お疲れサマンサ~!『呪術廻戦』担当の坂田です。
東堂&真依が登場しましたが京都校の呪術師も強烈な個性をお持ちのようで…。笑
前回6話は漏瑚(じょうご)の急襲を領域展開で返り討ちにした五条。
「最強の呪術師」の力が発揮されるなか、花御(はなみ)や真人(まひと)など新たな敵の存在も明らかになりました。
今回7話では交流会を前に東堂葵(とうどうあおい)と禪院真依(ぜんいんまい)が伏黒、野薔薇に喧嘩を吹っかけてきて…!?
新たな怪4事件も発生、真人が動き始めましたよ。
さっそく考察・解説を交えながら見どころを振り返っていきましょう。
原作未読者によるネタバレなし初見考察です。原作ファンの方は初見勢の考察にニヤニヤしながら読んで頂ければと思います。
※コメント欄でのネタバレは厳禁でお願いします!
目次
先輩呪術師の能力について
京都校の東堂と真依が現れひと騒動起こった今回。
東堂の腕っぷしに押され気味だった伏黒は頭から血が…、なんかいつも流血してません?気のせいですかね。
まぁ流血は一旦置いといて、先輩たちの実力が垣間見えるシーンが目白押しだったので一人ずつ言及していきたいと思います。
東堂葵
ただの筋肉キャラかと思いきや一級呪霊5体と特級呪霊1体をひとりで祓った事もある一級呪術師でした。
乙骨、秤に並ぶ認識だと作中でも上位の実力者ではないでしょうか。
圧倒的な近接戦(肉弾戦)スキルと術式を交えた戦法を見せた時、彼の本領が発揮されるはずです。
交流会でのお披露目も期待しちゃいますね。
しかし出会って早々異性のタイプを聞いてくる先輩って嫌すぎる笑
でも「男でもいいぞ」と補足してくれるし悪い人じゃないよな…。
ふと思ったんですけど「好みはジェニファー・ローレンスです!」と豪語し自室にグラビアポスターまで飾っていた虎杖は退屈じゃない男認定されるのではないでしょうか。
虎杖にもぜひ同じ質問をしてほしいですね。
禪院真依
禪院先輩、双子だったんですね。
ハッキリ言って第一印象は性格の悪い女でしたが、3年の東堂に対しては礼儀をわきまえていたり、高長身アイドル高田ちゃんに堕ちかかったりと可愛い一面もありました。
呪力はあるが術式についてはからっきし、真希のセリフから察するに禪院姉妹は呪術師としての才能に恵まれているわけではないようです。
でも弱いわけではないですよね。
術式が使えないぶん他で補う努力をしているに違いない。
恋愛面についての余談ですが男女どっちでもイケる口かなと思いました。
真依がチョロいのか高田ちゃんがプロなのか、どっちなんでしょう笑
狗巻棘
初めてまともな言葉をしゃべってくれました狗巻先輩。
普段とのギャップで視聴者の反応もすさまじい物でしたが、五条のアイマスクに倣い隠れていた素顔はやはり美形だった(そこ)
話は戻って、彼の語彙がおにぎりの具なのは発した言葉が現実になってしまうからだと思います。
実際、狗巻の「動くな」の一言で東堂は動けなくなりました。
言霊の類か、あるいは言葉に呪力がこもっているのか……。
本人の意思とは関係なく自動的に言葉通りの現象を引き起こしてしまう、それを防ぐために普段は無意味な言葉をしゃべる必要があり、語彙をおにぎりの具にせざるを得ないとか。
語彙設定はキャラ付けかと思いきや能力の伏線だったんですね。
ちなみによく出てくるのが「鮭」と「おかか」です。
単純に好きな具かな?と思いましたが状況に応じて使い分けているようなんですよね。
察するにちゃんと意味があって、会話の流れから推測すると「鮭」は肯、「おかか」は否の意を含んでいるのではないかと思いました。
禪院真希
真希は呪力を持たない呪術師でした。
呪具を持ち歩くらしい(パンダ先輩に運ばせる)のも、呪具のストックが大量に必要になるからだと思われます。
これはOPの伏線回収ですね。
特殊な眼鏡によって呪霊を認識する=メガネが無いと呪霊も見えない、という事でした。
呪術師になった理由(自分を見下していた人たちへの嫌がらせ)を聞くに、禪院家は呪術師の家系ではないでしょうか。
また野薔薇が真希に懐く理由のひとつにハングリー精神の共鳴がある、と私は解釈しました。
パンダ先輩
東堂は挨拶がてら「久しぶりだなパンダ」と声掛けしていましたが知り合いなんかい。笑
みんなパンダ先輩の生い立ちを知っているからツッコまないんですかね…?謎過ぎます。
狗巻と二人掛かりとはいえ、東堂の動きを止めたその怪力は「流石パンダ」と言うべきでしょうか。
夏油が起こした呪術テ口
五条の回想では邪悪さが滲み出る夏油。
暗躍してるだけかと思いきや、昨年大きな事件を起こしていたようで。
これに応戦した結果、東堂は先の戦績を残します。
伏黒によるとその正体は呪詛師だそうです。
呪術師との違いが分かりづらいのですが「呪詛=悪意を持って災厄や不幸をもたらす事」から呪術師よりも悪の立場なんだろうな、というのはなんとなく想像がつきます。
彼の目的は依然不明ですが、少なくとも五条目線で「味方」とは言えなさそうですね…。
夏油テ口に関する詳しい情報がもっと欲しい所。
欲を言えば過去編で映像化してほしいなと思います。
呪術師と呪霊のレベルが急激に上がっている件について
古株の呪術師たちが伝統や地位のためにせき止めていた力、その波が溢れて押し寄せている。
これが全ての理由でした。
特級呪霊の漏瑚や花御が相次いで出現した事。
両面宿儺の器が現れた事。
五条も一目置く人材が、虎杖と前後の世代に集中している事。
どれも偶然ではなかったんですね。
楽巌寺は黒幕なのか?
五条は京都校の学長で保守派筆頭の楽巌寺(がくがんじ)と呪霊の繋がりを疑っているようでしたが本人からは肯定も否定もなく。
楽巌寺は無関係で黒幕は別の保守派だった可能性も捨てきれません。
しかし素直に考えて虎杖の4の件には楽巌寺が一枚噛んでいるでしょう。
それが保身の為か、伝統の為か、呪術界の為を想っての事かは分かりませんが。
個人的な印象としては自分可愛さだけの人ではないんじゃないか、と思いました。
五条に対する態度は折り合いが悪いからであって、三輪には穏やかな口調でした。
呪術師(後輩)たちへの情が無いわけではないと思うんですよね。
楽巌寺は五条と考え方が違うだけで、彼なりに呪術師や呪術界の事を考えているんじゃないか、と希望も込めて予想してみます。
呪術廻戦 8話 感想
新キャラ続々登場、今後の土台固め要素もあってじっくり堪能しました!
東堂の印象は今のところ筋肉とアイドルオタクですが、原作勢の推しっぷりを見るに彼の魅力はまだまだこんなもんじゃないようなので…!
交流会での活躍に期待しております。
一方、好みのタイプを聞かれて女性ウケの良い模範解答をした伏黒。
言ってしまえば「津美紀(つみき)みたいな人」なのでは……
あの回想を挟むあたり本心からの答えで、彼の善性は津美紀の影響を強く受けているような気がしました。
まぁムッツリ疑惑は消えてないんですけどね!
真依の煽りに対しては伏黒と野薔薇のリアクションが全てを物語っており※見たことのない顔をしていた
3人の間に絆があったからこその反応だよなと思ったり。
派手さは無いけどお気に入りのシーンです。
あと三輪ちゃん、表と心の声のギャップがおもしろ可愛かった~!!
視聴者の心の声も代弁してくれる優秀な人材ですわ笑
野薔薇に禪院姉妹に三輪に高田ちゃんと幅広く網羅する「呪術廻戦」は男性キャラもさることながら女性キャラもかなり魅力的だと思います。
個人的には五条のセリフ「勘違いすんなよ。僕にとっては町でアンケート取られたぐらいのハプニングさ」言い回しが!と「牙をむくのが僕だけだと思ってたら痛い目見るよ、おじいちゃん?」言い方!に痺れましたが皆さんは如何だったでしょうか。
夏油についてもようやく言及されましたけれど、彼と保守派、呪霊のつながりがハッキリしなくて霧掛かったような気分は拭えず。
楽巌寺についてはもうちょっと見極める時間が欲しいですね。
内部に潜む敵が一番怖いと言いますし…、まぁ五条が目を光らせている限り最悪の事態は免れそうですが。
そして本編は新章へ。
ラストで真人を視認・接触した男子はOPで虎杖の隣にいる子と同一人物っぽい?
真人の雰囲気からして口封じしそうな気もしますが、自分を視認できる特異さに免じて気まぐれで生かす可能性もありますね。
虎杖と現場に赴いたこの男性、私は勝手に「伊地知さんの上位互換」と呼んでるんですが伊地知さんごめんなさい
補助監督か呪術師でしょうか。
構図としては虎杖&伊地知さんの上位互換さんVS真人の構図になりそうだな、と思っていますが虎杖も現場復帰したことですし修行の成果にも注目したいですね。
先週に続き伊地知さんの胃も心配になる8話でした笑
ではまた9話記事でお会いしましょう。
「呪術廻戦」を正しく楽しむためにも、重大な解釈違いなどありましたらコメント欄よりご指摘いただけると嬉しいです。(※ネタバレにつながる内容は伏せて頂けると幸いです)
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コメント
原作でも評価の高い幼魚と逆罰編に突入し、自分としても盛り上がりを感じています。今回の感想記事を読んで坂田様の考察の深さと正確さに衝撃を受けました。狗巻についての考察は完璧で鮭が肯定、おかかが否定という部分まで見抜かれるとは…驚きです。
楽巌寺に関しても考察の通りで、彼も彼で呪術界のことを考えており、読み進めていく上で評価が大きく変わった人物でもあります。
真希に関しては一つ補足が必要で、正確には彼女は呪力が全くないわけではなく、一般人並みにしか無いが正しいです。(そのかわり素の身体能力が高いのですが)
また今回一年前に夏油が引き起こした百鬼夜行の話が出ましたがこれは今回のように呪霊と手を組んで行った事ではなく、夏油の術式によるものです。
もし呪術廻戦を気に入っているようでしたら是非呪術廻戦0巻を買うことをお勧めします。
これは呪術廻戦連載前にジャンプGIGAという雑誌で全4話で短期連載されていた、いわば呪術廻戦のプロトタイプの作品でして、それでいて原作と地続きになっていて、原作の一年前の話を描いています。
度々話題にあがる乙骨や現在の2年生3人組、
呪詛師(呪殺を主な仕事にする呪術師)夏油について掘り下げがなされています。
その上この0巻には本編に繋がる大きな伏線が一つ仕込んであるので、もし坂田様が興味があれば購入を勧めます。(おそらく読み終わった後、現在の夏油について一つの大きな疑問を抱くはずです)
ネタバレ配慮のコメントと情報頂きありがとうございます。
>原作でも評価の高い幼魚と逆罰編
うぉぉぉそうなのですね!次週も待ち遠しいです!(毎週言ってる)
狗巻のセリフは妙に感情がこもっていたので「もしや意味があるのか…?」と思い繰り返し見てみました。
ここは完全にアニメ化(声が付いた)のおかげだと思います…、漫画だったらスルーしていたかもしれません。
おにぎりの具にあそこまで感情を込める声優さん、凄いです。笑
楽巌寺についても声色から伝わってくる雰囲気で何となく、ですが
評価が変わるキャラクターは個人的に大好きなので今後もよく注目して観たいと思います!
真希と夏油ついての追加情報まで頂きありがとうございます、勘違いしたまま次回に進むところでした。汗
>呪術廻戦0巻
TLでも度々見かけるワードでずっと気になっていました。
本編につながる大きな伏線とは…ますます興味をそそられます。
アニメで構成変更される可能性も考慮して、念のためアニメ最終回後に読もうかと思います。
オススメ情報頂きありがとうございます、読むのが楽しみです。
大好き❤