こんにちは。Yuuです。
見ているアニメが怒涛のクライマックスラッシュ(読みづらい)で心がついていきません。
私が今期見ているアニメは基本的に最終回ハッピーエンドものが多いです。
しかしそこに至る数話前から不穏な空気になる→最終回でハッピーエンド、パターンなのでしんどいしんどいしんどい…
ちょこちょこ最終回を迎えたものもあるのですが、最終回前話でどんでん返しをしてくるアニメもあり、来週の最終回待ちの作品がいくつかあります。
この数週間なかなか心が落ち着かない日々を過ごしています。
さて、約三か月放送された「昭和元禄落語心中~助六再び篇~」も最終回を迎えました。
八雲さんを主人公とするなら、先週が実質的な最終回で今週はエピローグ的なお話になっていました。
八雲さんのタヒ後、与太郎は、小夏は、信之助は、周りの人々は、そして落語はどうなったのでしょう。
昭和元禄落語心中~助六再び篇~」も最終回、今回も最後までお付き合いください。
スポンサーリンク樋口さんのその後
すっかりお年をとられた樋口さん。新作落語を書いている模様。
「DVD八雲全集」なるものをつくっているあたり、相変わらずの「八雲バカ」。
信之助の出生の秘密を探っているあたりあまり性格は変わっていないかと。
でもきっとこれからの落語のゆく道にこの人は必要なんでしょう。
古典落語の良さも十二分にわかっていて、なおかつ新作落語の必要性もわかっている。
この人がいなかったら本当に落語は八雲と心中していたかもしれませんね、
スポンサーリンク松田さんのその後
前回衝撃の登場をされた松田さん。生きておられました。
全てを見届けたと言っても過言ではない気がします。まさに生き証人。
実は噺家になりたかった、という松田さん。
後から来た若き八雲や助六が落語家として成功していくのを心底喜ぶことができた松田さんは本当に心の広い、人間が出来た人。
八雲を心配し小夏を心配し、今は信之助を気にかけている。
皆さん心配かけすぎ。
小雪のその後
与太郎と小夏の長女で信之助の異父兄妹。赤色の髪の毛は祖母と母からの遺伝か。
「初天神」を簡単とさらっと言ってのける程度に落語には通じている模様。
生前の八雲を知らないためか父親の与太郎推し。
性格は与太郎似、ブラコン…?
もうまさしく小夏と与太郎の子!って感じの女の子です。
与太郎の襲名披露の時、お神輿に乗っちゃうところは父親譲りか。
兄・信之助の出生の秘密を知ってか知らずか兄妹の仲はいい様子です。
将来落語家…にはならないそう。
与太郎のその後
まさかの九代目有楽亭八雲を襲名。
描かれてはいませんが、八雲を襲名するにあたって様々なこと、思いがあったはず。
でも結局は先代の八雲がなくなってから空いてしまった名前を寂しがるお客さんが多かった、ってのが一番なのかと。
信之助に対しても「迷ったらお客さん第一」と教えていますし。
最後にタヒ神を演じているときに見えた八雲…
「お前さんにも見ぇるようになっちまったのかぇ。」
落語を極めたからみえた「タヒ神」なのか。
タヒ期が近付いたからみえた「タヒ神」なのか。
締めの「なんだ、夢か」は演技ではなく本気の安心感から発せられたように感じました。
与太郎は年をとって、人としても父親としても落語家としても成長していました。
でも落語を「いいもん」といってのけるところは八雲に魅せられたあの日から変わらない気持ちなんでしょうね。
小夏のその後
与太郎や樋口の後押しもあり史上初の女性落語家となりました。
やっぱり落語に関わるだけでなく落語家になりたかったんですね。
今は樋口の新作落語を演じている模様。
そもそも落語は男の世界、とも言われるくらいなので既存の古典落語はどうしても男性が演じるのが前提になっている話ばかりなのかも。
樋口が書いている新作落語には女性の噺家のための落語もあるのかもしれません。
信之助の父親について…
父親は親分じゃなくて八雲説が樋口によって語られましたが、一体どちらなんでしょう。
信之助を産んだのは助六のため、八雲のため、と言い切ってますからね。
これをどうとらえるか。
個人的に八雲と小夏は親子関係に近いものであってほしい…。
でも結局、血が繋がっていようがいまいが信之助は小夏と与太郎の息子で、助六と八雲の孫なんですよ。
真実はわからないにせよ、小夏はそう考えていそう。
あと個人的な考えなんですけど、もしも八雲と小夏がそういう関係だったら、八雲のみよ吉への執着はなくなっていたと思うんですよね。
でもあの世でも気に掛けるくらいの思いは生涯あったみたいですし。
まあ八雲自身が自分の子って知らないパターンも考えられますけど。
信之助のその後
見た目が完全に若かりし八雲、菊比古の名が似合う。
10人抜きで二つ名になった才能あふれる若き落語家。
小さいころのやんちゃな面影がなくなり、謙虚でビビりな性格になった模様。
そういうとこも若かりし頃の八雲に似ている気が。
立派な「八雲バカ」でシスコン。
横顔とか性格とかが本当に菊比古なんですよね…。
血のせいなのか育ちのせいなのか。
与太郎との会話は若き頃の助六と八雲をみているかのようでした。
スポンサーリンク昭和元禄落語心中2期12話感想
ついに終わりました。
落語と落語に携わる人の一生のお話なので人に関しての結末は「タヒ」一択。
わかっていたことですがいざ向き合うとやっぱり悲しかったです。
全ての登場人物がどこかでつながっていて、でもそれは血縁関係だけではなく、落語を通じてであったり、人を通じてであったり。
いろいろなことを考えさせられるお話でした。
「落語」というなじみのない文化がこのアニメで一気に身近に感じるようになりました。
でもやっぱりこのお話の一番の見どころは人と人の関わりなのかなと。
恋人であったり、家族であったり、仲間であったり。
不完全な人たちが織りなす人間らしいリアルなお話。
嫉妬とか恨みとか羨望とか人間らしい感情がほぼ全員に存在して、決してきれいなだけのお話ではありませんでした。
約三か月 毎週ハラハラドキドキしながら楽しませてもらいました。
深くてよい作品でした。
お付き合いいただきありがとうございました。
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コメント
みよ吉が菊ひこの子供を授かったんじゃ無い?
「どっちにも似てねぇ」ってのもフラグで、それだったら八代目と新坊が似てるのも説明がつく