サマータイムレンダの記事を毎話更新していきます。
こんにちは! 和歌山出身の模造紙です。
このたび、少年ジャンプ+で連載された離島を舞台に繰り広げられる時をかけるSFサスペンス「サマータイムレンダ」を担当させていただくことになりました。
こちらの記事では、サマータイムレンダの各話について考察・解説した記事をまとめていきます。
以降は公式HPや公式Twitter情報をもとに、放送開始前の現時点で特に見どころになると感じた箇所についてまとめていきます。
原作ファンの方は初見勢による考察を長い目で見守っていただければ幸いです……!
目次
「サマータイムレンダ」とは?
サマータイムレンダは少年ジャンプ+にて連載、累計1億3000万PVを誇った田中靖規による漫画作品です。
昨年(2021年)2月に完結し単行本は全13巻。今回のアニメ化では2クール25話で物語の完結までが映像化されます。
単純計算で単行本1巻分→アニメ2話消費なので、じっくりと原作のエピソードを拾って忠実に描かれそうなので楽しみです。
あらすじ
「潮がタヒんだ―――。」
幼馴染・小舟潮の訃報を聞いた網代慎平は、2年ぶりの故郷である和歌山市・日都ヶ島に帰ってきた。
家族や友人との再会。
滞りなく行われていく葬儀。
しかし、親友の菱形窓は「潮のタヒには不審な点があり、他サツの可能性がある」と慎平に告げる。翌日、近隣の一家が突如として全員消えてしまう事件が発生。
時を同じくして、慎平はある不吉な噂を耳にする。「自分にそっくりな“影”を見た者はタヒぬ。影にコ口される――!」
さらに、潮の妹・澪が「お姉ちゃんがなくなる3日前に影を見た」と言いだして……!?
紀淡海峡に浮かぶ夏の小さな離島で、時をかけるSFサスペンスが、今幕を開ける――!
出典:テレビアニメ「サマータイムレンダ」公式HP
以上が公式のあらすじです。
紹介文だと、タイムリープを軸に幼馴染や故郷を救うために奔走する若者たちの青春群像劇という印象です。
突然もたらされた幼馴染の訃報、しかも他サツを疑う不審な点の浮上に近隣一家失踪という不気味な出来事。
そして“影”の噂―――。
否応なしに不穏な空気を漂わせる語句のオンパレードで、ただ幼馴染の葬式に参列しただけで終わるハズはない、絶対にこれからとんでもない現象と事件に巻き込まれる予感が痛烈にしてきます。
ジャンプレーベルの作品なので所謂「友情」「努力」「勝利」という大まかなプロットを準えたストーリーにはなりそうですが、近年は斜め上に予想を裏切るどんでん返しの作品も多いのでどういったアプローチで物語の終幕まで描かれるのか大変興味深いです。
▼ 続いてサマータイムレンダの最新PVはこちら!
緑が煌めいている海がキラキラしてる……!!街並みの再現度半端ねぇ…!!! 女の子かわいい……!(語彙力)
ラストの花火はもしや築港の花火じゃ…?!(7月末に開催される和歌山港の花火大会。若者が押し寄せる)
PVの内容は公式あらすじと導入部分をギュッと凝縮した序章という感じ。
微妙な和歌山弁のイントネーションや関西弁とはちょっと異なる方言がていねいに再現されていて、制作陣の熱量と力の入り具合がPVの端々から伝わってきます…!!
サマータイムレンダの見どころ
和歌山の離島が舞台
サマータイムレンダの舞台は和歌山県和歌山市のとある離島。その名も日都ヶ島。
実際には日都ヶ島の名を冠した島はないもののモデルは存在します。
それが“ラピュタの島”としてSNSやネットで知名度が爆発的に高まった友ヶ島です。
友ヶ島の詳細についてはググるとすぐに出て来るので省略しますが、実在する島は無人島で劇中で描写されるような民家や町並みはないため、作中での自然以外の風景(町中の光景)は島と本土を結ぶ港町が元ネタだと考えられます。
PVでも「加太→日都ヶ島」と汽船の案内表示がありましたし、加太港周辺の地区の町並みや人々も影響を与えたモデルとなっているのでしょう。
考察担当も和歌山が地元です
序文でも触れましたが、実は筆者も和歌山出身者でして、中学校の遠足で日都ヶ島(モデルの離島である友ヶ島)に行く程度には地元です。(現在は地元を離れて他県在住)
高校時代に自転車を加太港まで漕ぎ、海と友ヶ島と淡路島を一望していたのはいい思い出です。(晴れた日だと眺めが良く遠くの島まで肉眼で見える)
というわけで、今後の考察記事では地元ネタ(方言とか地域あるある)まで盛り込む予定ですので色々と察していただければと思います。
一大ジャンルを築いたタイムリープもの
「時をかける~」と言うと私は原田知世のやつを思い出すBBAですが、サマータイムレンダも時をかけるSFサスペンスとの謳い文句からタイムリープを繰り返し謎を解き明かす作品の模様。
正直、ラノベやなろう系のブームもあってタイムリープは食傷気味な部分もあるのですが……。
あっと驚く仕掛けや天地がひっくり返る程の真相がなければ単なる数多の作品のひとつで終わってしまいますから、どのような衝撃的な種明かしと真相究明までのプロセスが描かれるのか今から楽しみです。
前評判がめちゃくちゃ高い
原作が相当のPV数を誇る、ネットでの評判が高い点からも、タイムリープ×離島を巧みに生かした目が離せない展開と怒涛の追い上げがあるに違いないと期待が高まります。
ネタバレを避けたいため、今回はあまりネットやSNSで情報収集をしていないため詳細は飛ばしますが、軽く流し見た程度では酷評や悪評価がほぼ見当たらないという印象でした。
タイムリープものなので、どうしても話の流れや繋がりの理解が難しいって意見はありますが、単純につまらないって声はなかったです。
原作が完結しているため緻密な構成に期待できる
先述したように、原作は完結済みでコミック13巻分を25話で描くということで、無駄な間延びやダイジェスト版に編集される心配はなさそうです。
個人的に漫画のアニメ化の何が不安かって尺不足による必要以上のエピソードの切り捨てや、分かりやすい流れを謳った話の入れ替え。
25話という十分な尺がある今作は細かく緻密な構成やアニメならではのハイセンスな描写にも期待できそう。
何度も言うけど、映像化時点で原作が完結してるって強みでしかないと思う……!
「サマータイムレンダ」放送前感想
しつこいですが、地元が舞台の作品なのでめちゃくちゃ楽しみです……!!
和歌山って近畿のオマケとか陸の孤島とかさんざんディスられていますが、自然たっぷりのいいところなので皆さんぜひ遊びに来てください。
原作者先生も地元の活性化と観光集客の目的もあり書かれた部分もあるようなので、私も微力ですが考察記事で一役担えたらと思っています。
他にも見どころとしては、和歌山出身の声優さんが複数人出演されているので、方言の微妙な言い回しやイントネーションに注目です!
あと、やたらと和歌山県?和歌山市?がサマータイムレンダの宣伝に注力しているらしく、地元の本屋や駅、電車の中吊り広告がスゴイ事になっているみたいです。(地元の知人情報)
/#市報わかやま
表紙に潮&慎平が登場❗️
\和歌山市内のご家庭に配布される市の広報誌が #サマータイムレンダ ver.に!
和歌山市役所本庁舎1階でも配布中です✨
▼WEBでも公開中!https://t.co/o9ds0rcvFH
📺TVアニメ #サマータイムレンダ
4/14(木)より放送開始!https://t.co/ayjYz6LpfB pic.twitter.com/Om5868i0GJ— サマータイムレンダ公式 (@summertime_PR) April 3, 2022
▲ 市報の表紙にまで……! どうした和歌山……!! (実家にも配布されてしまう……)
行政が漫画原作の映像化作品をワッショイするのも和歌山的には珍しいし、一部のアニメ好き界隈だけでなく地元全体が盛り上がってくれたら嬉しいですね!
それでは初回記事でもお会いできますように!
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