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幼女戦記7話を考察・解説!ターニャの反論理由&アンソンとの関係性

1週お休みいただきこんにちは。
幼女戦記担当のジャム君です。

前回は6.5話として6話までの戦況報告をしていましたね。

ターニャが語りべとなり、半クールの総集編になっていました。

ターニャが解説をしっかりしてくれたおかげでお休みをもらえたわけですが、ジャム君が今まで考察や解説してきたポイントをしっかり短い時間でまとめてくるあたり、意外と今までの着目点はよかったのかもしれないですね。

もしくは制作陣の中にジャム君の考察と解説の記事を読んでくださっている方がいて、「こいつの書いてるポイントまとめてやるか」という優しさを見せてくれたのかもしれないです。

んなわけないですか、そうですか……

そして今回は、6話で出てきた子供の写真を持っていたアンソン大佐が属する協商連合が守る陣地への攻撃を仕掛けるターニャたち。

非常に守りが堅いところのようですが一度の交戦で戦力を奪えるのか、あの写真の女の子は何を意味していたのかが見どころです。

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ターニャが異議申し立てした理由

シュライゼ中将の怒りを買ってまで、北方方面軍の参謀会議でターニャは異議を申し立てました。

さらにはコーヒーに跳ねるようミルクを入れる嫌みの見せ方。

ついには「臆病者は無用だ!」という言葉まで引き出し、その場を立ち去ることになります。
幼女戦記 コーヒーカップ
なぜターニャはここまで挑発的な言動をしているのでしょうか。

ターニャは今でこそ魔導大隊を率いてはいますが、本音は後方で楽をして安全に過ごしたいはずなのです。

上官に楯を突いても、いいことがあるようには一見思えません。


ですが、ここにいるメンツの中にルーデルドルフとレルゲンがいます。

ルーデルドルフはレルゲンよりも階級が上の准将です。
(1話の頃から昇進していなければですが)
ですが、シュライゼはさらに階級が上の中将です。

そのため、ここではあえて口出しもしません。
ルーデルドルフは平静を装っています。
レルゲンは冷や汗ものでしたけれどもね。

ほかにもセリフすらなかったモブがいましたが、せいぜいターニャより少し上程度の同等レベルで、シュライゼはもちろんルーデルドルフよりも下の階級と見るのが妥当でしょう。
セリフすらもらえないんですから。

それに、ターニャが席を立った時に上半身が映りましたが、肩の部分にある階級章がターニャより上でレルゲンクラスなのではないか、という描かれ方をしています。
幼女戦記 階級
寄りで見えていないので、実際のところはわかりませんけれどもね。

ですが、ここまで来てもターニャが異議を申し立てた理由が見えにくくされているんです。

ターニャ本人は「将官の義務として」と言ってはいましたが、あえてルーデルドルフが口を挟まなかったことで見えにくくしたと言えます。

ルーデルドルフが口出ししたかったこと

ルーデルドルフとレルゲン、そしてターニャの3人で話をしていたこと。

それがシュライゼ中将の前ではターニャの異議申し立てに対して平静を装っていたルーデルドルフが考えていたことです。

つまりは、北方方面軍の指揮を執っているシュライゼの前では表立って口にもしませんし顔にも出しませんが、ルーデルドルフもターニャと考えは同じで異議を申し立てたかったと思いますか。

いいえ。
ルーデルドルフは、シュライゼの破綻が目に見えているような戦略はともかく、方針自体は支持していました。

口を出したかったのは、ターニャがどこまで頭の回る人物なのか使える人材なのか、試す言葉を出したかったことと思われます。

ターニャとシュライゼの作戦の違い

シュライゼが主張する作戦は、短期決戦。

物資や兵員が減ってしまっても、少なくとも3週間の攻勢は可能であると踏んでいます。
まあ、前衛の兵士は駒扱いな人ですね。

一方のターニャは、越冬を想定した長期戦。
シュライゼとは真逆であるため、当然ながらその作戦はシュライゼにより否定されます。

が、合理主義者のターニャ(の中のおっさん)のことですので、攻勢に出ても物資が枯渇すること、共和国や連合王国が介入し守りを固めているため、シュライゼの立てた作戦のような短期決戦は無理と踏んでいます。


そんなやり取りを間近で聞いていたルーデルドルフとレルゲンだったわけですが、彼らが支持している意見は実はもともと知らされていた作戦。

一部の将校しか知らない作戦があり、それを知っていたのはルーデルドルフとレルゲン。
もちろん、雑な作戦ではありましたがシュライゼも知っていたことでしょう。

2人のやり取りを見て、どちら側の作戦の方がより優位な立ち位置が想定できるか確認し、ターニャ優勢だったために後でターニャを呼び出したと考えるのが自然でしょう。

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一部の将校のみが知っていた作戦とは

ターニャが言い当ててしまったことで、レルゲンが非常に驚いていた一部の将校のみに知らされていた作戦。
幼女戦記 ルーデルドルフ レルゲン
ルーデルドルフは、あまり表情にでないタイプなのでしょうかね。

それとも、表情のコントロールがうまいのでしょうか。

驚きだな」と言うような表情ではないでしょう、ルーデルドルフさん?

この、一部の将校しか知らない作戦は「仮に方面軍の言う攻勢計画を遂行するとしたら、どのような意味を見いだす?」という問いからターニャが導き出した結論ですね。


まず、ターニャが指している地図上に青線で示しているのがライン戦線です。
幼女戦記 ターニャ 地図
帝国と共和国の国境ですね。いわゆる西方。

そしてターニャが頑張って指し示そうとしているのが、現在いる北方。
その先にあるのは、協商連合です。

協商連合はとても一国で持ちこたえるような情勢ではないため、共和国や連合王国が介入してきている国でもあります。

共和国が戦力を投入してくる見込みの少ないライン戦線なんぞに同じ戦力を使うのであれば、投入された列強の戦力を削りつつ奪えるものは奪った方がお得ですよね。

ですが、帝国と協商連合の国境である前線にいくら兵力を投入したところでシュライゼの言う作戦のようになってしまい、越冬どころかせいぜい3週間しか戦えないのです。

そこでターニャが考えたのは、あくまでも前線は囮であり、無警戒な協商連合の北側である後方側から攻めてしまう上陸作戦という結論になります。


これにより弱っているところから叩けば潰しやすい、あわよくば介入してきている国の兵員を削り、国力をそぎ落とすことにも繋がるのです。

さらに不意打ちで一気に戦力を奪われた協商連合を、ダキア公国のように黙らせてしまえばこちらのもの。

それこそ駒として兵員を共和国や連合王国に強制的に投入させようが、戦争で勝っている国の言うがままなのです。

ターニャが最後に倒した人物

ターニャがルーデルドルフの問いから導き出し、また一部の将校の中では決まっていた作戦は見事成功したのですが、最後に残されターニャに果敢にも向かってきたこの人物。
幼女戦記 アンソン・スー
協商連合で昇進し、娘からプレゼントももらっていたアンソン・スー大佐じゃないですか。

ですが、ターニャもどこかであった記憶があるようですね。
心底どうでもよさそうでしたが。

娘さんからのプレゼントの銃は持って行ってしまいましたしね。

致命傷を負ってなお戦おうとしている兵士の鏡だというのに、ターニャ扱いが酷いですね……

もしかしてターニャは覚えていないふりをしながら、実はノルデン地方で観測手狩りされたの根に持っていますか?

2話では中佐でしたものね、アンソン大佐。

恐らく、覚えていて銀翼突撃章をもらうことになったことにも、観測手狩りされたことにも腹を立てており、ここで出会えたことには感謝しているでしょう。

神(存在X)に感謝の祈りを捧げたりはしないでしょうけれども。

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幼女戦記7話の感想

意外とあっさり、戦闘シーンは終わってしまいましたね。

ターニャたちが活動して砲台を無力化するまでに、かなりの短時間しか猶予がありませんでしたしね。

どうせならばもう少し戦闘シーンがほしかったところですが、今回は「どうして協商連合の後方から攻め込んだの」というのがメインテーマのようでしたので、あまり戦闘ばかりに時間を割けないのは仕方がないですよね。

毎回毎回、上層部から指令があるからと

ターニャいっきまーす!

だけな展開だと、ただの転生戦争アニメですものね。
転生した意味あったのっていう……

本来持ち得ない知識を持っていること、またターニャとしての年齢から見たら素晴らしい知識を持っていること。

そして、魔力の保有量も存在Xが絡んだせいなのか非常に多いことから評価が高い存在なんですものね。

はっきり言って、ただ転生させられて理不尽な人生をやり直させられている記憶がないターニャの中のおっさんだったら、魔力の保有量はたまたま転生先の体の特性だったとしても、今のように活躍していることはないでしょうね。

そして、合衆国まで逃げてきた妻と娘。
幼女戦記 妻 娘
恐らく、共和国や連合王国よりさらに西方に逃げたということなのでしょう。

娘がラジオで父のタヒをほぼ確信し泣いてしまうところなんて、別れ際に言っていたことの意味がやっと実感できたのでしょうね。

プレゼントしてあげた銃はターニャに奪われてしまったので、もしかするとその銃に刻まれたアンソン大佐のイニシャルが引き金となり、またも存在Xが現れるかもしれません。

まあ、もう銃とか捨ててるかもしれませんけど……

せめて、自分へのプレゼントは捨てないでほしいなと思うジャム君なのでした。

ではまた次回、そろそろ参謀本部メンツの黒い部分がもっと見えてほしいです!

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コメント

  1. 名無し より:

    アンソン・スー大佐の娘さんの名前がメアリー……うっ、頭が……!
    ※ウィキペディア:Mary Sue
    https://ja.m.wikipedia.org/wiki/Mary_Sue

    • jamkun より:

      面白い情報ですね、ありがとうございます。
      理想的なキャラ(存在Xにとって)なのでしょうか。

      父親に短機関銃をプレゼントするあたり、祖国のために戦う父を思う心が一種の信仰として存在Xに理想的な子なのかもしれませんね。

      それを奪い取るターニャ……なんと無慈悲な!

  2. 名無し より:

    階級ではシュライゼ>ルーデルドルフ=ゼートゥーアだけど所属が参謀本部と方面軍なので権力的にはゼートゥーア=ルーデルドルフ>>シュライゼです
    参謀本部所属というだけでエリート度合いが全然違います。本社と支社どころか大企業の部長と下請けの社長みたいな感じです
    ターニャを一介の少佐と侮った方面軍大佐が参謀本部所属と分かった瞬間手のひらをかえすなんてこともありました