戦闘シーンの演出と作画、びっくりするくらい良かったです……!!
こんにちは! よう実2期担当の模造紙です。
綾小路やりすぎちゃう? 想像以上にボコボコの龍園……?!と戦慄を隠せない12話。
とうとうドラゴンボーイと決着がついてしまった……予想はできたけど綾小路無双で軽井沢救出というスカっと展開で見終わった後の爽快感が半端なかったです。
それでは今回も諸々気になる点を綴っていきたいと思います。
目次
ようこそ実力至上主義の教室へ2nd Season 12話おさらい
前話に引き続き龍園から陰湿にいたぶられる軽井沢。
そもそも黒幕との繋がりは元から仕組まれた計画であり利用し捨てられたに過ぎないときつい言葉を浴びせる。
軽井沢の脳裏に弱い自分を救い上げる楽な選択が浮かぶも、決意を一新し強さを取り戻す。
綾小路は軽井沢から「助けて」とメッセージを受け取っており救出に現れる。そして龍園が探していた黒幕は自分だと告げる。
暴力でねじ伏せようと綾小路に襲いかかるCクラスの面々だったが一向に歯が立たず、最後まで一貫した圧倒的な力で綾小路の勝利に終わる。
綾小路最強が実証された記念回だった。喧嘩の作画&スピード感すごかった…!!
そもそも対決にすらなってなかった綾小路と龍園。
龍園にはそろそろ痛い目見てもらいたいなーと思ってたけど、あそこまでボコっちゃうのは流石にやり過ぎではなかろうか。
顔の形変わってるやん。
自称恐怖を感じない龍園が、目の前の無機質で感情を何も覗かせない綾小路の手によってガツンと恐怖を植え付けられるカタルシス。
軽井沢のトラウマ克服と綾小路に対する気持ちを再確認し甘える表現も◎
ヒロインはやっぱり軽井沢なのねと強く印象付けた構成だった。
茶柱と堀北兄に結末を見届けさせた意図
軽井沢のことを助ける約束を果たすためなら、寄り道せず、ただ真っすぐ救助に向かえばいいだけ。
にも関わらず予め堀北兄に事後処理を依頼したり、茶柱先生に見届けて欲しいと伝えたのは、何らかの今後に向けた根回しで作戦の一環と捉えるのが妥当か。
龍園をボコって圧倒的な力を誇示したのも、軽井沢を助けたのも計画どおり。それらが最後の「これでいい」という独白に集約されたのでしょう。
とうとう軽井沢は綾小路から離れられなくなったなぁ……。
ということは軽井沢のクラス内での影響力や位置づけに対する綾小路の評価って相当高いって事がうかがえますね。
綾小路に“Dクラス昇格の望みが途絶える”と言わせる程だから単なる都合のいい手駒と言うよりも大局を左右する要のひとつなのでしょう。
以前、綾小路パパ襲来で一気にやる気が萎みDクラスの上位昇格に手を貸さないムードが匂わせていたけどミスリードだったのね。
龍園に対して上手く掌の上で転がしたとか、今の状況に誘導したといった内容を語っていましたし、茶柱先生や軽井沢に対してDクラス押し上げの働きは辞めたと見せたのもフリと見るのが良さそう。
ようするに、長い目で見て本気で父親に対抗するのであれば、父親に介入されづらい在学中に力をつけるのが最善と結論付けたのだと思います。
にしても、堀北兄は完全に綾小路に取り込まれてますね! やたら証人にされがちな都合のいいキャラになっている気が。
“妹を生徒会入りに”の件は言葉の字面通り、妹思いの兄と受け取っていいのでしょうか。
綾小路と龍園の対比
イキりまくる龍園の鼻っ柱とプライドをへし折り絶対的な恐怖を与えた綾小路。
ただ綾小路が強さが超越し過ぎてるだけで、龍園が非力と言うわけでない。
綾小路が評していたように“訓練されていない自己流の力”であって、生い立ちや取り巻く環境で身に着けた独学の喧嘩のテクニックとカリスマ性が龍園の自信と力に直結していたわけです。
2人はどこか似ている
龍園は弱くないけど綾小路が強すぎる故に全く歯が立たなかっただけ。
実際のところは、彼らの違いは徹底的なホワイトルームでの教育や訓練があるか否かで、2人の元々の素地は大差はないのではと感じます。
龍園も何かしら過去に苦境がありトラウマを背負っていそうだし、
恐怖を感じないと本人が言うのも、そうなるに値する背景があったという意味でしょう。
恐怖を感じないからこそ感情を大きく動かす愉悦に快感を感じるわけで、具体的な手法が圧倒的暴力と恐怖支配で君臨することだったのかなと。
やり方は異なるけども、裏で糸を引いてクラスを操っているのは綾小路も同じ。
違うのは力を見せつけない点で綾小路の場合は改造人間の如く感情を抑制する術があるから目立たないだけで、実は根っこの部分の欲望に忠実って点は似ているのではなかろうか。
暴力信奉者の龍園が、ひたすら感情を表に出さず、顔色一つ変えることのない綾小路に一方的に殴り続けられることで、感じるはずのなかった恐怖を植え付けられたラスト。
間違いなく龍園にとっては天変地異の如く大事件だったことでしょう。
退屈な日々に飽き飽きしていた刺激を求めた龍園にとっては、愉悦と好奇心を満たしてくれる対象を見つけ転機を迎えそう。
綾小路は龍園からのアプローチを受け果たしてどうなんだろう。
ホワイトルーム出身者というアドバンテージが大きく勝利したものの、もし龍園が本格的に戦闘訓練を積んだり武道を学んで肉体を強化したとしたら、今回みたく涼しい顔で受け流すのは難しいのでは。
パッと見の体躯で見ると肉体的に恵まれているのは龍園だし、しつこく綾小路にリベンジを挑む暑苦しい方向転換でもって綾小路の感情を揺さぶってくれたら、それはそれで面白そうです。(まぁ、アルベルトすらいなしてたし体格差は然程問題ではなさそう)
ようこそ実力至上主義の教室へ2nd Season 12話感想
龍園ボコボコのその後の展開が楽しみです……!!
顔の損傷やばくないですか…! すぐ病院に行かないと後遺症残るレベルに見えるんだけど。
黒幕の正体明かし、軽井沢救出と見せ場が豊富で大満足。期待していた綾小路の感情大爆発展開は望めず、人間味のない表情は相変わらず継続で残念。
龍園に押さえ付けられた時だけ表情が崩れたように見えたけど、あれは感情がのったわけではないしなー。生き生きとした表情が見られる日は来るのか…?
綾小路はあくまで客観的に他人の心の機微は理解できるのに自分の感情は動かない。けど、相手は綾小路の言動に少しずつ感化され変わるという……何か表現に難い歯がゆさがあります。
ここまで人間味を徹底して排除したキャラ付けにするからにはとんでもない爆弾が隠されていると期待してしまうのですが……!!
次回はとうとう2期最終回!
龍園フェイスは修復されるのか? そして承認欲求モンスター・櫛田再登場なるか??
それでは次回もお会いできますように!
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