こんばんは。眼鏡は顔の一部じゃない、全部だ! ライターの雨琴です。『ゴジラS.P』を担当しています。
前回は自衛隊の攻撃の前にゴジラが自ら炎上し蛹状態になりました。
銘は葦原の研究をたどり、破局が現実に起こることを察知します。
ユンたちオオタキファクトリー一行は、クモンガの群れに襲われます。
そして蛹ゴジラはさらに脱皮してリアクティブ・アーマーを備えた形態に変化しました。
葦原破局点についての考察をシヴァのお歴々に伝えた銘でしたが、破局の回避という問題意識の共有には至りませんでした。
大立ち回りの末、オオタキファクトリー一行はクモンガの群れからの逃走に成功しました。
葦原破局点に関してはだいぶ話が難解になってきたところですが。
怪獣と人間の戦いはシンプルに白熱するものがあります。
今回も気づいたこと感じたこと思ったこと考えたことをふり返っていきましょう。
ゴジラも未来を見ている
アンギラスが銃弾の着弾箇所を予知し、角の向きを変える跳弾怪獣だったことをなぞるように。
ゴジラも自衛隊の攻撃の着弾箇所の組織を事前に急成長させ、リアクティブ・アーマーとして機能させているとのことです。
もはや生き物とは思えない化け物じみた生態。まさに怪獣ですね。
アンギラスは同種の個体を持たない怪獣でしたが、未来を見る特性はゴジラにも現れているようです。
紅塵を大量に巻いている点、そしてアーキタイプは特異点で生成され、ゴジラは特異点であることなどを考慮すると、ゴジラ自体も超時間計算機的な性質をもっているのかもしれませんね。
そして今回見せた背びれの発光。
ゴジラの必殺にして得意技である放射熱線が見られる日も近そうです。
葦原破局点の回避
特異点同士の干渉が破局だとか、特異点が成長した結果が破局だとか、話が難しくなってまいりました。
とりあえず銘はインドに向かい、BBと協力して超時間計算機というナイスなコンピューターで未来を計算し、破局が起きるかどうか確認するようです。
計算上破局を回避できていれば現実にも破局は起こらないと予想できるわけですが。
これで葦原が計算したときと変わらず破局が予測できる場合、なんらかの手段で未来を覆さなければならないわけです。
銘が葦原の先へ行かなければならないというのは、この破局の回避へ至れるかということでもあります。
BBは「破局にも利用価値がある」とか言い出しそうらしいので、李博士の協力が不可欠な感じですが。
肝腎なところで銘とはぐれてしまいました。李博士の安否が心配です。
アーキタイプはアーキタイプがないと作れないというのは、まさしく鶏卵問答でありますが。
たとえばタイムマシンを例に考えてみましょう。
タイムマシンを作ることができるならば、タイムマシンを作った人が未来からやって来ないと成立しないわけです。
タイムマシンで未来からやってきた未来人が現れない限りは、その世界でタイムマシンが作られることはない。
このことからゴジラにどうやって対抗するかはともかく、お話の結末が予想できそうですが、もう少し情報がほしいところです。
クモンガの群れ
クモンガに襲われたオオタキファクトリーの面々が目にしたのは、クモンガの巣に捕らえられた怪獣の犠牲者でした。
頑なに犠牲者を出さなかった本作にしては、あっさり登場しましたね。
鎌を備えたカマンガや、翅のあるハネンガという亜種まで登場していますね。
カマンガは過去作のカマキラスと折衷したバリエーションでしょうか。
となるとクモンガの体液が液状の別怪獣のように思えたのも、過去作のヘドラの姿をイメージしていたのかもしれません。
いずれにせよ怪獣の生態を完全に把握することは困難であることや、クモンガとカマンガとハネンガの区別にしても通称扱いであることを考えると、あれをヘドラと呼ぶかどうかは断定しない方が面白い気がします。
『ゴジラS.P』9話感想
ラドンやクモンガの群れを見ていると既に破局感がありますが。
サルンガが姿を消しているという発言もありました。
ゴジラを中心に破局に向かって進んでいくのでしょうか。
そういえば銘とユンは直接対面をしないまま話が展開しているのも面白いですね。
ジェットジャガーはゴジラと戦うには小さい気がしますが、今後さらなるパワーアップがあるのでしょうか。
残り話数もそんなにないと思うので、さらなる展開が楽しみです。
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