そして未来へと。
どうも、ロシアスキーでございます!
今回いよいよ『デカダンス』は最終12話目の放送となりました!
……いや、ホント言いたいことはいっぱいあるんですけれども。
それはまぁ、主に感想の部分で語っていくといたしましょう!
ではでは今回も語っていくといたしましょう!
デカダンス 第12話 あらすじ
しかしなぜかデカダンスは起動しない。
一方、ナツメはサイボーグたちに合流後デカダンスのための武装作成に向かう。
その道中、起動しないデカダンスを見たナツメはデカダンス……カブラギの下へと向かう。
デカダンスに接続したカブラギは、システムと対話をしていた。
システムのあり方、サイボーグのあり方、人間のあり方。
対話の中、カブラギはシステムの言葉を切り捨て、最後まで抗うことを宣言する。
タイムリミットが迫る中、ついに起動するデカダンス。
カブラギやナツメたちは、見事巨大ガドル『オメガ』を倒すことができるのか……!
といった感じで……。
まさに最終回。なんといいますか『やってほしい展開を全部やってくれた!』といいますか。
『見たい展開全部盛り!』とでも言いましょうか……w
とにかく、本当に『素晴らしい最終回』だったわけなのですが……。
とりあえず! 今回の要点を語ってまいりましょう!
システムの判断
まず最初に語りたいのはこちら。
『今回のシステムの言葉から、ラストシーンについて考える』ということで。
今回カブラギとシステムの対話によれば、システムはバグの存在を容認しているということでした。
これについては少し驚いたのですが。システムの言葉や考え方はある程度得心がいくものだったんですよね。
要するに、システムはシステムなりに『サイボーグの成長(あるいは進化)』については考えてはいたんですね。
バグ側と、バグを許さぬ側の衝突もシステムの計算の内。
そういった状態を経ることによりシステムは更に強固になっていき……。
機を見てビッグデータの編纂・アップデートをしてさらに進化して……みたいな?
まぁ言い分はわからないでもないんですけどね~。
ただこれに関してはこの後のカブラギの指摘こそ。
視聴者的には納得できるし『よく言った!』って感情移入できるポイントなんですよね~。
『システムは誰かを救うことはなく、物事の後に結果を受けて変わるだけのもの』という事実。
システムにしてみればこの指摘はまた痛い所を突かれる形となっておりましたねぇ。
事実、システムというものは『生きている』物ではなく、全てを統制しているからこそ、個を助けることもしない。
カブラギの行動に関しても、システムは『な~んでそんな無意味なことしてんだろ。意味分からん』って本気で思っていたでしょうしねぇ。
さてさて、問題は今回のラストシーン。
オメガを討伐し終え、人間とサイボーグは共存していくようになった、ということなのですが……。
そんな世界なのですが、どうにもシステムはそれに対して妨害行動とかを取ってはいない様子。
これはいったいどういうことなのか、と私考えたのですが……。
……まぁハッキリとしたことは分かりません!w
ただ、私としては……。
システムは『今回の出来事もぜ~んぶ予想の範疇なんやで~』みたいなこと言ってた以上。
デカダンスシティの設立や、人間とサイボーグの共存について手出し口出しなんて……。
まぁ、できないですよねw そんなことしたらかっこ悪いことこの上ないw
なので、システムとしては『今後の世界の行く末についても見守っていくしかない』っていう感じで。
人間とサイボーグの共存については手出ししてきてない、って感じなのかなぁ、と思いますね。
……あるいは、自分の統制を離れたサイボーグと人間については、興味を失った、って可能性もあるんですけれども。
なんにせよ、人間とサイボーグが手を取り合っている以上、システムなんてもう不要である、と。
そういう意味や意図があるラストシーンであり、そこにシステムの影が無いことこそが。
新たな世界へと人とサイボーグがたどり着いた、ということが読み解けるのではないかなぁ、なんて。
私は、システムの言動から、ラストシーンについてそう考えたのですよ……。
人類とサイボーグの今後について
続いて語りますはこちら。
『人類とサイボーグは今後どうなるのか』について語っていきたいと思います。
オメガ討伐後、デカダンスは崩壊しデカダンスシティと名を変えました。
デカダンスシティではさまざまなエリアがあり……。
農業による自給自足にさまざまな娯楽。
さらに、フィールドワークまでケアしており……。
これまで、デカダンスの中が生活の主体だった人間。
デカダンスの外での生活が主体だったサイボーグ。
双方にとって、まさに新たな生活様式が築き上げられているわけなのですが。
実際のところ、人間とサイボーグが生活している生活圏の範囲ってのはどの程度なのか、ってのがまず疑問なんですよね。
なにせ世界は基本的には人間の生活するに適していない環境なので。
……まぁ冷静に考えると『旧デカダンスのゲームフィールド』っていうくらいの範囲が生活圏なのかな、と思うのですが。
だとすると、その外っちゃあどうなってるのかしらね、というのも疑問なんですよね。
恐らくではありますが、オメガを倒したからって世界の状況が好転するとは思えませんし。
ただサイボーグであれば、もしかしたら外のエリアでの活動も可能かもしれないので。
デカダンスシティ周辺がしっかりと繁栄していけば。
次第に、外のエリアへの探索が進んでいって……。
後は、サイボーグたちが環境整備を進めていけば。
人間の暮らしていける範囲は増えていったりするんじゃないかなぁ、とか思ったり。
というか、人類の人口が増えていけば、自然とそういう風にしていかないといろいろ苦しくなってくると思うんですよね。
だからこそ、人間とサイボーグの共存の先には、そういう展望もあるでしょうし。
現状デカダンスシティはかなり生活が安定しているっぽいので。
人類とサイボーグの未来は結構明るいんじゃあないかな、と私は見ております。
ガドルの脅威もなくなったことですし。不安材料は結構少ないでしょうしね~。
……問題は、環境変化とかあるとちょっと大変かも、っていうところでしょうか……。
オープニングの歌詞について
さて、続いて語りますはこちら。
『オープニングの歌詞について』ということで……。
「いやいや、お前最終回になって何を……」と思われるかもしれませんが。
ただ、これについてはどうしても語っておきたかったので、お付き合いいただければ、と思います~。
で、私実はOP曲である『Theater of life』の歌詞なのですが……。
途中までは『ナツメの心情や立場などを歌った歌』だと思ってたんですよね。
ただ、物語がカブラギメインになっていって、カブラギ周りの事柄が語られていく中で……。
『……あれ?』と。ちょっとばっかり思ったんですよね。
『これって、カブラギとナツメ、双方に共通している想いを語ってる歌なのでは?』と。
例えば1番の『何も望めないのは生きてないと一緒だ』とか。
『生きている ただその実感が欲しかった』の部分とか……。
2番の『あいにく諦め方も知らなくて 足掻き続けてる』の部分や。
ラスサビ前の『さぁ 手を取り合って走り出せ』なんてのは、もう顕著な部分ですよね~。
まぁ、なんといいますか。
このデカダンスにおいて、カブラギは間違いなく主人公であり。
ナツメはヒロインでもあり、主人公でもあるんですよね。
二人はそれぞれ立場こそ違えど……。
物語が進むにつれ、境遇や思い、心構えなどが似ていく……。
っていうか、カブラギがナツメに影響されていった結果なんですけれどもw
物語全編を通してみれば、カブラギとナツメはまさに手を取りあい、人間とサイボーグの未来を切り開いた立役者なわけで。
その二人の共通の想いを歌う、ってのはある種当たり前かもしれませんねぇ。
ただ、それを主題歌として歌われて、バツグンの映像と共に堪能できるってのは。
そりゃあまぁ気持ちいいわけですよね!w
というか、今になって考えると。
この主題歌はもう、作品のテーマに徹頭徹尾『合わせてある』曲ってことですよねー。
そう考えると、本当に。実に良くできていると思いますね!
……最近のアニメの歌って、二極化してるもんなぁ(バリバリタイアップか、作品にドンピシャ当て嵌まってるか、の意です)。
2期放送の有無について
さて、ここまで色々と語ってきたのですが。
次に語りますはこちら。『デカダンスに2期はあるかどうか』という点についてですが。
まぁハッキリ言いまして。2期はないんじゃないかなぁ、と思っております。
なにせ今回のラストでの描写を見れば分かりますけれども。
人類とガドルの戦いは見事に解決し、人類とサイボーグも共存し、という状況ですので。
ホント、物語として見事に『完結』してしまったんですよね。
まぁもちろんこの12話のラストから『じゃあここから人類どうなった』っていうのを描くってのは不可能ではないんですよ。
ただそれって多分これまでのデカダンスと違って。
『のんびり農耕フィールドワーク箱庭風』な作品になって、別物となる気がするんですよねw
まぁこれはいつも言ってることなんですけれども。
『完璧に完結した作品の場合、後継2期はムリでも、外伝くらいはできるかもしれない』という。
そんないつもの意見が出てくる感じですかなぁ。
個人的には外伝見たいですけどね。クレナイ主役のパターンとか。
ただそういうのも今までポンと出てきたパターンも少ないですしねぇ。
なので、私としては『2期というより外伝はやってほしいけど現実問題難しいんではないかな~』という。
そんな感じの考えでおります。
いや、ほんとここからデカダンスはどんどん派生作品とか出してほしいなぁとは思ってるんですけどね。
ワンチャン、ソシャゲ化とかあるかなぁ? ってくらいですかね~。
あ、それもやってみたいかも。皆でギアになろう、的なw
デカダンス 第12話 感想
さて、ここまで12話について語ってまいりましたが。
その12話の個人的感想といたしましては……。
いやぁ、実に、実に完璧だった!
いやホントやってほしいことは全部やってもらった!
見たい映像は全部見た! そう言っていい最終回だったんじゃあないでしょうかね!
最終的にはバリッバリの王道ストーリへと持っていくそのシナリオ!
盛り上がるところでは主題歌かけるのも忘れない!
そして最後……この絵がまた感動を呼ぶ!
いやホント、デカダンスって作品は非常にイイ出来だった、と! そう言って間違いないでしょう!
あと個人的にはホント、ナツメちゃんが可愛いすぎる!
特に百面相してるあたりが本当に愛嬌があって、見ててホッコリしちゃう!
思えばデカダンスって2話で見事に視聴者を惹きつけたあとは、とにかく丁寧に描かれ続けた作品だったんですよね~。
……まぁ、と言っても欠点がないわけでもないのですが。
ぶっちゃけると後12話使って、もっともっとも~~~っと丁寧に描いて欲しかった部分が無いでもないんですけれども。
ただ、12話だからの軽妙さってのもしっかりとあるんで、なんとも言いがたいっすねーw
ただ個人的には、今期作品の覇権とまでは行かなくとも、まさに名作という評価を下したいですね!
いや本当に。すばらしい作品でした、と胸を張ってオススメできる一本でございました!
以上、ロシアスキーでした! 次の作品の記事でも、どうぞよろしくお願いいたします!
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