こんにちは。くらむBONです。
この記事は東京リベンジャーズのアニメについて、原作未読勢が考察していくシリーズです。
16話はトーマン結成時の様子がバジによって語られる過去回で、一虎とマイキーの事件をバジ視点で解説する内容。
前半パートの唐突でダレトクな水着回に比べて、後半パートの一虎の壊れた思考回路は、語っているバジでさえも理解不能なところがありました。
今回は前半パートのマイキーとバジの絆を振り返りつつ、後半パートで壊れてしまった一虎の思考とマイキーの兄について、トーマン設立の因縁を考察します。
原作既読の皆さんは未読ライターの考察を愉悦交じりでお楽しみください。
不良少年+伝説の水着回
バジによって語られた過去回は唐突な水着回として開始され、視聴していて困惑してしまいました。
「不良少年たちのキャッキャウフフ」という昨今のTVアニメ界では無かったのであろうこの回は、今後伝説となっていくことでしょう。
(そういえば不良少年テイストなSK某ではスケーターたちの水着回はありましたね。)
タケミチもバルハラの本拠地で敵に囲まれている状況下で語られた、緊迫感のかけらもない話は、このくだりいるのかという気持ちでいっぱいなのではないでしょうか。
女性ファンへの需要があるのかはともかく、バジとマイキーの友情話へと話は進んでいきます。
アニメ視聴のみの読者への配慮で、コメントでの原作ネタバレ・先々の原作登場キャラクターの話などについては回答できませんので、容赦なく削除対象とさせていただきます。
悪しからず。
バジとマイキーの絆
バジが守り抜いた「ホーク丸」はマイキー自身のケリによって破壊されてしまいました。
マイキーが原付バイクよりも仲間のバジのほうが大切だったのが分かり、バジもマイキーとの絆に応えようとするのが分かります。
バジも後半パートの事件が起こるまでは素直にマイキーの背中を追いかけていこうとしていたのでしょう。
この回が終わった時、私は2005年世界のバジが事件でマイキーに負い目を感じていて、どこかでマイキーに借りを返さないといけないと考えていたのではないかと感じました。
そう考えるとバジの裏切りは謎な部分があって、本当にバルハラに寝返るのかは微妙に思え、バジがマイキーに対する負い目から素直になれずに単独行動を起こしているのではないかと予想しています。
視聴中に偶々見かけたコメントで、トーマンのメンバーが半ヘルを持ってるのを笑うコメントがありましたが、あれはおそらくケンカ用の武器防具なので法令順守というわけじゃあないですよ。
バジの行動に関しては過去記事で考察しています。
一虎の壊れた思考
事件後の一虎の行動原理と思考が壊れすぎてしまっていて、いまいち分かりにくいので、16話中の情報から一虎について考察してみましょう。
マイキーにいいところを見せようとして強盗事件を起こしていて、一虎がフツーに犯罪者なので自業自得なところはあります。
一虎は喧嘩っ早く子供っぽいところはありましたが、事件後に取り返しがつかない状況になって、自分を守るためにマイキーを56すことで自分の精神の安定を図ろうとしているということになりそう。
一虎に兄を56されたマイキーの復讐を恐れているのと、良いことをしようと犯罪に手を染めた罪の意識から逃れようとしているように感じました。
そのために本質的な問題がすり替わってしまっているのが一虎の抱えた闇なのではないしょうか。
バルハラに入ってマイキーを56すという一虎の抱えた闇は一虎を飲み込んで、トーマンを潰さないと生きられないという思い込みへとシフトしていると考えられます。
マイキーの兄・シンイチロウ
3話でマイキーが語っていた兄シンイチロウの存在がようやく作中で、語られることになりました。
トーマン立ち上げ時期の事件で56されていたことになるのですが、4んでしまった原因が抗争とかではなく、強盗事件というのにはビックリしました。
3話でマイキーが語っていたタケミチとの共通点が今のところ見つかりませんが、この時点で20代前半という感じなので、タケミチの中に中学生として年齢不相応な部分を見たというところなのでしょうか。
タケミチとシンイチロウについては3話考察回で少しふれています。
シンイチロウ自身も元不良少年らしい口調なので、いずれかのチームに所属していた過去がありそうで、トーマンが設立される前の世代の因縁話なども今後出てきそうな予感。
シンイチロウ現役時代と半間のセンパイ世代のチーム間の争いが絡んでくると、シンイチロウの弟のチーム・トーマンとバルハラの抗争の理由にもなるのかなと妄想しています。
東京リベンジャーズ第16話感想まとめ
緊張感のある過去話から、中学生男子の水着回という謎展開はあったもののトーマン成立時の事件にはちょっと驚きました。
一虎のクズっぷりだけが目立ってしまう内容で、マイキーが完全にやばいのにつきまとわれてしまったというのが強調されて、これが命を狙われる理由になったのはちょっとかわいそうになります。
シンイチロウも元ヤンチャらしく、スパナ片手に強盗に向かっていっちゃうのは不用心なところがあって、3話でマイキーの言っていた性格通りだったのでムチャな人だったんだなと改めて納得。
マイキーがバブにこだわっていた理由や、3話で語っていた話というのがシンイチロウへの憧れだったのが、今回のエピソードで少しわかりました。
この話を聞いたタケミチは次回どんな行動に出るのか楽しみですね。
ではまた。
ばいばい。
▼東京リベンジャーズの記事はこちらにまとめてあります
▼当サイトでは他にも多数のアニメを考察しています!
最新情報をお届けします
Twitter で2017春夏秋冬アニメ考察・解説ブログをフォローしよう!
Follow @anideep11
コメント
アニメ勢なのでとても助かります
シンイチロウの声優が松風さんなのはうれしい
空白さん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
毎回翌日UPはつらいですが、ちょっとでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
なかなか語り口が声のわりにイカちー感じで良かったと思います。ちなみに私の好きな松風さんの担当キャラは「デスノート」の魅上照です。
>シンイチロウの声優が松風さんなのはうれしい
ではまた。