こんばんは。眼鏡は顔の一部じゃない、全部だ! ライターの雨琴です。『ゴジラS.P』を担当しています。
前回はマンダを追う謎の未確認生物として、ついに姿をあらわしたゴジラ。
ジェットジャガーとアンギラスの壮絶な戦い。
葦原博士が遺した資料から怪獣と紅塵、アーキタイプについての研究がつながりつつあったところですが。
今回は明確に”ゴジラ”という名称が使用されました。
銘の協力によりBBはアーキタイプのフェーズ13”オーソナルダイアゴナライザー”を実験します。
自営ジャーナリスト海により襲撃される佐藤など、話が一気に動いている実感があります。
気づいたこと感じたこと思ったこと考えたことをふり返っていきましょう。
紅塵を操る怪獣
BBの台詞から東京のゴジラは紅塵を生産し、インドのシャランガは紅塵を操っていることが示唆されました。
BBの発言の大本は葦原博士の研究にあるようです。
積極的に自身の遺伝子を書き換え、環境に適応することができる上に、環境自体を紅塵の霧で怪獣たちに住み良く適合させてしまう。
紅塵自体の健康被害は未知ですが電波障害だけでも現代社会を運営する上では手痛いです。
加えて巨大怪獣に暴れまわられる物理的被害はまさに地獄ですね。
ミサキオク地下の骨からも紅塵が出ている様子から、佐藤は怪獣の出現を予測するための設備なのではないかと考察していました。
すべての怪獣の起源があのクラゲという予想もあながち外れではなかったようです。
高次元方向に屈折しているアーキタイプは特異点で作られ、その原料は紅塵である。
現状特異点らしき場所はシャランガのいるウパラの研究所とゴジラのいる東京湾なのでしょうか。
オーソナルダイアゴナライザーとは
紅塵を無害化できる決戦兵器の名前がフェーズ13”オーソナルダイアゴナライザー”と来たらシリーズのファンはピンと来たかもしれません。
略して”OD”ですからね。BBが投下したODの容器の形状も、1作目の『ゴジラ』で芹沢博士が使用したOD、”オキシジェン・デストロイヤー”とよく似ていました。
BBはインドの神話になぞらえて「アラーハラ」とも呼称していました。シヴァ神が飲み干すことで世界を守った毒のことを指しているようです。
結果としては失敗だったようですが、周囲の紅塵を結晶化させ、シャランガにも傷を負わせていたことは事実です。
今後改良されて再登場することが確実ですので注視したいと思います。
未来が見える意味
冒頭、ハベルの台詞から、アンギラスはやられることがわかっていたのに出現したのか。
「変えられない未来を予め知っていたところで意味ないのではないか」という問題提起がありました。
現時点でラドンやマンダのように大量に出現している怪獣と、ゴジラ、シャランガ、アンギラスのように単独の怪獣が混在しています。
怪獣が一般的な生き物としての目的(とみなせる行動原理)を持つとしたら、それは繁殖となるはずです。
アンギラスは繁殖に相応しい相手を探したが、見つけられなかった時点で、一般的な生き物としての目的を果たせないということになります。
この時点でアンギラスは一般的な生き物としての行動原理から外れた可能性があります。
アンギラスはジェットジャガーにアンギラスの槍を与えるためにわざわざ出現したと予想するのはロマンが過ぎるでしょうか。
今後の戦いに必要になる武器を人類に与えるための行動。
それは抗えない未来を覆すために投じられた一石なのではないでしょうか。
『ゴジラS.P』7話感想
例の曲に込められた信号のことや、骨の前で海がかざしたガイガーカウンターらしき器具など、記憶に留めなくてはならないことがたくさんありますね。
加えてゴジラも公式サイトによると形態変化ごとに生物の進化を辿っている様子です。
ゴジラの形態変化はシリーズ的に定石の設定ではないので、これをどう活かしてくるか注目したいところです。
▼『ゴジラS.P』の記事はこちらにまとめてあります
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