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約束のネバーランド2話感想・考察!識別番号&サブタイトルの意味【約ネバ】

※本記事は“約束のネバーランド”原作未読者による考察記事であり、ネタバレの心配はございません。初見勢による考察をお楽しみください。

平常運転のホラーテイストに心臓バクバクな約束のネバーランド考察担当の模造紙です。

起承転結の構成が抜群に良かった初回だけに、2話はさすがにクオリティ落としてくるかなと思いきやトンデモありませんでしたね…!!

▼前回記事はこちらです!

約束のネバーランド1話感想・考察!子どもに勉強させる意味とは【約ネバ】
※原作未読の状態で考察しているのでネタバレの心配はありません。初見勢の考察を楽しんでいただければと思います。 怖い怖い怖い...

約ネバの良いところはモノローグが極端に少なく、場面転換がサクサク進んで中弛みをあまり感じないところかもしれませんね。

これはアニメ初見勢だから感じるのかもしれませんが、本作品の先の展開を知らない状態で純粋に楽しめることは幸せだなと!

というわけで2話を視聴して気になったポイントについて語って参りましょう。

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サブタイトルの法則

本作品のサブタイトルは特徴的な数字の羅列なのですが、今回2話を視聴してようやく法則に思い至ったので自分メモのために記載しておこうと思います。

初回タイトルは121045

そして2話は131045

原作既読組や初見の方でも鋭い方は既に気付いていたのでしょうが、ズバリ日付が副題としてあてられていたんですね…!

1話時点では誰かの識別番号なのかな?と漠然と考えていたのですが、公式サイトで調査してみても同じ数字の子が居なかったんですよね。(大人の番号かもしくは未だ番号が公表されていないキャラのもの?とも考えたのですが…)

根拠はこれです▼

約束のネバーランド カレンダー

©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会

1話でコニーが農園から出荷される日に丸印をつけたカレンダーが映し出されていました。

その日こそ西暦2045年10月12日

つまり簡略化して記載すると【’45.10.12】となり、さらに数字を読む順番を逆にすると【12.10.45】→『121045』というわけだったんですねー!

2話はコニーが出荷された翌日になるので1日経過した【’45.10.13】でサブタイトルは『131045』

以上の法則に則って考えると、3話は『141045』になるということでしょう。

サブタイの法則から識別番号の謎を紐解く

中二心を刺激する首筋の識別番号(見えるところに印字されているのがポイントですね笑)

これらも意味のある何らかの法則によってナンバリングされていると考えるのが妥当でしょう。

商品を管理するだけの品質管理番号なら〇―〇〇(農園の番号―個体番号)のような安直で分かり易い並びでいいと思うんですが、桁数こそ5桁で統一されているものの始まりがまるでバラバラなんですよね。

▼ちなみに公式サイトの人物紹介にて判明している識別番号は以下のとおり▼

名前 識別番号
エマ 63194
ノーマン 22194
レイ 81194
イザベラ なし
クローネ なし
ドン 16194
ギルダ 65194
フィル 34394
ナット 30294
アンナ 48194
トーマ 55294
ラニオン 54294
コニー 48294

注目したいのが末尾2桁。どの子どもも『94』で締められています。

ということは『94』自体は、一括りの数字として捉えるのが良さそうですね。シンプルに予想すると“第94農園”の『94』?。

問題なのは前3桁。素直に読んでもバラバラ。とすると、こちらはサブタイで逆に読んだパターンを応用して全体を逆から読んでしまうとか。

エマの場合だと136番目ということですね。

このパターンであてはめてしまうと

名前 番号
エマ 136
ノーマン 122
レイ 118
ドン 161
ギルダ 156
フィル 343
ナット 203
アンナ 184
トーマ 255
ラニオン 245
コニー 284

さらに確認したいのが、前回鬼が所持していたこちらのリスト▼

約束のネバーランド 出荷リスト

©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会

識別番号と年齢を照らし合わせて整理すると

名前 識別番号(前3桁を逆に読んだ場合) 年齢
ノーマン 22194(122番) 11
レイ 81194(118番) 11
エマ 63194(136番) 11
ギルダ 65194(156番) 10
ドン 16194(161番) 10
ラニオン 54294(245番) 7

スコアの数値が高い順に並んでいますが、今回エマとノーマンの会話で「スコアの低い順に出荷されているのでは」とあったように年齢が12歳に近く脳が発達した上等な品質の子どもほどギリギリまで出荷されないというのがわかります。(より熟成させて旨くするため?)

さらにやはりと言うか、年齢の高い子どもほど(逆に読んだ際の)数字が若いので誕生のタイミングで個々に識別番号があてがわれ、そのまま商品として管理・監視されていると見るのが良さそうですね。

公式サイトに“年少児”(おそらくは3~4歳)と記載のあったフィルが343番、そして無残にも変わり果てた姿になってしまったコニーが鬼いわく“6歳で並”で284番だったことからも、出生時に識別番号が決まり右から左という通常とは逆の形でナンバリング表記されるということなんだと思います。

なぜ素直に左から右に番号をふらないのかはちょっとした目くらましの意味があるのか、それとも戦前日本も右から左書きであったように、鬼の社会でいまだ使用されているのが右→左だからなのかも。

末尾2桁も“94”ではなく正しくは“49”の可能性もありますね。

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農園の外から来た新しい2人

シスタークローネ

レイにも全てを打ち明け明確な脱獄計画を練っていた矢先、農園に敵である新たな大人が投入されることに。

▼どことなく浦沢作品に登場しそうなビジュアルですね…!

約束のネバーランド シスタークローネ

©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会

彼女の登場で外界には他にも大人がいるという事実が明らかになりました。

ただし彼女もイザベラ(ママ)と同じく、鬼側の人間であり家畜である子どもを管理する立場にあるのでしょう。

とすると、やはりノーマンやレイも推測していたように外は鬼の社会であり野生の人間は存在しないと考えるのが自然かもしれませんね。

シスタークローネはイザベラの要請によって監視の目を強化する目的で増員された監視員であることは間違いなさそうですが、何となく大人女性2人の間で何らかのいざこざが起こりそうなのは気のせいでしょうか…?

女が複数揃うと妬みや嫉みから来る足の引っ張り合いは必然的に発生するものですし、この2人の関係性も今後の展開に影響しそうですね…!!

キャロル

そしてもう1人。新しく幼い子が農園で暮らすことになったようです。

まぁ…単純に考えて出荷したコニーの穴埋め要員としてやって来たということなのでしょう。

イザベラが抱っこしている感じから見ると1歳ちょっと過ぎたくらいでしょうかね?

農園に補充する子どもが存在するということは

1人欠けた翌々日に欠員を埋めるための子どもが送られるということは、外の世界には赤ちゃんを誕生させる施設が存在しているということですよね。

そこ農園に送られるのを待っている赤ちゃんや幼児がいるというなんでしょう。嫌な待機児童ですね…。

人間すべてが鬼の管理下にあるということか?

ということは、人間の新たな誕生までも鬼が統括しているということでしょうか。

たとえば生殖機能を持つ男女を支配する機関が存在し、鬼や鬼の息のかかった人間の監視員の元で妊娠や出産まですべてを管理されているのかもしれません。

クローンを生産しているパターン

もしくはクローンとして人間を量産しているという可能性も考えられます。

いずれにせよ、子ども以外にも一定数の大人は存在していると思われますが、鬼に支配されている世の中だと想定すると利用価値の低い人間はかなり凄惨な扱いを受けていることも予想されますね。

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約束のネバーランド2話感想

今回もホラーホラーしてましたね…怖いぃぃぃ

そしてノーマンめちゃめちゃ賢いなぁ(語彙力)

天才…切れ者…彼を評するドンピシャな言葉が思い浮かばない。好きなエマのために“自分を利用すればいい”とのたまう彼は年相応の少年っぽさに狡猾さが加わって11歳という微妙な年齢だからこそ醸し出せる雰囲気も相まった巧みな演出が為されていましたね。

エマにしても運動能力ばかりが抜きんでたちょっとおバカな子かと思いきや、知的で度胸もあり肝が据わっていることが今回よくわかって大収穫でした。

まぁ今の時点ではママのほうが一枚も二枚も上手でしょうから、これからどう挽回してくれるのか智謀を巡らせた頭脳戦が見どころになっていきそうですね!

まぁ、私も正直全員で脱出なんて無理じゃね?と思っているクチなので脱獄を実行に移したとしても途中で何人か脱落して最終的には数える程…みたいなENDの予感しかしないのですが、とにかくエマやノーマン頑張れと応援せずにはいられない。

あとこの特殊な世界がどんな構造で成り立っているのか、外の世界がどうなっているのか、そもそも人間がどんな状況にあるのか知りたい事が山積みで先の展開が楽しみで仕方ありません。

それで次回もお会いできまように!

約束のネバーランド感想・考察・解説記事まとめ【約ネバ】
『約束のネバーランド』の記事を毎話更新していきます。 ...
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コメント

  1. 通りすがり より:

    サブタイトルの件ですが、ふつう日本では「年月日」の順で表記しますが、イギリスでは「日月年」の順に表記するようです。
    アメリカでの表記が「月日年」であることは知っていたので調べてみたところ、イギリス式の表記と一致することが分かりました。
    なので、サブタイトルは暗号というよりは国を表しているのでは、と思いました。
    (カレンダーにも英語で名前が書かれていますし……)

    テーブルマナーもアメリカとイギリスでは違ったりするので、もしかすると食事風景からも何か分かるかもしれませんね
    録画していないので私は確認できませんが

    • mozoushi より:

      >通りすがりさん
      コメントありがとうございます。
      おぉ…!なんとサブタイが表しているのは“国”ですか!とても興味深いです。
      そうですね。
      アメリカは「月日年」表記なのは私も存じていたのですが、イギリス式は「日月年」なんですね。なるほど!
      通りすがりさんの読みどおりであれば、ハウスでの何気ない行動様式や風景からも舞台がどのあたりであるか分析できそうな感じですね!
      私は単純に、識別番号を読み解くための伏線としてサブタイに数字の羅列を用いたヒントを設定したのかと考えていたのですがもっと考察の幅が広がりました。
      貴重なご意見本当にありがとうございました。
      また何か気になることがあればどんどんコメントいただければ助かります。

  2. ひろ より:

    こんにちは ひろです。
    子供につけられたナンバーの意味については模造紙さんの考察に納得です。
    この話脱走するまでの攻防の話になるのでしょうか。脱走といえば 私の年代だと
    スティーブマックイーン主演映画の「大脱走」を思い起こしますが、大戦下に捕虜になり収容された収容所からトンネルを掘って脱走するお話でした。子供たちはどうやって脱走するか大変興味あります。
     特に、「大脱走」では、収容所の全員が脱走計画を知っておりみんなで協力して脱走の計画を実行しているのですが、子供たちに事前に脱走の話をするとパニックになると思われるので、脱走計画はごく一部の子供たちだけで計画する必要があると思います。脱走計画を知らない子供たちに知らせずに全員脱走させるかというところが一番の難題ではないかと思いました。
     それではまた来週よろしくお願いします。

    • mozoushi より:

      >ひろさん
      コメントありがとうございます!
      脱獄、脱出を題材にした作品はいつの時代もドキドキハラハラしますよね。
      「大脱走」は確かナチスの収容所が舞台でしたかね?恥ずかしながら度々人づてに聞いたことはあるものの未見です ;
      私もひろさんの言われるように脱走計画の詳細は一部の年長の子たちのみに知らされ、小さい子達には鬼ごっことしてあくまでも遊びの延長というスタイルを貫くのではと考えています。
      幼い子達も普通の子と比較すると賢いのですがそこはやはり子どもですからね…咄嗟に何をしでかすかわかりませんから、綿密な計画は限られた者にのみで共有しておく必要があるでしょうね。
      全員脱走…それが最大の難関ですが果たしてママの監視の目をかいくぐって果たされるのか…見どころですね。