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ケムリクサ11話感想・考察・解説!さいしょのひと(りり)とワカバの関係

思考回路がショート寸前…!!(´・ω・`)

11話ショックどころか怒涛の情報量の多さにタヒんだ、ケムリクサ担当の模造紙です。

最終話目前にして世界の真実が次々と明らかになったケムリクサ。

前回記事でもラストに登場した少女について考察を巡らせて来ましたが

ケムリクサ10話感想・考察・解説!記憶の葉に登場した女の子は誰?
え…ちょ…やめて…やめてぇっっ(゚Д゚;) 露骨にフラグを立てていくスタイルにgkbrなケムリクサ担当の模造紙です。 ...

▲前回記事はこちらです!

まぁ奇をてらうも何もなく、彼女こそが6姉妹の生みの親である“さいしょひと”でした。

からの健気でひたむきな少女の想いが引き金となった切ない悲劇には、ただひたすら言葉を失うばかり。

一気に諸々の疑問点や伏線が回収された今回、さいしょのひととワカバの関係、そして過去から現在の変遷について考えていこうと思います。

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ケムリクサの舞台について

異様で不気味な雰囲気に包まれた本作品の舞台。

りん達姉妹以外には“ヒトと呼ぶに値する存在”が確認できなかったこともあり、一体どんな経緯を経て終焉まで辿り着いた世界なのか謎が募るばかりでした。

結論から言うと、舞台は地球ではない違う星だという事が今回明らかになりました。

建造物はレプリカだった

これまでも度々、日本屈指の名所と言うに相応しいランドマークや有名なスポットが登場していた理由。

それは、地球の建造物を価値ある文化財として残そうとした違う星の人間(宇宙人?)が、プリント【転写】と称して建造物のみを3Dプリントのように写し取り、レプリカを造っていたからだったんですね。

ケムリクサ 転写 プリント

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

確かに、建物の廃墟具合や荒廃の加減から見ると、文明崩壊から少なくとも数年~十数年は経っているだろうに、それらを造り出して生活を送っていたはずの人間の名残がないというのが今まで不思議でした。

全ての人間が別コロニーに移住したからかとも考えましたが、アカムシにやられた人間が皆無なわけもなく、それならなぜ痕跡がないのか?白骨タヒ体があるのが普通じゃないのと思っていたんですよね。

解が示された今となっては単純明快な答え合わせで、おそらくこの星には生活用途として住む人間自体が極端に少なく、現に記憶の葉に登場したのも研究者のワカバと地球からやって来た少女のりりの2人だけ。

推測するに、このケムリクサの舞台となった星そのものが、広い宇宙の価値ある文化財を転写して保存することを目的としたスペースコロニー(または巨大な宇宙船)で、ワカバをはじめとする選ばれた研究職が職務のために現地赴任しているのでしょうね。

なぜこのような活動をしていたのか…というと知的好奇心とかサルベージだとか様々な理由づけはできますが、地球や地球ではない違う星と言いつつも、あくまでも我々が現実で把握しているのとは別のパラレルワールドとう認識のほうが純粋に物語に没頭できていいかもしれません。

地球は滅んでいない

作中でワカバが『途中経過』と言っていることや、地球に待っている人が~のくだりからも、本当の地球は滅びずに人類も残っていると見て間違いないでしょう。

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わかばの正体

ケムリクサ ワカバ

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

記憶の葉の再生により、さいしょのひとと共に住むワカバという男性が居たことがわかりました。

わかば=ワカバなのか?

現在のわかばと過去のワカバは容姿も喋り方も性格も非常に似通っていて、パッと見は同一人物に間違いないと確信してしまいそうになります。

特殊SFかと思いきや、まさかの純愛ラブロマンス物という最高の変化球をぶん投げてくれましたので、世界と大切な少女を救うために自らが人柱となって壁を構築し、何らかの理由で長い長い時間が経過した後に、分割後の少女の前に記憶を消した姿で現れた…って何の韓流ドラマだよって感じですが、非常に綺麗なプロットではありますよね。

わかばが姉妹の前に現れたのは必然でしょう。

ですが、なぜ記憶を失ってしまっているのかという点がクリアにならない以上、わかば=ワカバと断定するのは早計かな…と。

りりの一途で健気な行動を見てしまうとワカバと再会させてあげたいと願ってしまうのですが、それすなわち、姉妹が全てりんに統合されて、ケムリクサを核として生きるヒトではなく、元の人間に戻ってしまう=りんも消えてしまうというになります。(もしかすると元の人間に戻れず存在そのものが消えてしまう可能性もありますが…)

1話からこれまで、不器用ながらも真摯に家族を守ろうとしたりんのひたむきさ知っている身としては、いくら原点であるからと言って美味しいところを丸ごとりりに持っていかれちゃうのは寂しく思ってしまうんですよね…。

個人的に筆者は、わかば=ワカバと思いたくありません。

ワカバ&りりだから築けた関係性があったのと同じく、わかば&りんの独特の距離感と熱量もまた唯一無二であり、過去の関係に戻る事で帳消しにして欲しくないという理由です。

わかばってもしかして一度…

と言いつつも、ケムリクサマニアな点や壁の操作が可能だったこと。シロがわかばに懐いてついて来たことからも、アカギリの中に消えたワカバが時を経てわかばになったということなのでしょう。

問題なのは、1話でわかばもりりと同じように水の中から現れたという点なんですよね。

本来は「生物は転写されない」とプリントの仕組みについてワカバも語っていますし、湖から引き上げられたりりはタヒんでいてその後生き返ったと言っていました。

これをこのままわかばに適用すると、ワカバも一度は命を落とした転写して生き返ったことに…?

EDクレジットの視点から

蛇足ですが、今回のEDクレジットが気になったのでピックアップしておきます。

りり&りん、ワカバ&わかばで中の人は同じなんですが、分けて表記されているんですよ
ね。

ケムリクサ 11話 EDクレジット

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

このことからも、それぞれが異なる別の存在だというのを示唆しているのではないかと考えます。

元は同じ人物なのにわざわざ分けてクレジットする意味って、やっぱり別人物だからってオチにならないでしょうか。(しつこい)

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ひとりぼっちになったりん

「誰もタヒなせない」と言っていたりんがただ1人残されると言う絶望過ぎる引きで次回に。

過去回想中は時間経過ナシという暗黙のルールをガン無視し、「りんさん逃げて!」のところでわかばは赤い木の攻撃に晒されていたんですね。

ケムリクサ わかば

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

全体像は掴めないものの、頭を垂れて腕から血を流しているように見えるので、相当の致命傷を負っているのは間違いなさそうです。

みどりちゃんの治癒再生の力を持ってすれば回復するかもという希望は残されていますが、

ケムリクサ 11話 ED

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

▲EDでわかばも消えているという詰み…

そうそう、今回の特殊EDが素晴らしすぎて身震いしてしまいました。

単色のみの構成なのにあれほど完成されたEDは近年稀ではないでしょうか…鳥肌ものですよね!

りつ姉やりなちゃんズは予想できたものの、まさかわかばまでという予想の範疇外からのクリティカルヒットで次回一体どのように収束するのか…ハッキリ言って展開がまったく読めません。

全ての真実が今回11話に一気に集約されましたが、現在の2人がどうなるのか…次回が待ち遠しいです。

残された謎

誰がダイダイの文字を消したのか?

今回、さいしょのひとが書いたとされる文章の消された部分も明らかになりました。

ケムリクサ ダイダイ

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

▲私たちの目的はってところですね。

一体誰が消したのか?ワカバはりりに対して「好きなように生きて欲しい」と望んでいることから、ワカバが手を加えたと見るのが妥当ですが、アカギリの中に消えた後にこの文章が書かれているため彼ではないでしょう。

記憶の葉はなぜロックされていたのか?

これまでなぜか開かなかった記憶の葉ですが、元々のりりの考えだと難なく開いて分割後の私に対して情報を共有する予定だったようです。

とすれば、意図的に誰かが開かないような処理を施した?

大きく気になる点は上記2点でしょうか。このあたりも次回で真相が明かされることを願います。

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ケムリクサ11話感想

最終回が楽しみ過ぎてヤバい…!!(語彙力崩壊)

これ11話見てから1話見たら新たな発見があって新鮮なやつですね。

序盤はわかばのキャラのウザさがネット上でも多く聞かれていたわけですが、未完成どころか1話時点でわかばのキャラは完成していたわけで視聴者が把握できていなかっただけという…!!

りんがチョロすぎwとか書いた1話時点の自分を殴りたい▼

ケムリクサ1話感想・考察・解説!難解な用語を補足説明
ラブコメの波動を感じる…! 好きなポストアポカリプス作品は“ヨコハマ買い出し紀行”な、ケムリクサ考察担当の模造紙です。 ...

自分の存在そのものを変化させてまでもう一度会いたい大切な人に再会できたからなんですよね…あんな箇所まで伏線だったとか…本当にもう勘弁して。

小難しく毎回考えて来ましたが、実にシンプルな2人の純愛物語という真実に唖然としてしまいました。

ケムリクサ ワカバ りり

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

諸悪の元凶が蓋を開ければ実は本人だったなんて筋書き、古今東西これまでも扱われてきたプロットではあるのですが、ここまで伏線と謎を散りばめて後に集中的に盛り上げて徹底的に回収してしまう姿勢には脱帽です。

本当にたつき監督って天才なんだなー(だから語彙力)

色々と本当に凄まじい11話でしたが、もうほんとEDの入りだけで完敗、やられた。

最終話がハッピーエンドで締められるのか否か…監督采配な部分が大きいものの、今回の素晴らしい構成と怒涛の展開からもベタでいいから救いのある着地点に収まってくれたらと切に願っています。

タヒんだはずだけど存在する姉妹とシロ。りつ姉から託されたケムリクサなど、挽回できるカードはまだ残されているのできっと…!!

というか皆どうが無事に帰って来て…!!

それでは最終回記事でお会いできますように!

ケムリクサ感想・考察・解説記事まとめ【TVアニメ版】
『ケムリクサ』の記事を毎話更新していきます。 ...
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コメント

  1. ひろ より:

    こんにちは ひろです。今回は驚きの連続でした。ワカバは、博物館の学芸員みたいな存在で、地球の価値ある建物や地形をコピーして保存することが仕事なのでしょうね。
    保存する先も 大きな宇宙船ではないでしょうか。そう考えると、わかば(ワカバ)が「センチョウ(船長)」と呼ばれていることも納得です。また、九州から関東まで、相当の距離を移動しているのではとずっと疑問だったのですが、大都市エリアをコピーして「島」と称して並べていたとすると、移動に時間がかからないのも納得です。
    富士山もコピーしたものなのでしょうね。だから土台がスカスカなのも納得です。
     次回は、ワカバとりり(りん)の再開でハッピーエンド?になるでしょうか。
     次回最終回もよろしくお願いします。

    • mozoushi より:

      >ひろさん
      コメントとありがとうございます!
      そうですね。見返してみると星というより巨大な宇宙船というのが正解のようですね。「センチョウ」呼びも納得です。
      ここまで種明かしが1話に凝縮されたとなると、逆にこれまでの丁寧で引っ張った伏線が生きに生きて気持ちがいいですね。
      最終回、みんなが好きなことをできる結末に向かってくれれぱと思いますが…締め括りが本当に気になります。