うわぁぁぁー!!なんて鮮やかなタイトル回収ー!!
自分も地球人の端くれとしてポリ姉と同じくらい動揺を隠せなかった、彼方のアストラ担当のわせです!
もう、「すごい」としか言えない(語彙力の欠如
その他にも、親たちに腹を立てたり、事実を受け入れたうえで力強く前に進んでいこうとするB5班に感動したり…。
何かと心を揺さぶられた9話「REVELATION」でしたが…いやぁ、ラストシーンの衝撃で全部パァン!とはじけちゃいましたよ!!
「地球って何?」ときょとん顔するカナタたちを見て、良い意味で背筋がゾクッとしました…!
それでは、衝撃の9話の考察に移って参りましょう!
よって、ネタバレの心配はございません。
同じく未読の方にはわせと一緒にワクワクしながらお楽しみいただき、既読の方にはネタバレナシで温かく見守っていただければ幸いです^^
目次
地球と惑星アストラの関係性
本作における「アストラ」の意味
カナタたちの生まれ故郷であり、今回の旅の最終目的地…その惑星名はなんと「アストラ」!!
前回の記事▲でも触れさせていただいたのですが、これまで一度もB5班メンバーの口から「地球」という言葉が出ていなかったのが引っかかっていたんですよね…。
(今回も「懐かしき我が故郷」なんて最後の最後まで濁した表現を使っていましたし…!)
「カナタたちが住んでいた星は地球ではなく、人類の新しい移住先なのでは?」という点までは検討がついていたのですが…まさかその惑星の名前がアストラだったとは…(驚愕
要するに、「彼方のアストラ」というタイトルは、「5012光年離れた場所(=彼方)に飛ばされた少年少女たちが、生まれ故郷である新星(=アストラ)に帰る物語」という作品のストーリーをそのまま表していたのでしょう。
シンプルなタイトルでありながら、この7文字が物語を読み解くうえでの大ヒントだったんですね…!(大興奮
人類の新しい移住先=惑星アストラ?
そもそもポリ姉が宇宙に出た目的は、「人類が住める惑星を調査するため」とのことでしたよね。
ということはつまり、ポリ姉がコールドスリープしている間に人類が見つけた新たな移住先が惑星アストラなのでしょう。
大陸などの地形は異なっているようですが、「青い海、白い雲、緑の大地」というルカのセリフから察するに、惑星アストラは地球にかなり近い環境なのではないかと推測できます。
惑星キャンプ出発前のB5班メンバーは私服でしたし、親たちも宇宙スーツやヘルメットを着用していませんでしたよね。
おそらく、見た目だけでなく、惑星アストラは気候や酸素濃度等の条件面でも地球と似通っているんじゃないかと…!
最後に立ち寄る惑星=地球説
3ヶ月に渡る長い旅路も、残すところあと1つ惑星を経由するのみとなりました。
この最後に立ち寄る惑星って、実はかつての地球だったりしませんかね…?
「人類が住める惑星を調査するために宇宙に出てきた」というポリ姉の話から察するに、現在の地球は人類が住めない、もしくは以前のように快適に暮らすには適さない状態になっていると考えられます。
じゃあ、全人類が惑星アストラに移住したのかといわれると…そうとも限らないと思うんですよ。
「生まれ育った地球で生涯を終えたい」と考え、現在も地球で生活している人々が一定数いるんじゃないかな~と。
これまでの旅でB5班がそうしてきたように、宇宙船で寝泊りをして、外に出るときに宇宙服を着用すれば地球に残ることも可能なはずですし!
もしも本当に次に降り立つ惑星が地球で、なおかつ現在も人類が生活しているのであれば、ポリ姉は地球に残る道を選ぶかもしれませんね;;。
家族や恋人など、ポリ姉の大切な人が地球で暮らしていた…なんて展開、ワンチャンあり得そうじゃないですか…?
スポンサーリンクアストラ号のプレートに込められたメッセージ
さて、今回の9話では本作における「アストラ」の意味が明かされましたが…そのときふと、1話で登場したプレート▲が頭に浮かんだんですよね。
アストラ号の由来にもなったこのプレートの意味については、ジャックが1話で「アスペラ=困難」「アストラ=星」と定義したうえで、「困難を乗り越えて目的地へ」と訳していました。
ただ、「アストラ=カナタたちの故郷」だと判明した今は、このプレートの意味も違った解釈ができるんじゃないかな~と…!
1話記事▲でも考察させていただいたのですが、個人的には、「B5班の旅を影から応援してくれている支援者(ワープ先にアストラ号を用意してくれた人物)がいるのでは?」と考えています。
B5班の旅を支援する人物がいると仮定し、なおかつ「アストラ=カナタたちの故郷」と定義した場合、このプレートは支援者からのメッセージのように思えてならないんですよね!
もしかしたら、プレートに刻まれた「PER ASPERA AD ASTRA」という言葉は、「困難を乗り越えて惑星アストラに戻って来いよ!」という支援者からの激励なのかもしれません。
スポンサーリンクシャルスは自分がクローンだと知っていた?
B5班の共通点は、クローンであること。
その事実を知った後、カナタは他のメンバーの様子を見て回っていましたよね。
また、そのときカナタが「落ち着いてるな」と声をかけた相手がシャルスでした。
本人いわく「僕はみんなと違ってすでに親とは絶縁関係にあるから、他のメンバーほどのショックはない」とのことでしたが…実はシャルスは自分がクローンだと知っていた可能性もあるんじゃないかな~と…!
そもそも、シャルスの出身地であるヴィクシア王政地区は中世を模して作られた閉鎖的な場所でしたよね。
さらに、シャルスは平民ではなく貴族の出身。
となれば、ルカやフニのように養子に出すなんてこと簡単にはできないと思うんです。
じゃあ、なぜシャルスは外の世界に出られたのか。
おそらく、よほど特別な理由があったからなのでしょう。
たとえば、「ケアード高校に転入して他のクローンと一緒にタヒぬなら、ヴィクシアを出て行ってもいい」と言われたとか…(震え
シャルスがケアード高校に転入してきたのは、惑星キャンプの3日前とのことでしたよね。
ということは、すでにゲノム管理法が可決していたはず。
セイラがいなくなってしまったこともあり、生きる意味を見出せなくなったシャルスは処分計画を知ったうえで、みずから志願してケアード高校にやってきたのかも…?
…とここまで書いておいてなんですが、閉鎖的+中世を模した作りのヴィクシア王政地区で暮らす貴族(=シャルス父)の耳に、どうやって「違法クローン計画」の話が届いたんですかね?
ちょっと腑に落ちないというか…違和感があるというか…。
「実はシャルスはクローンじゃありませんでした!」なんてオチも無きにしも非ず…?
9話で解消された謎まとめ
これまで本当にたくさんの伏線や謎が散りばめられてきた彼方のアストラですが、今回の9話は怒涛の回収ラッシュでしたね…!
ここでは9話で解消された謎を整理しつつ、ラスト3話で明かされるであろう未解決要素をまとめてみたいと思います。
B5班の共通点
▲過去の考察内容についてはこちらをご覧くださいませ!
B5班の共通点は、「全員クローンである」ということでした(震え
・アリエス→不明
・ザック→父親(科学者)のクローン
・キトリー→母親(医者)のクローン
・フニシア→キトリーのクローン(=母親のクローン)
・ルカ→フェリーチェ・ジェンマ(芸術家)のクローン
・ウルガー→父親(教頭先生)のクローン
・ユンファ→母親(歌手)のクローン
・シャルス→父親(貴族)のクローン
9話時点での情報では、各々このような事情のようです。
「キトリーとフニは同一人物」の意味
▲過去の考察内容についてはこちらをご覧くださいませ!
キトリーとフニシアはDNA配列が完全に一致している同じ人間。
さらにいうと、キトリーは母親のクローンで、フニシアはキトリーの体に何かあったとき(病気やけが等)の「予備の臓器用クローン」とのことでした。
ということは、フニは「キトリー母の遺伝子情報から作ったクローン(=キトリー)のクローン」ということなので、キトリー母・キトリー・フニシアの3名が同一人物と考えてよさそうですよね。
▲フニちゃんを泣かせた親たち、許さない(真顔
ちょっと話がそれますが、「自分はクローンだった」という事実に全員が衝撃を受ける中、フニちゃんは涙を流していましたよね。
もちろん、「クローン」という自身の生い立ち自体もショックだったのでしょうけど、フニちゃんの場合は「誰かのクローンだった」という事実よりも、「キトリーと姉妹じゃなかった」と判明した悲しみのほうが大きかったんじゃないかな…なんて思いました;;
B5班一斉サツ処分計画の真相&犯人の動機
(主要メンバーはザック父、キトリー母、ウルガー父、カナタ父、フェリーチェ・ジェンマの5名の模様)
・違法クローンを生み出した理由→のちのちクローンに自分の記憶を移植して若返るため
・クローン処分に至った動機→ゲノム管理法によりクローンの存在がばれるのを避けるため
・宇宙で処分しようとした理由→クローンの遺伝子をこの世に残さないため
はーい、親御さんたち全員一列に並んでくださいね~^^(ビンタの構え
…いやね、B5班の子供たちがクローンなんじゃないかってこと自体は、8話までの流れで何となく察しておりましたけれども。
ただ、理由がっ!!
ポリ姉が人類が移住できる惑星を求めて宇宙に出たように、クローンを作ったのにもやむを得ない事情があったのかな…なんて親たちに淡い期待を抱いていたんです。
たとえば、地球がだんだんと住めない環境になっていくに連れて人口が極端に減少してしまったとか。
あるいは、移住先(惑星アストラ)の環境では人類は自然妊娠しにくいとか、子供が幼少期になくなってしまうとか。
そういった国家レベルの何らかの事情があるのかなと思っていたら、まさか私利私欲のためだったとは…なんてこった…。
もう早く全員逮捕しちゃってください(怒り
8話OPに登場した紫髪の人物の正体
▲過去の考察内容についてはこちらをご覧くださいませ!
8話OP▼にチラッと映っていた紫髪の人物の正体は、ルカのオリジナルである「フェリーチェ・ジェンマ」でしたね。
しかも、ルカがISなのは、フェリーチェが「男女両性のクローンがほしい」とオーダーしたからだそう(震え
誰が謎の球体を用意したのか
▲過去の考察内容についてはこちらをご覧くださいませ!
フェリーチェが「まさかあんなものがあるとは」と発言した際、謎の球体(宇宙空間へのワープゲート)の映像が映っていましたよね。
ここから察するに、あんなもの=「謎の球体」を指していると考えられます。
ということはつまり、謎の球体は親たちがB5班一斉サツ処分計画のために用意したものだったのでしょう。
ただ、引っかかるのは、謎の球体は2話でも登場していたんですよね…。
親たちはキャンプ先である惑星マクパで処分が完了していると思い込んでいるようでしたから、2話に出現した球体は親たちが差し向けたものではないということになります。
考えられる可能性としては、2話で登場した球体はB5班内にいる(かもしれない)刺客が呼び寄せたって感じでしょうか…。
9話時点で未回収の謎まとめ
②2話で再び謎の球体が出現したのはなぜ?
③B5班内の刺客の有無
④アリエスの親子関係について
⑤セイラの行方
うーん、どれも惑星アストラに帰還してからじゃないと分からなそうですよね^^;
特にアリエスの親子関係は、アリエス母に直接尋ねる以外確認する方法がなさそうですし。
おそらく、セイラの件はアリエスの出自と一緒に明かされるんじゃなかな~と!
残り3話と考えると、10話は最後の惑星編、11・12話で惑星アストラ編みたいな構成なんでしょうか…?
いずれにせよ、今回以上に謎解きが加速していくのは間違いないはず!
スポンサーリンク彼方のアストラ9話の感想
俺たちが家族だー!(号泣
傷ついてもなお、力強く前に進もうとするB5班のみんな…本当に最高でした;;
「自分は誰かのクローンである」という事実を受け止めた後の一人ひとりのセリフがどれも印象的だったなぁ…。
「自分がどういう形で生まれたとかどうでもいい。たとえそれがクローンだからってオイラはオイラだ」(ルカ)
「俺は一人じゃない、だろ?」(ウルガー)
「もう我慢しなくていいんだよね。たくさん歌いたいな…私、歌手になりたい」(ユンファ)
「この旅であたしは変わった。それが嬉しい」(キトリー)
みんな、本当に立派になって…(号泣
つらい展開も多くありましたが、同時に、この旅を通していかにみんなが成長したのかが伺える素敵な回だったと思います。
「遺伝子なんて関係ない。誰と関わってどういう経験をするかであたしは決まるのね」
キトリーのこのセリフ通り、生み出された過程うんぬんではなく、どの子も一人ひとりの人格があって、それぞれの人生を歩んでいるんですよね;;
▲明るくて、強くて、無敵なB5班;;
それから、本文では触れられなかったのですが…今回の一件で一番傷ついていたのは実はカナタだったのかもしれないな~って思ったんです。
回想シーンを見る限り、カナタ父って“親らしさ”というか…言動からちょっとした優しさが垣間見えていましたよね。
完全に遠ざけられていたのではなく、ほんのわずかでも愛情を感じられた瞬間があったぶん、カナタは余計に傷ついたのではないでしょうか;;
いつも頼もしくB5班を引っ張ってくれるカナタですが、今回は逆に、他のメンバーたちの前向きな姿勢や言葉の数々に救われたのかもしれませんね…!
▲「ちくしょう…」という一言がすごく切なかったです…
あ、それから、色々と爆発するおザックさん&みんなに祝福されて嬉しそうなキトリーを見てめちゃくちゃ幸せな気持ちになりました(にやにや
いいぞもっとやれ!!
さてさて、彼方のアストラも残すところあと3話となりました。
次回は惑星アストラの種明かしからスタートするでしょうし、ますます目が離せませんね!
これまで以上に1話1話かみ締めながら、B5班の旅路を見届けたいと思います。
それでは、また10話の記事でお会いできますように!
以上、わせでした^^
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コメント
こんにちは ひろです。
さて、前回予想した 全員クローン説は当たりました。惑星アストラについては、地球を模してテラフォーミングした惑星かもしれませんね。
次回で謎が明かされそうで放送が待ち遠しいです。
次回もよろしくお願いします。
>ひろさん
いつもコメントありがとうございます(^^)
ひろさんも予想されていた全員クローン説、当たっていましたね!
ひろさんがおっしゃるように、惑星アストラは地球に近づけて作られた人工惑星なのかもしれませんね…!
貴重なご意見ありがとうございました!
また覗きに来ていただけたら嬉しいです(^^)
9話
彼方のアストラ9話考察、お疲れ様です。
キトリーとフニシアは同一人物 という事で、
ザックは2人と結婚したい 等と言い出したら アウトでしょうか?
フニかあいい❤
>最後に立ち寄る惑星って、実はかつての地球だったりしませんかね…?
なるほど、確かに そうかもしれないと思いました。
私は、最初に飛ばされた5012光年離れた 生体反応もない氷の惑星が地球だった。
その衛星軌道上で、ポリ姉が乗っていた宇宙船と同じ型の宇宙船を拾った
ポリ姉の「あなたたちは、どこから来たっていうの」このセリフに引っ掛かりました。
まっすぐ解釈すれば、「あなた達、地球から来たんじゃないの?」
勝手な解釈すると、「あなたたち地球人じゃないの?」
ポリ姉は、将来 地球に住めない事を受けて、地球人が住める星を探していた。
事故に会い、ポリ姉がコールドスリープに入って12年
12年の間に、地球人は移住し、移住先で、第1話で見た様な都市が建設された。
その様に考えると、ちょっと不自然。
よって、カナタ達は、もともとアストラ人(地球から移住した人間ではない)
ただ、上層部は、ワープゲートを利用して 地球人とアストラ人の間で交流していた。
等と、想像していました。
もうすぐ10話放映ですね。笑って下さい。
・・・このアニメ、ローレンツ収縮(浦島太郎)の話は、持って来ないでほしいな~?
次回の考察も楽しみにしています。
>かくれんぼさん
いつもコメントありがとうございます(^^)
>>キトリーとフニシアは同一人物 という事で、
ザックは2人と結婚したい 等と言い出したら アウトでしょうか?
→わたし個人としては大セーフです(真顔
フニちゃんとも結婚まで至るかは不明ですが、きっと将来的に3人で仲良く暮らしてくれるだろうと期待しております…!
>>最初に飛ばされた5012光年離れた 生体反応もない氷の惑星が地球だった
→うわー!これは盲点でした!!
めちゃくちゃあり得そうですね…!!
>>このアニメ、ローレンツ収縮(浦島太郎)の話は、持って来ないでほしいな~?
→確かに、ポリ姉がコールドスリープしたのが12年前だという点から考えると、現在17歳であるカナタたちが生まれた時期と微妙にタイムラグがありそうですよね…!
(ポリ姉が何年宇宙探索をしていたのかにもよりますが^^;)
真相が気になります!
貴重なご意見ありがとうございました!
また覗きに来ていただけたら嬉しいです(^^)