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機動戦士ガンダムTHE ORIGIN9話感想・考察・解説!コロニー落としの全容【前夜 赤い彗星】

決戦の刻、迫る。

どうも、ロシアスキーです!

今回、前夜 赤い彗星は9話目でございますね~。

前回のラストは不穏でございましたが……。

まぁまぁ、語っていきましょうか~。

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機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星 第9話 あらすじ

ジオン最悪の作戦、コロニー落としが決行される。

しかしその作戦は失敗に終わり、戦争の早期終結は叶わなくなった。

いよいよ連邦とジオンは全面対決に入ることになる。

しかし戦力差は大きく、数の差は如何ともすることが出来ない。

そんな中ドズル中将が切り出した作戦。その要こそ、ジオンの切り札。MSであった。

迫る決戦の時。戦争の行き先を占うことになるその一線の結果とは……。

という事で。いわゆるルウム戦役前の流れをバァーッ! とやった感じですね。

ではでは、今回のキーポイントについて語っていきましょう。

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コロニー落とし その全容

※ガンダム他シリーズのネタバレが多少含まれているのでご注意下さい。

今回、前回のお話から続きまして描かれました、ジオン最大にして最悪の作戦『コロニー落とし』。

ま~、内容知っててもイライラする。知らない人が初めて見たらまぁ衝撃だったのではないでしょうか?

前回ラストで描かれたMSの行っていた作業ですが、一番の目的は『コロニーへの耐熱処理』でした。

が、私としてはこれは狙ってではないにしろコロニー内部から外が見えないようにする』『コロニー外部から中が見えないようにする』という目的もあったのではないか、と思っております。

というのも、そのコロニー落としの為にアイランド・イフィッシュの住民に行われたのは……。

ガンダム 赤い彗星 9話 ガス注入

©SOTSU・SUNRISE

毒ガスによる住民の全滅というまぁぁぁぁあ非道な方法だからですね! そんなんやろうとしてるのが丸見えだったら問題ですからね。

仲間陣営でないにしろ、仮にも同じコロニーという生活環境にあった人たちに毒ガスですからね。マジギレン外道。

そんなことをされてしまい、悲しくも質量兵器となってしまったコロニーは地球へと降下しますが……。

なんとこのコロニー落とし、見事に失敗してしまいます。

このコロニー落としの失敗により戦争の早期終結は見事に叶わなかったわけでございますが……。

ガンダム 赤い彗星 9話 コロニー

©SOTSU・SUNRISE

まず解説いたしますと。コロニーが落下中に3つのパーツに分離してしまったのは、ちゃんとした理由がございまして。

今回描かれていなかったんですけど。実はこのコロニーはティアンム艦隊の艦砲射撃だけではなく地上からの核ミサイル攻撃にも晒されていました。

その攻撃もあって、コロニーは崩壊することになったわけです。なので、艦砲射撃だけで崩壊したとか、そもそも耐久力的に無理があったわけではないんです。

ただまぁ普通に考えて、連邦の妨害については十分に考え、対抗策打つべきだと思いますけどね。ギレン無能。

そしてこのコロニーへの毒ガス注入に関しても、実は背後にドラマがありまして。

まずこの毒ガスを注入したのは、『機動戦士ガンダム 0083 スターダスト・メモリーズ』に登場する『シーマ・ガラハウ』率いるシーマ艦隊であったと言われています。

ちなみにシーマ様及びその部下はこのガス注入に関して、毒ガスであると教えてもらってなかった、という説も。

汚れ仕事を押し付けられたシーマ艦隊は、なんとその後更に切り捨てられることになるのですが……。

それに関しては、ぜひともOVAの0083、もしくはCDシネマ『宇宙の蜉蝣』にてご確認を、という所ですね。

同じく、実は連邦の軍人がこの時アイランド・イフィッシュ内にいたのですが。

それはOVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場する主人公。『シロー・アマダ』でございます。

シローはアイランド・イフィッシュの出身であり、この時にたまたま休暇でアイランド・イフィッシュに帰ってきていたそうで。

大事な家族、友人をこの悲劇に奪われた後、シローはジオンを憎悪することになる、という設定があるのですが。

それに関してはOVA『08MS小隊』もしくは漫画版『機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム』にてご確認を、ということで。

とまぁ、実は今回描かれていなかったんですがこのコロニー落としには様々なドラマがあったんですよ、ということを説明させていただきましたが。

なんでそんな豆知識を披露したかといいますと……。

今回、シローとシーマが出てきてくれるんじゃねぇかなって期待してたんですよ!w

それこそギ野望のムービーでは描かれていたからね! もしかしたら、ちょっとくらい! ちらっと映るんじゃねぇかと思ってたの!

でもねー……そんなことありませんでした。残念無念。

まぁただ、このコロニー落としの非道さ、そして悲惨さは今回で十分お分かりいただけたかと思うのですが。

この非道な作戦、ギレンの独断と冷酷さ、そしてこの失敗が戦争にどう影響を及ぼしたのか!

ガンダム 赤い彗星 9話 ギレン

©SOTSU・SUNRISE

……なんていう部分の、どこまでが描かれるかは分かりませんがw 少なくともギレンはこの戦争初期の時点ですでに暴走気味であると思ってください。

その暴走はここから一年戦争を通じて世界中へと伝播することになるわけなのですがね~……まぁ、とんでもないお話ですよ。

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一線を退いたラル

今回描かれた中でもう私が心が痛くて痛くて仕方なかった部分、となりますと。

一線を退いてしまい、クラブ・エデンで腐っているラルの姿を見た瞬間がもうね……。

ガンダム 赤い彗星 9話 ラル

©SOTSU・SUNRISE

あの、武人で、潔く、大人の男としての魅力に溢れていたラルがまるで世捨て人のようになってしまっていて……。

もうね……悲しい。ただただ哀しい。まさに哀・戦士ですよ。

まぁラルがこうなった理由に関しては、明確ですよね。コロニー落としの作戦に参加しなかったから、これです。

ぶっちゃけ仕方ないと思いますよ。ラルはそんな非道を許せる人間じゃないですし。

でもね、作戦立案者がギレンなんですよ。言ったら総司令様ですよ。その命令に従わなかった訳ですよ。

そりゃあもう処罰されますよね~。まぁ、仕方ない。どうしてもこの結果は回避できなかったでしょう

ただ個人的にはラルにはもう一度立ち上がって欲しいと思っているわけなのですが……。

ここで解説することとしては、ラルが回された『予備役』って何なの? ってことです。

ずばり言いますと、予備役っていうのは『非常時のみ軍人に戻る一般人』的な立場の方のことです。

(ちなみに予備役軍人、の他。予備役兵器というものもあるそうです)

有事の際に召集かかれば軍人に戻る、と言えば聞こえは良いですけど。

まぁはっきり言ってしまえば窓際ですよ。事実上のクビみたいなもんですよ。

ラルにしてみればこの現状は面白くないですよねー。

自分は邪魔者扱いされて、部下たちは戦線へと旅立っていく。

明らかに間違っているのはジオン軍上層部なのに、その過ちを正すことすらできない。

自分の手の届かない所で、戦争はどんどん進んで行ってるという事実。

もはやザビ家の独裁は止められず、自分はただ燻っている……。

いやぁ~、哀しい。本当に哀しい! なにせ部下を引き止めることすらできないんですから!

とはいえ、いまや予備役という立場に甘んじているとはいえランバ・ラルは武人

このままただただ腐っていくだけではないはずです! きっと復活を遂げる!

今はそう信じるしかないですが……っていうか後4話くらいしかないのかw

なんとか最終話までにラル復活が描かれると信じるしかないです。

今後のラルの出番についても、要注目でしょうね。

シャアと黒い三連星について

ガンダム 赤い彗星 9話 シャア専用ザクⅡ

©SOTSU・SUNRISE

今回遂に登場したMS-06 ザクⅡ! いやぁ、カッコイイ!

世界最高のMS! 名機! 傑作機!

そんなザクⅡを動かしていたのはご存知シャアだったわけですが。なんとシャアは出世をして中尉になっておりました。

これはなんと黒い三連星リーダーのガイアと同格でありまして、たかが一兵卒のシャアが、MS開発に深く関わっていたガイアに並ぶという……。

まさに立身出世! しかも恐ろしいスピード出世でございます!

ちなみに私の記憶が間違っていなければ、黒い三連星ってガイアがリーダーで一番階級が高くて、マッシュ、オルテガはちょっと階級落ちるんですよ。

(もしも間違ってたらゴメンナサイ)

つまりシャアはマッシュ、オルテガを追い抜いて出世した、という事実でもございますねこれは。

これがねー、ホント、この四人の会話だけで『シャアの凄さ、能力の高さ』が表現されている。本当に見事な描き方ですよ。

ヘタな作品なら勲章授与とか辞令とか出てうんぬんかんぬん、みたいな描写があって間延びしがちなんですが。

それをやらず、テンポ良く見せるこの手法はまぁ見事ですね。

さて、見事に天狗になってる……かどうかは不明ですが。三連星に対して臆さずに話をするシャア。

ガンダム 赤い彗星 9話 舌戦

©SOTSU・SUNRISE

なぜか唐突にルウムでの戦果比べを提案しますが、これはどんな意味があるのでしょうか?

これについてですが、私はこう考えます。

1つ! ルウムでのジオン大勝のため、三連星に発破をかけた!

2つ! 自分自身を追い込む為の勝負の提案だった!

ずばりこの2つの理由が背後にあったんじゃないかと思うんですよね。

まずそもそもルウムでジオンが負けると、シャアとしては非常に苦しい。

ザビ家への復讐を果たす為には、『連邦によるワンサイドゲーム』は望ましくないわけですね。なにせ自分の手で復讐をしたいし……。

そもそもジオンが連邦に負けてしまえばジオンという国が消滅してしまうので、復讐のその先が無くなってしまう。

かつ、シャアはとにかく戦果を挙げて出世をして、ジオン中枢、ザビ家へと近づきたい。

となれば、とにかく奮起しなくてはいけないし、できれば噛ませ犬、ではないにしろ。

自分の戦果の比較対象となるエースが欲しい、という思いもあるでしょう。

なので、三連星を煽り、その上で自分が戦果で勝ろう! という狙いがあったのではないかと思います。

まぁ、この辺りは全て私の予想でしかないわけなのですが……。

そんなシャアと三連星の戦果比べ。どんな結果になるのかは……まぁ次回以降ですね。

この勝負、そしてルウム戦役そのものについて! これ、要注目ですね!

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機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星 第9話 感想

さて、今回の感想なのですが。

面白いんだけど! 面白いんだけど!

いや、今回本当に私の感情としては複雑でございます!

本編はまぁ、個人的には文句の付け所は無いですね。

ザクⅡが見れたのは非常に嬉しいですし、いよいよルウムが迫ってきて、盛り上がるぞー! って感じですし。

ガンダム 赤い彗星 9話 角無し

©SOTSU・SUNRISE

ただまぁ、ビジュアル面について一つ言うとすれば、シャアのヘルメットって角ねぇとダッセェなぁw ってことくらいですかw

コロニー落としの映像も迫力ありましたし、ドズル中将閣下とゼナちゃんの夫婦関係も見れましたし。

いや、ホント本編は非常にいいです。文句ないです。

ただねー……OPがさぁ。『BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を超えて~』のカバーってのがなぁ……。

前回までのEDもそもそもZの曲やん、って思ってたんですけどね。

あのねー、これ安直にこの曲使って欲しくなかった。本当に、この曲大好きだから。

だってこれ逆シャアの曲やん! いくらなんでも露骨過ぎ!

って思うんですけどね。ぶっちゃけ映像が超カッキェしLUNA SEAの歌声良いしで『ぐぬぬ……』ってなってるのが本音ですw

でもな~……この曲はなぁ。使うならせめて最終話EDだろうよ……。

あ、でも新規EDの『A Red Ray』は大好きです。映像も。

映像はプ■ジェクトX感とか、映像の●紀感出てていいですし、単純に曲も大好きです。

しんみりとしつつもクンッ、と響く声色。非常に良いです。えぇ。

まぁそんな感じで非常に複雑な心境なのではありますが。総合的には面白いなぁ、って感じですねー。

次回以降、遂に最終局面へと物語も進んでいくでしょうから。目が離せませんね!

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星の感想・考察・解説記事まとめ
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の記事を毎話更新していきます。 ...

以上、ロシアスキーでした。次回もよろしくお願いいたします!

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コメント

  1. ゆう より:

    >シャアのヘルメットって角ねぇとダッセェなぁw
    見てて全く同じ感想でしたw

    • rosiasuki より:

      ゆうさん

      コメント、ありがとうございます。

      ですよね! ですよね!? なんか最初見た時。

      「……? ??? あ、あれ? なんだろこの違和感」って思って。

      んで画像見比べて気付いたら

      「だ、ダッセエエエエエエエエエエエエエッッッ!」ですよw

      いや、ホント。早く角付けてほしいですねw

  2. yupo より:

    ロシアスキーさん、こんにちは。今さら書き込むyupoです。第9話、今日見ました。
    前回の終盤でロボットが窓にコーティングしてたのは耐熱処理だったのですね。
    ロシアスキーさんの解説がなければ分からないくらい、説明不足の作品ですよね、相変わらず。さらに、アイランド・イフィッシュ内の恋人が初登場して、「は?なにこの二人?誰?」となり、でも相当フィーチャーされてたので「あぁこの二人が墜落に関連して何か泣かせるドラマが次回、まってるな」と思うのは世の常、のはずなのですが、今回の冒頭でいきなり二人とも毒ガスでタヒんでしまい「じゃ、何のために出したんだよ!全くくだらん時間だった」の心境です。
    誰も知らない一見さんキャラを大きく取り上げてすぐコ口すくらいなら、ロシアスキーさんご推奨のシローアマダなり、マチルダさんなりミハル達なり、ファンお馴染みのキャラがコロニー落としをそれぞれの立場でどう受けとめたのか、その時の心理描写くらい入れてほしかったと思いました。

    それと、ここまで見てきて、なんか不安になってきたのが、もう話は0079年に突入しているのに、キャラの見た目や性格がファーストにどうも繋がらないという点です。ランバ・ラルが、あと数か月でガンダムⅡの時のような、どっしりした落ち着いた武漢になるとは、とても思えない。いまだに血気盛んで戸惑います。ハモンさんもナイスバディーすぎる。ファーストではもっとガリなのに。ガルマにいたっては妙に小心者でガキ臭い。ファーストのガルマはもっと高潔なのに。キシリアなんてヘアースタイルからして、このオバハン誰?って感じ。シャアにしても、ファーストよりかなり狂気的になってて違和感ありなのですが、
    でも、次も見ちゃう。やっぱりガンダムずきだな、俺。

    • rosiasuki より:

      yupoさん

      コメント、ありがとうございます。
      私はTV版を見た後、該当部分の劇場版をアマプラでチェックしているのですが。
      やはりこの説明不足感などは、原作ありき原作既読ありきなことに起因すると思いますね。
      原作のアニメ化としては正解なのでしょうが、情報の取捨選択が誤ってるとしか思えないのはイタい。

      あと、キャラの見た目や性格に関しては、これはまぁ、いわゆる安田作画状態なので。
      多少、ファーストに繋がらないっぽいのはやむなしかと思われます。
      あくまでもコレはオリジンのアニメ化なので。完全無印とは別物としてみた方が納得しやすいかもしれませんね。

      まぁ、私も早く次の話が見たいのですが。正直もにゅもにゅしております~。