お疲れサマンサ~!『呪術廻戦』担当の坂田です。
今回の任務で4んだのは虎杖でしたが復活の兆しも…!?
前回4話で人質救出任務に向かった1年生組の前に現れたのは、特級呪霊に変態した呪胎でした。
宿儺と入れ替わって特級呪霊に勝利した虎杖ですが、宿儺から肉体の主導権を取り戻すことが出来なくなります。
今回5話では宿儺(虎杖)VS伏黒戦が決着。
都立呪術高専2年の禪院真希(ぜんいんまき)、狗巻棘(いぬまきとげ)、パンダ先輩など新キャラクターも続々登場しますよ!
さっそく考察・解説を交えながら見どころを振り返っていきましょう。
原作未読者によるネタバレなし初見考察です。原作ファンの方は初見勢の考察にニヤニヤしながら読んで頂ければと思います。
※コメント欄でのネタバレは厳禁でお願いします!
目次
虎杖は生きている?
宿儺VS伏黒の戦いは虎杖の4によって幕を閉じました。
主人公退場でこの先どうなってしまうんだ…と頭を抱えましたがラストに希望が持てそうです。
宿儺「許可なく俺を見上げるな、小僧」
これは虎杖、生きてるんじゃないですか!?
宿儺の話し相手も、宿儺を見上げる視点も、心当たりは一人しかいません。
「4んだのであろう?その虎杖とかいうガキは」
「さぁ?どうかな」
夏油(げとう)も虎杖の4を断言しませんでした。
思ったんですが、特級呪物を取り込んだ人間は心臓を失っても完全な4に至らない、という確信があったのではないでしょうか?
宿儺を宿す限り虎杖の精神も4ぬ事は無い、とか。
実際に虎杖の精神は生きているようなので、心臓を元通りにすれば復活できそうです。
考えられるのは、宿儺を取り込んだ影響で虎杖が反転術式を使い自己治癒できるようになる展開ですかね…。
もしくは宿儺と取引をして治癒してもらうとか。
それにしても
虎杖が戻らなければ宿儺が完全に肉体を支配し虎杖の4を意味する
虎杖が戻ってきても4ぬ
この2択を迫るなんてさすが呪いの王、やる事がえげつないです!
3本目の指は宿儺が取り込みましたが、宿儺の指を取り込むたびに体の主導権を取り戻すのが難しくなるのかな?と予想します。
伏黒が「ふるべゆらゆらやつか…」を取り消したのは虎杖が戻ってくる兆しを感じ取ったからで、虎杖は自分の結末を分かっていても仲間を4なせないために戻って来たのだと私は思いました。
五条の怒りと仕組まれた悲劇
今回の任務に1年生だけを派遣するのは明らかに無謀でしたが、わざとだったなら納得ですよね。
黒幕は虎杖を即死刑にしたかった&五条を快く思っていない「上の連中」だと目星をつけたのは五条自身です。
「上の連中」がどういう人達なのか、何を考えているのか、具体的に分からないんですが、確かなのは呪術師側も一枚岩ではないという事。
3本目の指の入手先が呪霊と関係しているなら、呪術師内部にいる内通者や裏切り者の存在も疑わざるを得ません。
五条の出張も仕組まれたものだったようで。
実際、五条が任務の場にいれば虎杖は4なずに済んだのでしょう。
五条先生がなぜこんなに嫌われているのかも気になる所です。
出る杭は打たれるとよく言いますが、貴重な戦力であると同時に自分たちに従順でない存在としては忌々しがられているのかな、と思ったり。
生徒の4に怒りをあらわにする自称ナイスガイは、視聴者的には好感度UPでしたけどね!
伏黒が虎杖を助けた理由
正しい4を求めて戦うのが虎杖なら、少しでも多くの善人が平等を享受できるようにするため不平等に人を助けるのが伏黒でした。
OPにも登場したこの女性・津美紀(つみき)ですが、伏黒の兄弟か元彼女だと予想します。
上画像で制服を着ているように見えるので母親説は除外しました(スーツだったらすみません)。
「誰かを呪う暇があったら大切な人の事を考えていたい」と言う津美紀は、誰になぜ呪われたのか……。
恐らく逆恨みや理不尽な理由ではないかと思います。
誰よりも幸せになるべき彼女(善人)が4ななければいけなかった、その不平等さに直面した過去が伏黒の信念の根本にあるようでした。
となれば危険を冒してまで虎杖を助けた理由もしっくりきます。
先輩を助けるために命を賭け、伏黒を4なせないために宿儺の指を取り込んだ虎杖はどうしようもなく善人だったのです。
伏黒の呪術について
伏黒の式神は影を媒体にしていることが明らかになりました。
宿儺の言葉を借りればそれは「呪符を使うありきたりな術式ではない、応用が利く」ものです。
宿儺「分からんな、お前あの時、なぜ逃げた?宝の持ち腐れだな」
何だか伏黒の能力を買っているように聞こえます。
宿儺が見抜いたのは特級との戦いで伏黒が勝てた可能性と、ポテンシャルだったのでしょうか。
伏黒は宿儺の言葉の意味を理解できないようでしたから、本人が思っているより伏黒の呪術は優れているし強大なのかな、と思いました。
もしくはあの時、伏黒が本気を出さなかったのに――「ふるべゆらゆらやつか…」を使わなかったのに疑問を呈したのかもしれません。
パンダ先輩の正体を予想してみた
2年の先輩が登場しましたがパンダの圧倒的存在感
笹食ってる場合じゃねぇ!※OP参照みたいだと注目されていましたけど、伏黒からは「パンダ先輩」とだけ紹介されました。笑
パンダ先輩は式神?
私は最初、玉犬のような式神だと思ったのですが。
2年の先輩=呪術師確定ですし、式神ではないと思います。
パンダ先輩は着ぐるみ?
次に着ぐるみかな?と思ったんですけど、じゅじゅさんぽで「獣臭する」と言われていたので正真正銘パンダで間違いないようです。
だとしても人語を介し、二足歩行し、自らをファブるなんて普通のパンダではありません。
なのでパンダ先輩は呪いでパンダの姿にされてしまった元人間説or呪術によって改造されたパンダ説を推します。
早くもパンダ先輩の過去が気になって仕方がないです。
呪霊の目的
前項目「1.1 五条の怒りと仕組まれた悲劇」に関連しますが特級呪霊が宿儺の指を持っていたのは偶然ではなく必然でした。
「貴重な指一本使ってまで試す必要があったかね?宿儺の実力」
また「呪霊のボス」は呪いの王である宿儺?かと思ったのですが、呪霊が3本目の指を使って宿儺の実力を試したような発言をしているので呪霊のボス=宿儺は違うのではないかと思います。
現代の呪霊を束ねているのは宿儺ではない別の存在なのかもしれません。
勝敗を分けるのは五条と虎杖?
呪霊たちの目的は、戦争を起こして偽者(人間)が居ない世界を実現すること。
戦争をする前に呪術師最強の五条を倒し、宿儺の器である虎杖を仲間に引きこむ事が呪霊にとって勝利の鍵となります。
遅かれ早かれ五条は呪霊たちの標的になりそうですね。
そう簡単に倒される男ではないと思いますが!
同業者から狙われたり宿儺と戦うなら隙が生まれるかもしれません。
虎杖は仮に復活したとしても、仲間に引き込むのは無理なんじゃないだろうか。
宿儺は呪霊ですが、他の呪霊とつるむ必要が無いほど強いし、そもそも倒すべき存在(人間や呪術師)が居なかったら宿儺は退屈するので他の呪霊と志を共にする気は無いんじゃないか?と勝手に想像してみます。
最悪、五条か虎杖、どちらか一方でも持ちこたえれば呪術師が有利である事が分かりました。
呪霊と手を組む呪術師?
これまで呪術師(上の連中と内部モメはあれど)VS呪霊の構図だと思っていましたが、実際はもっと複雑なんじゃないか?と思えてきました。
言ってしまえば一部呪術師と呪霊の共謀とか。
呪霊と親しげに接するこの男(公式情報だと夏油げとう)ですが。
一般人に視認されていたので呪いではなく人間、もっと言えば呪霊を目視できる呪術師で間違いないでしょう。
内部事情に詳しそうだし五条とは面識がありそうな口調でした。
しかしよくよく考えて、呪術師が呪霊と手を組んでいるのも、呪術師側が不利になるアドバイスをしているのもおかしな状況ですよね。
3本目の指に関わっている呪術師……、素直に考えて夏油は上の連中の一人かなと思ったのですが。
呪術師界から追放された元・上の連中とか、呪術師に恨みを抱いている呪術師、あたりも予想してみます。
五条や虎杖を失っても大丈夫、呪術師が不利になっても良いと思っているように見受けられましたので。
夏油には呪霊と手を組むことによって何らかのメリットがあるんでしょうね…。
今ある情報だけだと人間に消えてほしい、呪術師をこの世から消したい、くらいしか見当が付きません。
呪術廻戦 5話 感想
原作組が「呪術廻戦は難しい」と言ってましたが、漢字だけでなくセリフ回しや相関図の事も含まれているのかな、と思いました。
夏油の目的と立ち位置がはっきりするだけでも分かりやすくなりそうなんですけどね…、早めに明かして頂けると嬉しいです!
私の脳内では早くも勢力図がグチャグチャになってます。笑
伏黒本人の口から信条が明かされて、キャラクターの魅力もぐっと増したのではないでしょうか。
「自分に論理的思考は無く我儘な感情論でしかない」「でもそれでいい、俺はヒーローじゃなくて呪術師だから」と不完全でも自分の信じた道を貫こうとする強さが良いなーと思うし、これを口にしたのが虎杖の4を悟った時でしたからね…、言葉の重みも増して二人の間にある絆をヒシヒシと感じました。
逆にじゅじゅさんぽでは「お日様の匂い」とセリフのチョイスが妙に可愛かったですね。笑
TLもザワついてたし今回伏黒推しが増えたな(確信)
可愛いといえば「もっと言って!」の伊地知さんにも言及せずにはいられないんですけれど。笑
初対面の虎杖が4んであんなに動揺するなんて…、根がとてもいい人なんだろうな、と思いながら見ておりました。
強くなると決めた伏黒&野薔薇の心には虎杖の存在が…。
野薔薇が唇を噛んで涙を押し殺していたのは見てて辛かったな…。
どうにか虎杖が復活して再会してほしいものです。
京都姉妹校交流会なるイベントもあるんですね!
「禪院先輩」って1話で名前が登場しましたけど、虎杖と似ているらしい(おそらく身体能力的な理由)ので交流戦での活躍も楽しみ。
語彙がおにぎりの具しかない先輩と意思疎通できる日は来るのだろうか…。
宿儺の服ビリビリに裂きまくり問題についても語りたい所ですが長くなりそうなので今回はこの辺で。笑
「呪術廻戦」を正しく楽しむためにも、重大な解釈違いなどありましたらコメント欄よりご指摘いただけると嬉しいです。(※ネタバレにつながる内容は伏せて頂けると幸いです)
ではまた6話記事でお会いしましょう。
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コメント
毎週楽しく読ませていただいています。
原作既読組として新鮮な感想と考察にニヤニヤしております。
ここからはさらに『呪術廻戦』の面白さが加速していくこと請け合いです。
どれだけ考察、深読みしても期待にこたえてくれる作品だとおもいますので、今後もいろいろな考察を楽しみにしています。
ネタバレ配慮のコメントありがとうございます。
>どれだけ考察、深読みしても期待にこたえてくれる作品
原作勢が言うなら間違いない…!
個性的なキャラクター、読めない展開と素晴らしい映像クオリティも相まってグイグイ作品に引き込まれています。
今のところ考察の90%くらいは外れておりますが…笑
いい意味で予想を裏切ってくれるので楽しさ倍増です。
アニメ組なりに楽しんでいきたいと思います!
いやー今回もバトルシーンの作画が凄くて見入ってしまいました。伏黒の決意を示すシーンも良かったですし、原作勢としても凄く新鮮かつワクワクした気持ちで金曜を待っています。前回や今回で宿儺は当たり前のように領域展開や反転術式を使用していますがこれらは現代の呪術師の中では極々一部だけが使える超高等技術なんですよね。膨大な呪力や特別な術式だけでなく圧倒的な呪術のテクニックも宿儺の強さの一つという事が描写されていて改めて恐ろしいなと思いました。
ネタバレ配慮のコメントと情報ありがとうございます。
題材が題材なので、バトルシーンが素晴らしいと気分も上がりますよね!
ストーリーが進むにつれて激戦も増えるでしょうし、期待値が高まります。
>伏黒の決意を示すシーンも良かった
激しく同感です…、バトルシーンに比べると派手とは言えませんが、滲み出る良さがあったと思います。
「”俺は不平等に人を助ける”の下りが好きだった」という海外勢のコメントも目にしましたよ。
>領域展開や反転術式を使用していますがこれらは現代の呪術師の中では極々一部だけが使える超高等技術
そんなに凄い物だったのですね。
「簡単そうにやってのけた」宿儺はそこからして「レベルの違い」を見せつけていたのか…。
他にも使えるキャラクターが登場しそうですけれど、最強の呪術師・五条は勿論使えそうですね…。