アニメ「ゴジラS.P」の感想・考察・解説記事を毎話更新していきます。
ごきげんよう。眼鏡は顔の一部じゃない、全部だ! ライターの雨琴です。
この度、東宝の歴史的怪獣特撮映画のアニメシリーズ『ゴジラS.P(シンギュラポイント)』を担当させて頂くことになりました。
こちらの記事では、『ゴジラS.P』の各話について考察・解説をした記事をまとめていきます。
以降は放送開始に先駆け、現段階で出ている情報および、今後の展開により考察に重きを置く可能性がありそうなポイントについて綴っていきます。
ゴジラ作品については日本版の映画29作とハリウッドのエメリッヒ版、レジェンダリー社版の1作目は視聴済みです。
特撮作品も大好きなのではりきって取り組みたいと思います。
それでは事前情報について気づいたこと感じたこと思ったこと考えたことをとりあげて参ります。
抗えない未来(ゴジラ)を、覆せ
東宝の公式Youtubeで配信されている以下の動画3本と、公式サイトのストーリーページをもとに考察していきます。
▼ここには最新PVだけ載せておきます
キャッチコピーは「抗えない未来(ゴジラ)を、覆せ」のようです。
動画の中でも「破局」という言葉や「未来」という言葉が印象的に使われています。
1954年の最初の『ゴジラ』もそうですが、怪獣が登場する古今東西の作品では、圧倒的な破壊力の象徴であることが多いです。
故に抗えない未来は破局であり、ゴジラであるという連想になっているのでしょうか。
あくまで抗えない未来を「壊せ」とか「倒せ」でないところにも個人的に注目したいです。
特撮映画のゴジラの撮影では、あくまで主役はゴジラという考えを徹底するために、ゴジラの着ぐるみをまとった演者を「大物俳優だと思って扱え」なんて声をかけあうそうです。
この作品のゴジラも抗えない未来でありつつあくまで打倒するのではなく覆すものとして提起されているのは、ゴジラに対するリスペクトが感じられます。
ゴジラだけじゃない! 怪獣続々登場
動画の中でもチラ見せでたくさんの怪獣が登場しています。みんな大好きヘドラのようなシルエットの怪獣もいたので私も楽しみです。
中でもラドン、アンギラス、ジェットジャガーは明確に名前を言及されていたので重要な役どころなのでしょうか。
ゴジラも作品ごとに設定が異なったりしますが、核実験などの放射能汚染により太古の恐竜の生き残りが変異したという設定がポピュラーかと存じます。
ラドンとアンギラスも概ね同様の設定を踏襲しています。ラドンはプテラノドン。アンギラスはアンキロサウルスといった具合に。
ゴジラ映画はゴジラ自体のドラマを描くものや、ゴジラに翻弄される人のドラマを描くものももちろんあります。
一方ゴジラとライバル怪獣たちによるプロレス興行的なお祭り騒ぎを楽しむ作品もありまして、怪獣がたくさん出てくる作品となると、そのお祭り感を楽しめるかも!? という期待もあります。
ジェットジャガーが活躍しそうな気配がビンビンしているのは往年のファンでも「そこをとりあげるか!?」といったところではないでしょうか。
ユンと銘 二人の主人公
公式サイトのストーリーを読むと、二人の主人公がそれぞれ異なる場所で同じ歌を耳にするというところからお話がはじまっていくようです。
歌を象徴的に扱ったSFアニメ作品は『マクロス』シリーズや『メガゾーン23』に限らずたくさんあります。
ゴジラシリーズ的に印象的な歌はモスラの小美人が歌う『モスラの歌』でしょうか。
これも実際にチェックするまでわかりませんが、歌によって結びつけられた二人の研究者のバディ者になっていくのでしょう。
恋愛話に回収されると陳腐化しそうという懸念はありつつも、主人公が二人とも眼鏡をかけているのは個人的にとてもよろしいです。
ゴジラS.P放送前感想
ゴジラの話をする上で、あえて『ウルトラマン』を引っ張ってきちゃうのですが。
一作目の『ウルトラマン』ってとりたててウルトラマン自身にドラマがないんです。
あくまで敵の怪獣や宇宙人側で毎回のドラマを見せていく。怪獣はただの脅威でなくドラマを背負うから魅力的です。
故にこのアニメに期待するのは『シン・ゴジラ』とは真逆の方向。
ゴジラや他の怪獣を災害として描き、それに対応する人間模様で魅せるのではなく。
それぞれの怪獣が背負ったドラマを魅せながら、最終話に向かって高まって大団円に至る、『ボレロ』のようなアニメとなることを期待しています。
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