こんにちは!はれこです!
Fate/EXTRA、ついに第9話です。
大詰めなのか少しずつ謎が明らかにされております。
そして今週はついにセイバーさんの真名まで明かされました!
いやはや、溜めましたねぇ。
今回は史実のネロとFate/EXTRAのネロについて私なりに比較してみたかったので、考察というには少し堅い内容ですが、ご紹介していきます!
スポンサーリンクネロ・クラウディウスとは?
歴史でもかなり有名な人物なので(注:Fateシリーズにありがち史実は男性)、かなりいろんな所で解説はあるかもしれませんが、Fate/EXTRAのネロ様と比較するためにも少しどんな人か振り返ってみましょう。
史実のネロの人生
ネロ、本名ネロ・クラウディウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクスは、ローマ帝国の第5皇帝として就任しました。
その出自は皇帝の直系ではなく、本来であれば皇位継承権のない立場でありましたが、伯父のクラウディウスが第4代皇帝として即位し、ネロの母、小アグリッピナの計略によりクラウディウスが小アグリッピナと結婚したことにより、ネロは皇位継承権を得ました。
クラウディウスが小アグリッピナの策略により落命し、ネロは第5代皇帝に就任。
元老院と対立しながらも、大火からの迅速な被災者の救済政策(その際に建立したのが黄金宮殿と呼ばれるドムス・アウレア。この建築はローマン・コンクリートを普及させました。これが今回発動した宝具ですよ!)や、オリンピア祭に対抗して開催された、ネロ祭と称される文化のお祭りなど、様々な画期的な政策を行いました。
ちなみに、ネロのバラ好きはとても有名で、宮殿での晩餐会をバラで埋め尽くしたほどだそうです。
そんなネロ様で有名なのは、やはりキリスト教の弾圧でしょう。
初代ローマ教皇・ペトロはネロの弾圧政策によって殉教しました。
その頃キリスト教は誕生してから50年程度しか経っておらず、新興宗教であったので、きっとよく分からないものが市民に悪影響を及ぼすと考えたのかもしれません。
元老院からの凄まじい嫌悪、そして今では世界的宗教となったキリスト教徒の弾圧エピソードにより、ネロ様は歴史上では暴君として、様々な文献で紹介されている傍ら、市民から愛されていたことが分かるエピソードも数々残されています。
Fate/EXTRAのネロ様
さて、お勉強タイムはここまでとして、今回のFate/EXTRAのネロ様と比較してみましょう。
これほど残されている歴史資料に両極端な描かれ方をしている人物も少ないですよね。
Fate/EXTRAのネロ様は、人をこよなく愛し、文化を愛し、そして、戦士としても優れた人物として描かれています。
史実でも、ネロ祭やオリンピア祭にて、不正三昧で優勝しており、わがままだけど不思議と笑えてしまう、人生謳歌しすぎ!とツッコミたくなるようなエピソードが数多く残されています。
わがままでも憎めない人物像が、まさに市民から愛されていたネロ像と合致するのではないでしょうか。
スポンサーリンクリンとラニは一体何者?
さて、最後に少しだけフラグがありましたリンとラニについてです。
そもそもラニが生きていた?というのがなかなか謎でしたよね。
今までリンちゃんについては散々考察してきましたが、悉くハズレで少しめげそう。笑
でも、デミ・サーヴァントのリンちゃんですが、マスターとしてもサーヴァントとしても中途半端な人間なのかもしれません。
既にあの世界の中でも生を超越した存在(神の遣い的な、それかゴースト)で、第6階層までマスターを連れてくる使命を授かってハクノくんの下に現れたのではないでしょうか。
スポンサーリンクFate/EXTRA9話の感想
そういえば、実は白野ちゃんも人間ではない存在でしたね…。
本当にゲームのように、またやり直しを繰り返す世界で似た存在が生まれていました。
しかし、その1つ1つの命の中にも、考えたり悩んだりしている現実が存在しています。
セイバーさんは、ハクノくんが「何者でもない」と感じていることに対して、「他の誰でもない誰かになるため其方は目覚めたのではなかったか」と声をかけていました。
どんな出自の人間であろうとも、それ以外の何者でもない。
まさにネロ様の人生を思うと、非常に説得力のある言葉の数々でした。
今回のFate/EXTRAは難しい展開やすっ飛ばして急ぐ展開もありますが、言葉1つ1つに重みがあります。
自分の存在意義が分からなくても、自分に出来ることを1つ1つやっていけばいいと、ネロ様から視聴者へのメッセージでもあるのでしょう。
そして今回の神原画は白野ちゃんとユリウス。
もしかしたら続編はあるのかもしれませんが、おそらく次回で最終回です!
だって次の枠に別のアニメ入ってるし…。
うわぁ寂しいよぅ!
コメントもお待ちしております。
最後までご覧いただきましてありがとうございます!
次回もよろしくお願いします!
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