母との約束は、儚く、切ない。
どうも、ロシアスキーです!
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星(やっぱりタイトル長ぇw)は今回2話、ということで。
話の展開的には導入部が終わった、って感じですかね。非常にキリの良さを強く感じましたが。
相変わらずのクオリティの高さでしたが、語るべき部分も散見されましたね。
ではでは、語って参りましょう!
スポンサーリンク目次
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星 第2話 あらすじ
しかしキシリアのキャスバルへの交渉の結果、三人は自宅へと戻ることを余儀なくされる。
三人の身を案じたランバ・ラルはクラウレ・ハモンの協力を得て行動を開始。
キャスバル、アルテイシアの二人を地球へと避難させる計画を実行に移すのだが……。
地球連邦の妨害、キシリアの追跡を回避し、二人は地球へと向かえるのか?
といった感じで、今回は手に汗握る戦闘シーンもありましたね。
見ていてかなりハラハラするシーンも多かったのですが……。
気になるポイントについて、語っていくといたしましょう。
スポンサーリンクギレンのキシリアへの思惑 サスロ襲撃編
前回の記事でも語った、サスロ襲撃の犯人についての考察ですが。
どうにも、やっぱりキシリアが実行犯ということでほぼほぼ間違い無さそうですね。
ギレンのキシリアへの意味深な一言と、キシリアの反応。
直前のサスロのキシリアへの行動を踏まえ、一連の事件について考えれば……。
キシリアこそ犯人であると考えるのがやはり自然な帰結であるのは間違いありません。
ただここで問題になるのは、『犯人がキシリアであった』という点ではなく……。
『ギレンがキシリアの行いに気付いておきながらそれを罰さない』という点こそポイントであります。
実の兄弟を排除したにも関わらず、それを不問にするかのようなギレンの思惑。
これについてなのですが、これは別段ギレンが特別優しいとか、キシリアが可愛くて仕方ないとか、サスロが嫌いだったとか。
そういうことでは一切無いと思われます。
恐らくなのですがギレンにとってはサスロがいなくなったのは『どうでもいいこと』なのでしょう。
サスロがいなくなったということよりも、キシリアの行動をそのままラル家への攻撃として使えることが肝要。
つまりはデメリットよりもメリットが大きかったから不問にしているだけのこと。
『本当はキシリアに罰与えんとアカンのやろけど、ラル家のせいにしてラル家を排除できそうやからまぁ今回は大目に見といたるかー』
こんな感じでしか考えてないと思いますね。だからメリットが無かったらキシリアのことを罰してたはずです。
なにせギレンは冷血な男ですから。兄弟の立場や命なんて数勘定でしか見てないでしょうから。
さてさて、そんなギレンとキシリアの関係ですが……。
キシリア的には内心穏やかではないでしょうね。なにせ自分のしたことがバレているわけですから。
サスロの様にギレンに報復すべきか、あるいはギレンの機嫌を取りつつ自身の立場を護るべきか。
今後のキシリアVSギレンの動向にも要注目、かもしれませんね。
スポンサーリンクガンタンクについて
今回大活躍のガンタンク。『宇宙でもヤルっす!』とは何の言葉だったかw
とはいえ、このガンタンク。皆さんもご存知のガンタンクとはちょっと様子が違いますよね。
私達の良く知っているRX-75(あるいはRX-75-4)だったのならば機体色は青をベースとして赤、黄が部分的に入りますが。
今回のガンタンクはグレー系統一色。
色以外にも、全高も低くなってる印象ですし、顔もだいぶ違います。
これらの違いの他にも考えるべき点がありまして。
そもそもガンタンクは連邦が一年戦争初期の大敗を受け発動した『V計画』で開発される連邦のMSとなります。
つまりこの次点では連邦はMSを開発していないはずであり『ガンタンク』の名前も存在も『連邦製MS』としてのものでは無いはずなのです。
ということは、今回出たガンタンクはあくまでも『連邦主力戦車である61式戦車の上位機種もしくはその発展系として考えられた大型戦闘車両』であると考えるのが自然でしょう。
(そもそも戦闘車両と言うのであればまずは『装甲戦闘車両』というものがありきでありその中に『戦車』『装甲車』『列車砲』などの区分があるので。
そういう意味では大型戦闘車両と表された場合それは61式戦車などの戦車とは明確に兵科が異なることをここに記しておきます)
兵装は不明ではありますが、もしもガンタンクと同一であれば120mm低反動キャノンが二門と、40mm4連ポップランチャーが二門。
ただこの時代も活躍していたであろう61式戦車の主砲は155mmの滑空砲なので、主砲についてはもっと大型である可能性もありますかね。
ガンタンク(真)に比べて全高も低そうですから、多少ムチャなキャノン運用もできそうですし……。
といっても、まぁ普通に考えれば61式よりキャノンは小型でしょうけど……。
……比較してもよく分かりませんなw
そんなガンタンク(仮)ですが、その戦闘能力はとても高いようで。
街を破壊し見事に大暴れしておりましたね。これでMSじゃないわけですから恐ろしい……。
今後もMSの本格登場はまだまだ先かとは思われますが。バトルシーンに関しては期待が持てそうですね!
(個人的お気に入りシーン。破片の吹っ飛び方が美しい)
クラウレ・ハモンに関して
前回に引き続き登場のハモンさん。沢城さんの声も聞きなれると良く合っている!
ラルに協力する女性でありますが、ただのバーの歌姫ではない様子。
あとこれはランバ・ラルと共通なのですがやっぱり若い!
ガンダム本編のハモンさんは大人の女性として、落ち着きのある姿を見せていたのですが。
こっちのハモンさんはアグレッシブでしかも強い女性って感じですよね。
キャスバルとアルテイシアを助ける為に危険顧みず戦う一面を見せることもあるし……。
かと思えば、めちゃめちゃ優しい一面を見せたり……。
そもそもハモンさんはラルのいい人なのですが。恐らく次回以降の地球編では出番は無いのかなぁ……。
もしも出番があるとすれば、ラルとの大人な関係も描かれていくかもしれませんね!
こう、シブい。キャスバルやアルテイシアを助けるために動く大人の戦い方みたいな物を見せてくれるのではないかと思いますね!
ローゼルシア・ダイクンについて
いきなり出てきて何の情報も無くて混乱を振りまく存在、ローゼルシア・ダイクン。
一応の説明といたしますと。このローゼルシアはダイクンの正妻、であります。
そう、アストライアはあくまでもダイクンの愛人であり、あくまでもキャスバル、アルテイシアの母だからこそあの立場に居れたんですよね。
この辺りの情報は本当にカットされまくっているので、赤い彗星がORIGIN初見の人は混乱するんじゃないかなぁ。
自分だって、アストライアが愛人だって知らなかったら『誰!?』ってなってましたもん。
で、このローゼルシアですが。どうにもアストライアへは良い感情は抱いていなさそうですね……。
まぁ、そりゃあそうですよねー。だって、夫の愛人ですもんね。
多分子供達に対しては敵意は無いんでしょうけど。
ダイクンがいなくなった今、ダイクンの意志は私が継ぐ! とか考えていてアストライアを排除しようと思っていても何も不思議ではありませんね。
その為には子供達を手中に収めザビ家へと牽制をかけていかないといけないのでしょうけど。
ただ立場はどうあれ、どうやらローゼルシアは少なくともアルテイシア辺りには嫌われている様子。
まぁ、そりゃあそうですよね。性格キツそうだもんね。
宇宙時代になっても嫁姑問題や政治家の女性問題は解決しない、ってことですかねぇ。
いや、むしろ宇宙時代だからこそ人間関係の問題が浮き彫りになってるのかもしれませんね。
今回キャスバルとアルテイシアは地球への脱出を成功させましたが。
残されたアストライアに関しては辛い生活になるんだろうなぁ。
多分ローゼルシアはその辺り優しくはなさそうだもんなぁ。
今後、ローゼルシアとアストライアに出番はあるのか。
あったとして二人の関係が描かれるのかどうか。
その辺りも楽しめそうですね!
……関係ないけどローゼルシアってAKIRAに出てきそうw
スポンサーリンク機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星 第2話 感想
さて、今回2話目の感想ですが。
バトルシーンえぇやん!
非常にクオリティの高い戦闘シーンに大喜びなのですが。
ただ、逆に言うとこのORIGINは戦闘よりもドラマがメインでしょうから。
今後戦闘シーンはそんなに出てこないのではないか、という予感があってそこがもったいないかなぁ、とw
後は、キャスバルとアルテイシアよりもラルに目が行っちゃうんですよね~。
正確に言うとラルとハモンに、ですか。
主役たるキャスバルよりも、周りの大人たちが目立つし、魅力的に見えちゃうんですよねー。
今後、キャスバルが主役として目立つかどうか。そこが大事なポイントですね。
キャスバルの活躍が少ないと、かなり物語が淡白になりそうですし……。
とはいえ、現状はとても楽しめているのは確かですから。
次回以降も期待、という感じですね。
以上、ロシアスキーでした。次回もよろしくお願いいたします!
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コメント
「草むらに~♪名も知れず~♪
咲いている♪花ならばぁ♪………」
と、「ベルばら」でフランス革命を勉強?した私は、塔に幽閉と聞くと、「マリー・アントワネット、ルイ=シャルル、マリー・テレーズ」を思い出す…。もし、キャスバル逹母子が、幽閉され続けたら、マリー・アントワネットと同じ運命を辿ったのだろうか?。
ちょっと疑問なのが、ギレンやデギンが、キャスバルを政治利用しなかったことかな。連邦軍が駐留してて、ダイクンがタヒに政治状況が複雑化(混乱化)、故に、ダイクンの遺児を放置しなきゃいけないのならば、私にはギレンがロベスピエール(HP90万、推奨LV20……、何の事でしょ?。)の様に見える。
それと!、あのバァバ…、いや、その、ローゼルシアね、ダイクンの正妻。いやね、あれが…、……彼女が正妻って、説明いれなきゃ分からんですよ!。彼女の間に子が成さなかったって、ダイクンが彼女との夜の営みを嫌って、「さぁ、思索の時間だ!。」と言いながら、塔に籠っていたからじゃないの?。(うむ、ダイクンがルイ16世に見えて来た。まぁ、16世は彼自身に問題があって、マリーと閨を共にしなかったんだけどね。後に解決。)
そうそう、ギレンとキシリア。サスロ排除はキシリアの行動で、ギレンはそれに気付いてる、おっしゃる通りだと思います。
でも、ギレンがキシリアを見逃す理由は謎だ。「冗談はよせ。」では済まないのに、「意外と、兄上もお甘い様で。」なのだろうか?。
実際、ギレンにサスロ排除がばれた当て付けか、ムンゾの宇宙港でジンバ ラル、キャスバル、アルテイシアを見逃してる?よね(たぶん)。
originにおけるキシリアは、トリックスター的要素があると思う。
アハハ、無理矢理、妄想力で「ベルばら」に当て嵌めたけど酷いコメントだね。
こもまま行くと、ハモンさんがオスカル(連邦の軍人に変装してたから!?。)で、ランバ ラルがアンドレ(特に意味はなし。)になってしまう!?。
もうちっと、まともなコメントを書けるように、頑張ります。
それでは、よい記事を!。サヨウナラ。
てけり・りさん
コメントありがとうございます。
気高く咲いて、美しく散る。ベルばらは教科書としても優秀。古事記にもそう書いてあるのだ。
事実、この世の中において革命、闘争などを描かれる際はやはり歴史的事実そして創作的観点からベルばらは大なり小なり影響を与えているかもしれませんね。
1:ローゼルシアについて
記事書いた後に劇場版のoriginの該当シーン確認したんですが。ローゼルシア関連のシーンが大きくカットされてるのが痛かったですねー。
まぁ、やむなしやむなし、ですが。ダイクンにとってはローゼルシアは妻であっても女性になかった。
いや、多分思想的援助をしすぎたんですよ、ローゼルシアは。ダイクンにとってはかけがえの無い仲間となってしまい、思慕の情が湧き難くなってたんじゃないかなぁ。
まぁ、あくまでも私の所見ですがね。
2:ギレンがキシリアを見逃した理由
あんまり説教しすぎてもサスロられちゃうから、ほどほどにしたのかも?w
あるいは、じつはギレンはキシリアがそう動くのも全て「織り込み済み」だったのかもしれないですけどね。
天才ゆえに、その後のことまで考えが及ばなかったタイプかなーw
あと、キシリアは当時から暗躍したり直接行動したりで、トリックスターの役割をがっつり担わされている部分はありますよね!
3:ロベスピエール
ハサン先生に頼むのです。あるいは石を割るのですw
変装したハモンさん、マチルダさんにも似てますよねw
ランバ・ラルはアンドレポジかもしれないけど、この後はシブいヒゲのおっさんになっちゃいますもんねw
とはいえ、なかなかに感慨深いベルばらとの相似点、ありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします!