こんにちは。くらむBONです。
前回のグルフェス会場での竜巻事件とカルネアデスの登場によって事件の謎がさらに提示され、『東京24区』は考察要素の多いアニメとなってきました。
4話では24区にあるシャンティタウンに暮らすランの日常と、若者の間で流行している「D」を捜査するコウキ、そしてカバを助けられずヒーローとしての自信を喪失したシュウタが描かれています。
カルネアデスによって新たな選択がアナウンスされる中、再び未来の選択をアスミからの電話で迫られるRGB。
今回はシャンティタウンで蔓延している「D」について考えていきましょう。
目次
シャンティタウンとDoRed

©Team24/東京24区プロジェクト
シャンティタウンは24区のスラム街となっている地区で東京編入に伴って地上げされ、コウキの父親の翠堂豪理がカジノ建設を行う予定があり、ランの主催するDoRedの活動拠点です。
DoRedはグラフィティアートの配信だけでなく、ラッキー(画像右)のセリフにあった「錠剤、粉末、植物、リキッドでもない」正体不明のド〇ッグ「D」を巡って、自警団的な活動も行っている模様。
アートで世界を変えようとするランの思いとは裏腹に、アスミの電話のヴィジョンでDoRedメンバーのクナイは、カジノ計画阻止を狙っているのか爆破〇ロに走ろうとしていました。
ランとDoRedについては過去記事で考察しています。
「D」の謎を解くカギ

©Team24/東京24区プロジェクト
ランが新しいアプリを開発していると思っていたクナイは、自室でプラスチック爆弾による破壊活動を計画。
クナイの目にはCフォンでアスミの電話を受けた後のRGBと同じく図形パターンが浮かんでいて、RGBは3点ドットの逆三角形の図形なのに対し、クナイの目の図形は菱形という違いがありました。
この事からCフォンを介して、RGBに力を与えるアスミと類似の力を持つ存在がいると考えられ、クナイのCフォンには「Diva」が起動しているのが印象的です。
私はこれらが「D」の謎を解く鍵ではないかと考えます。
謎のアプリDiva

©Team24/東京24区プロジェクト
私は「D」とはクナイのCフォンに表示されていたアプリ名と思われる「Diva」(画像:起動画面左上)の頭文字を指すものでないかと考えています。
当初、カルネデアスのグラフィティアートが怪しいと考えていて、視覚から覚醒させるドラ〇グの可能性を考えました。
しかし、Divaはイタリア語で歌姫という意味がある言葉で、オペラで主役をつとめる女性歌手のことを指します。
クナイは何故か梢と出会った際にヘッドフォンを首にかけ、「D」を捜しているのかと声を掛けていました。
RGBがCフォンからアスミの音声を聞いて耳を介して能力を与えられていること、クナイとRGBの目に似たような図形が見られることから、「D」とは聴覚から脳に作用する催眠系の聴くドラ〇グなのかな。
4話で登場したDを使っていて禁断症状が出ていた男や、Dの売人は通常の人間とは思えない身体能力を持っていて、シュウタのような超人的な力の片鱗が見えました。
Divaとカルネデアス

©Team24/東京24区プロジェクト
アーティストになれず犯罪者になるしかないとこぼしていたクナイに、1話で凄腕ハッカーのランも知らないと語っていた超技術の塊であるDivaが制作できるのかは疑問です。
今回ランの言っていた新しいアプリとは「Diva」のことを指し、その制作者はクナイという事も考えられますが、カルネアデスがどう関わってくるのかまだ分かっていません。
カルネアデスについては前回考察済です。
カルネアデスは事件のあった駅や橋にグラフィティアートを残しています。
しかし、カルネアデスは事件について事前に言及して予知めいたことを語っているわけではないので違和感があります。
24区区民に選択肢を提示しているわけではなく「選択しろ」としか言っていないのが気にかかるカルネアデス。
これまでの事件でもRGBにはアスミが選択するように言っているので、何かズレた印象を持ちました。
カルネデアスは未来に起こる事件の分岐点を知っているだけなのかもしれません。
オズの魔法使いと梢

©Team24/東京24区プロジェクト
カバを題材にしたグラフィティアートを描いた、DoRedのリーダーのレッド(ラン)の事を知りたがった梢に対し、クナイは『オズの魔法使い』を題材にして梢を上手く丸め込むことに成功します。
どうやらクナイはグルフェス会場の竜巻を題材に描いたアートからランを魔法使いに例えたようです。
梢は魔法使いを探すドロシー役なのかな。
そこで、クナイの例えから連想して登場人物を『オズの魔法使い』の登場人物になぞらえるとどうなるのかを考えてみました。
ライオンとカカシとブリキ人形

©Team24/東京24区プロジェクト
シュウタは竜巻事件の後にヒーローとしての自信をさらに喪失していたらしく、実家のパン屋「蒼生ベーカリー」の手伝いをしていました。
助けられなかったアスミやカバの事を考えて、本当は勇敢なのに臆病になっていたシュウタは、例えるならば「勇気の無いライオン」です。
差し詰めランは脳(芸術)を求める「知恵の無いカカシ」になり、コウキは正しさに執心して弱者を愛せない「心の無いブリキ人形」となるのかな?
『東京24区』は本来それぞれの持っているものを呼び覚まし、未来を選択していく『オズの魔法使い』に似た話だったりして。
シュウタは梢のヒーローになるべく、自分の勇気を取り戻したので、上手く立ち直ったと思います。
東京24区4話感想まとめ
シャンティタウンで蔓延している「D」について考えてみましたがいかがだったでしょうか?
当初はグラフィティアートによる視覚を利用した覚醒ドラ〇グ説を考えてみましたが、「D」の常用者がRGBの能力と似た能力ではないかという疑念を抱き、クナイのCフォンの画像から考察してきました。
アスミ以外にもRGBと似た能力を他人に与えられる存在がいることが予想されますが、それがカルネデアスなのかは分かっていません。
『東京24区』の登場人物は怪しすぎる人物が多く、一癖もふた癖もありそうな人物ばかりです。
これらも含め、謎解き要素が多くて今後も考察(妄想)がはかどりそうで、楽しみな作品になってきました。
グルフェスでの事件を機にクナイの破壊活動を防いで、RGBが第3の解答にたどり着けるのか、ワクワクして待ちたいと思います。
ではまた次回で。
ばいばい。
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