当記事に先の展開のネタバレは含まれていないのでご安心下さい。
皆々様こんにちは。
『グレートプリテンダー(以下『グレプリ』)』担当のgatoです。
『相棒』、『リーガル・ハイ』など実写作品のヒットメーカーである古沢良太が、満を持してアニメに進出したわけですが…。
嫌でもハードルを高くしてしまいますね(笑)
さてはて、古沢良太が初めて手掛けたアニメ作品『グレートプリテンダー』、その第1話がどうなっているのか。
世界を股にかけるコンフィデンスマン(信用詐欺師)達がどんな活躍を見せたのか。
早速振り返っていきましょう!
すべてローランの企み
事前情報から、個人的に第1話はローランにはめられたエダマメが、彼と一緒にハリウッドの極悪プロデューサーのエディ・カッサーノを「ハイになれる飴」ではめる…なんて筋書きを想像してましたが…。
実際は想像以上にエダマメがローランにはめられていましたね。
てっきり警察を呼ぶところだけがローランの企みかと思いましたが、ふたを開ければ刑事はもちろん、エダマメが浄水器押し売り(身分詐欺)を仕掛けたお婆さんから相棒の工藤まで全てが仕込み!
つまりローランはたまたま出会ったエダマメをはめたのではなく、かなり早い段階から彼をはめるためにコンゲーム(信用詐欺)を仕掛けていたというわけです。
ここまでやっているところを見ると、ローランは何かしらの理由でエダマメを仲間にしたがっていたことが窺えますが…。
彼がエダマメにここまで執着した理由は気になるところです。
豊臣秀吉とエダマメという男
第1話では終始ローランに振り回されていたエダマメですが、彼は彼で色々興味深いところがありましたね。
個人的にその最たるものが彼が集めているカプセルトイ。
戦国武将などをモチーフにしたもののようですが、冒頭で彼が「豊臣秀吉」を引き当てているのが何かを暗示しているような気がしますね。
単純に解釈するなら底辺から成り上がって天下取り…なんて感じですけども。
そうなると『グレプリ』はある意味彼のサクセスストーリー的な側面を持ってくるのではないか…といえそうですが、これはもう少し先の展開を見ましょう。
また、工藤から「趣味が安上がり」といわれていたり、それなりに稼いでいるはずなのに明らかに安っぽいアパートに住んでいるなど、詐欺師にしては少し慎まし過ぎる生活をしている印象です。
あの質素な生活は単純に「悪いことをして稼ぎたい」というありがちな詐欺師のテンプレとはギャップがありますね。
むしろ、エダマメはお金を大切にしている…ような印象もあります。
まぁ派手に遊び過ぎて警察にマークされないようにするのもあるかもしれませんが。
コーヒー好きなところもちょっと意外ですよね。
わざわざ専用の器具まで持っていましたし、あの質素な生活を比べるとどこかミスマッチな感じもします。
そしてPVで見られた訛りですが…あれは彼の英語のクセだったわけですが…。
彼自身の発音のクセかもしれませんが、ローランが「日本人の発音にしては奇妙」「色んな訛りが混ざったような」と評していたことを踏まえると、エダマメに英語を教えたのは外国人(もしかしたら英語がネイティブではない?)の可能性がありそうですね。
また、英語をからかわれたことにエダマメが憤慨したところを見ると、エダマメはその人物に思い入れがあり、コーヒー好きなところはその人物の影響なのかもしれません。
まぁまだ確証も何もないので、これもなんともいえませんけども(笑)
『グレプリ』第1話感想
アニメだと20分強という限られた尺になるにも関わらず、古沢良太らしさが全開でしたね。
大胆な展開、緻密な伏線、そしてラストのどんでん返し…。
印象としては『コンフィデンスマンJP』の最終話に近い感じですかね。
ただ古沢良太ってコンフィデンスマンを題材にするとあらゆるものを嘘にしてひっくり返してくるので、色々予測しても全部覆されそうなんだよな(笑)
ひとまず、第2話もしっかり見ていこうと思います(笑)
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