こんにちは、哲太です。
ついにギルベルト少佐の安否が明らかになった『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の第7話。
前半〜後半パートでは小説家(脚本家?)オスカー・ウェブスターの、そして終盤でヴァイオレット自身の“大切なもの”について語られていて、物語全体の大きな転機となりそうですね。
正確には状況的に……というところなんですが、なんとも少佐の生存は難しいところ。
そんな知りたくなかった現実を知った時、思わずその場を飛び出してしまったヴァイオレット━━彼女を中心とした登場人物の気持ちをしっかりと汲み取れるよう今回のお話を振り返っていきたいと思います。
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この第7話のキーパーソンとなっていたのが、オスカー・ウェブスターという一人の男性。
物語をつむぐ仕事に携わっている有名人のようで、ヴァイオレットの同僚のエリカも羨ましそうにしていましたね。(アイリスは終始無言でしたが。笑)
しかし、実際にヴァイオレットが尋ねた先にいたのは、最愛の家族に先に旅たたれて思うように筆が進まないウェブスターの姿。
物語が進む中で、娘の面影とヴァイオレットの姿を重ねて立ち直っていった彼ですが、そこで私が感じた疑問はなぜドールに仕事を発注したのか、ということ。
まさか物書きが字を書けない、なんてことはないはず。
きっと以前までは自分の手で書いていて、何らかの理由で代筆を取ることにしたのかなっと思います。
一番予測が立ちやすいのは、家族を失う苦しみで思うように体を動かせなかった。
カトレアが「久々の新作」と言っていたことからも、長らくスランプだったのが窺えますし、この線が濃厚でしょう。
ただ、今回はそこにもう一歩踏み込んで予測をさせていただくと、この代筆を頼んだこと自体は彼ではなかったように思います。
そう考えた理由は、最初にオスカーとヴァイオレットが出会った際、オスカーがそのことを予期していなかったような対応だったから。
ヴァイオレットが娘と同じ髪の色をしていたのを驚くのと同時に、彼女の登場自体をいぶかしげに感じていたことが見てとれるシーンでした。
中々調子の上がらないオスカーの身を案じ、周囲の誰かがドールに連絡をとった、この線も結構考えられるんじゃないかなっと物語を見ている中で感じたんですよね。
その誰か、はオスカーに仕事を依頼した側の人間かもしれませんね。
スポンサーリンクもし生きていたら今後どんな展開に?
この第7話のもう一つの重要ポイント、それはヴァイオレットがギルベルト少佐の安否を知ってしまったこと。
ホッジンズ社長の言う通り、状況的に無事だったのはヴァイオレットだけ、だとは思うのですが、もし仮に少佐が生きていたら今後どのようなかたちで登場するのかちょっと期待している自分がいます。
奇跡的に現地人に助けられ、だけど傷が深くて帰ってこれなかった、とか、軍医以外の施設に運ばれていて、そこでは記憶をなくしていて彼の存在に誰も気づけなかった、とか、色々なパターンがあるんじゃないかなと考えています。♬
何れにしても物語の終盤での登場になるのは間違いなしですね。
大切な人がいなくなってしまう現実を乗り越えて、ていうこのままのルートももちろん見応え十分ですが、これからまた二転三転するような流れもウェルカムなので、今後の展開も要注目です!
スポンサーリンクヴァイオレット・エヴァーガーデン 第7話感想
ここまでドールとして順調に成長してきたヴァイオレット。
今回の話の終わりぎわ、久々に再会した身元引き受け人のお婆さんに素直に謝罪したことからも、過去の彼女に比べてかなり人に寄り添える気持ちも育まれていることが伝わってきます。
そんな彼女に突きつけられた、つらい現実。
きっと彼女自身も、その心のどこかではわかっていたことなんじゃないかなと思うのですが、それでもそのショックは計り知れません。
これまでは仕事をこなす中で様々な感情を知ってきた中、思わず職場を飛び出してしまった彼女は、きっと代筆業以外の出会いで何かを感じ取るのでしょう。
その“代筆業以外の出会い”とは何なのか、次の第8話も見逃し厳禁ですね。♬
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コメント
オスカーが自分で執筆できない理由と、代筆を依頼した人物については原作ではきちんと描写があります。
単にスランプなだけでなく、家族をなくした悲しみで酒と薬に溺れた後遺症で手の震えがあるんです
(アニメでも手が震える描写はありましたが、現在進行系のアル中のように描かれていて不服でした)
依頼したのはオスカーの復帰を後押ししてくれた友人ですね。
この作品を書いて欲しいという依頼があった事や友人との関係なども、原作では無理なく順序立てて描かれているので
原作に比べると、7話はとても雑な作りに見えてしまって非常に残念です。
コメントありがとうございます。
原作を読んでTV放送を見るといろんな違いが見えてきて、作品に対する視野が広がりますよね。
残り話数は少なくなってきましたが、TV版がどのようなエンディングで終えるのか、共に見守ることができれば幸いです。