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ケムリクサ1話感想・考察・解説!難解な用語を補足説明

ラブコメの波動を感じる…!

好きなポストアポカリプス作品は“ヨコハマ買い出し紀行”な、ケムリクサ考察担当の模造紙です。

待ちに待ったケムリクサ1話が放送されましたが、事前記事でも紹介していた通り▼

ケムリクサ感想・考察・解説記事まとめ【TVアニメ版】
『ケムリクサ』の記事を毎話更新していきます。 ...

原作自主制作版のリブートとして世界観はほぼそのまま端々に変更を加えつつも、難解な設定と伏線を散りばめるテイストは従来どおり。

そして不穏な空気にプラス甘酸っぱさが加味された初回でした 笑

私はと言うと、web版を視聴し流れを整理しwikiなどからあらかじめ前情報を仕入れていたためTV版1話も難なく馴染むことができましたが、これって事前予習なしで見始めたら相当の確率で理解が追いつかない世界観じゃない…?

というわけで初回考察の今回は、物語の世界観と設定、作中で提示されたわかりにくい用語についての考察&解説をしようと思います。

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文明が衰退し荒廃した世界が舞台

ケムリクサの世界はいわゆる『終末モノ』と呼ばれるジャンルであり、何らかの理由で人類文明が退廃した島において生活資源(ライフライン)である水を“アカムシ”と競い奪い合う物語です。

▼TVアニメ版のあらすじはこちら

赤い霧に包まれた、荒廃した建造物に囲まれた人気の無い世界を舞台に3人の姉妹が生き抜く物語。
物語の中心的人物でまとめ髪の特徴的なりん、猫耳でいつもおっとりしているお姉さんキャラのりつ、メイド調の服に身を包み天真爛漫なムードメーカーりな。
謎多き世界でこの姉妹が目指すものは一体…

 出典:TVアニメ「ケムリクサ」公式HPより

「村」から「島」へバトルフィールドは変更

“人気のない世界”に“住むのは3人の姉妹のみ”という文明崩壊後の舞台でストーリーは展開されていきます。

irodori自主制作版では少女らの拠点は「村」と表現されていましたが、TVアニメ版では軍艦島のような孤島が舞台となっています。

ケムリクサ 島

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

これによって外界との線引きがより明確になり、謎多き孤島の外では一体何が起こっているのかと興味が大きく掻き立てられます。

ちなみに島の外もアカギリに覆われたようにドンヨリと見えるので定かではありませんが、もし少女たちが居る舞台が本当に「島」で間違いないなら外は海水が満ちているはず。

ライフラインとしての水をアカムシと奪い合っているものの、外界に水が大量にあると知った時どうなるのかも気になるところです。

そもそも水は本当に水なのか?

我々に馴染みのある水と、作中でたびたび登場している水が果たして同じなのか否かも気になります。

というのも植物の栄養となるべく養分が含まれた水じゃないと樹木は育ち辛いと思うんですよね。

退廃した世界なら土壌も肥えていないでしょうから自然からのの養分はあまり期待できないでしょう。だとしたら、水そのものに植物の育成を助ける栄養素が含まれているのかな…と。

水耕栽培だとしても液肥や養分を与えないと、健やかに育つのは厳しいと思うんです。

まぁそもそもバス(?)から飛び出した状態で自生しているので、一般的な常識は通用しないのかも。

ケムリクサ みどりちゃん 木 バス

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

また水そのものも濁りが少なく澄んでいるように見えます。

ケムリクサでいうところの水とはいわゆる自噴する湧き水の類であり、

ケムリクサ 水 りん りな

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

島には地下水脈が存在しており岩盤の緩い部位から水が現れる仕組みだと推察できます。

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難解な用語を紐解く

1話はとりあえず世界観をお披露目といった具合で、前説なしでいきなり終末世界がスタートしたので全くの初見の方は謎や疑問点が山積みかと思います。

TV版1話と原作のirodori自主制作版とあらすじを抑えつつ簡単に用語解説をしておきます。

3姉妹はどこから来たのか?

自主制作版では荒廃した星に不時着した少女たちの始祖“さいしょのひと”が自身の体を7分割して生まれた存在。

本来は7姉妹だったが、りん、りな、りつ以外の4人はアカムシとの闘いで消滅したと思われる。

つまり彼女たちは、存在が確立した(生まれた)時点から島に住んでいたということ。

りなが複数人いるのは何故か?

ケムリクサ りなちゃんず りん

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

元は1人だったが、さいしょのひとが行ったように自らを7人に分けた。

▼さいしょのひとについてはweb版記事にて考察しています

ケムリクサWEB版感想・考察!さいしょのひとのモデルを予想【irodori自主制作版】
超絶怒涛のハイクオリティ…!! ごきげんよう。ケムリクサ【TVアニメ版】考察担当の模造紙です。 さてさて2019年1...

アカムシとの闘いにより1話序盤で命を落とした「りなこ」を含む3人が脱落した模様。

1話時点では4人が存命。

ちなみ自主制作版では、脱落者は2人。エンディング時点で5人が存命していた。

りなが量産型であるとすると今回作中の発言でも「たくさん食べて飲んで増やす」あったように、再度人数が追加される可能性もゼロではなさそう。

減っていくばかりの鬱展開は勘弁したいです…。

ケムリクサ

木(みどりちゃん)の葉っぱが原料のアイテム。

原作のweb版では紙巻夕バコの形状に加工されていたが、今回は葉っぱモチーフの形状になっています。

ケムリクサ りん

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

夕バコに対する世間の風評や時流に対応し見た目に変更を加えたのでしょうか。

“みどりちゃん”の愛称で呼ばれる樹木。

水を与えることで成長し葉っぱを茂らせる模様。

みどりちゃんの葉っぱ

3人の姉妹は葉っぱ(ケムリクサ)を攻撃アイテムとして用いたり、体内に取り込み回復アイテムとして使用。

もしかしたらMP回復機能、体内に取り込むことでストックできている?

ちなみにアカムシがケムリクサの攻撃を喰らうと、グシャグシャに砕け散るらしい。

ケムリクサとわかば

ヒトにとっては回復およびアカムシへの対抗手段となる。

不思議なことにアカムシだと考えられていたわかばは、ケムリクサの攻撃を受けても無傷のうえに出血も止まり傷も癒えていた。

アカムシ

りんたちと水の争奪戦をする異形の怪物。

一体何なのかは不明。唯一の対抗手段はケムリクサである。

アカギリに紛れて身を隠す。りないわく「赤いのは襲ってくるやつ」

ケムリクサ わかば りな アカムシ

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

この世界では“赤”が危険視されているようである。

3姉妹は赤い血を流すわかばに対してアカムシ認定をしていたが、ケムリクサの攻撃が効かないわかばに戸惑う。

アカギリ

島を包み込む赤い霧のこと。

赤く光って少し温かい。

熱い上に瘴気のようなものを発しており、ヒトが触れるのは容易くない。

▲以上、簡単に1話で登場した用語と今後の展開に関わりそうな事柄についてまとめました。

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両者で“人間”の認識が違うのは何故?

「僕はヒト」というわかばと「ヒトは私たち」というりん

どうやら両者で人間の定義の捉え方が異なるようですよね。

客観視すると、姿形と言語そして赤い血などからわかばは人間であると考えられます。

とすると、りんたちは一体何なのか?ヒトではない生き物なのか??という話になるわけですが。

そしてアカムシのように赤い血を流し、アカギリを熱いと感じるもののアカムシの熱感知能力に秀でた様子を見せた点も気になります。

彼がどこから来たのか、目的は何か、正体は?という点も今後の大きな考察ポイントになっていきそうです。

わかばの正体と水について予想

現時点では、わかばは何らかの理由で地下水脈を辿って現れた外界の特異な人間であると考えています。

さらに突飛な考えかもしれませんが、実は水が放射性物質のような役割を持つとは考えられないでしょうか?

これはあくまでも島の外の立場から見てということになりますが、りんたちが認識している水が本来の水ではない有害な何かが変質した物質だとすると、これがアカギリを発生させ(放射能のように)最終的にアカムシを生み出しているのかもしれません。

水が変質しアカギリで汚染したために島にはヒトが住めなくなり荒廃してしまったとしたら、人気がない世界というのも合点がいきますよね。

と言ってもまだまだ妄想の域を出ないので、予想としての自信は全くありませんが…。

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ケムリクサ1話感想

まさかのラブコメ展開…?! ちょ…りんさんチョロ過ぎない?笑

ケムリクサ りん

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

さすがに恋愛が絡んで来るなんて誰が想像しただろうか…いや想像すまい(反語)

ただ外界から来た異性に対し淡い恋心が芽生えるというベタな要素をこれからずっと挟むのかと思うとそれはそれで違和感も感じる…ラブコメに傾くと匂わせること自体がブラフって可能性もありますよね。

しかしながら前評判どおりのたつき監督らしさが濃縮された今後の展開が気になる文句なしの初回に仕上がっていて大満足です。

ホンワカした登場人物のビジュアルとサツ伐としたどこか不気味な世界観のミスマッチもまた良し。

次回はこのまま恋愛方向に突っ走るのか、それとも引き続き生存をかけたアカムシとの戦闘中心になるのか、はたまた水と新天地を求めて島の外に赴くことになるのか…今後の展開にも要注目です。

それでは次回もお会いできますように!

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コメント

  1. ひろ より:

    こんにちは ひろです。
    ケムリクサ まったく予備知識なしに視聴しました。暗い背景に、光の筋が見える演出は、昔の映画「トロン」を思い出しました。絵柄も昔のアニメをイメージして懐かしく思いました。
     1話では謎がいっぱいで今後、どのような展開になるか楽しみです。わかばがどこからやってきて、仲間が他にいるのか今後話がすすむにつれて明らかになることを期待します。
     タバコの意匠は、WEBならともかくTVではいろいろクレームにつながる可能性もあり、今回の変更は致し方ないと思います。
    「水」が本来の水と違うのではという疑問については、私も普通の水ではないかもとおもいました。
     次回以降の展開が楽しみです。それではまた来週よろしくお願いします。

    • mozoushi より:

      こんにちは!
      いつもコメントありがとうございます…!!

      画面がごちゃごちゃしておらず、キャラデザも可愛らしくシンプルなため良い意味でレトロ感漂う雰囲気でしたね。
      1話はまだまだ助走段階といった具合で今後バンバン謎が提示されていきそうで期待が高まりますね。
      姉妹だけで過ごした彼女たちが新天地に赴くための水先案内人のような立ち位置なのでしょうね、わかばは。
      恋愛要素はweb版ではなかったので衝撃の引きでしたが面白い展開につなげてくれることを祈っています^^

      夕バコ意匠はひろさんのおっしゃるとおりなんでしょうね。
      色んな方面からお叱りを受けるでしょうから笑