こんにちは。くらむBONです。
この記事は東京リベンジャーズのアニメ17話について、原作未読アニメ勢が考察していくシリーズです。
17話では千冬によってバルハラに移籍したバジの気持が語られ、血のハロウィン事件について紹介されました。
タケミチにとって千冬は2005年世界での頼れる相棒で、重要なキャラになっていきそうで期待大ですね。
タケミチ・千冬視点で考える2005年世界のバルハラの組織と、ドラケンが語る2017年世界の事実がかけ離れているので整理して、血のハロウィンでキサキが描いた計画について考察します。
原作既読の皆さんは未読ライターが四苦八苦しながら考察する様子を苦笑交じりでお楽しみください。
目次
首のない天使を語る3つの視点
バルハラのトップを語る「千冬・オサナイ・ドラケン」3人の視点が交錯してしまい、キサキの狙いがいまいち分かりにくい事が謎を呼んでいる血のハロウィン。
私はそれぞれに語られている3つの視点を軸にを整理すると、キサキの描いている青写真や組み立てようとしている構想が見えてくるのではないかと考えました。
2005年世界の「千冬の考察」、「オサナイの知る現実」、2017年世界の「ドラケンの語った現実」について見ていきましょう。
この記事はネット上の原作考察などを入れない形で、あくまでもアニメ作品のみで考察を進めますので、考察部分に関しては個人的な意見としてとらえていただければ幸いです。
コメント欄での原作ネタバレ・先々の展開などについては回答できませんので悪しからず。
千冬視点のバルハラ考察
タケミチに2005年世界で出来た相棒、千冬が語ったバルハラに関する話はバジの性格から考えた考察で、15話の考察記事と似た内容です。
15話考察記事はこちらです。
千冬の考察ではバジの狙いはバルハラの首のない天使で、バルハラのトップはキサキなのではないか?という論法でした。
私の考える内容と千冬の考察は少し違っていて、キサキの2005年世界や2017年世界での行動から、キサキはトップを取るのが目的ではないと考えています。
その理由は参謀タイプの能力や性格の持ち主は、他人を使うことでその能力が発揮できるタイプなので、根本的に組織のトップに向いていないのを自覚していることが多いから。
そして他人を使う才能というのは他人の恨みを買いやすく、奇麗なお神輿でいるのが非常に難しいポジションです。
そのため、組織で№2として差配を振るうことが、キサキの目的ではないでしょうか。
オサナイの視点とキサキ
オサナイの語ったのはキサキという人物の持っている特性でした。
1年でケンカ自慢しか取り柄のなかったオサナイを、新宿を仕切るメビウスの総長まで押し上げたキサキのマネージメント能力は特筆すべき能力です。
4話でもオサナイが語っていたアイツとはキサキの事で間違いがないでしょう。
オサナイの語った「月は一人じゃ輝けない」というキサキのセリフは、前項で触れた考察の裏付けとなる部分ではないかと思います。
オサナイ視点ではキサキはオサナイを踏み台にしたと言っていますが、キサキにしてみれば捨て駒でしかないのでしょう。
ドラケン視点での現実
2017年世界に戻ったタケミチはドラケンに会い、ドラケンの証言でバルハラに関しての情報が得られました。
ドラケンの情報は次の通りです。
・バルハラを母体として統合され、新生卍会が生まれて2017年世界の犯罪組織が生まれる原因になった。
・バルハラはマイキーがトップになるように用意された器だった。
バルハラにトップがいなかったのは当然のことで、マイキーを連合のトップにするという目的のもとに作られた組織だったと考えると合点がいきます。
オサナイの証言から、この計画はキサキによって仕組まれたものだと考えられます。
キサキはいったい何を計画して、血のハロウィンという茶番めいた抗争を画策したのでしょうか。
月と血のハロウィン
オサナイとの出会いでキサキは自分を「月」に例えていて、月が太陽の光を反射して輝いている衛星なのは、皆さんもご承知の事だと思います。
では、キサキを照らす「太陽」が何かを考えたとき、思い浮かぶのは「無敵のマイキー」というカリスマの存在です。
これまでのキサキの計略などから、キサキがかなり頭のキレる「組織のブレーン」であることが容易に想像出来ました。
キサキは自分の存在理由をマイキーという「太陽」に求めている、関係依存性のある少年なのではないでしょうか。
血のハロウィンの目的を考察
そんなキサキの目的はどんなところにあるのでしょうか?
まず、バルハラを作り出し血のハロウィンという舞台を整えてマイキーと抗争を開始する。
次に「兄の復讐」という分かりやすいキャッチコピーで、バジと一虎を粛清してマイキーが不良少年たちの伝説となるようにプロデュース。
そのうえで、卍会とバルハラを統合することで東京に最大規模のチームを作り出し、夜に輝く月になりたかったと私は考えています。
卍会への侵入は敵となるバルハラに所属していたら、マイキーをトップにする目的の達成感を味わえないので3番隊の隊長に就任しているのではないでしょうか。
また、キサキは抗争で卍会の主要人物の創立メンバーや隊長たちをまとめて始末して、地盤を固める事も計画に織り込んでいると予想できます。
東京リベンジャーズ第17話感想まとめ
17話で語られた内容から、キサキの用意したシナリオについて考察してきましたが、いかがだったでしょうか?
そろそろ物語も後半シーズン中盤に差し掛かってきて、今まで謎だった部分が徐々に解明されてくる展開でさらに面白くなってきました。
タケミチは今回マイキーに卍会のトップになることを認めさせると発言して、思い悩んでいた「何がしたい」という命題に踏ん切りをつけたようです。
千冬という相棒が出来たことで、タケミチが2005年世界で一人で立ち向かう展開は一旦、終わりを迎えるみたい。
一人で出来ないことでも仲間が出来たことで達成できるようになる、少年漫画らしい展開にたどり着けて良かったと思います。
ではまた。
ばいばい。
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