お疲れサマンサ~!『呪術廻戦』担当の坂田です。
”1年生3名が派遣され、内1名がタヒ亡”に動揺しています(汗
前回、夜蛾(やが)学長との面談を経て呪術高専に転入が決まった虎杖(いたどり)。
伏黒との友情や五条との信頼関係も芽生えつつある?なか、第3話では釘崎野薔薇(くぎさきのばら)が登場しました!
彼女が呪術高専に入学を決めた理由、「田舎が嫌で東京に住みたかった」の本当の意味とは?
おまけアニメ「じゅじゅさんぽ」も要チェックですね。
ではさっそく考察・解説を交えながら見どころを振り返っていきましょう。
原作未読者によるネタバレなし初見考察です。原作ファンの方は初見勢の考察にニヤニヤしながら読んで頂ければと思います。
※コメント欄でのネタバレは厳禁でお願いします!
野薔薇が呪術高専に来た理由
始まりは野薔薇が小1の頃に越してきたという「さおりちゃん」との出会いだったのではないでしょうか。
不運にも野薔薇の地元は陰湿な村でした。
さおりちゃんと仲良くしていたのは野薔薇だけで、多くは”都会から来たよそ者”としてさおりちゃんを拒絶しみんなで嫌がらせしていたようです。
コンプレックス丸出しな地方の悪い特徴ですかね…、もちろんすべての田舎がそうだとは限らないんですけど。
野薔薇が地元嫌いになったのはその一部始終を目の当たりにしたからでした。
「私ってつくづく環境に恵まれないのね」とは、陰湿な田舎で生まれ育ち、ようやく東京へ出てきたと思ったら今度は芋臭い男子(偏見)と偉そうな男子(偏見)が同級生だった現状への嘆き。
「気持ち悪いったらありゃしない」には失望や、あんなやつらと一緒になりたくない、という気持ちが込められているように感じました。
結局、村から追い出される形で引っ越していったさおりちゃん。
野薔薇は憧れのさおりちゃんが住んでいた東京に憧れました。
彼女が命を賭けてまで呪術高専に、東京に来たのは私が私であるため。
「田舎が嫌で東京に住みたかった」には故郷での嫌な思い出と、自分はそれに染まらない、という決意が込められていたんですね。
もう一度さおりちゃんに会いたくて、再会したとき彼女に堂々と会える自分でありたかったのだと思います。
野薔薇は強気でがめつい一面もあるけれど、正義感があって「ありがとう」も言える心優しい子でした。
まぁ東京観光にはしゃいだり回転寿司の誘惑に負けたりする一面を見るに、東京に住みたいという純粋な好奇心も確かにあったのかもしれませんが。
野薔薇の呪術とは?
呪術を使う野薔薇ちゃん、かっこよかったですね!
1つは呪いに釘を打ち込み、そこから野薔薇の呪力を流し込んで祓うもの。
2つ目の共鳴り(ともなり)は藁人形を使って対象の体の一部に釘を刺せば、離れている本体ごと祓える(消滅させる)ものでした。
敵からしてみれば体の一部を犠牲に逃走しても無意味なわけですからかなり厄介だと思います。
そういえば虎杖が五条に借りた呪具・屠坐魔(とざま)は野薔薇に不評でしたけど、さり気にいわくつきの武器だったりするのでは?と予想。
普通に初心者用の即席武器だったら恥ずかしいんですけど(笑)
東京と地方は呪いのレベルが違う
人の心から生まれる「呪い」。
人口に比例して強くなるそれは、東京と地方でレベルの違いを生じさせます。
言ってしまえば人口過密都市・東京で生まれる呪いは日本のどこよりも数が多く、強くなりやすいんですね。
だから野薔薇が地元で倒せていたはずの呪いも、今回は追加攻撃しないと倒しきれなかったようです。
2級、1級、特級の呪いが狡猾さや知恵を身に着ければもっと厄介になるし、今後”命の天秤”で呪術師たちを弄ぶ、より卑劣な呪いが登場しそうですよね。
今後4んでしまうキャラを予想してみた
突如上空に現れた特級仮想怨霊の受胎(名称未定)。
この仮想怨霊が後に特級呪物となるもので、受胎の段階で祓う事が出来れば被害は最小限に抑えられるのではないかな、と考えました。
緊急とはいえ1年組が派遣されたのも彼らだけで対処できると判断されたからでしょうし、今のところそんなに厄介な呪いじゃない認識なんだと思います。
と言ったそばから何ですが現場に向かった虎杖・伏黒・野薔薇の内ひとりがタヒ亡するらしいじゃないですか!
思わず「え”っ!??」と声をあげちゃいましたよ。
1年組を派遣したベテラン呪術師たちにも想定外の事態が発生、窮地に立たされた虎杖・伏黒・野薔薇の誰かが仲間を庇って……という展開になるのかなぁ。
微バレしてもなお衝撃を受けるような展開が用意されているんだろうと勝手にハードルを上げているところですが、早くも「呪術師に悔いのない4など無い」が現実になってしまうのでしょうか。
心の準備も兼ねて予想していきましょう。
伏黒恵の場合
伏黒ですが可能性としては一番低いんじゃないかな、と思っています。
五条も1年組の中では彼を一番信頼しているみたいですし(付き合いが長いせいもあると思いますが)、なにより東京で呪術師をしてきた経験が豊富です。
東京の呪いについて熟知しており、命取りになるようなミスをする事もほぼ無いんじゃないでしょうか。
ただ、特級呪物・宿儺戦では手も足も出ない様子でしたから油断禁物ですね。
すべては特級仮想怨霊の受胎の強さ次第でしょう。
虎杖悠仁の場合
抜群の身体能力を持ち、呪いやそれを倒すことに動じない強い心。
それが虎杖の強みだと思います。
五条の発言でも確定していますが、これこそ夜蛾学長が言っていた呪術師に必要なイカれっぷりであり呪術師適正の一つだったんですね。
虎杖「うん。動けん(る)ね、俺」
今回に至っては実戦の中で自分の力を図る余裕さえ感じました。
人質を前にしても動揺せずに子供を救出、そのあと本格的に呪いを倒しに行っています。
ほぼ素人にも関わらず、1つのミスも許されない状況で的確な判断が出来る精神力、もとい虎杖のイカれっぷりは今後も発揮され強い武器になるでしょう。
とはいえ彼が4ぬ可能性も0ではないと思います。
虎杖の欠点は経験不足。
力だけでは呪いに対する知識は補えず、そこに隙が生まれるかもしれません。
なので「主人公は何があっても4なない」絶対ルールを覆してくるパターンや、その上で新しい力を獲得して復活するパターンもありかな、と。
反則技として本当に危ない時は宿儺に変わってもらう手もありますけど、虎杖が宿儺を完璧にコントロールできている限り勝手に出てくることはないはずですからこれは候補から外しておきます。
釘崎野薔薇の場合
個人的な意見で申し訳ないのですが、野薔薇が一番危なさそうだと思いました!
呪術師としての経験は虎杖よりあるものの、東京の呪いにはまだ不慣れなところがあるからです。
さらに自分が犠牲になると分かっていても、相手を助けられるかもしれない可能性のために、呪いの思惑通りに動いてしまう優しさがありました。
彼女の優しさは、同時に自分を曲げない信念でもあると思います。
それが原因で今回のように自分の命を危険にさらすかもしれません。
なまじ経験があるから油断も生まれやすい、知識があるからイレギュラーな状況に対応しづらい(これは伏黒も同じかも)。
経験と信念が逆に命取りになるのでは……と考えてみました。
本日の「じゅじゅさんぽ」
ED後にミニアニメが実装されましたが、これ毎週あるんでしょうか!?
尺に余裕があればぜひ毎週やってほしいですね。
オフモードの宿儺とか貴重ですよ(笑)
今回はディナーを巡って火花を散らすおのぼりさん(虎杖&野薔薇)回!
私はパーを出すぞ、と嘘をついてグーを出した野薔薇。
素直にチョキを出し負けてしまった虎杖。
まだ絡みは少ないですけど二人の性格が滲み出るワンシーンでした(笑)
そして虎杖からはこんな名言も。
「回転寿司はレジャーなんだよ!遊園地なの!TDLなの!!」TDLではないと思いますが言いたい事は分かる。
初回転寿司、新幹線に乗ってくるお寿司、に反応してしまう野薔薇も可愛かったです。
「どうせなら美味い方が。五条先生の金だし…」とちゃっかりしている伏黒には笑ってしまいました。
イヤらしい話、食べ盛りの生徒3人連れてビフテキにも銀座の寿司にも対応できるくらいですから五条先生のポケットマネーはかなりあると見た。
一度でいいから「寿司かー、銀座のいつものトコでいいか~」とか言ってみたいものですね…(笑)
呪術廻戦 3話感想
野薔薇ちゃん、いいキャラしてるし美人なのもスタイルが良いのも本当だけど自信満々すぎて笑う。
合理的に物事を考えて自分が助かる方法、損をしないための道も分かっているのにそれでも目の前の人を見捨てられないんですね…。
これ私が私であるために~、に繋がっていると思うんですけれど、前回2話で虎杖を見56しに出来なかった伏黒と似たものを感じました。
呪術師としてイカれてるのは確かだけど1年組はみんな心根の優しい良い子だな~、これは好きにならざるを得ないでしょう。
虎杖は2度目の実戦となりましたが宿儺の力を借りなくても普通に強いという。
序盤から実力メンタル共に頼もしい主人公、なかなかいませんよ!
初の武器戦でも華麗な身のこなしを披露できたのは、驚異的な身体能力と洞察力あってこそなのだろうなと思ったり。
圧倒的東京民を前に従順になるおのぼりさんの図にはじまり都民と地方民ネタもおもしろかったですね。
呪術廻戦はギャグセンスも高いと思います。
3人の成長が楽しみな反面、内1名タヒ亡を予告されてショックなんですけど(泣
トレンド入りもして視聴者が受けた衝撃の大きさが伝わってきます。
「4亡」は誤認だったとか、一度4亡するも復活するとか、都合のいい展開を考えちゃいますね。
野薔薇に至ってはさおりちゃんに再会するまで4ぬわけにはいかないでしょうし。
五条が言っていた才能があっても嫌悪と恐怖に打ち勝てず志半ばで挫折した呪術師も気になりました。
伏黒ともそれなりに面識があった?ようですが、存命なのか故人なのか。
過去回想編とかで登場しそうじゃないですか。
伏線を張りつつ、今後への期待と不安が高まる第3話でした。
「呪術廻戦」を正しく楽しむためにも、重大な解釈違いなどありましたらコメント欄よりご指摘いただけると嬉しいです。(※ネタバレにつながる内容は伏せて頂けると幸いです)
ではまた4話記事でお会いしましょう。
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