暁の蜂起。歴史は確かに動き始めた。
はいどうも、ロシアスキーです!
えー、今回前夜 赤い彗星は第6話となりますね。
今回早くも士官学校編は終了、ということで。展開速ぇー。
今回も語っておくべきポイントがございましたので。
その辺り、解説させていただきますよー。
スポンサーリンク目次
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星 第6話 あらすじ
連邦軍駐屯地への奇襲攻撃。士官候補生たちが命を賭けて戦っていく。
この戦いにより、シャアは。そしてジオンは何を手に入れ、そして何を失うのか……。
ということで、全編通して暁の蜂起を描くエピソードとなりましたね。
では要点について語っていきましょう!
スポンサーリンク漢 ドズル・サビ一世一代の大勝負
ザビ家唯一の良心。ドズル・ザビ中将閣下。
今回のエピソードではお父さんにめちゃくちゃ怒られたり士官学校校長の座を退くことになったりと散々な目に遭っておりました。
まぁ今回だけではなくドズル閣下は前々から不幸な目に遭ってましたけどねw
サスロ兄さんの爆発に巻き込まれたり。ギレンにMW開発の件で叱責されたり。
そんなドズルに今回、重大な転機が訪れることになりましたね。
一世一代、乾坤一擲。真っ向からのプロポーズ!
まぁ~ドズルさんらしい無骨なプロポーズでございましたねw
これにはゼナさんもトゥンク……ですが。
語るべきポイントとしては『ドズル閣下はなぜゼナに告白したのか』という点と『ゼナはプロポーズを受けたのか』という点でしょうか。
まず最初のポイントについてですが……。
ドズル閣下は思わずゼナさんに弱音を吐いてしまうほどに参っていました。これはまぁ、お父さんに怒られたりとか。
あとはガルマの身を案じていたりとかそういうのがいろいろ重なってということなんでしょうけど。
そんな中で、暁の蜂起時に自分に向かって一人、時間稼ぎの任を果たそうとしたゼナさんのことを思うと……。
骨のある素晴らしい女性だ、と思えてしまい。妻を持つなど考えたことの無かったドズル閣下の中で。
『この女性を娶りたい!』という思いが生じてしまったのでしょう……。
まぁ端的に言うと、ゼナさんの内面の強さに完全に一目ぼれしてしまった、っていうことですね。
で、二つ目のポイント。ゼナさんがプロポーズを受けたのかという点ですが。
……まぁ、この表情を見ればわかりますよねw
強く、逞しく。ある種恐ろしくすら思えるドズル・ザビという男が弱みを見せ、真っ直ぐにプロポーズしてきた。
しかもそれは自信満々なプロポーズではなく、どこか頼り無いものであって。
これにはゼナさんも母性本能を刺激されてしまおうというものですよねー。
超絶苦労人のドズル閣下ですが。一つの幸せを手にすることが出来て、本当に良かった……。
ドズル閣下はともかく、ゼナちゃんは今後出番あるかどうか分からないですけど。
もしも二人の幸せな生活とか見れたら俺はもう涙が止まらないかもしれない。
スポンサーリンクシャアの扱いについて
今回見事にガルマを担ぎ上げて連邦軍への攻撃を成功させたシャア。
とはいえ流石にドズル閣下の目をごまかすことはできず、シャアは責任を問われることになります。
今回シャアは結果として『兵卒として除隊』という処遇に落ち着くわけなのですが。
これについて、詳しく解説したいと思います。
そもそも士官学校とは士官。つまり将校を養成する軍学校となります。
なので士官学校を卒業した場合はエリートコースといいますか。
国や学校によって仕組みは違いますが。卒業後学生は短期間の見習期間を経てすぐに士官として扱われます。
ちなみに士官というのは階級が少尉以上の人のことで、将校とも呼ばれます。
この少尉以上というのがどれだけすごいかと言いますと。
小隊長を任せられるレベルの階級でありまして。士官の最下級ではあるものの……。
その下となりますと。准尉・上級曹長・曹長・軍曹・伍長・兵長・上等兵・一等兵・二等兵ということになります。
つまり少尉は最初から9つの階級を飛び越えているということになります。
今回のシャアは責任の取り方として、そんなエリートコースから離れる、という事になったわけです。
これがただの学生ならまぁやむなしかとも思うのですが。
シャアは士官学校時代はトップの成績の生徒でした。
そのシャアが士官の道を外れるっていうのは大きな分岐点ですよ~。
まぁまだ実際の所は連邦とジオンはドンパチしているわけでもないですから、そこまで問題では無いかもしれませんが。
優秀な人間を腐らせるってのはいいことではないですからねー。
とはいえこれはシャアに対する処罰の側面もあるので。仕方ないですよねー。
シャアもこのくらいのことは予想していたのでしょう。この結果について不満を一つも言う事はありませんでした。
というか、もしかするといきなり士官になるよりも成り上がった時に印象強くなるかもしれませんからね。
予想、というか全て計算していた可能性もあるかもしれませんね。
なんにせよ、今後のシャアの行動に注目、ですね!
シャアの思惑 蜂起編
なんか毎回毎回シャアの思惑について解説している気がしますねw
とはいっても、シャアが何を考え、企み、どう行動しているのか。
ここがこの作品のキーポイントな訳なので。どうしても語る部分が多くなってはしまいますねー。
さて今回私の推理した部分は、シャアがなぜ蜂起時にリノ君を罠に嵌めたのか、という部分でございます。
リノ君がどんな人脈を使ったのか、あるいは卓越した調査能力があったのかは分かりませんが。
彼は士官学校で唯一、シャアの正体がキャスバルであると看破しました。
リノ君はその情報を元にシャアを脅したりすることはなく、むしろシャア=キャスバルの帰還を喜んでいました。
ザビ家への復讐。いわば、ダイクンの意思の正統後継者の帰還からのジオンの正しい道への再興。
そんなことを夢見て、シャアの協力者になろうとするリノ君でございましたが。
その結果は……信じていたシャアによってその命を散らすことになってしまったわけなのですがー。
さて。なんでシャアは正体を知った上で協力してくれるというリノ君を排除したのでしょうか。
これに関しては、以前から言っているシャアのクレバーさ、ストイックさ、計算高さのせいなのではないかと私は思います。
皆さんもお気づきの通り、シャアの正体を掴んだリノ君はとてもテンションが高く、しかもシャアに対してぐいぐい踏み込んできていました。
ここまで完璧に自分の正体を秘匿し、過去の足跡を消してきたシャアとしては……。
このリノ君。存在自体が邪魔。
いくらシャアがこの先完璧に身分を隠して行動しようと、リノ君がテンションに任せてポロ~っ、と情報を漏らしたらその場でアウト。
そうでなくても、勝手に『キャスバルの為に!』とか言って仲間を集めようとするかもしれません。
当然それだって気取られれば一発アウトな訳ですから。要するにリノ君は今正に何もしていなくてもシャアにとっては抱え込んだ爆弾のようなものです。
シャアの言葉。『自分はキャスバルではなくシャアである』というのは復讐を諦めたことを意味するのではなく。
全て最後まで絵図を引いている自分の計画を邪魔させぬという決意。
そして自身は過去に囚われつつも過去の自分とは決別しているのだ、ということを宣言しているようにも聞こえました。
というか、シャアが自分自身に言い聞かせている感じっていうのが一番しっくり来る感じですかね~……。
とまぁ私の考えとしてはこんな感じなのですが。
もしもこの予想が当たっているのだとすれば、本当にシャアはクレバー過ぎるほどにクレバーってことになるんですよね~。
まだまだ若いだろうに、よくもここまで完璧に計画立て、行動できるもんです。
それだけ強い感情、気持ちがあるってことなんでしょうけれども。
それにしたって……。いっそ人間離れした決意と覚悟の総量でございますね……。
ただ、今回リノ君を排除した時だけではなく、時折シャアの中の気性の激しさというか。
そういう物が見え隠れするときがあるんですよね……。
それがいつか、シャア自身を窮地に追い込むことになるのではないか。
そんな不安要素についても思いつつ、今後のシャアの言動自体にも注目していきたいですね!
スポンサーリンク機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星 第6話 感想
さて、今回6話の感想なのですが。
生身の戦闘、えぇやん!
なんでしょうね。こういう出来のいいエピソードを見ると。
あぁ、そういえばガンダムってロボット物でありながら戦記物的側面もあるんだよね。
なんて思い出させてくれますねぇ。
シャアの常人離れした実力も鬼の作画で描かれていて、とっても格好良かったですねぇ。
まさにエース。まさに凄腕!
ただね~……本当にMSが出てこなーい!!w
いや、ガマン。ガマンだ。出てくるのは分かってるんだから。
MS登場のその日まで、耐えるのです。耐えれば耐えただけザクの活躍が格好良く見えるのです。
さてさて次回なのですが。なぜか知らないがシャアは地球に向かうご様子。
そのシャアの行動の真意あたりが、次回のキーになるんではないかと私は思いますね。
その辺に注目していくと次回が楽しめるのではないでしょうか?
以上、ロシアスキーでした。次回もよろしくお願いいたします!
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