ジオン 独立す!
どうも、ロシアスキーです!
今回で前夜 赤い彗星は8話目ということで。
もう折り返しどころか後半戦に入ってる感ですね~。
今回の話でいよいよジオンと連邦の衝突が決定的になりましたし。
ここからは展開速そうですね……。
では、早速語っていきましょう!
スポンサーリンク目次
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星 第8話 あらすじ
これを受け連邦は本格的なMS開発に着手することとなる。
一方のジオンはついに独立を宣言。連邦との全面対決に乗り出す。
大きな時代のうねりの中、ジオンはとある作戦を決行しようとしていた……。
という感じですね~。
本編を知っていると、もうだいぶクライマックス近いんだな、というのが分かりますが……。
では、要点について語るとしましょう。
スポンサーリンクジオン最大最悪の作戦 コロニー落とし
今回のラストでドズル閣下から語られたその作戦。
スペースノイドの故郷であり、家そのものであるコロニー。
それを超巨大質量兵器として、それそのまま地球へと叩き付けるという作戦。
はっきり言って、まぁ。非人道的作戦。考え付いたとしても決して実行してはならない作戦であります。
これについての解説なのでありますが。疑問に思う方もいらっしゃるのではないかと思うので解説を。
そもそもスペースノイド側の存在であるジオンがなぜコロニーを兵器として使うのか、という点ですが。
ジオンはあくまでも『ジオン公国』として独立をしてはいても『全スペースノイドの為のに連邦を打倒しようとしている』のではないということです。
更に言えばコロニー側にも、ジオンの存在を良しとしない立場のコロニーもあるのが事実で。
そんなコロニーとジオンの間でもやはり衝突があり。ジオンとしてはそんな抵抗勢力をなんとかしつつも、連邦に打撃を与えたい訳ですね。
それらを一挙に解決する為にジオンが……っていうかギレンが思いついたのがコロニー落としという訳ですね。
さてさて。そんなコロニー落としですが。当然コロニー側に向かって『ちょっとお前ん所のコロニー、兵器として借用させーや』とか言っても……。
普通に考えればそんなの拒否されるに決まってますよね。
となればジオン側はどう動くか。
……もうこれも自明の理ですよね。えぇ、『無理矢理奪う』ということになります。
それを知っていたからこそ。ラルはこの作戦の非人道っぷりに対し憤っていたわけであります。
ラルだって当然、これが戦争だということは理解しているでしょう。
だけれどもこの作戦はあまりにも酷すぎる。ましてやそれをドズル閣下が口にしたのがラルにとっては許せない。
ザビ家の中でも一番まともであり、ラルにとっても武人として共感できる存在だったドズル。
そんなドズルが非道を口にしたからこそ。ドズルがそれを疑問に思わなかったからこそ。
ラルはこう言った訳です。『狂っているよ』と。
まぁこのコロニー落としという作戦に関しては様々なドラマ有り、一年戦争に参加していた兵士たちそれぞれの思いありというとても重要なキーワードなのでございますが。
さぁさぁ、そんな酷い作戦なのですが、各所から反感の思いあれど実行されてしまうのか。
そこに関しては……このラストシーンから感じ取って欲しいですね。このMS達は何をやっているのか、と。
これ、機動戦士ガンダム本編を見たことない人はこの行動の意味についても考えておいていただきたいですねー。
スポンサーリンクガンダムという兵器
前回見事に5対12の戦力差を覆され、敗北を喫した連邦サイド(っていうかガンキャノン)。
その一件に関してアナハイム上層部がテム・レイを糾弾しているシーンが今回描かれましたが……。
見てて思った。いや、テムさん悪くなくね……?
そもそも会社を上げて作ったMSがボッコボコにされた訳でどっちかっていうと会社全体で反省しないといけないと思うんですけどw
まぁまぁまぁ、あれでしょ? アナハイム的には身代わり羊を作りたいんでしょ?
そこはいいですよ。でその記録的大敗。惨敗オブ惨敗。それを受けてテムさんが切り出したのが……。
こちら。ガンダムの開発による逆転を狙うということなのですね。
……ただねー、これねー。このシーンだけだとどうなのか……。
というのもですね。私みたいな古いアニメファンでガンダムの記憶も砂の中に埋もれてる人間だと描写薄と違和感を感じるんですよ。
そもそもガンダム開発というのはまず連邦のV計画ありきであり、その流れでガンタンク・ガンキャノンって開発されるんですよ。
そして満を持してガンダムが開発された、ってのがV計画なんですよ。少なくとも私にとってはそうなんです。
私の中では本編でもそうだしギレンの野望ジオンの系譜でもそうなんです。いや、記憶違いしてなければですが。
なので、このいわゆる再解釈版たるORIGINでの描写には違和感を覚えるんですけど……ま、あまり細かいこと気にしてもよくないですね。
ここで語るべきはガンダムについて。ガンダムの性能についてですよ、えぇ。
ガンキャノンの記録的大敗を受けて続いて開発されることになったガンダムですが。
これはもう前回そりゃあもう悲惨に負けたガンキャノン最初期型とは大違いの性能を有しています。
というか、段違いの性能を持ち、運用方法も全く別物として作られる機体なんですね。
戦車の変わりとして横並びに並べて砲撃斉射だとかそんなことしません。
ジオンのMSの戦い方を学び、ジオンのMSに対抗する為、多局面……というよりは。
正に全領域全局面対応型のMSを作ろうとして作られるのがガンダムになるのです。
機動戦、近接戦、中距離までの射撃戦。そのどれにも対応できるMS。それこそがガンダムなのです。
ただまぁ問題はそれを作るのが間に合うのかどうかっていうのが今後の問題なわけですよね。
なにせジオン側は既にMS開発が軌道に乗っちゃってるわけですから。後れを取ってしまっている連邦サイド。
ここから一発逆転狙うには相当規格外なMSを作らないといけないわけですね。
今後、ガンダム開発は間に合うのか否か。っていうか、そこまで描かれるのかどうかw
その辺り、注目ですねー。
アムロパート 何が描かれるのか
今回いきなり出番を獲得しまくってるアムロ。日常が静かに描かれていましたねー。
……ま、アムロパートに関しての思いなどは感想の部分で語るとして。
平凡な生活を送っていたアムロですが、父の隠していた秘密を知ってしまい。
更に、級友たちに連れられ、立ち入り禁止の開発区へと近づいてしまいます。
ただのコロニーの開発区にしては非常に厳重な警備に、アムロたちの不法侵入はあっさり終了してしまいますが。
どうにも違和感のある対応がちらほら。そもそも連邦の兵士が常駐してるのもおかしな話ですよね……。
となると……考えられるのは唯一つ。おそらくは開発区の中には、ガンダム……はまぁムリだとしても。
何らかの連邦のMSが眠っているのではないか、という予想ができます。
だからこそ、連邦の兵士がいたし、アムロがお父さんの名のおかげで一人だけ優遇されたのではないでしょうか。
だとすると……もしや、次回辺り連邦のMSが登場するのかも!?
少なくとも、名前だけのガンタンクや、ガンキャノン最初期型が出てくる、ってことはないんじゃないでしょうか。
そうなると登場する候補としては、やはりV計画の第一弾MS、ガンタンクの正式採用型。
もしくは最初期型から改良されたガンキャノンが出てくるとか?
まぁ……ガンダムは無いでしょ、ガンダムは。仮にも主役機、ましてや本編で猛威を振るった白い悪魔ですから。
時系列的にも、まだまだガンダムの出番は無いと思うんですよねー。
なので、ここに関しては、もしかしたら次回はアムロが連邦のMSを操縦する、とかがあるかもしれませんね!
……まぁ。そんなことまったくなくてこっからアムロ出番なしって線もありえるんですけど。
個人的にはORIGIN版カイさんが見れたのが嬉しかったり。
いやぁ、俺カイさん大好きなんですよ。カッコイイし、皮肉屋だし。ホント大好き。
何はともあれ、次回以降。アムロの行動。そしてアムロとテムの親子のすれ違い辺りにも要注目ですよ。
なにせアムロにしてみれば父親が自分に内緒でMS開発してたわけなので。ちょっと親子関係ギスギスしそうですよね!
そうでなくてもアムロって内向的だからw 親子喧嘩、ありえるかなー?
スポンサーリンク機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星 第8話 感想
さてさて、今回8話の感想なのですが。
う~ん……?
いや、その。話としては面白いんですよ。
いよいよ開戦、ラルの再登場。
MSも大暴れしてるし。ホント見所多いんです。
ただねぇ……。アムロパート、必要だったか……?
あくまでもシャアをメインに据えてきた中、イキナリアムロをフューチャーして。
しかも、今回の話で別に何か大きな動きを見せるでもない。これ、正直テンポ微妙だったなぁ……。
いや、当然これは劇場公開版の再編集なんで。切れなかったのかもしれないんですけど。
でもなぁ……ちょっとキャラ的にアムロどうでもよくなってる中でこんだけ尺割かれると……う~ん。
まぁまぁ、でも全体的には面白かったですよ。えぇ。
個人的にはラルとカイが出てきてくれたので満足って感じですね。
ただ駆け足感が出てきてしまっているのが不安ですけど……。もう残り話数少ないし、仕方ないのかなー。
なんにせよ、次回はいよいよコロニー落としが決行されるのか。
一体ジオンはどんな風にコロニーを兵器としてしまうのか! この辺、楽しみですねー。
次回辺りマジでラルブチ切れるかもなぁ……。
以上、ロシアスキーでした。次回もよろしくお願いいたします!
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コメント
こんにちは ひろです。
今回、アナハイム社の会議でテムが糾弾される場面がありましたが、本来V計画はトップシークレットだと思われ、そのような計画はアナハイム上層部といえども知らされている人物はごく限られているはずです。なので上層部はV計画の成果としてガンタンクやガンキャノンがでてきたところまでは把握していてもその先に本命であるガンダムを開発していることはずっとマル秘扱いできていたのではないでしょうか。テムは、アナハイムの設計主任として今後、アナハイムとしてどうすればいいのか(新規MSを開発すべきか)を問いただされていたと思います。そこで満を持してRX-78計画(V計画の一部)を開示したわけです。
まだ建設途中であるサイド7で秘密裏にガンダムを開発していたのは、秘密が外部にもれるリスクを下げるためと解釈できます。開発に必要な物資もサイド7の建設資材に紛れ込ますことでカモフラージュできますからね。
アムロがでてきたのは、アムロ自身にフューチャーしているわけではなく、上記のような状況を視聴者へ提示する伏線としてあったと思います。別にアムロでなくてもよかったと思います。まあ、今後の展開(TVアニメ1話)を知っているからこそ理解できることかもしれませんが。
次回もよろしくお願いします。
ひろさん
コメントありがとうございます。
正直な所、V計画前後の流れって私ギ野望でしか把握してないんですよね。
なので、ひろさんのコメントの様に、V計画が先行しアナハイム上層部の限られた人間しか知らなくて、なんて可能性も全然あるよなぁ、と思いました。
アムロに関しては、まぁこの作品自体が(劇場版の頃から)ORIGINの一部分を切り取ってのアニメ化なので。
組み込むしかなかった、って部分もあるのかなー、とは思います。
ただ、理解していてもテンポ的には不要だったと思わざるをえない!w
溜め録画を見始めました。いまさらですみません。
初めましてロシアスキーさん、とても深い考察に感心しながら読みました。
放送番組なんだから確かにテンポは大切なものですよね。編集版、とはいえね。
面白いことに気が付きました。
劇場版ファーストはTV版の編集もの。前夜赤い彗星は劇場公開版の編集ものという逆転現象。
ま、それはともかく、絵のつくりは丁寧ですが話の展開、見せ方、所設定が雑な作品だと思いました。なぜカイは開発区に疑問を抱いていたのか、疑問のきっかけは何だったのか、いっさい伏線もなしで、いきなりアムロを早朝に呼び出します。街中を乗り回すあの重機はどうやって調達したのか。アムロとフラウをからかった時のトラックでいいはずなのに。いや、開発区に現地集合でもいいはずです。
ララアはさらにひどい扱いです。前回シャアと出会った時から、今回、一年戦争が始まり、窓からララアが星の瞬きを眺めるシーンまでずっと同じ服を着ています。シャアには、せめて服ぐらい買ってやれと言いたくなります。結局、ガンダムⅢでアムロと出逢うまで、ララアは服を買ってもらえなかった事が分かります。セイラには金塊を贈るのに、ララアには金を使いたくない、ひどい男。
Ⅲでアムロと出逢った時のララアは悪臭だったと思われます。だからキシリアは、その後パイロットスーツに着替えさせたんでしょうね。
このようにオリジンは詰めが甘い作品だと思います。でも見続けます。結局ガンダムが好きなんですよね。では、また。
yupoさん
コメント、ありがとうございます。
そういわれると、そもそもファーストは劇場版が後発でしたね。時代を超えて逆転現象が起きるとは、興味深いですねー。
正直、私も現状だとyupoさんと同じ感想ですね。
バトルシーンやキャラの作画はいいのに、カットが大胆すぎて意味が分からなくなってしまっていますし。
だったらいっそ再編集とかしなくてもよかったんじゃねぇーの? って思っちゃいますw
あと、ララァの服については……w 昔のアニメって、私服の指定パターン少なかったですよねーw
もしかすると、同じ服を何着も持っているのかもしれませんよ?w
自分も、なんだかんだ次回が楽しみなので。最後までは見届けていきたいと思います。
……28日って随分先だなぁw