おいおいおい…!! 軽井沢とは縁切っちゃうのー?!
こんにちは! よう実2期担当の模造紙です。
先週は諸事情でお休みをいただいておりました! すみません……!!
前回、ペーパーシャッフルはDクラスの勝利&櫛田に大ダメージを与える結果で終焉。
櫛田のムーブは恐ろしかったけど今回まったく彼女の動向には触れないことが逆に不気味でした……!(白目) まさかこのまま脱落してフェードアウトなんて生温いオチじゃないですよねー。
それでは今回も諸々気になった点を綴って参ります。
目次
ようこそ実力至上主義の教室へ2nd Season 10話おさらい
ペーパーシャッフルはCクラスから大量のポイントを奪取したDクラスの勝利で終わったが、黒幕探しに躍起になったCクラスの生徒から絡まれる機会が増える。
また、坂柳と一之瀬が仲良く並んで歩く姿の目撃や、綾小路を見張る不穏な気配の察知、図書館でのCクラスの女生徒と妙な縁ができるといった変化が。
さらに突然、学校を訪れた綾小路の父親は強引な手段で退学を促すが坂柳の父親である理事長の働きかけにより一旦保留となる。
父親と茶柱の間の繋がりは嘘だと看破した綾小路。これは、彼がDクラスを上位に押し上げる目的の喪失を意味していた。
まさかの綾小路パパ襲来……!!
このタイミングでまさかの!
ペーパーシャッフルで大勝利を収め、櫛田というしょーもない小者を掃討し、綾小路はますます頭角を現してクラス内での地位を確立させる流れかと思いきや、完全に使命とやる気失くして埋もれていく感じになってるやん。
最後の軽井沢との別離のシーン切ない……利害の一致で築かれた仲だから目的が無くなったら関係も終わるのはわかるけど、人間関係って損得や有益か否かで決まる簡単なものじゃないですよね。
そういうのが縁遠い場所で生きて来たから心の奥底で芽生えた自分の感情の機微が本人にもわからないってのが何とも言えない気持ちになります。
このまま綾小路は腑抜けで終わるのか……?!
坂柳と一之瀬の思惑について
Aクラス&Bクラスのリーダー格である2人が仲良く肩を並べる描写は今回初?
一之瀬は誰とでも仲良くできる、明るく気遣いも出来てめっちゃいい子!って印象なので、生理的に受け付けないとか救いようのないクズとかじゃなければ当たり障りのない良好な付き合いができそう。
坂柳も学年トップが集うクラスの代表者だしある程度の空気を読んだり処世術は体得しているハズ。
お互いが腹の内で何を考えているかは置いといて、現状AとBは表向きそこまで緊迫したギスギスした関係ではなさそうですね。
「ペーパーシャッフルで誰1人として脱落者がでなかった」ということだし、もしかすると余計なダメージを回避するため両者間で取引があった可能性も。
「テスト内容を事前に告知してはダメ」っていう制約はなかったと記憶しているし、大幅なポイントの増減やダメージを望まず、平和的解決を望んで実際の試験問題をあらかじめ交換していたって線はないでしょうか。
圧倒的リーダーのカリスマ性と信頼があってこそ成り立つ取引だけど、坂柳と一之瀬であれば担えるのでは。
綾小路の父親が登場
今回とうとう、“綾小路の正体”に迫る大きな要因である父親が登場しました。
これまでも事あるごとに、やたら父親の事を気にするし綾小路にとっては難敵なんだろうなとの印象でしたが、支配欲の強い独裁者って感じでしたね……!!
話の件から解釈すると、綾小路パパは優秀な人材育成を目的とする養成機関(ホワイトルーム)の指導者(先生)をしていて、実子の綾小路にも機関でハイレベルな教育を受けさせていたってことか。
ホワイトルームは外界から一切遮断された場所で、綾小路は入学するまで外の世界――彼が言うところの俗世間に触れずに育ったと。
綾小路のハイスぺは洗脳教育?
以前から幼い綾小路と他の子ども達が教育機関?養育施設?で過ごす過去回想が挟まれていて、
何これヤバい場所やなって印象でしたが想像以上に常軌を逸した世界な予感……!!
およそそこらへんにいる高校男子とは思えない、あらゆる分野での超人っぷり、無表情、無感情の様子を見るに、公にはできないような非人道的な教育の施しを為されていたのでは。
考えられるのは洗脳とか、薬とか、生体実験とか。
感情面で言うと綾小路は喜怒哀楽が乏しく動きがないけれど、操られて妄信する素振りとはどこか違うし、感情の振り幅の抑制を訓練で徹底的に叩きこまれたとするのがしっくり来ます。
しかし、あれ本当に血の繋がった父親なのかな。血の通ってないサイボーグみたいな対応は子を持つ親としては苦しい。
実子なら母親はどないしてんって話なんだけど、あの父親だしなー……優秀な遺伝子だけ貰って…みたいな展開とか怖いけどありそう。
だとすると、本当に道具として扱われるためだけに生まれて来たって嫌な真実にぶち当たるけどそうじゃないことを願うばかり。
これまでの情報を整理すると、
・綾小路はホワイトルーム出身者
・綾小路パパは先生(おそらくホワイトルームで指導する立場の人物?)
・高度育成養成学校への入学は綾小路が望んだこと
・綾小路の入学は坂柳理事長が独断で決定
・坂柳理事長はホワイトルームにいた頃の綾小路を知っている
他にも、理事長が元々綾小路パパの秘書だったとか、高度育成養成学校の入学は推薦により決定し、筆記や実技、面接試験は形式的であると判明。
ようするに高度育成養成学校はコネがないと入学できない。
なので、本来なら口利きのない綾小路は合格対象でないハズだったが、事情を知る坂柳理事長がねじ込んだってところか。
綾小路をホワイトルームから逃がした執事の活躍といい、運と人に恵まれ幸運にも入学が叶ったってことになりますね。(執事は惨たらしい結末になってしまったようですが……)
“学校のルール内なら綾小路を守れる”と理事長も発言していたし今後の力強い味方になるかも?
まぁ、この作品の大人って信用ならん無茶苦茶な人間ばっかなので油断は禁物でしょうが。
綾小路と同じようなホワイトルーム出身者が学校にいる可能性も考えられるし、他の生徒の怪しい動向も見逃せません。
茶柱先生の目論見とは
茶柱に脅される形で自身の手腕を振るってきた綾小路でしたが、父親との繋がりは偽りで茶柱には退学に追いやる力がない事実が判明。
茶柱は自分の目的――担当クラスのAクラス昇格を目指しており、実力があるのに隠している綾小路に目をつけ上位クラスに上がる働きかけをさせていたが失敗に終わっちゃったってわけですね。
綾小路的には退学になる懸念が晴れたため、危ない橋を渡る必要もなければ暗躍する理由もなくなったと。
先生たちも実力至上主義のルールがある?
生徒にこれほどまでに実力至上主義を徹底させるからには、教師に対しても何かしらルールや罰則があるのが自然でしょう。
つまり生徒だけでなく、先生も実力至上主義の規則下にあるということ。
以前、船上試験で教師陣がバーカウンターで会話する場面がありましたが、その際も教師間での対立や過去の因縁を想起させるやり取りがありました。
大っぴらにはしないものの、担当クラスの位置づけや所属生徒の進路が評価査定に直結するため、教師による生徒を使った代理戦争が水面下で為されている線が濃厚です。
「これまでは生徒に恵まれていなかった」の件からも茶柱は万年Dクラス担当で悔しい思いをしていたのでは。
と言っても不良品、劣等生が揃い踏みするDクラスを押し上げるのは現実問題厳しかったが、
今年は綾小路が入学したことでまさしく千載一遇のチャンスが到来したと。
茶柱の過去や真意が掴めない今の状態では人間的にも教育者としても問題アリと評価するしかありません。
ただ、今回の流れで綾小路を利用できなくなり何かしら心境の変化はあるのではないでしょうか。
根っからの悪人とは思い難いし、単純に自分の評価や査定のためじゃなく、別の理由や意図があって上位クラスを目指してるなら救いがあるのですが……。
ようこそ実力至上主義の教室へ2nd Season 10話感想
主人公が一番得体が知れず正体や生い立ちが気になっていたため、過去に切り込んで掘り下げる展開が期待できそう。
ごく普通の環境で育った子どもじゃないのは予想できていたものの、綾小路パパの言動から察するに想像以上に危ない機関で育成されたと思われますね…!
以前、体育祭で坂柳がじっと綾小路を見つめるシーンがあったけど、父親から聞かされて知っていたとか、ホワイトルームの視察に同行して見たとかかな。
能力を発揮する理由がなくなった綾小路としては大きな正念場。
これまでは何らかの働きかけが発端で動いていたけど、これから誰かに何か言われたからじゃなく「自分がこうしたい」から動き出そうとする意識改革にスポットを当てるんでしょうね。
本人の気持ちが追いついていないのが歯がゆいところですが、引っ張り上げて復活させるまでがヒロインの腕の見せ所か。
軽井沢が綾小路を見失わずしっかり掴んで引き上げるのを祈りつつ……!!(堀北は多分違うよなー)
それでは次回もお会いできますように!
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