あれあれ…もしかして一番の功労者ってレイなの…?
ハイレベルすぎる天才たちの頭脳戦に魅了されっぱなしの、約束のネバーランド担当の模造紙です。
いやー時計の振り子を連想させるアングルの演出といいレイの悪い顔wといい、結構真面目な展開なのにクスっとさせられちゃうところもまた良しでしたね!
なんというか、とにかく頭良い子たちってコワい…(語彙力)
今回は1話のレイを振り返りつつ、彼の抱えた心の闇と今後の動向について考察していきたいと思います!
スポンサーリンクレイが有能すぎる件
天才ノーマンにママの内通者である事実をあっさりと見破られたレイですが、彼の抱える心の闇も奥深く気持ちが読み取り辛いことが明らかになりましたね。
▼即席内通者ではないことは、前回考察記事でも予想していたのですが
なんと6年前からママのスパイを務めていたという驚愕の事実が!
6年前というと5歳
5歳の子どもがひょんなことから自分の住む家の残酷過ぎる真実と、育ての親の目を背けたくなるような正体に直面したのですから、当時は正気でいられなかっただろうと可哀想になってしまいますね…。
今回、レイの行動を振り返りたくて5話視聴後に1話を見返したのですが、門の前で会話する過去のエマ・ノーマン・レイが1話アバンで描かれています。
皆さまご存じのとおり、“門と森の奥の柵は危険だから近づいてはいけない”というママの教えについて、幼い3人が会話しているのですが、レイは丸っきり今の彼をちっさくしたって感じで「あんなの嘘に決まってる」と言うんですよね。
初見の時は、5~6歳の男児にありがちな幼子特有のイキりというか、ぶっきらぼうな俺カッケー的なママに反発する俺(以下略)かと思っていたんですよね。
もしくは仲良しグループのキャラの住み分け的にレイな性格設定なのかなと。
しかしながら5話を視聴し、1話アバンの過去の時点(おそらく6年前)でレイだけがハウスの真実とママの正体を暴いていたとして尚且つママのスパイに志願した時期だとしたら、「嘘に決まってる」の言葉がずっしりと鉛のような重さに感じられて胸に詰まります。
一朝一夕のスパイではなさそうなこと予想できたものの、ママの側から使い勝手のいい最適な駒としてスカウトされたものだと考えていたので、まさかのレイからの売り込みという事実は驚きのひと言です。
私事ですが、ちょうどウチの長男が6歳でレイがママの内通者になったのと同じ年頃なので比較してしまうのですが、きっとこんな過酷な状況に直面したとして数年先の脱獄計画を実行に移すために仲間や自分を商品として扱う憎い相手の手下になるかというと…普通の子どもの感覚なら限りなく不可能に違いないでしょう。
それをやってのけてしまうところが、人間離れした度胸の持ち主でリアリストで知恵者だからとしか言えませんよね。なんという策士…!!!
そんなレイの正体を暴いてしまうノーマンもまた同様に恐ろしい子…!!としか言いようがありません。
今のところは彼らのやり取りにおける発言には嘘偽りはないと信じたい。
と言いつつも、双方とも腹の探り合いでけん制しつつマウンティングしていた感じなので今後も二転三転と、彼らの関係性も変化していきそうではありますね。
個人的には、「全部お前ら2人をコ口させないため」というレイの言葉には嘘がないと思いたいです。
ママの正体を知って一気に育ての親への思慕や信頼は失ったのかもしれませんが、その代わりに気の置けない友人に対しては他人が考える以上に一途に心を寄せていたのではないかと思うんですよね。存在する意味、生きる糧というか…。
ママのスパイを務める報酬として、“即出荷はしないこと”、“ご褒美”と発言していましたが、こんな頭の回転の早くて策士な子どもがそれだけで納得して手を打つでしょうか?
唯一の心の拠り所である親友2人を守るため選びとった最良の道が、2人の敵でなければ味方でもない内通者というポジションだったのでしょう。
器用なのか不器用なのかよくわかりませんが、レイはレイなりにがむしゃらに自分のできる最善策を選んで生きてきたってことなんですね…。
スポンサーリンクドンが脱落しそうな件
熱血な性格のトラブルメイカーって、物語を上手く転がす意味ではなくてはならないと思うのですが、ドンは脱落しそうなフラグしか感じられません(笑)
1話を見返すと、ドンとコニーが一緒に行動するシーンが非常に多く可愛い妹を守る兄という感じで本当にコニーを大切に扱う彼の気持ちが伝わって来ますね。
「何があってもいつでもコニーを守ってやる」という台詞もあって、きっとドンはコニーを守るという言葉と義務感に今でも囚われたままなのでしょうね。
脱獄計画の仲間として引き入れられはしたものの、コニーの最期までは知らされておらず、それを隠すことが本当の優しさなのかの判断は難しいところですが、猪突猛進で冷静さに欠けるというウィークポイントが目立つドンなので、今後も脱獄計画の段階で何かやらかすor途中退場しそうで心配なキャラですね。
ドンも決して賢くないわけではなく、きっとノーマンやレイが突出し過ぎてて霞んでしまうのでしょうが、一生懸命さが空回りしてなんとなく残念な雰囲気が漂って気の毒になってしまいます笑
挽回できる見せ場があるといいのですが…。
スポンサーリンク約束のネバーランド5話感想
11歳の騙し合いが怖い…。
ゆえにちょっと残念なドンがはっちゃけてると、等身大の11歳って感じがして謎の安心感がありますね!けどドキドキして心臓に悪いから勘弁して欲しい 笑
引きのドアノブが回って誰が現れるのか…ですが、ママじゃなくてエマやノーマンってオチなんでしょうね。
ちなみにノーマンが仕掛けたトラップの内容ですが、ドンとギルダには(レイに教えた場所とは違う)それぞれ別の一か所をロープの隠し場所として伝えていたというものでした。
もっと捻ったトラップを仕込んでいるのかと思いきや、至ってシンプルでビックリ。けどこれも本当はレイも仕組まれていることを気付いていた…とかはないのかな。
彼ら頭脳派過ぎて何を信じたらいいのか、あらゆる行動や言動に視聴者を騙す裏があるのではないかと勘ぐってしまいます。
それすらも作者の意図だとしてらあっぱれですねー!!完璧てのひらクルクルされてますね 笑
にしても、会話メインで物語は進行しているのにこうも息苦しさが募ってどうしようもない作品ってなかなか無いような…。劇伴やカメラアングルも凝っていて本当に良い仕事してる!
次回の展開も楽しみです。ドンは退場せずに生き残れるのか?!笑
それでは次回もお会いできますように!
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コメント
こんにちは ひろです。
今回、レイの心情が明らかになりましたね。レイはスパイになった時から、脱出して生き残ることをずっと考えていたのでしょうね。コニーの出荷をみて、次は自分たちの番であることを悟ったので、長年の脱出計画を実行に移したのではないでしょうか。ノーマンもエマもレイの手の中のうちだったはずですが、不確定要素として、エマがみんなで脱出すると言い出したことで、レイは計画を修正する必要に迫られたと思います。それがレイがエマを騙せとノーマンにせまったことにつながると思います。
ノーマンは、双方の要求を満たす解決策を見つけようと頭を巡らしていると思いますがその解決策とはどんなものか大変興味あります。
次回以降もよろしくお願いします。
>ひろさん
コメントありがとうございます!
レイとノーマンの対峙の後、別れてから双方が考えを巡らせハッとする描写がありましたよね。
きっと今後のことをシュミレーションしてよくない結末に考えが至った故の表情だったのでしょうね。
誰もがハッピーという解決策ではなさそうですが…。
これからどんどん面白くなる気配で楽しみですね^^