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トライガン・スタンピード2話感想・考察・解説!原作との展開の違いについて【TRIGUN STAMPEDE】

傷つけないという決意

どうも、ロシアスキーでございます!

今回、『TRIGUN STAMPEDE』の第2話が放送されましたが……。

……まさかこんな展開にしてくるとは……。

当初、ただただ単純に楽しく見ていたのですが。

今回のクライマックスには、思わず口が開いてしまいました……。

ではでは、まずは語っていくといたしましょう!

筆者は原作コミック・前作アニメを履修済みです。

原作コミック・前作アニメなどのネタバレが含まれている可能性があります。

あらかじめご了承くださいませ。

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TRIGUN STAMPEDE 第2話 あらすじ

ジェネオラロックの街の危機を救ったヴァッシュは、メリルとロベルトからインタビューを受けていた。

自身にまつわる噂などが、人違いによるものだと説明するヴァッシュだが、二人には信じてもらえない。

そんな中、ヴァッシュは街の住人に身柄を狙われることになる。

ヴァッシュに街を救ってもらったとはいえ、住人たちには賞金600万$$は見逃せない額であった。

住人たちを傷つけないために、街を逃げ回るヴァッシュ。

一方、ヴァッシュを狙う存在は街の外にもいた。

刑務所を脱獄し、ヴァッシュの首を狙う『ネブラスカ親子』もまた、ジェネオラロックに迫っていたのだ。

争いを好まないヴァッシュは、ネブラスカ親子相手でも銃を抜かない。

だが、その在り方をメリルは糾弾するかのような物言いをする。

それに対し、複雑な表情を見せるヴァッシュ。

再びジェネオラロックに危機が迫り、ヴァッシュはネブラスカ親子と対峙することになるが……。

といった感じで、この第2話もTRIGUNらしさをしっかりと演出しつつ。

前作アニメを継承する部分は継承しつつも、ガラっと変えた部分もかなりありました。

では、ここからは詳しく語っていきたいと思います!

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前作アニメとの違い キャラクター編

まず語りますはこちら。

キャラクターから見る前作アニメとの違い』ということで。

前回の記事同様、今回登場した主要キャラごとに、前作アニメとの変更点を語っていきましょう。

ネブラスカ

今回の敵役、ネブラスカ親子のおとっつぁん。ネブラスカですが……。

どこか憎めない悪役なんですよねぇ。TRIGUNの悪役として、分かりやすい造形でもあるとも言えますが。

まず、デザイン面では、髪型が変更されています。

TRIGUN  第5話 ネブラスカ

(C)内藤泰弘/少年画報社・フライングドッグ

原作などでは、普通に頭頂部が禿げて、サイドに髪が残っている感じでしたが。

今回は、ドレッドヘアな感じになっておりますね。

TRIGUN STAMPEDE 第2話 ネブラスカ

©内藤泰弘・少年画報社/「TRIGUN STAMPEDE」製作委員会

あとは、装飾品として。原作などではモノクルみたいな片側だけの緑色サングラスを装備していましたが。

今回は、緑色のレンズではあるものの、ゴーグル調のサングラスにテイストが変わっていましたね。

このデザインの変更は、かなり印象が違いつつも、『あ、ネブラスカだ!』って一目でわかる。

良アレンジだと思いましたねー。

性格面などに関しては、原作などでは『割とガチで悪党ではあるものの、どこか抜けて見える(ただし、お間抜けではない)』という感じだったのですが。

今作では、『息子想い』な点が強調されていたのと、『下戸である』という、オリジナルの要素が追加されていました。

この辺は、シナリオの進行上必要な点、そしてキャラ付けとしてなかなか面白い変更だと思いましたね~。

ゴフセフ

ネブラスカ親子の息子の方、『ゴフセフ』なのですが。

TRIGUN  第5話 ゴフセフ

(C)内藤泰弘/少年画報社・フライングドッグ

まず、基本のキャラクターデザインは、大きな変更は無いとみていいと思います。

スキンヘッド、サングラス、ロケットパンチ(ワイヤーアームと言った方が正確?)、機械を装着した肉体。

TRIGUN STAMPEDE 第2話 ゴフセフ

©内藤泰弘・少年画報社/「TRIGUN STAMPEDE」製作委員会

この辺りは、原作などから継承されたままです。

ただ、一番大きな変更として、体格の差があります。

原作などでは、おそらく想定、身長は5m近くあるんじゃねぇの!? くらいの体格だったのですが。

今作では、常識の範囲内の体格(といっても大柄ですが)で描かれておりました。

おそらく、2m強とかなのかな?

これに関しては、おそらくラストシーンの演出のための変更といったところでしょうか。

(あまり大柄過ぎると、ダイナーに体が入らないため、サイズを調整したと思われます)

性格面に関しては、原作などではあまり描かれる部分が無かったのですが。

今作では、『根は悪いやつではない』という描写がかなり強く感じられましたね。

自身の身の危険を顧みず、プラントを運ぶ。

ダイナーで子供が虫かごの中に入れたワムズを見せても、ちょっと怯えるだけで、怒ったりはしない。

もともと原作でも、ネブラスカの指示に従って行動していたため。

『ゴフセフ自身も凶悪な性格である』という描写がなかったので。

今回の性格の描写に関しても、違和感などはあまり無い感じでしたねー。

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前作アニメとの違い シナリオ編

続いて語りますはこちら。

シナリオの展開から見る前作アニメとの違い』ということで。

今回の話のシナリオにおいて、前作アニメなどとの違いや、引き継がれている部分について語っていきたいと思います!

シナリオ全体の構成

今回のシナリオですが、前回の記事でちょっと語ったのですが。

原作で言うと、1話~2話前作アニメで言うと5話の展開を基本的にはなぞっています。

(住人に襲われるヴァッシュ、ネブラスカ親子との対決、という部分)

ただ、原作などと違うのは、今作では『ヴァッシュが街をすでに救っている状態』からスタートしている、ということですね。

(原作などでは、流れ着いた街で襲われる展開)

ここに関しては、個人的には『なるほど』と思った変更点でしたね。

視聴している中、当初はメリルよろしく『二度も危機を救ってもらったのにヴァッシュを狙うなんて』って思ったんですよね。

「これなら、1話と2話、逆順の方がよかったんじゃないかなー」みたいな。

ただ、あえてこの順番で展開するからこそ。

住人たちの追い詰められ感』や『それでも住人を許すヴァッシュの優しさ』が強調されるんですよね。

TRIGUN STAMPEDE 第2話 赦し

©内藤泰弘・少年画報社/「TRIGUN STAMPEDE」製作委員会

そこに気づくと、なるほど。すんなりとストーリーを受け入れられる作りだと言えます。

そして、大きな変更点として。

原作などでは、ネブラスカ親子はヴァッシュに負け、刑務所に再度収監されることになるのですが。

今作では、街の住人たちが窮地のネブラスカ親子を、ヴァッシュたちと共に助ける、という展開が盛り込まれました。

これなんですが、基本形として原作コミック『TRIGUN MAXIMUM』の1巻、6話のエピソードの要素が入っていると思います。

当該話では、娘を失った父が、その原因となった男を撃とうとするのですが。

その男の「たすけて、とうさん」という命乞いを聞き、結果として撃つことができなかった、という描写があります。

いわゆる、親であるが故に、という部分ですよね。

今回もまさにそれで、ネブラスカの息子を思う気持ちが、同じく子を持ち、子を思うローザの気持ちを動かした、と。

そういう部分での要素を引き継いでの描写だったのでは、と見ています。

この辺、原作などの解釈からの落とし込みが非常に上手いと思いましたねー。

あと、細かい部分ですがこのシーン。

TRIGUN STAMPEDE 第2話 蹴り

©内藤泰弘・少年画報社/「TRIGUN STAMPEDE」製作委員会

これも原作に似たシーンがございまして。

『TRIGUN MAXIMUM』1巻の2話にて、ヴァッシュが大砲の弾を蹴り上げて回避するシーンがおそらくは元ネタではないかな、と思います。

(曰く、ヴァッシュの穿くブーツは特別製とのこと)

ほんと、こういう細かいカットの拾い方が上手いんですよねぇ。

ラストシーンについて

続いて語りますはこちら。

ラストシーンのゴフセフについて』なのですが。

上で語った通り、原作などではゴフセフは父であるネブラスカと共に、ヴァッシュに敗れた後、刑務所に行くことになったのですが。

今作では、謎の機械に襲われ、最後のシーンでは爆発に巻き込まれてしまいました。

で。ちょっと私、記憶をたどってみたのですが。

TRIGUN STAMPEDE 第2話 ロストテクノロジー

©内藤泰弘・少年画報社/「TRIGUN STAMPEDE」製作委員会

この謎の機械。原作などでは登場してなかったような気がするんですよね……。

つまり、このゴフセフが爆発に巻き込まれるのは完全オリジナルの展開なのですが。

これを誰が、なんの目的で行ったのか。

あるいは、このロストテクノロジーは意思を持つ、一種の機械生命体のようなものなのか?

この辺りに関しては、本当に未知の領域となってくるんですよね。

おそらく、今回のこれが次回以降、かなり重要かつ大きな要素になってくるのだとは思うのですが。

いやぁ、正直驚きましたよね。

まだゴフセフが実際どうなったのかは不明ではあるのですが。

最後、ダイナーで和気あいあいとした雰囲気から一転。

一気に緊迫感が高まりましたからねぇ。

また、ゴフセフの身を案じていたネブラスカが、ゴフセフを救えなかったというのがツラいところ……。

ゴフセフ、悪い子じゃないから無事でいてほしいですけどねぇ……。

この辺り、次回以降、シナリオの展開が激変するのではないか、と思うので。

注目ポイントですね!

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ラジオDJについて

続いて語りますはこちら。

ラジオDJについて』ということで。

実は私、見落としていたのですが。

なんと、前回1話、そして今回のラジオDJとして。

TRIGUN STAMPEDE 第2話 クレジット

©内藤泰弘・少年画報社/「TRIGUN STAMPEDE」製作委員会

前作アニメ版のヴァッシュの声優を務めていた、小野坂 昌也さんの名前がクレジットされていました!

これはファンにはたまらない要素ですねー!

いやぁ、本当に気づきませんでした……。

言い訳になるんですが、いわゆる小野坂さんの声の特徴というか。

テンション高めの声でなかったので、気づけなかったんですよね~。

ただ、小野坂さんって演技の幅が非常に広くて。

軽快な演技をなさる時は「あ、小野坂さんの声だ!」っていう特徴がハッキリ出た声なんですけど。

シリアスな演技、ウエットな演技をなさる時の小野坂さんの声って。

艶がすっごいんですよねぇ……。

こう、男の色気、みたいなのがムンムンで。

もしかすると、今後もラジオDJとして小野坂さんが出演する中で。

前作ヴァッシュをイメージした声が流れたりするかもしれないので。

ここはチェックしていきたいですね!

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TRIGUN STAMPEDE 第2話 感想

ここまで語ってきた『TRIGUN STAMPEDE』第2話の個人的な感想なのですが……。

えぇ~……えっ、こっからどうなっちゃうの……?

いや、実際この2話で描かれた『VSネブラスカ親子』って。

割とTRIGUNを象徴する、アイコンみたいなエピソードなんですよね。

わかりやすくTRIGUNらしさを醸し出すエピソード、とでもいいましょうか。

だからこそ、こういう変化が描かれるのには驚きましたし。

今後の展開に期待が持てる、っていうところですねー。

今回、ネブラスカとゴフセフの親子の『リボーン版だからこそのキャラクターの掘り下げ』があったので。

今後登場するキャラクターも、そういう物語に深みを持たせる部分が出てくるんじゃないか、と。

まずそう思いますし、そこには期待しちゃいますよねー。

後は、やっぱりアクションシーンの出来がいいっていうのはありますよね。

ケレンとハッタリが効いてて、見てて爽快! っていうのは。

非常に強く感じたところですね。

実際のところ、この2話、かなり楽しんでいるので。

個人的には次回も期待大、っていう感じです!

また次の記事でお会いいたしましょう!

お付き合いありがとうございました! ロシアスキーでした!

▼TRIGUN STAMPEDEの全記事はこちらにまとめてあります!

トライガン・スタンピード1話感想・考察・解説!キャラデザの変化について【TRIGUN STAMPEDE】
「TRIGUN STAMPEDE」の記事を毎話更新していきます。(1話の記事を読みたい方は下にスクロール) ...

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