GFハウスが想像以上にスゴイ立地だった件ww
いや、笑い事じゃない。詰みのさらに上を行くとはまさにこの事ですよね…ごきげんよう。約束のネバーランド担当の模造紙です。
前回8話は、スパイを不当解雇されたレイ、イザベラに足をへし折られたエマ、出荷予告されたノーマンなど、惜しまれつつ退場したクローネだけでなく、子どもサイドもかなり窮地に陥った感が強い展開でした。
それでは今回も気になったポイントについて掘り下げて語って参りましょう。
スポンサーリンク第3プラントの塀を超えた先にあったもの
毎回言っている気がしますが、約ネバは本当に引きが巧みな作品ですよね…!!
奮起して塀の上に立ったノーマンの表情をピックアップし、自信ありげな面持ちに一縷の希望と安堵を与えたかと思いきや…なんで戻って来ちやったの?ノーマン!!という 笑
塀の向こうは崖だった
農園の敷地内が広大な森に囲まれていたため、当然ながらそれを囲う塀のその先もだだっ広い森が続くのかと思っていたら、なんと崖だったという衝撃的事実。
「じゃあ最初っから塀いらなくね?」と思いますが、塀を超えたら…!!という淡い希望を抱かせておいてガクッと絶望させるほうが精神的に腐りますもんね…わかります。
戻って来ないノーマンに対しイザベラが焦る素振りを見せなかったのは、彼女も幼い頃、農園の外への脱出を企てて塀の上に登った際に絶望的な光景を目の当たりにしてしまったからなんでしょうね。
塀の向こうが崖だとノーマンが知ったら、絶対に戻ってくるという確信があったからなのでしょう。
本当に崖だったのか?偽りの可能性はない?
ここまで超キレッキレの駆け引きを繰り広げて来た彼らなので、当然、今回の「塀の向こうは崖」というのも何らかの意図があり虚偽の報告をしたのではないか?
つまりノーマンは敢えて嘘をついたのかも…と真っ先に考え至りました。
敵を欺くにはまず味方からと言いますし、脱出計画に利用できる超重大な何かを見つけ、それをママに感づかれないためにエマ達にも嘘をついたんじゃないかなと。
しかしながら、そうだとするとノーマンが戻った時のイザベラの自信たっぷりな態度の説明がつかないので、塀の向こうが崖であることは間違いないのだと思います。
ですが塀の上に立ち周囲を見渡した時のノーマンの不敵な笑みからは、絶望や悲壮といった感情でなく、期待や希望といった前向きな感情が垣間見えます。
▼向こう側の森までは50~100mはありそうな崖
裏をかいて、この地形を利用しての脱獄方法を思いついたゆえの笑みと見るのが妥当でしょうね。
崖を飛び越える方法って?
一旦、向こう側の森に渡ってしまえば潜伏できそうな茂みは沢山あるので、崖の難所だけをクリアできれば何とかなりそう…。
ハンググライダーとか鳥人間的な?…だと今から制作するには無理がありますね。
それこそ向こう側の森にロープを渡してしまえば、ターザンロープのように滑って行けばいいんじゃないかと。原始的ですが一番現実味のある方法ですよね。
う~ん、でもそう上手くはいかないか。
肝心要の誰が一番手でロープを渡しにいくのかとか、乳児組にターザンごっこは無理過ぎなので、ノーマンはもっと良い方法を閃いたのでしょう。
スポンサーリンククローネが残したもの
前回記事でクローネが意味ありげに持っていた謎のペンと怪しい包みが、子ども達の脱出を助けるカギになるのではと書きました。
今回その件のシロモノをノーマンが発見したこともあり、どうやらクローネの形見が重要な役割を果たすことは確定したと思われます。
ただ、森に潜伏せずにノーマンが戻って来てしまった事で、彼はほぼ出荷不可避になってしまいました。
ノーマンの尊い犠牲でもって他の子ども達を外の世界へ逃がすという、切なくてやるせない流れになっていくのでしょうか。
スポンサーリンクレイの記憶と幼児性健忘
個人的に非常に興味深く感じられたのが、レイの胎児からの記憶と幼児性健忘の話です。
胎児の頃からの記憶を断片的にでも有しているなんて、素人目で見てもスゴイことだとわかります。
何をきっかけで気付いたのか…ではなく、元々知っていたんですね。
私自身、子どもを育てている立場だからわかるのですが、子どもの記憶が残っているのって大体3~4歳くらいから。
レイも実際に聞いていたその瞬間は、大人たちの話の内容や見た光景について理解はしていなかったと思いますが、彼自身の知能の発達や教養が備わるにつれて、自身の持っている記憶と周囲の矛盾点、様々な情報のピースを繋ぎ合わせて農園の真実に辿り着いたといったところなのでしょう。
それにしても脱獄計画に向けて6年も…気の遠くなるような苦々しい毎日だったでしょうね。
レイが聴いていた子守唄について
もう一点、レイの記憶の話で気になったことがあります。
彼の一番古い記憶は、“水の中に浮いていて女性の歌う声が聞こえた”という事でしたね。
水の中でというのは、母親の胎内の中――羊水の中で胎児として過ごしていた頃でしょう。
問題なのは女性の歌声のほうで、素直に考えると母親がお腹の赤ちゃんに子守唄を歌って聞かせてあげたと考えるべきでしょう。
さて約ネバで子守唄というと連想するのが、1話でコニーを門に送り届ける際にイザベラが歌っていた歌です。
(というか、それ以外にこれまで歌らしきものが登場していないのですが…。)
超安易な推測になりますが、イザベラはこの歌を小さい子を寝かしつける時や出荷の際に別れの儀式のように歌っていて、レイの記憶の中にある女性の声と一致したとは考えられないでしょうか。
つまり、レイを胎児として宿していたのがイザベラで、その子に対して子守唄を歌っていたとしたら…。
イザベラとレイは母子関係ということになります。
胎児時代の断片的な記憶だけが根拠たる理由になるので、少々突飛な発想かも…。
ですか、たとえばレイが7話でシスター・クローネに仕組んだメモに『イザベラの実子がハウス内にいる』と書いたと仮定すると、“ママ本人ですら知り得ない情報であり、さらにレイなら知っているネタであり、上層部に発覚するとイザベラが失脚してしまうスキャンダル”としては、十分足る内容なのではないでしょうか。
仮にイザベラがレイを産んだとしても、出産後すぐに乳児を収容する施設に子どもが送られるとしたら、イザベラは自分の産んだ子と対面すらしていない事になります。性別すら知らない可能性も。
2人の共通点と言えば外見的には髪色くらいです。
しかしたとえばイザベラ20歳でレイを出産し、その後ママに就任して現在31歳。そしてレイは現在11歳…。実の親子でも何らおかしくないですが真相は果たして…。
スポンサーリンク約束のネバーランド9話感想
門の向こう側は本部に直結してるとか、立地が想像以上にヤバいですねww
農園というくらいだから辺鄙な田舎の大自然の中に建っていそうですが、農園周辺の森も人工的に造られた可能性も出てきましたよね。
果たして反対側の塀の向こう側へ脱出したとしてエマ達が望むような安息の場所に辿りつけるのかは疑問ですが、脱獄後は協力者の有無と信頼関係によって明暗が別れそうですよね。
これ残り3話で無事に脱出できるの?
原作はまだ連載中とのことですし、現時点の目標である【農園の外に出る】ことを達成した時点でアニメは終了になりそうですね。
▲アニメの続きを読む方法についてコチラの記事で詳しく紹介して下さっています!
とりあえず今はノーマンがこのまま出荷されてしまうのか?が気になります…!!!このまま退場なんてことはないですよね…?
今回の「一緒に生きよう?ノーマン」はプロポーズにしか聞こえなかったので、エマを置いてけぼりにしてノーマンが帰らぬ人になんて展開はあり得ないんじゃないかなと。
好きな子にあれだけ言わせといて、自分だけ犠牲になるなんて殊勝な心構えはしないでしょう。姑息で小狡いことをしてでもエマと生きるって決意を新たにしてそうでじゃないですか?笑
というわけで、どうかノーマン生きて…!!
それでは次回もお会いできますように!
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コメント
こんにちは ひろです。今回も衝撃的でした。ノーマン絶対絶命ですが、私が考えたのは、壁を乗り越えて脱出できないとすると、唯一の脱出経路は門から出ていくことですが、ノーマンにとっては、出荷というのは、だれからも邪魔されずに門を通過できる千載一遇のチャンスではないでしょうか。問題は、どうやって殺されずにいられるかということですが、その切り札がクローネが残した遺品にあるのではと考えています。
女子は、ママ候補として生存できる道がありますが、同様に男子もパパとして生存できる道があるのではないでしょうか。それにノーマンが気づいているのではと考えています。
イザベラがレイの本当のママかもというのは気が付きませんしたが、その可能性はありそうですね。ママになる過程で、出産と乳児の子育てを経ることはママの技量を磨く上ではありそうです。次回に謎が明かされることを期待します。それではまた来週よろしくお願いします。
>ひろさん
コメントありがとうございます。
断崖絶壁の絶望感といったらないですよね…本当に演出が巧みすぎて…。
突破口となりそうなクローネの遺したアイテムがどこで如何様に生きていくのか…あっと驚く方法で使われると今から期待しています。
あのまま簡単に出荷されるとも思えませんし、きっと挽回して3人が再会する未来があると信じています。