どーも、当サイトの運営をしている小鳥遊です。
今宵も始まります、週刊連載のアニメコラム“アニ盛”の第10回目!
はじめての方は、まずはこちらからどうぞ。(アニ盛について&筆者のアニメプロフィール記載)
さて、前回は「2018アニソンランキング」の記事を更新しましたが、今回は……
進撃の巨人3期がNHKで放送される理由についてまとめていきます!
めちゃくちゃ相性の悪そうなこの組み合わせが、なぜ実現してしまったのか気になりますよね。
合わせて、規制がどうなるかについても考えていきます。
スポンサーリンク目次
進撃の巨人3期がNHKで放送されるのはなぜ?
進撃の巨人3期がNHKで放送される理由……一体なぜなんでしょうね?
公式からの理由説明もないので、現状では答えは闇の中。
そんな中、ネットではこのように色んな予想の声が挙がっていました。
・NHKの新会長による挑戦
・受信料徴収の足がかり
なるほどね~
どれも理由の一つではありそう。
実際に知名度も人気もかなり高い作品だし、今までのNHKではありえない決断でもあると思うので挑戦とも言える。
そんな中、特に多く予想されていたのが「受信料徴収の足がかり」という理由。
「おかあさんといっしょ」の沖縄出張が多かったり、かつて朝ドラの舞台に沖縄がよくなってたのは、沖縄が受信料払いワースト1が理由なので、アニメ「進撃の巨人」をNHKが引き抜いたのも、受信料払いの悪い層への訴求効果が高いという理由じゃないかな。
— TOPPY 川合登志和 (@toppy_net) 2018年1月25日
まあこれが特に大きな理由な気がするよね。
NHKが受信料徴収に躍起になっているという話もここ最近よく聞くし。
その足がかり的な施策と考えるのが自然ですな。
MBS・TBS系列じゃなくなった理由は?
「そもそもMBS・TBS系列で放送されてたのになぜNHKに?」と思った方も多いことでしょう。
局の移動の裏事情に関しては全く存じてないので、ネット民の感想を見て回ったところ、
「NHKに放映権を売ったということなんじゃないか?」
「2期の反応がイマイチだったのが理由だったんじゃない?」
という声をチラホラ見かけました。
確かに視聴者サイドからはそのように見えなくもないですよねー
人気の指標ともなっている円盤売上枚数の累計平均が、1期の約1/7ぐらいになっちゃってますし。(BOX売りになった影響もあるかとは思いますが、それでも下がりすぎ)
加えて、「完全にオワコン」という声も多く挙がってしまうほど、”1期放送時と比べて”ほとんど話題になっていなかったという……内容はめっちゃ面白かったのに。
この結果を踏まえた上で、
MBS・TBS側「良い条件があれば売ってもいいかな」
NHK側「それでも利益につながるだろうから買いたい」
という考えに至り、今回の発表に繋がったという可能性が考えられますね。
とはいえ、これはあくまでも予想で、実際のところはどういう理由で放送局が変わったのか不明です。
気になるから今後明かされてくれるといいなあ……
スポンサーリンクグロ描写規制はあるのか?
放送内容は非常にクリーンなイメージのあるNHKなので、過激な描写の多い進撃の巨人をそのまま放送できるのかどうかは気になりますよね。
ここ最近の事例から規制があるのか予想していきましょう。
NHK・BSプレミアムでの再放送
実は、2016年1月にNHK・BSプレミアムで進撃の巨人1期が再放送されていました。
1期と言えば、エレンたちが隊員になった後の初任務などなど、かなり過激な描写が多かったですよね。
その際、規制はあったのかというと……
なかったとのこと
そもそも進撃の巨人の製作委員会はMBSが参加していたけれど、条件面で折り合わなかったのだろうかね。つか、NHK、それも総合であれだけの凄惨なシーン流せるんですかね・・・?!。再放送はBSプレミアム、それも深夜だったから問題なく出来たけど。 #shingeki
— 純@ヴァイオレット・エヴァーガーデンいよいよ1月 (@njliner_Z0) 2018年1月24日
とはいえ、BSプレミアムでの放送ということに加え、放送時間は深夜1時過ぎでしたからね……
果たして参考になるかどうか。
劇場版エヴァ Air/まごころを、君に ~BSプレミアム版~
ちなみにNHK・BSプレミアムでは2017年3月末に、過激な表現があることでも有名な「劇場版エヴァAir」なんかも放送されていたようです。
恥ずかしながら私は未だ未視聴なのですが、綾波レイの腕や首がちぎれ落ちるシーンなどがあるんだそう。
そのシーンの規制は……
残念ながらあったようです。
ただし、大きな修正は一部のグロシーンぐらいだった模様。
BSプレミアムの旧エヴァ劇場版の修正(=ぼかし)カットって26話冒頭の綾波の左腕と『閉塞の拡大』流れるシーンの巨大綾波の全部位が崩れ落ちる所位?。同じ人のゲンドウのまるごと欠損や綾波の顔の縦割れ→ズリ落ちはセーフだったりと基準が判らんが他はノーカットだったのでグーでした。
— いなぱん(チャンピオンBREADいなご) (@dodoi_23) 2017年4月1日
そして、修正はあったもののカットはなかった模様。
エヴァ旧劇BSプレミアム版はいったいどこカットするのかな?
とか思ってたら意外とカットはありませんでしたね。
でも人体破壊はやっぱり制限がかかるみたいでぼかし処理が入ってましたね。— ニトロ (@nitologuliselin) 2017年3月31日
ちなみに、修正されたというシーンの画像を見ましたが、ちぎれた断面の部分にぼかしと多少の色の加工があるぐらいでした。(グロいので画像は貼りません)
ぼかしはあるものの、どういう状態なのかは全然わかるレベルの修正なので、そこまで作品の雰囲気を損なうことはなさそうな感じです。
進撃の巨人も、この程度の修正であればまあ……と納得できるんですけどねー
まあこちらもBSプレミアムでの放送ということに加え、放送開始時間は午後11時45分だったということで、参考になるかは微妙ですが……
最近NHKで放送されているアニメ
NHK・BSプレミアムでの放送例を参考にしましたが、重要なのは「NHK総合」での放送ですよね。
過去にNHK総合アニメで過激な表現があった作品があれば、それはもう答えですから。
というわけで、2010年以降にNHKで放送されたアニメをまとめてみます。
・メジャー4期
・川面を滑る風
・心霊探偵 八雲
・GIANT KILLING
・もしドラ
・銀河へキックオフ
・へうげもの
・団地ともお
・3月のライオン
・龍の歯医者
・アトム ザ・ビギニング
・THE REFLECTION
見た事ないのが4作品ありますが、ちょこっと調べてみたところ過激な表現はなさそうでした。
もちろん、見たことのある作品には過激な表現はなし。(Eテレも含む)
強いていうなら「THE REFLECTION」はアクションものなので、多少出血などの描写がありましたが、グロとまではいかないレベル。
んー、ここに進撃の巨人が規制なしで入るとなると、やはり革命レベルですわ笑
それぐらいクリーン。
3期の放送開始時間が深夜0時より前と発表されたら、もう諦めよう笑
グロシーンの規制、もしくはカットは避けられないでしょうな。
逆に深夜遅くの放送であれば……期待できるかも?
3期放送前に劇場版が放送されていますが、こんなツイートが…
NHKで巨人って言うからどういう放送になるのかと思ってたら。
グロ規制してないじゃん!
ありのままのフランツさん見ちゃったよ。フランツがーっ!これならジョジョも放送して!
タバコシーンで変な影いらんねん! #進撃の巨人 #ジョジョの奇妙な冒険— ハルてつ (@haru_dmg) July 1, 2018
今のところNHK版の進撃の巨人に特に規制はないから、このままTVシリーズ3期もやってほしいな
— ばやしさん (@kobayashi_AC) July 2, 2018
進撃の巨人 NHK
血の色が赤黒から紫っぽくなってる。規制しやがったな…— Noya (@Noyanari) July 1, 2018
ちょっとだけ規制されてるっぽいけど、ほぼ気にならないって感じかな?
ちなみに、グロくてツイートは貼れませんが、MBS版では黒く修正されていたシーンがNHKでは修正なしで放送されていたという比較画像もありました。
これは…3期にも期待できそうですね!
一方で、NHKで放送されることのメリットも
さて、ここまでは進撃の巨人の魅力の一つでもある「過激な描写」が失われてしまうかもしれないというデメリットばかりを語ってきました。
が、もちろんNHKで放送されることによるメリットもあります。
考えられるメリットは以下の通り。
・全国一斉放送
・再放送してくれる可能性が高い
・CMがない
・原作完結まで放送してくれる可能性が高い
全国で地上波放送される
進撃の巨人は、1期2期と多数の放送局で放送されていましたが、もしかしたら放送されていなかった地域もあるかも?
そんな方も今回は安心!NHKは全国放送!
全国一斉放送
NHKは全国放送であり、なおかつ全国一斉放送です。
放送時間のバラつきがないので、先に視聴した人によるネタバレは回避できますし、実況も盛り上がることでしょう。
再放送してくれる可能性が高い
ここ最近のNHKアニメを見ると、結構再放送してる作品が多いという印象があります。
現在放送中の3月のライオンも再放送されていますし、「もしドラ」「団地ともお」「メジャー」なんかは、もう何回も再放送してるイメージ。
一度見逃しても大丈夫なのはありがたい!
CMがない
NHKにはCMがありません。
リアルタイム勢にも録画勢にもありがたい!
原作完結まで放送してくれる可能性が高い
NHKアニメと言えば、円盤の売上や視聴率、話題性などに影響されずに続編を放送してくれるイメージがあります。
これが一番のメリットでしょうね!
といっても実際に調べてみたら、そういうイメージがあるだけでした。
最近のNHKアニメ、普通に途中で終わってるわ……(原作知らない作品ばっかりなので多分だけど)
ただその一方、Eテレの方では完結までやってくれそうな勢いのある作品がいくつかありました。
「境界のRINNE」とかはまさにですよね。
面白さはともかく、円盤売上、視聴率、話題性は全然ないのに、2015年から現在までで3回も2クール放送されてるっていう。
「ログ・ホライズン」も作者の脱税問題がなければ、もっと続いてた雰囲気はあったしね。
まあNHK総合ではなく、Eテレの話なんですが……
でもまあ、総合もEテレもそんな変わらないっしょ?(無知&適当
スポンサーリンクまとめ
というわけで、進撃の巨人3期がNHK放送になった理由と規制&メリットについてまとめました!
まあ個人的には、NHKでの放送になった衝撃よりも、続きをアニメでやってくれる嬉しさの方が遥かに勝ってるから、そこまでは気にならないんだけどね。
2018年7月に放送開始ということで、もうとっくに作り始めてるだろうし、そのうち規制についても情報が出てくることでしょう。
謎の光や過度なぼかし、伝説の「●」とかになるぐらいなら、演出を工夫してなんとかしてくれるといいなあ。
もちろん一番の理想は、1期2期と変わらない作りだけどね。
それでは、また次回のアニ盛でお会いしましょう!
▼考察記事オタクの私がスカウトした原作未読ライターが進撃の巨人3期を考察していきます!是非ご覧下さい!
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コメント
よくまとめられてて良いですね
メリットデメリットも
文句ないですね
NHKだから離島やら超山間部でも中継局ありますから民放よりも難視聴世帯なさそうですね
MXとかで放送とかなら、都内でもスカイツリーになっても難視聴世帯あるみたいですし
嬉しいお言葉ありがとうございます!
やはり全国放送というのが大きなメリットですよね。
私は関東住みなのであまり恩恵は感じられませんが、田舎の方に住んでいたとしたら大喜びしてるだろうなあ。
おお・・・これは随分と大人な事情の絡んだ考察ですな。
何だか現実的すぎて妙に納得しました
コメントありがとうございます!
実際のところはわかりませんが、視聴者視点で想像できることは書けたかと思います笑
なんにせよ、クオリティが下がらなければ良いですね!
NHK深夜に映画一作目見たあと、こちらに来ましたので自分の考察書き込みます。
今回のような形式になったのは「著作権の保護」にNHKが強いということが大きな要因ではないでしょうか?
最近になり違法アップロードに対して国が対応するようになり、個々の関連企業では対処しきれずにいた現状が変化しつつあります。
進撃の巨人は分かりませんが、NHKと繋がりの深い他国の公共放送局による正式な放送が行われる可能性も今後は高くなると考えられますし、そうなれば良いなと思いました。
これまでは、違法な配信・動画投稿により権利者の収益機会を奪われたり、正式な動画配信でも場合によっては高額な料金を払わなければならない視聴者の心情など、配信側と視聴側双方にある種のストレスがあったと思いますが、著作権保護に強く海外とパイプが有り実績もある公共放送局と契約したのであれば、今後それによってどう変化したのかにも注目したいです。
まぁ色々書きましたが私の場合、公共料金は未だ親が払ってr
コメントありがとうございます!
なるほど…その発想はありませんでした!
ある種の実験という風にも捉えられるわけですか。
進撃の巨人であれば海外人気も結構あるようですし、サンプルとして良いデータもとれそうですね。
しっかり結果がでれば、多くの作品がNHKに移動するというようなことも…?笑
興味深い考察ありがとうございました!
残念ながらNHKと言えども全国一斉放送ではございません。
一般的には24時35分~放送ですが、関西地区は25時15分~と40分遅れで放送なのでネタバレは起きますね。
コメントありがとうございます!
そうみたいですね。大変失礼しました!
修正しておきました。
ご指摘ありがとうございます!
ふんだんにある資金で 有名コンテンツ買い漁って 視聴率稼ぎ
これって民業圧迫にはならないか? まだスクランブル放送じゃなく 法律の保護下にある受信料だよ?
ネットでの受信料にも手を付けたがってるNHKが
民業潰して一人勝ちに入るの?法律の保護下で・・・
ネットに入ってくると ふんだんに金使ってバナーや番宣やって 視聴率上げて
ネット上での受信料を主張するに決まってるでしょ
ネットは通信費・プロバイダ費・受信機器費を自分らで払って維持してるのに 後乗りして来て 税金のように受信料を取るつもりなんだと思うよ
バナー広告には電通に高い金払って NHKの天下りをお願いするんじゃないかな?
この推測が正しければ 第2の納税先の誕生ですね(中国や韓国の政策によくにてる気がする)
実は3期もMBSでの製作なんです。
OP映像のスタッフ名で確認しましたが、企画やプロデューサーに、講談社やポニーキャニオンなどと一緒にMBSのアニメ担当スタッフ名が出ています。
ところが、NHKのスタッフ名はありません。
進撃の巨人3期製作委員会、企画担当者
古川陽子(ポニーキャニオン、円盤販売元)
角田真敏(講談社、原作コミック出版社)
石川光久(Production I.G 、WITスタジオの実質的な親会社)
今井陽介(電通、広報)
上田 豊(ポニーキャニオンエンタープライズ、パッケージの製作)
丸山博雄(MBS、テレビ放送)
ネット配信は、NHKでは行いませんが、MBS動画イズムで公式配信されるようです。
つまり、MBSが製作費を出してNHKにテレビ放送させている!!(声優特番などはNHKの製作だと思いますが未確認)
MBSはTBS系列ですが、系列外の放送局と協力することが多い特殊な民放です。
フジテレビ製作・MBS企画協力・・・刀語
テレビ朝日とMBSの共同製作・・・鷹の爪2期、鷹の爪劇場版
テレビ東京製作・MBS製作協力・・・貧乏神がっ!
フジテレビ系BS局BSフジ製作・MBS製作協力・・・ノラガミARAGOTO
テレビ東京系CS局AT-XとMBSの共同製作・・・多数
関東ローカル地上局MXとMBSの共同製作・・・多数
独立系BS局BS11とMBSの共同製作・・・多数
有料BS局WOWOWとMBSの共同製作・・・多数
NHK地上波全国放送・MBS企画製作・・・進撃の巨人3期<<<<<NEW!!
アニメ以外では、BS12TwellvとMBSの共同製作の深夜ドラマがあります。
ちなみに、現在NHKBSで放送されているハイキュー!!も、MBSの製作です。
コメントありがとうございます!
NHKが製作費出してるのかなーと気になって、つい最近全く同じことを調べてました笑
そうなんですよねーまさかのNHKスタッフ絡んでおらず!
となると改めて気になるのが「なぜNHKで放送されてるのか」という部分ですが、MBSの協力姿勢を聞いて納得しました!
言われてみれば、MBSって他局と合わせてクレジットされてることが多いイメージが…!
ただ、企画製作までしてることを考えるとまだ疑問が…
そこにはやっぱりお金が大きく絡んでいるのかな?
非常に興味深いコメントありがとうございました!
「進撃の巨人」は中央に楯突く展開になって以降、隣国の上層部の方があまり良く思っていません。
隣国側の若い層への影響力が少なくない作品だからです。
が、
これだけ流行ってしまった手前規制をかけるとその若い層から反発を買うやっかいな状態でした。
隣国側が日本のアニメに感化されすぎないよう自国でアニメを生産する為に更にお金をかけ始めるきっかけとなった作品でもあります。
nhkで「進撃の巨人」を放送する事により隣国側のアニメ好きな方々がこの作品を大手を振って見やすくなりました。(結局ネットで見るのだが)
別に陰謀とかではなく、作品をできる限り世界に配信したい思惑との一致です。
そもそも第一期から間が空きすぎ。5年も経ったらそりゃ熱も覚めるでしょうよ。