こんばんは。眼鏡は顔の一部じゃない、全部だ! ライターの雨琴です。『ゴジラS.P』を担当しております。
大量発生し落下したラドンを調べることで”進化”や”紅塵”といったキーワードが聞かれるようになりました。
インド・ウパラの研究施設での動きや、李博士のアーキタイプ研究。そして四足の怪獣の出没。
もりだくさんな前回に引き続いて今回もそれぞれの場所で動きがありました。
ラドンも含めると同時に4種の怪獣が登場しております。
ゴジラ映画でこれだけの種類の怪獣が登場する作品はどうしても大味なストーリーになりがちです。
毎週放送されるアニメだからこそ密度の高いお話で好奇心を引っ張られている実感がありますね。
今回も気づいたこと感じたこと思ったこと考えたことをふり返っていきます。
紅塵とアーキタイプの関係、そしてアシハラ氏
ラドン以外の怪獣も紅塵(こうじん)をまとって出没しているような描写が続きますね。
マンモス級の巨大ウミヘビ”マンダ”は赤潮とまぎらわしいですが。
インドの研究施設でBBの前に姿を表した大猿のような怪獣”サルンガ”は明らかに紅塵と同時に出現。
さらに紅塵をコントロールしているとまで言われていました。
ちなみにサルンガの名称は公式サイトで公開されています。
BBいわく紅塵は生命のスープ。そして外務省官僚の鹿子には、紅塵がアーキタイプの原料に似ているとの情報ももたらされました。
アンギラスの未来を見る件と、銘が李教授と交わしたアーキタイプの時間的屈折の性質”アシハラカスケード”。
怪獣と紅塵とアーキタイプとアシハラ氏。だんだんと話が結びつき始めているような気がします。
シヴァ共同事業体はインドのウパラで紅塵を採掘し、アーキタイプを作っているだけの組織なのでしょうか。
設立にアシハラ氏が関わっている可能性も示唆されていますし、ミサキオク地下の骨とアシハラ氏が一緒に写っている写真もあります。
アシハラ氏の詳しい情報が欲しいところですね。
怪獣のネーミング
過去作のゴジラ映画と関係させない作りのため、怪獣の名称をどうするかというのが今回は肝だったと思います。
下手をすると『仮面ライダークウガ』のように個体名は人間に認識されず、”未確認生命体第何号”と、統一呼称になっていた可能性もあります。
でもやっぱり怪獣は名前で呼ぶほうが、親しみも畏怖も湧くというものです。
ラドンは体内から検出された物質からラドンと呼ばれるようになりましたし、マンダも前述の経緯で名称が決まりました。
この時点でアンギラスはどういう経緯で名づけられるのか。気になっていました。
アンキロサウルスのもじりでつけるとしても、それをニュースなどで公的な呼称として扱うだろうか、と。
実際はアンギラスの出現自体をマンダの登場と同時進行にして、世間的なニュースがマンダに食いついている状況を作り。
地域コミュニティ内でアンギラスと呼ばれている風に既成事実化させてしまうという荒業。
ストーリーの考察ではないですが、作劇上の巧さとして非常に感心いたしました。
直接未来を見ているとは何か
アンギラスは銃口というものを学習し、弾道を読んで跳ね返すようになりました。
ユンは銃が発砲する前から防御態勢に動いていたことに気づき、銘とアシハラカスケードについて話すうち、未来の見え方に関心を持ちます。
確度の高い予測や、イタコ的にお告げを聞くとかでなく未来を見るとはどういうことなのでしょう。
たとえば10分後の未来を30秒予知する力を得たとします。
30秒間の間、現在からの30秒と10分30秒後までの30秒を同時に体験したりするのでしょうか。
予測やお告げは直感的なひらめきに近く一瞬かもしれませんが、未来を見るということにはどうしても複数の時間を見るという不可解が発生します。
『ジョジョの奇妙な冒険』のドッピオの能力なんかは、前髪をスクリーンにして未来を投影するというユニークな解決の仕方をしていましたね。
銃口というものを学習しなければ使えなかったことを鑑みるに、アンギラスの未来を見る能力は意識して使うもののようです。
アンギラスは同時に複数の時間軸に存在していて、任意で時間軸を選択し行動しているのでしょうか。
『ゴジラS.P』5話感想
抗えない未来(ゴジラ)が近づいている感じがびんびんします。
怪獣も多数登場し、未来や時間という単語が飛び交うたび、ゴジラの登場を今か今かと期待してしまいますが。
まずはアンギラスとジェットジャガーの対決の行方が気になります。
▼『ゴジラS.P』の記事はこちらにまとめてあります
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