10話、つらすぎ(放心状態
サブタイ「CULPRIT(=犯人)」の文字を見た瞬間から心がザワつきまくっていた、彼方のアストラ担当のわせです…。
いやね、彼は「これでもか!」とフラグ建てまくってきてましたし、心の準備をしてきたつもりだったんですが…いざ事実を突きつけられるとやっぱりつらいですね…; ;
前回に引き続き次々と真実が明かされた今回の10話。
情報を整理しつつ、あれこれ考察して参りましょう!
よって、ネタバレの心配はございません。
同じく未読の方にはわせと一緒にワクワクしながらお楽しみいただき、既読の方にはネタバレナシで温かく見守っていただければ幸いです^^
目次
10話で解消された謎まとめ
前回の9話に引き続き、今回の10話でも謎や伏線が鮮やかに回収されていきましたね!
地球と惑星アストラのこと、謎の球体やアストラ号について。
そして、ここまでB5班の旅路を見守ってきた視聴者が最も気にしていたであろう、刺客の正体もついに判明しました(震え
ここではまず考察の下準備として、10話の情報整理を行いたいと思います。
刺客の正体&通信機を壊した犯人
▲過去の考察内容についてはこちらをご覧くださいませ!
B5班内に潜んでいた刺客の正体、そして通信機を壊した犯人はシャルスでしたね。
ザックと一緒に呼び出されたシーンでは、「シャルスばれちゃうよ!逃げてー!」と思わず声が出ちゃいました^^;
1話から散々フラグを建てまくってきたシャルスさん(6話記事▲内の「シャルスの怪しい言動まとめ」もあわせてどうぞ!)ですが、ついに今回B5班メンバーたちの前で「刺客は自分だ」と認めたのでした…。
シャルスのオリジナル(クローン元)
他のメンバーと同じく、シャルスもクローンでしたね。
ただし、そのオリジナル(クローン元)はなんとヴィクシア王政地区の王である、ノア・ヴィクスとのこと…!
元アスリートや研究者、医師や歌手など、他メンバーのオリジナルも十分豪華ですが…お、王様って(驚愕
この事実から察するに、回想シーンで出てきた男性▲は養父だったのでしょうね。
「お前は貴族なんだ!」というセリフから考えて、シャルスは貴族の子供(養子)として育てられたのでしょう。
この時シャルスは「僕は自由に生きる!」なんて反抗していましたが、もしかするとこのタイミングですでに、自分が王のクローンである(=自由に生きられない)と知らされていたのかもしれませんね。
地球と惑星アストラの関係
▲過去の考察内容についてはこちらをご覧くださいませ!
ポリ姉が語る地球の歴史と、カナタたちが知る惑星アストラの歴史。
その2つをすり合わせた結果導き出された答えは、惑星アストラは地球人の移住先であるという内容でした。
また同時に、1話で登場した「生体反応のない氷の惑星」が地球であることも明かされましたね。
いやー、これには気がつけませんでした…!
(9話記事にコメントくださった「かくれんぼさん」の仮説、ドンピシャでしたね!^^)
私たちは地球からアストラに向けて旅をしていたんですね
このアリエスのセリフ▲のとおり、B5班はかつて人類が地球から惑星アストラを目指したように、同じルート(厳密にはワープと宇宙船移動という違いはありますが^^;)をたどっていたということですよね…!
運命めいたものを感じずにはいられません!
謎の球体(光の球)の正体
▲過去の考察内容についてはこちらをご覧くださいませ!
謎の球体の正式名称は「人工ワームホール」。
ザックの説明によると、時空を超えるトンネルのようなものであり、惑星アストラではまだ実証されていない技術とのことでした。
また、人類が地球から惑星アストラへと移住する際に用いられたのが、このワームホールだったようです…!
なぜ飛ばされた宇宙空間にアストラ号があったのか
1話で宇宙に投げ出された際、ちょうど近くに停泊していたアストラ号。
その正式名称は、「アーク12号」とのことでしたね。
移住先の選定に使用された宇宙船アーク号シリーズの中で使用されなかったのがアーク12号であり、地球上空ターミナルに停泊していたものが漂流して周回軌道を回っていたのではないか…というのがポリ姉の推測でした。
ではでは、これらの情報を踏まえて考察に移っていきたいと思います!
スポンサーリンクシャルスが使命を果たそうとする理由
僕には使命がある――そうシャルスは言っていましたよね。
この使命の内容自体は、シンプルに「クローン犯罪を隠ぺいするために一斉サツ処分計画を実行すること」なのでしょう。
ただ、今回シャルスが口にした「使命」というキーワードには、もっと複雑な事情や思いが絡んでいるんじゃないかなぁと感じたんですよね…。
というわけで、ここでは「シャルスの使命」について深掘りしてみたいと思います。
最後の惑星まで処分計画を延期した理由
最初は、惑星マクパでワームホールを発動させ、処分計画を遂行しようとしたシャルス。
しかし、そのあと「最後の惑星まではみんなで行く」という方針に変更し、今日まで旅を続けてきたわけです。
カナタは「(最後の惑星まで計画を延期したのは)刺客自身の生き残る確率を上げるため」と予想していましたが…個人的には、そうじゃないと思うんですよ!
そもそもシャルスは自分も一緒にタヒぬつもりだったようですし…!
じゃあなぜ、わざわざ最後の惑星まで処分計画を延期したのか。
それは純粋に、「仲間と旅を続けたい」という気持ちからだったのではないでしょうか。
確かにシャルスは自分の出自や刺客だということを隠してきました。
それでも、B5班メンバーを大切に思う気持ちは嘘じゃないと思うんですよ!
「君たちに嘘はつきたくなかった。友達だから」(7話)
「僕はね、感動してるんだ。仲間と協力するとすごい力になるんだね」(10話)
これらの発言は、シャルスの本心だったと信じたい…!
「刺客(=シャルス)もこの絆を大切に感じてると思う」というカナタの予想どおり、シャルスにも他のメンバーと同じくB5班に対する特別な思い入れがあるのは確かだと思います。
▲仲間について語るシャルスの表情、切なすぎます(号泣
それから、シャルスの精神的ストッパーとしてアリエスの存在も大きかったのではないでしょうか。
今回カナタの前にワームホールを出現させたにもかかわらず、カナタが洞窟でアリエスと合流したタイミングでワームホールを消していましたよね。
また、2話でワームホールが消えたのも、シャルスがアリエスと会話した直後▲(映像記憶能力の話を聞いた後)でした。
以前シャルスは「(セイラは)アリエスと似ている」と言っていましたし、アリエスに対して少なからず好意を抱いていそうな感じもしますし。
そんなシャルスにとって、自分の手でアリエスの命を奪うという行為はかなり耐え難いことなんじゃないかと…。
シャルスはなぜ今も使命にとらわれ続けているのか
他のメンバーと同じくB5班の仲間を大切に思っている(と思われる)シャルス。
たとえ最初は「一斉サツ処分の実行犯」としてキャンプに潜り込んだのだとしても、「やっぱり気が変わりました★」って計画を実行しないまま惑星アストラに帰還してもよさそうじゃないですか…?
おそらく他のメンバーも、惑星アストラに無事帰り着いた後は大人たちと戦うことになるでしょうし。
それでもシャルスがその道を選択しなかったのは、おそらく、シャルスがヴィクシア王政地区の王のクローンだからなのでしょう。
いくら王様だからといって、違法クローンを用意していたことが明るみになれば、何らかの罰を受けることになるはず。
少なくとも、それまでのように王座に居続けるのは難しいですよね。
…と考えると、大人たちからすれば、王のクローンであるシャルスはB5班の中で最も確実に処分したい対象(=存在を知られてはいけないクローン)だといえるのではないでしょうか。
刺客の使命を果たせなかったことよりも、「王のクローン」というバックボーン自体がまずいといいますか…。
きっと、シャルス自身そのことをよく理解しているのでしょう。
だからこそ、「自分には生きて惑星アストラに帰る道は残されていない」「どうせタヒぬなら仲間と一緒にタヒにたい」などと考えて、最後の惑星で処分計画を遂行しようとしたのかもしれませんね。
▲「宇宙を眺めながらタヒにたかった」というシャルス…悲しすぎる ; ;
ヴィクシア王政地区の貴族エリアは隔離された環境だということもあり、シャルスに関してはわざわざ惑星キャンプの事故に見立てなくても先に処分できたはず。
それにもかかわらずシャルスがこの惑星キャンプに参加したのは、きっとシャルス自身がみずから志願したからなんじゃないかな〜と(涙
使命をまっとうするから、タヒぬ前に広い世界に出たい。
一目でいいから、この目で宇宙を見てみたい。
9話の記事でも少し触れさせていただいたのですが、シャルスが刺客になった背景には、それまで閉鎖的な世界で育ってきたという事情、そしてそれゆえに芽生えた願いがおおいに関係しているのではないでしょうか…。
シャルスはみんなと一緒にアストラに帰れるのか
他のメンバーはもちろんですが…王のクローンであるシャルスに至っては、アストラに戻るのはものすごく危険な気がしませんか…?
生きて戻った瞬間消されそう(震え
もしかしたらシャルスは惑星ガレムに残り、数年後に自分の船を持ったカナタが迎えにくる――なんて可能性も無きにしも非ず…?
それはそれで胸熱展開ですが、シャルスが何年も一人きりで迎えを待ち続けるのはつらすぎるので、みんなで一緒に帰還ENDでお願いしたいです(切実
スポンサーリンクカナタはアリエスの部屋で何を話したのか
ワームホールの出現シーンを一通り回想した後、カナタはアリエスの部屋を訪ねることに。
(細かい発言まで覚えていたカナタ、何気にすごかったですよね…!)
おそらくカナタはこの時、アリエスと一緒に惑星マクパでワームホールに取り込まれた際の光景について答え合わせをしたのでしょう。
▲消灯間際、必至に女子の部屋に潜り込もうとする図www
カナタは強引にアリエスの部屋に突入しようとするし、アリエスはアリエスで「お母さんに紹介します」なんて爆弾発言するし…我々視聴者としては色々と勘ぐりたくなるシーンでしたよね(にやにや
多分この日は真面目な打ち合わせのみで終了だったのでしょうけれど、後日の2人からはお互いを意識している様子が見て取れましたし…!
▲鈍感なカナタ・ホシジマが赤くなってる、だと!?
カナタ・アリエス組は結末まで見せずにふわっと終わるのかな〜と思っていたのですが、ちゃんと決着が着く可能性も出てきましたね!(大興奮
地球とアストラの時間はなぜ矛盾している?
ポリ姉とカナタたちの歴史のすり合わせによって、地球と惑星アストラには時間的な矛盾があることが判明しました。
・2051年7月、ポリ姐コールドスリープ
・2057年、地球に隕石衝突(この年に惑星アストラへの移住完了?)
↓↑この間6年
・現在2063年
ザックも言っていましたが、今は惑星アストラでは2063年であり、仮に2057年の隕石衝突の年に移住が完了していたとしても、たった6年しか経っていないことになるんですよねぇ…。
2063年現在カナタたちは17歳とのことですから、2057年に移住したとすると当時11歳。
その年齢であれば、移住の記憶が残っているはずです。
もしかして、ワームホールを使うと時間に誤差が生じるのでしょうか…?
ただ単に別の場所にワープするだけではなく、時空の歪みが生じて元いた場所と時間がずれるとか?
現実世界でも、同じ地球上で時差が存在するくらいですしね…。
大人が移住の歴史を隠したり架空の史実を捏造したりしているのも、この時間的矛盾をカモフラージュするためなのかもしれませんね。
とすると、ポリ姉がコールドスリープしていた時間も実際には12年なんてレベルじゃないのかも…。
スポンサーリンク彼方のアストラ10話の感想
シャルスの人生波乱万丈すぎませんか(号泣
王のクローンとして生まれ、幼馴染とは離ればなれになり、挙げ句の果てにはサツ処分実行犯&自害を命じられるという…なんですかこれー!!; ;
10話を見終えた後改めてOPを聴いてみたんですが、歌い出しの部分▼がめちゃくちゃシャルスと重なって苦しくなりました…。
いつもの星空
いつかは僕にも届くのかな?
もちろん、探検家になるという夢を持つカナタや、他のメンバーにも重なる歌詞だと思いますが…閉ざされた世界で育ったシャルスは、きっとこんなことを思いながら星空を見上げてたんじゃないかな〜なんて思わず想像してしまいました ; ;
セイラとの再会…はちょっと難しそうですが、どうか今後シャルスにとって何らかの救いがありますようにと願わずにはいられません…!
刺客だとわかった後も、B5班のみんなならちゃんとシャルスを受け入れてくれるはず!
シャルス、どうか幸せになってくれよおおおおお!!
▲あと今週は、アリエスのかわいさが大爆発でしたね…!たまらん!
さて、来週はシャルスの「王のクローン」発言の続き+みんなとの和解からスタートでしょうかね。
大人たちとの対決やアリエスの出自についてなど、惑星アストラでも回収しなければならない要素がたくさんあるはずなので、次回のBパートにはアストラに帰り着かないと尺的に厳しそう^^;
故郷に戻ったB5班のメンバーたちが大人たちとどう対峙するのか、旅を通して成長したみんながどんな道に進むのか。
ラスト2話、しっかり見届けたいと思います!
それでは、また11話の記事でお会いできますように!
以上、わせでした^^
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コメント
こんにちは ひろです。
さて、シャルスとアリエスというかオリジナルであろうセイラとなんらかのつながりがあるのではないでしょうか。それと地球と惑星アストラの関係も単なる移住先以上の関係性があるように思います。時間軸に矛盾があるのはそのせいかもしれません。
次回で明らかになりそうで楽しみです。
それではまた次回よろしくお願いします。
>ひろさん
いつもコメントありがとうございます(^^)
また、お返事が大幅に遅れてしまい申し訳ありません…!
アリエスとセイラ、それにシャルスの関係はかなり複雑ですよね…。
これまでの道のりでも、シャルスは様々な葛藤を抱えていたのだろうと思います。
地球と惑星アストラには移住先以上の関係がありそう…というひろさんのご意見、実に興味深いです!
どんなカラクリなのか、真相が気になりますね…!
貴重なご意見ありがとうございました!
また覗きに来ていただけたら嬉しいです(^^)
アリエスだけOPで名前が逆さまになってますよね。
よく読むと…
>名無しさん
はじめまして!
コメントありがとうございます(^^)
また、返信が大幅に遅れてしまい、申し訳ありませんでした!
あのOPの仕掛けに気づくと、「おおー!!」となりますよね!
私も初めて気がついた時、制作陣の粋なはからいにテンションがめちゃくちゃ上がりました…!
貴重なご意見ありがとうございました!
また覗きに来ていただけたら嬉しいです(^^)
彼方のアストラ10話考察、お疲れ様です。
私の予想と異なり、カナタ達は地球から移住した地球人だったのですね。
私が、最初に飛ばされた 生体反応のない氷の惑星が地球ではないかと推測したのは、
1話のザックの台詞「出たぞ、惑星を5つ経由すれば、帰れるルートが1本だけある」
この時のディスプレイに、VILAVURS、SHUMMOOR、・・・と、経由する惑星の名前が
1つ1つ 書かれていたのですが、
最初と最後の惑星だけ、名前が書かれていない・・・、何かある・・・、怪しい・・・
と、感じていました。
まあ、次に向かうべき惑星が重要であって、出発点の惑星は 意味ない為、名前省略
とも考えられましたが。 (^_^;
次回の考察も楽しみにしています。
>かくれんぼさん
いつもコメントありがとうございます(^^)
また、お返事が大幅に遅れてしまい申し訳ありません…!
前回かくれんぼさんがコメントくださったように、氷の惑星=地球でしたね!!
>>1話のザックの台詞「出たぞ、惑星を5つ経由すれば、帰れるルートが1本だけある」
この時のディスプレイに、VILAVURS、SHUMMOOR、・・・と、経由する惑星の名前が
1つ1つ 書かれていたのですが、
最初と最後の惑星だけ、名前が書かれていない・・・、何かある・・・、怪しい・・・
と、感じていました。
→な、なるほどー!!
1話のディスプレイにヒントが隠されていたのですね…!
お見事です!!
貴重なご意見ありがとうございました!
また覗きに来ていただけたら嬉しいです(^^)