攻殻機動隊SAC_2045 4話〜6話感想・考察・解説!ポスト・ヒューマンの正体とは【攻殻機動隊2045】

皆々様こんにちは。

『攻殻機動隊SAC_2045(以下『2045』』担当のgatoです。

『2045』は全話配信であるため、2日に一本のペースで書いていく感じにしていきます。

というわけで、今回は第4話~第6話!

物語の核心を握りポスト・ヒューマンがいよいよ登場するエピソードですね。

一体ポスト・ヒューマンとは何者なのか、一体何が目的なのか…。

そしていよいよ公安9課が再編されていきます。

それでは、いよいよじっくり振り返っていきましょう。

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ポスト・ヒューマンとは何者か?

『2045』、第5話、ゲイリー

©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会

第4話~第5話は作中で最も重要なファクターであるポスト・ヒューマンが登場します。

ここではこの段階で分かっているポスト・ヒューマンの情報をしっかり掘り下げていきましょう。

パトリック・ヒュージの場合

『2045』、第5話、パトリック

©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会

最初に少佐達と邂逅したのがブラッド・ロボテックスのCEOであるパトリック・ヒュージでした。

サスティナブル・ウォーの寵児ともいわれるパトリックですが、作中では少佐達をあっさり手玉に取ってみせる戦闘力を持っています。

というか、すっぱだかの上にバスローブ一枚という格好で無双する姿はなかなかシュールでしたね(笑)

ちょこちょこ見せるダンスめいた回避もカッコいいのかダサいのか…(笑)

ただ、生きたままでの確保を諦めた少佐が始末してしまったのもあって、彼の目的は不透明なままになってしまいました。

そもそも彼の行動自体、よくわからないものですよね。

200兆はあるとされる会社の総資産をいきなり売却するという行為に加え、売却を完遂するためにレイディストに無償で武器をばら撒き、自分の豪邸にミサイルを撃ち込ませようとしたのだからますますよくわかりません。

まるで自ら命を絶ち、自ら築き上げてきた財産全てを捨て去ることそれ自体が目的のようですね。

また、彼の異常性をより顕著にしているのが事切れた妻を野外に、それも水着姿のまま2ヶ月以上放置しているという点です。

妻がなぜこの世をさったのかは不明ですが、骸を放置したまま平然と暮らしているという時点で、彼に人間性が欠如していることが窺えます。

思えばすっぱだかで戦ったあのシュールな光景や、少佐達と一切言葉を交わさなかったこと、指を折られても平然としていたことは、全て人間性が欠如しているからこそなのかもしれませんね。

ゲイリー・ハーツの場合

『2045』、第5話、ゲイリー・ハーツ

©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会

最初に発見され、NSAが保護したポスト・ヒューマンがゲイリー・ハーツです。

中央陸軍第3軍の一等曹長であったゲイリーですが、ポスト・ヒューマンの御多分に漏れず、かなりの超人でした。

たった一人、ハンドガン一つで核施設の中枢にまで潜入し、数十人の空軍部隊をあっさり返り討ちにするなど、ソリッド・スネークばりの戦闘力ですね。

おまけに核をモスクワに向けて発射しようとするなど、パトリック以上にヤバいことをやらかしています。

そして保護されてからも、エラーコードの送信を利用してシステムを一瞬で掌握、大量の警備ロボットを同時に操って逃走を図るなど、しぶとさも一級品です。

何より逃走までの準備を大脳が半分近く吹き飛ばされている状態でやっていることが驚きですね。

通常の人間なら命を落としてもおかしくない大けがにも関わらず、これだけのことをやれる段階で既に人間の域を凌駕しているといえるでしょう。

また、彼にもパトリックと同じ人間性の欠如が見受けられます。

行方不明になる直前に妻の命を躊躇なく奪った辺りがそうですね。

どうやら記憶などは保持されていもゲイリー・ハーツという人格に何らかの変化があった可能性がありますね。

現段階での推論

『2045』、第5話、少佐

©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会

ここではパトリックとゲイリーのケースを一度統括して推論を立ててみましょう。

後天的な覚醒

ジョン・スミスがいうにはポスト・ヒューマンの能力は先天的なものではなく、後天的なものであるということ。

つまりそれまで何気なく暮らしていた人が突然ポスト・ヒューマンとして覚醒するというわけです。

ゲイリーのケースだと、1週間原因不明の高熱が発生し、それが完治したタイミングでポスト・ヒューマンに変化している…という具合でしょうか。

これが人為的か自然的かは不明ですが、いずれにせよ何の前触れもなく突然超人的な能力に覚醒するという事象が、少なくとも同時デフォルトが発生する段階から起こっているというわけです。

超人的な戦闘力

パトリックやゲイリーの最大の共通点はやはり超人的な戦闘力でしょう。

とりわけパトリックは電脳以外は生身であるにも関わらず、全身義体のサイボーグ+百戦錬磨のプロフェッショナルである少佐達を手玉に取るなど、卓越という言葉では済まないレベルの戦闘力を持っています。

銃がきくところを見ると、肉体自体は人間と同等の強度のようですが、脳を半分吹き飛ばされてもハッキングなどができたゲイリーを見る限り、その生命力は人間以上のものだといえるでしょう。

おまけに電脳スキルも驚異的。

万全の状態にしてあるはずの少佐達や空軍部隊の電脳をいとも簡単に、おまけに複数を同時にハッキングし、数十体のロボットを操るなどウィザード級を優に超えた能力を発揮しています。

異常な電脳

ポスト・ヒューマンにおいて、最も異質な部分がおそらく電脳でしょう。

彼らの電脳はスーパーコンピューターを越える処理能力を有するということですが、脳潜入した少佐や偶然接続してしまったタチコマに見られた現象が最も異常なものだといえるでしょう。

パトリックに脳潜入した少佐はすぐに「こいつは人間じゃない」といいましたが、彼女に起こった現象では恐らくタチコマが体験した現象と同等のものでしょう。

少佐が潜入した際に何かに侵食されたような描写がありましたが、これはタチコマがいった「防壁が消えて全てが一つに」という事象を端的に示していると思われます。

おまけに侵食の際には言語化できない情報が流れ込むようになっているようですね。

これから察するに、恐らくポスト・ヒューマンの電脳は既存のそれとは違う機能やネットワークを持っているのかもしれません。

人間性の欠如

パトリックとゲイリーはいずれも人間性が欠如していると思しき描写がありましたね。

ジョン・スミスの説明だと彼らの記憶は残っているようですが、これまでの人間関係を平気で切り捨てる、負傷しても平然としているなど彼らのパーソナリティが大きく変容していることが窺えます。

また、彼らが少佐達と対峙してもほとんど言葉を発さない点も気になりますね。(脳が半分ないゲイリーは難しいかもしれませんが)

さきほども述べた「言語化できない」ということを踏まえると、彼らにとってコミュニケーションは人間とは異なる形で行うものかもしれません。

その目的は?

ジョン・スミスの説明だと、ポスト・ヒューマンの目的は「既存の社会構造の転倒」とされています。

パトリックやゲイリーの行動は一見するとバラバラですが、全ての行動の結果がこの目的につながっていると考えるとある程度説明できそうです。

ゲイリーはモスクワを攻撃することでG4の一角に大損害を与えるというものだといえますが、まさに社会構造の転覆といえるでしょう。

パトリックの方は総資産の売却のために自分の命すら引き換えにするというものでしたが、サスティナブル・ウォーの寵児が自ら命と資産を捨てるという行為はかなりインパクトのあるものです。

また、パトリックは「GATED TOWNをレイディストが攻撃し、大企業のCEO(彼らがいうところの金持ち)が命を落とす」という構図を作りたかったかもしれません。

パトリックに利用されたレイディストは「壁が隔てているものはなくなる」と叫んでいましたが、パトリックはそのシチュエーションを実現させるためにレイディストに武器をばら撒いたのかもしれませんね。

もしレイディストがどんどん金持ちを倒していくような状況になれば、従来の階級はあっさりひっくり返ります。

これもまた社会構造の転倒だといえるでしょう。

そして、ポスト・ヒューマンはサスティナブル・ウォーに介入し、同時デフォルトを発生させています。

これもサスティナブル・ウォーという経済行為を激化させ、社会の頂点に立つG4の手から引き離すことで社会どころか世界全体の転倒を図ったためと読むことができます。

さらに「レイド」が定着しているのも、ポスト・ヒューマンが一般市民のレベルで社会構造の転倒に加担できるようにするために差し向けたのかもしれませんね。

また、パトリックを観ているとポスト・ヒューマンは目的の達成のためなら自分の命も惜しくない感じがしますね。

だからこそ無謀な「レイド」をやっているのでしょうし、自分の命に頓着しないからこそ超人性を発揮しているといえるかもしれません。

尤も、命を平然と捨てられるのは彼らが超人だからか、それとも道具として使われているからなのかは…今の段階では断言できませんね。

まとめ

ここまででわかっていることを踏まえたうえで、自分なりにポスト・ヒューマンの正体を推論してみましょう。

個人的にポスト・ヒューマンは感染性のウィルスのような覚醒因子が原因で発生している存在だと思います。

覚醒因子が何を条件にポスト・ヒューマンを生み出しているかは不明ですが、恐らくネットワークを駆け巡り、適合者がいたらポスト・ヒューマンを発生させる…という具合でしょうか。

イメージするなら『2nd GiG』に出てきた「個別の11人ウィルス」が近いですかね。

ただ、この覚醒因子が何者かによって人為的にばら撒かれているのか、それとも自然発生的に生まれたのかは…まだ断定が難しいですね。

人為的であれば、サスティナブル・ウォーに関わっていたAI「1A84」が怪しくなってきます。

まぁメタ的な話をしてしまうと、『2045』はAIをピックアップする感じがするので、黒幕がAIであっても不自然ではありません。

目的としては複雑化し、不安定になった社会をリファインするために、あらゆる社会に適合、むしろ社会を牽引できるポスト・ヒューマンを生み出している…みたいな具合ですかね。

でも個人的には『Solid State Society』のコシキタテアキのように自然発生的に出現したものであってほしいんですよね(笑)

それこそ人形遣いじゃないですが、ネットワークの中で突如発生した覚醒因子がポスト・ヒューマンを生み出した…みたいな流れだったら『攻殻機動隊』らしくて好きなんですよね(笑)

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エレガントな産業

『2045』、第6話、少佐達

©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会

第4話でジョン・スミスはサスティナブル・ウォーを「エレガントな産業」と表現していましたが、ここから作中の各国政府のサスティナブル・ウォーへの認識が窺えます。

ジョン・スミスは冷戦を引き合いに出してサスティナブル・ウォーを語っていましたが、彼らの認識上サスティナブル・ウォーは「経済の加速装置」のようなものなのでしょう。

冷戦時代は兵器開発や宇宙開発が進んだり、日本を始めとする各国の経済が目覚ましく復興するなど、技術や経済にも多大な影響を及ぼしました。

当時は一歩間違えれば戦争に突入しかねない状況下でしたが、あの緊張状態があったからこそ様々な技術や経済の発展が促されたともいえます。

つまりサスティナブル・ウォーは冷戦時代を参考に、G4(米帝、中国、ロシア、ヨーロッパ連合)がお互いの技術や経済を刺激し合うために、意図的に生み出された緊張状態だといえるわけです。

他方で、さきほどお伝えしたように世界同時デフォルトを起こした原因はポスト・ヒューマンとなっています。

この段階で、サスティナブル・ウォーが既にG4の手から離れてしまっているということがわかりますね。

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『2045』第4話~第6話感想

『2045』、第5話、少佐達

©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会

いやー、ポスト・ヒューマンが登場して一気に面白くなった印象ですね。

パトリックやゲイリーがなかなか不気味に描写されていて個人的に好きでした(笑)

ただ、ポスト・ヒューマンが驚異的な存在であることはわかりますが、彼らが具体的にどんな存在かはもう少しじっくり突き詰めていきたいところです。

後、オモシロことスタンダードが第5話で離脱しちゃったのが残念(笑)

少佐の口ぶりからするとまた登場しそうですが…彼に噛ませられた擬似記録がどんなものか気になりますね(笑)

っつーかミス・メイリンって誰だよ(笑)

さて、次の記事では第7話~第9話を突き詰めていきます。

まぁポスト・ヒューマンと作中の日本の話がメインになりそうかな…。

何はともあれ、次回もぜひご覧ください!

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