こんばんは。毎度お馴染み流浪の売文屋、雨琴と申します。
『ゴールデンカムイ』第3期を担当しています。原作未読ですがよろしくお願いいたします。
前回はアシリパさんに己の生存を知らせるため、不死身の杉元がハラキリショーをするよ! という、楽しい楽しい回でした。
今回はシリアス展開中心のアシリパさんたちのお話です。
遊牧民と接触し、密入国を試みたキロランケ一行でしたが、ロシアの国境警備隊に行く手を阻まれます。
ロシアのスナイパー、ヴァシリと尾形による日露戦争延長戦の行方はいかに!?
個人的には子供の頃のアシリパさんが木彫りのトナカイで遊んでいるのがかわいかったです!
では今回も、気づいたこと感じたこと思ったこと考えたことを振り返っていきましょう。
遊牧民ウイルタ民族
天葬やトナカイを中心とした生活様式など、独自の文化を持つウイルタ民族。
北海道アイヌのアシリパさんにとっても新鮮に映るようで、食生活や針の扱いなど勉強になります。
アシリパの父ウイルクも尾形と同じく飼いトナカイを誤射し、トナカイ狩りに参加したとか。
アシリパさんの記憶の中でも、ウイルクは化けトナカイを利用したトナカイ狩りについて語っていました。
キロランケにとっては、アシリパさんがウイルクの記憶を思い出すことに期待してウイルタ民族と接触したかった面もあるのかもしれません。
キロランケは何故ウイルタ民族の男を助けたのか
ヴァシリによって、日本軍の銃を持っていたウイルタ民族の男が狙撃されました。
臆病なまでに警戒心が強くないと狙撃手は務まらないという尾形らしい読みですね。『ゴルゴ13』のデューク東郷も自らを臆病と形容していた記憶があります。
結果としてソリから落ちた男をキロランケは回収しに行きます。
「撃たれていてもおかしくなかった」とあとで責められるくらい無防備な行動は、普段のキロランケの振る舞いからすると違和感があります。
キロランケ自身はその理由を語りません。
撃たれた男を父と呼ぶウイルタ民族の青年の声に感化されたような描写ともとれるので、キロランケ自身の父親との関係が後々描かれるのでしょうか。
キロランケが実行犯というので、アレクサンドル2世のウィキペディアを読んでみましたが。
アレクサンドル2世の子女から責めを受ける機会もなさそうなので、やはりキロランケの父親がキーパーソンなのでしょうか。
ドキッ!スナイパーだらけの日露戦争延長戦
狙撃手同士の対決となると、先に相手の位置を正確に捕捉した方が有利なわけで、相手の位置を明らかにするための万策を講じ合うわけです。
頭を狙えるタイミングであっても腹部を狙って、ころころせず傷病兵を増やし動きにくくするのもその一環ですね。
ヴァシリも戦友をエサ扱いして、尾形の狙撃位置をあぶり出そうとしていましたし、狡猾な手口は両者ともです。
仕掛け爆弾でさらにロシア側の2名を怪我人にしました。
ヴァシリは尾形らしき人影を発見しますが、なんの前フリもなく尾形が見つかるような場所にいることは考えにくいので、あれは銃とマントでこしらえた偽尾形でしょう。
リスか何かがちょろっと出てきたから、こいつが偽尾形だとバラすのかと期待しましたが、そこまでは踏み込みませんでしたね。
化けトナカイの件があるので、化かすという戦法は出てくるだろうと考察しています。
ゴールデンカムイ 29話感想
アシリパさんがヒンナしているところも見られて癒やされた回でした。
狙撃合戦は見応えのある鉄板展開だと思うので、安心して手に汗握っていられますね。
キロランケの背景も少しずつ見えてきてこれからがますます気になります。
次回は尾形とヴァシリの決着がつくでしょうし、キロランケの行動についても掘り下げられたらと期待します。
ゴールデンカムイシリーズのふり返りはこちらで
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