こんばんは。眼鏡は顔の一部じゃない、全部だ! ライターの雨琴です。『ゴジラS.P』を担当しています。
前回は葦原博士の研究や足跡を追うことで、対怪獣兵器として有望視されるオーソナルダイアゴナライザーが登場しました。
ついに”ゴジラ”と呼称される怪獣も現れ、ジェットジャガーも新たな力を得て話が進んでいる実感があります。
今回は冒頭からゴジラと自衛隊の戦闘。そしてゴジラに異変。
BBと銘はそれぞれ葦原の研究に近づく中、オオタキファクトリーの面々の前には新たな怪獣クモンガが出現。
一難去ってまた一難という状況ですが、この作品において重要キーワードである”破局”も今回登場しました。
毎度、気づいたこと感じたこと思ったこと考えたことをふり返っていきます。
なぜゴジラは炭化したのか
マイナス20℃のガスを噴射してから直径500メートルを巻き込んでゴジラは炎上しました。
焼け残ったゴジラの表面は硬質化し、内部はドロドロの液体状であると報告されています。
本編でも言及されていましたが、昆虫が変体する際に蛹になるときも、このように硬質化した殻の中でドロドロに溶けて体を作り変えます。
基本的に脱皮によって変体を行うわけですが、ゴジラは自らを燃やすことで蛹化を試みたという。
偶然ということはないでしょうけれど、かなりワイルドな手段を使っています。
自衛隊の砲撃に適応する肉体を手に入れる必要があったから熱を利用したのでしょうか。
ということは自衛隊の砲撃はこの時点では有効だったのかもしれません。
次に現れるときは戦車の砲弾が通じなくなっている可能性が高いですね。
アーキタイプは高次元の存在
BBの説明がわかりやすかったですが、高次元の存在の影をフェーズ1とか2とか呼んでいたわけですね。
任意で高次元のアーキタイプを操作できればコントロールできるようになるというのは確からしい。
葦原はものすごい計算機を複数使って計算を試みたようですが、答えが競合し収束しなくなった、と。
葦原的破局点が何を示すものなのかは銘が目下取り組んでいる問題ですが。
ジャン=ピエール・デュピュイによると「破局を避けるためには破局を避けうることができると考えてはならない」ですからね。
破局の存在をきちんと認識することが必要です。
クモンガVSジェットジャガー
子供たちと指スマをして遊ぶジェットジャガー。積乱雲を見て物思いに耽るなど、身体性を持つことでユングは新たな知見を獲得しています。
クモンガに対してアンギラスの槍はとても有効でした。
投擲してユンを救ったときなどコントロールも抜群です。
クモンガは過去のシリーズに登場歴のある怪獣ですが、マンダ同様そんなに目立つ活躍をした怪獣ではないと思います。
それでもこうして群れで出てくると恐怖ですね。工場の人もそうでしたが、蜘蛛恐怖症はアラクノフォビアという病名もついている立派な(?)病気です。
クモンガは切断された部分から青い粘液を出して再生していました。プラナリアばりに分割再生していったら増えるじゃないですか。
それこそゴジラみたいに燃やすしかないのかな。
青い粘液の形状が、シリーズの某人気怪獣に似ている気がします。
目もあるような気がするし、まさかクモンガに寄生していたりして。
『ゴジラS.P』8話感想
世界同時多発的に怪獣の出現が進行しているのでどこに注目していいか目が回りますね。
ジェットジャガーたちがクモンガに囲まれているので、まずは彼らの安否が心配です。
破局の意味がわかったとき、もう一段階お話が加速していく予感がするのでじわじわと期待が高まっております。
▼『ゴジラS.P』の記事はこちらにまとめてあります
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