替わるかたちで起きた、
アンタークチサイト。

ボーイッシュな髪型と切れ目が特徴の、カッコいい宝石ですね。

まずは、彼女に関する考察から始めて参ります。♬

他の宝石とは一線を画す、特殊な特性の持ち主

アンタークチサイトとは実際にどんな宝石かと申しますと、

“室温だと水銀(液体)にしかならず、氷点下より著しく低い気温でのみ固体化する南極で発見された珍しい鉱石”

ということが調べて分かりました。

作中にあったルチルの説明の通りではありますが、それに加えて彼女の由来が南極発祥の石というところで、見た目も白い、雪を彷彿させるものだったのですね。

他の宝石たちの服が基本的に黒いのに反してアンタークチサイトだけが真っ白というのも、彼女のイメージらしくてより特異体質であることが窺える見た目になっているように思います。

豪腕な攻撃スタイルから窺える、アンタークチサイトの性格とは

アンタークチサイトと他の宝石たちのとの違いとして、彼女たちが持つ“武器”も挙げられます。

重さの大小はあれど、宝石たちが持つ刀は一律で長い黒刀。

それに対してアンタークチサイトが持っていたのは、片面がギザギザの、のこぎりのような形状をしていました。

形状がギザギザしている理由は、刃がどこかに接触した際の抵抗を少なくするためだそうで、私自身もつばぜり合いの際などは一般的な刀よりも強いエネルギーを発揮できるみたいなことを、どこかのバトルマンガで読んだことがあります。笑

見た目もスタイルも、そして口調もやや攻撃的なアンタークチサイトは、かっこいい系のお姉さんなのかな。

……ただ、そんな唯一無二の存在である彼女まで、やっぱりみんなと同じくこの人が大好きなようで。

もしできないことをやろうとすることに意味があるのならば、私は今すぐ金剛先生が爆破したい!!!

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言葉を発せられる流氷の謎に注目しつつ、フォスの今後を予想

……取り乱してスミマセン。

さて、次は今回の7話の最も重要な役割を担った“流氷”と、腕をさらわれてしまったフォスの今後についても考察をしてみたいと思います。

流氷は、単なる氷の塊物でも、鉱物でもなさそう

憎き金剛先生は「見るものの不安を増幅させる」力を持っていると、流氷について説明をしていました。

「危険な性質を持っているから心をしっかり落ち着かせて向き合いなさい」とフォスたちに助言したかったのかもしれません。

あんまり深く考えすぎても迷路に迷う気もしますが、それでもきになるのがその形状。

最初、フォスは月人と言っていましたが、私には船のように見えました。

そして先生も一度だけ「罪深きもの」と呼んだとのこと。

罪深いと聞いて最初に思い浮かんだのが、以前に王(ウェントリコスス)が話してくれた人間の存在。

https://animedeeply.com/mabito/land-of-the-lustrous/8655/

とうことは、流氷の元となったという海の中の微小生物といえば王たちアドミラビリス族、つまりは“人間の骨”をさすことになるのか。

あるいは、先生の言葉の通り、人間の思いやかたちがなんらかの要因で氷となり表面化したのか。

他にも答えの選択肢がありそうで、やっぱり迷路に入っちゃいました。笑

もしかしたら、宝石の声をも務めている声優さんが流氷の声も兼ねているパターンで、そこにナゾを解く鍵があるかとも思いましたが、EDのテロップでも流氷のキャスト表記はありませんでした。

見たものの声を反射するとあって、フォス(黒沢ともよさん)が兼任してたのかな。

ただ、今回の流氷のシーンが人間と宝石、そして先生の謎につながる気がすごくしているので、今後の展開にも要注目していきたいです。♬

フォスが失っているのは、体の一部だけではなく……

両足に次いで、ついに両腕も失ってしまったフォス。

先生やみんなの力になりたいと願うフォスの気持ちはよくわかりますが、彼女が失ったのは体の一部だけではありません。

体とともに削ぎ落ちてしまう記憶━━こちらのほうが、今後のフォスに大きな影響を与えそうです。

両足の際に記憶の1/3がかけてしまったことを考えると、今度の両腕でもさらに1/3、つまりは全部で7割近くの記憶がなくなってしまいました。

今回の損失で一体何人の仲間の顔や名前を忘れてしまったのか、とても不安だなぁ。

みんなが冬眠の間に今回のことが起こってしまったというのも、ストーリー上で大きな意味合いを持ちそうですね。

ここで欠損が止まれば良いのですが、さらに部位を失いフォスがフォスでなくなってしまうのがとても怖いです。

おまけというか蛇足というか

なんだか暗い話をしてしまいました。

そこで最後に、今回の話の中でストーリー的に大きな関係ないと思うけど、ちょっとツッコミたいところがあったので、しばしお付き合いいただき明るい雰囲気で締めに向かえればと思います。♬

衝撃は突然に

まず一番気になっったシーンがこちら。

レッドベリルが作った、まるでドレスのような美しい服装は、とても良かったのですが……

ちょ、え!? ボルツ、髪どうした!?

みんなの体は宝石でできてるのにどうやって髪を……、なんていうのは野暮な話ですね。

それにしても、先生はこんなにも可愛いも宝石たちに好かれているなんて、もしできないことをやろうとすることに意味があるなら、私は先生を━━(以下、略)。

アレキさんとは

こんな付け足しみたいな感じで申し訳ないですが、アレキさんことアレキサンドライトに関しても少しふれたいと思います。

公式HPのキャラ紹介によると、

硬度八半。月人の情報を収集・分析することが仕事。月人研究マニア。

とのこと。

興味心できただけではなく、ちゃんと仕事として調査に来ていたみたいですね。

見回り役のような戦闘員ではなさそうですが、硬度も高いし今後の活躍に期待……と思ったら冬眠しちゃったよ。笑

実は以前、王が大きなカタツムリとして襲撃した時も興味津々な声を上げていたアレキさんも少し考察をしてみました。♬

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宝石の国　第7話感想

『宝石の国』は、他のアニメ作品よりも次回のストーリー紹介が早いのも特徴で、すでに8話の予告が公式HPに少し載っています。

タイトルが「アンタークチサイト」となっていること、そして月人との戦いが描かれていることから、次回はまたストーリーに大きな変化が生じそうな予感ですね。

戦闘シーンはフルCGである本作の楽しみポイントの一つだと思うので、期待感はありますが、やっぱりフォスが何かやらかしてそうで怖いなぁ。

ちなみにCGといえば、7話の中だとこちらのルチルとフォスの絡みのシーンが個人的に面白かったです。

顔が見えなくてもお互い分かるあたり、なんだかんだ仲良しな二人ですね。笑

どうか両腕を失っても、ルチルのことは忘れないでいてほしいです。

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