さぁ、人類の礎となれ。
はいどうも、ロシアスキーです!
今回で『BNA ビー・エヌ・エー』の記事は第9話となりますね。
なんでしょうか。前回以上に物凄いネタばらしが襲い掛かってきましたけれども!
まずは落ち着いて語っていくことに致しましょう!
BNA ビー・エヌ・エー 第9話 あらすじ
だがなずなはそれを聞いても特に驚きもせず、自分の行いを変えるつもりもないという様子であった。
すれ違い続ける状況に落ち込むみちるであったが、決意を新たに行動を開始する。
投げ捨てた銀狼教団の首飾りを拾ったみちるは街でなずなが黒服の男達に連れて行かれるのを目撃する。
過去の出来事を想起し、なずなを追いかけるみちる。
たどりついたのは他でもない、メディカルセンターであった。
なずなを助けるため、メディカルセンターへと忍び込むみちる。
そこでみちるが目にしたものとは?
そして明かされる衝撃の真実とは?
と、いった感じで。今回も前回に引き続き、ちょっとした回答編って感じの回でしたね。
なんというか、ここにきて物語が加速しているのを感じますねぇ……。
ではでは、今回の要点について語ってまいりましょう。
なずなの心変わりについて
まず語りますのはこちら。
『今回描かれたなずなの心変わり』についてです。
今回も見事にみちると衝突していたなずななのですが。
実はなずなは単純にアイドルを夢見る少女というわけではなく。
彼女なりに信念を持って銀狼教団の教祖を演じておりました。
いやぁ……てっきりミーハーなアイドル志望の少女かと思ったのですがね。
その実、しっかりとした自分の考えを持っている良キャラクターであるということがあきらかになってまいりましたね。
そんななずななのですが……。これまではみちると対立というか。
衝突する様子が目立つキャラクターではありました。
みちるのことを煽り、みちるの言葉を否定し、みちるとは別の方向に歩いていく。
そんな様子から、私はなずなのことを『ポスト・ライバルキャラ』と見ていたのですが。
今回の最後のセリフから見るに、なずなはライバルポジションではなく。
『ヒロイン』あるいは『協力者』のポジションなのかな、っていう風に改めて思いましたね。
そう思うに至ったのにはさまざまなシーンへの気づき(あるいは私の思い込みかもしれません)があったのですが。
私としては最後のなずなのボリスへの言葉。
あれは正確には『心変わり』というよりは『本心を露にした』って感じだと思うんですよね。
もしもなずながみちるの言葉などによって心変わりしたのだとすれば……。
それを隠すように、ボリスには違った言葉で命令を下すと思うんですよ。
これはなずなが芯の部分が強い少女である、と私が思ったからなんですけど。
本来ならみちるから影響を受けたことを隠したがるんじゃないかな~、って思うんですよね。
そんな中でみちるから散々指摘されていた部分を言葉にしていたのを見るに。
まぁ~恐らくなずな自身、前々からボリスをキモいと思っていたんでしょうw
それをみちるに指摘されたものだから、みちるとの会話ではムキになっていた、って見方もできますしね。
それも今回みちるが事情を知り、ある種の協力関係(というか停戦状態?)になったことで。
みちるが部外者ではなくなったわけですし。
というか、なずなは改めてみちると向き合う必要が出てきた、って感じですね。
なので、私としては『今後なずなとみちるの関係は修復に向かっていくのではないか』と予想しつつ。
なずなとみちる。特別な獣人である二人が士郎と協力してアニマシティや獣人を救うのではないか、とも予想しておきましょう!
アランの暗躍
さて、続いて語りますはこちら……。
『アランの暗躍』について語りたいと思います。
今回のお話で語り部的ポジションを担ったアラン。
とりあえずのところでは、みちるとなずなの身に降りかかった不幸について説明をして……。
それで、二人を人間に戻すと約束するというところまではまぁ善人っぽいムーヴだったわけなのですが。
気になるのは今回の最後のシーン。
アランが総理と密会し、何かを企んでいるという部分なんですよね……。
まず今回のアランの言動を考えるに……。
恐らくアランは、みちるとなずなを人間に戻すことに関してはウソは言っていない。
つまり人間に戻すつもりはあるのではないか、と私は考えております。
というのも、シルヴァスタ製薬サイドとしては、二人が後天的に獣人になった理由ははっきりしている。
オマケになずなとは直に接触していて、症状に関してのデータは十分に回収できていると思うんですよね。
アランは間違いなく何かを企んではいる。となると、そのジャマはされたくないはず。
であれば……ウソをついてそれがバレたりすると、みちるとなずなによる計画への妨害の恐れが出てくるんですよね。
みちるとなずなはそれぞれ特殊な力を持っていますから、妨害に出られるとちょっと面倒になるのは間違いないでしょう。
だったらむしろ、二人を人間に戻してしまえば、妨害もさして脅威ではなくなる、とアランは考えるのではないでしょうか?
それに、なずなはともかくみちるの傍にはロゼ市長もいます。
獣医学の権威であるロゼ市長に、みちるから事の顛末が語られた場合……。
ロゼ市長がデータの提示や説明を求める可能性もあるんですよね。
それを考えるとアランとしてはヘタなウソはつかないほうがいい、となるわけで……。
まずこの部分に関してはアランの言動は信用に足るものなのではないか、と私は判断しております。
ただそれとは別に最後のシーンの描くところ。
アランが隠している謎の行動に関しては……。
『恐らくロクでもないことを考えているに違いない』と私は思います。
とりあえず何度か見直したんですが。
最後のシーンに映っていたこの物体に関してはまったく正体が分からないんですよね……。
どう見ても箱にしか見えないから……車? 車両? 救急車? なのかなぁ。
この直前のアランのセリフと結びつけるのなら、この謎の物体こそアランは日本政府に貸したい、ということになるのでしょうが。
……そう。『貸与』なんですよね。
『買い取ってほしい』でも『譲ってほしい』でも『使ってほしい』でもない。
『日本政府に貸し付けたい』なんですよね……。
直前の会話を更に遡るのであれば……。
アランは総理に『アニマシティは総理の力添え無ければ成り立たなかった』と言い……。
『だからこそ相談がある』と繋げています。
そしてそこから『貸したいものがある』という言葉……。
それらを結びつけて考えると……。
……なんなんでしょうね?w
どうしても、最後の最後が結びついてこないんですよね……相談なのに、貸したいとはこれいかに。
ただ一個ずつ考えるのならアランの相談とは間違いなく『アニマシティに関わることである』ということ。
そして謎の物体を貸すのが『総理個人などではなく、日本政府に対して』だということ。
これらから考えるのであれば……。
やはりアランはアニマシティの(というか獣人の)支配を目論んでいるのではないでしょうか。
なにせシルヴァスタ製薬はアニマシティに資金援助をしております。
更には獣人に関しての研究も率先して行っております。
それら全てが、獣人支配のための布石だったとすれば……。
というのは。ちょっとアランをあまりにも疑って考えすぎなのかもしれないのですが。
ただ私にはどうしてもアランが善人であるとは思えないんですよね~。
恐らくは日本政府に掛け合って……。
『やっぱ獣人って危険だと思うんで~。ウチで管理しようと思うんですけど~?』っていうことを総理に掛け合うつもりなんじゃないですかねぇ。
……まぁそう考えてもあの謎の箱の正体はわからないんですけどw
何はともあれ。恐らくですがアランはいよいよ『獣人支配のために動き出した』ということではないか、と。
私はそう考えております!
現在の状況 まとめ
続いてはこちら。
『現在の人物・陣営についての情報』をまとめていきたいと思います。
まぁ物語も後半に入ってきましたので。今後の展開の予想のためにここら辺で情報をまとめておこうかなぁという。
そんな私の頭の整理にお付き合いいただければ、と思います。
みちると士郎
まず主人公たるみちると士郎についてですが。
みちるは医療ミスにより人間から獣人になった後天性獣人であり、士郎は原理こそ不明ですが銀狼と呼ばれる存在になった獣人。
共に特別な獣人である、というところが共通ですね。
みちるが肉体を変化させられる原理も不明ですが、これに関しては輸血された獣因子に秘密があるのかな?
……だとすると、やはりシルヴァスタ製薬では特別な獣因子を研究していた……?
あとは、みちるはアニマシティの生活に馴染んできてはいるけど、やっぱり人間世界には帰りたいと思っている。
そして士郎はそんなみちるを引きとめはしない。なぜなら獣人だから。
……となると、みちると士郎は物語の最後には別れることになるのか。
あるいはみちるが人間に戻らずにいて、最後まで一緒にいるのか。
その辺りがこの二人への注目点ですかね。
あとはやはりこの二人は『人間と獣人のコンビ』なので。
人間と獣人の衝突への切り札として、これから来るクライマックスで大きな働きをすることでしょう!
アニマシティサイド
続いてはアニマシティ側の陣営ですが。
物語序盤で『怪しい』と疑っていたロゼ市長に関しては、もう疑わなくてもいい感じに見えますね~。
そもそも士郎にいろいろお願いしていたのは、士郎が銀狼だったからで。
獣医学の権威だからみちるの症状にも理解があった。
こうして文字にするとロゼ市長の立場とかに関しては納得ができますしねw
後は例えば、ジャッキーやマリーなんかが銀狼教団・シルヴァスタ製薬と内通しているか、とかを考えても。
ちょっとそんな気配もないのかな、という感じがしますよね。
(特にフリップさん辺りなんかは、かなり獣人側の存在のようにも見えましたし)
そう考えると、『アニマシティの住人たち』というのは、この物語後半においては『巻き込まれる側の存在』である。
悪い言い方をするのなら、クライマックスにおいて訪れるであろう『人間と獣人の関係の変化』に対する舞台装置的な位置に落ち着いてしまっていると思うんですよね。
そう考えるのなら、この段階ですでにアニマシティ側に黒幕ポジションの存在はいない、と考えるのが自然なんですよね。
なので今後、アニマシティ陣営の面々は一歩後ろの位置にいることになるのではないか、というのが私の予想となりますね。
シルヴァスタ製薬サイド
次に語りますはこちら。
今回のアランの言動で一気に胡散臭さが増したシルヴァスタ製薬サイドですね。
まぁアラン自身については前の項目で語ったので割愛しますが。
そもそもシルヴァスタ製薬っていうのは人間社会の組織です。
そうなってくると当然立ち位置も人間側ってことになるんですよね~。
だとすればまぁ、アランの意思もあるんでしょうけれども。
『基本的には人間のこと優先。獣人のことは二の次三の次』だと思うんですよ。
まぁ直接的に危害を加えるかどうか、となると未知数ではありますが。
恐らく私の予想通りなら、獣人支配のために多少なりとも手荒な行動に出る可能性はあるので。
その通りになるなら、みちるや士郎と直接衝突は避けられないでしょうね。
後はシルヴァスタ製薬としては銀狼教団は利用こそする形になったものの。
獣人を支配するんだとすれば最終的には目障りになるでしょうから。
恐らくは銀狼教団とも衝突は回避できないでしょう。
アランとシルヴァスタ製薬がいわゆるラスボスなのか、というとちょっとまだソコについては不明ですが。
今後の展開として、みちる・士郎の敵になるのは間違いないでしょうね。
なずなと銀狼教団
そしてつづきましてこちら。
なずなと銀狼教団サイドについてですね。
まずなずなについては今回の記事で語ったとおり。
恐らくは今後、みちると共闘することになっていくのではないか、と私は予想しております。
特にこういう作品であれば、当初ライバルだったキャラとの共闘ってのは燃えポイントですからね。
ただなずなが共闘姿勢を見せると言っても、それが銀狼教団の総意になる、とは限らないんですよね。
例えばボリスって立場的にはなずなの部下なのかもしれませんけど。
実際のところはボリスの方がなずなより上の位置にいる訳でしょうからね。
(だってなずなはボリスに助けられた訳ですからね)
最悪、なずなが銀狼教団から離反とか、意思を捻じ曲げようとした場合。
ボリスがなずなを切り捨てるなんてこともありえますよねぇ。
後は立ち位置的なものと雰囲気的な物から考えて。
恐らくボリスはシルヴァスタ製薬と対立するでしょうし。
みちるあたりが銀狼教団を許さないでしょうから……。
うん。やっぱり銀狼教団もみちる・士郎から見ると敵なのかなぁ。
ボリス(銀狼教団)に関しても、ラスボスかどうか、ってのは不明ですが。
そこのところに関しては間違いないでしょうからね。
まとめると
こうしてまとめてみると、やはりみちると士郎は……。
シルヴァスタ製薬。そして銀狼教団。この双方と戦うことになるのかな、って感じですね。
もちろんそれはシルヴァスタ製薬サイド、銀狼教団サイドも同じで。
恐らくは三つ巴のまま最後の盛り上がりまで向かうと思うのですが……。
そうなってくると、いったい物語がどんな結末を迎えるのか、っていうところが謎ですねぇ。
みちると士郎が勝ち残るにしても、最後の最後。みちるは選択を強いられるでしょうし……。
ただ個人的には、みちるとなずなにも家族や元の生活があるでしょうから。
『ふたりは人間に戻って、人間と獣人は真の意味での共存関係を築き上げる』って感じなのではないかと私は願っております。
で、みちるとなずながアニマシティに遊びに行くのがラストシーンだとか。
そんな感じだと、良いエンディングなんじゃないですかね?
……まぁ、あくまでも私の願いと予想ではあるのですがw
私としては現状そんなラストを予想しておりますー。
BNA ビー・エヌ・エー 第9話 感想
さてそんなBNA ビー・エヌ・エーの第9話の感想なのですが。
なんでしょうか!? 展開が速くなってる!?
いや~、もうクライマックスなんだなぁ、って感じですね!
まぁ正直なところ、明かせる謎はガンガン明かしてもらったほうが……。
最後の方の盛り上がりは、頭カラッポで楽しむくらいで丁度いいと思いますしね~。
ただその最後の盛り上がりに向けて加速している中……。
すっげぇ不穏な空気が漂ってるのがねぇ~……w
いや、だからこそ面白いと思うんですけど!
平坦にラストを迎える作品になんの面白みがあろうか!
どうせなら凄い山と谷あってこそのアニメでしょうよ!
ってな感じで。上手いことその持ち上がりの前兆の空気に気持ちを高ぶらされてしまっているのでしたw
以上、ロシアスキーでした! 次回もよろしくお願い致します!
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