こんばんは。毎度お馴染み流浪の売文屋、雨琴と申します。
『ゴールデンカムイ』第3期を担当させていただいております。原作未読故、平にご容赦。
さて前回は、月島少尉の過去話を中心に、改めて鶴見中尉の底知れなさを確認した回となりました。
今回の月島少尉も、自らの感情を見事に抑え込み、少女になりきっておりましたが。
アシリパさんに自身の生存を伝えるため、杉元一行は手品の興業に参加いたします。
特別難しい内容ではなかった今回ですが、気づいたこと感じたこと思ったこと考えたことを書いていこうと思います。
目次
アシリパがウイルクとの日々を思い出す
キロランケは、ジャコウジカの狩猟を通して樺太アイヌの男の子文化「ホウチリ」について話す。
アシリパも昔、ウイルクからホウチリをもらっていたらしい記憶が蘇る。
それを聞いてキロランケと尾形の表情もピリッとする。
この調子でアシリパにウイルクの情報を思い出してもらうことになるのでしょう。
鯉登少尉のパルクール
奪われた荷物を回収するために、類まれな身体能力で追跡する鯉登少尉。
さながら実写映画のパルクールであり、ターミネーター的な人知を超えたタフネスは、もはやホラーでありました。
杉元一行、サーカス興業に出演
アシリパさんに杉元の生存を知らせるためにサーカスの興業に参加することになりました。
https://twitter.com/kamuy_anime/status/1320379593719730179?s=19
月島、谷垣両名の少女隊加入も見逃せません。
鯉登少尉への嫉妬
グッドルッキングな鯉登少尉の軽業には黄色い声援が止まず、杉元はタネのある手品で、段取りを練習するだけのハラキリに不安を覚えます。
鯉登少尉より目立てない!
月島の一計
鯉登少尉の演技中に鶴見中尉の写真が一葉。
鯉登少尉は嫉妬した杉元による妨害工作と判断しますが、月島の独断によるものだったことが判明。
月島も、杉元より目立たれては本末転倒であると考えての行動だったわけですね。
月島が目的のために感情を押し殺している描写は、谷垣への声掛けにも現れていたし自然ななりゆきです。
※谷垣だけが真っ直ぐ演技にのめり込みすぎているという問題はこの際無視。
杉元のプロ根性
ハラキリショー本番に臨む杉元ですが。
一度ウケたフェイントを何度もくり返して顰蹙を買う辺りも芸人として初々しいですね。
いざ刃を手首にあてがうと、真剣。勘違いした鯉登少尉によるいき過ぎた仕返しですが。
それでも刀を取り替えにいくのは不自然過ぎると判断し、ショーを続行する杉元。もはや芸人以上に芸人。
それもアシリパさんに自身の生存を伝えたいという一心あればこそ。
結果、ロシア政府に雇われたゴロつきの介入によりショーは予定外の御開きと相成りました。
得られた情報
ゴロつきたちは興業の座長 a.k.a.スパイをころころするためにやってきたということで、座長からキロランケにつながる情報を得ます。
北に行くとアレクサンドロフスカヤ監獄があり、解放運動に参加した極東の少数民族が収監されているという。
キロランケはアムール川流域の少数民族で構成されているパルチザンとのことなので、仲間との合流の可能性があるわけですね。
ゴールデンカムイ 28話感想
今回は無駄のない話運びが寄木細工のようで感心しました。
鯉登パルクールからの興業参加。目立ちすぎる鯉登、落ち込む谷垣と励ます月島。嫉妬する杉元。工作する月島に勘違いする鯉登。根性見せる杉元。
要所要所で源次郎ちゃんa.k.a.谷垣で笑わせにくる感じとか、楽しい30分でした。
次回のサブタイトルは『国境』とのことなので、アシリパさんやキロランケ一行が話の中心でしょうか。
アレクサンドロフスカヤ監獄はロシア領なのかな。地理と歴史を勉強し直してきたほうが良さそうだ。
『ゴールデンカムイ』シリーズのふり返りはこちらで。
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