すれ違いの結果
どうも、ロシアスキーでございます!
今回、『TRIGUN STAMPEDE』の第5話が放送されましたが……。
うぉぉ……こう持ってくるかぁ……!
今回も画面の前で唸ってしまいましたねぇ……。
ではでは、まずは語っていくといたしましょう!
原作コミック・前作アニメなどのネタバレが含まれている可能性があります。
あらかじめご了承くださいませ。
TRIGUN STAMPEDE 第5話 あらすじ
砂漠をひたすらに進んでいると、メリルが奇妙な砂蟲を見つけ、車を急停止させる。
砂蟲を観察する一行であったが、ヴァッシュは近くの街を見ると、その街へと向かう。
その街は、プラントを持たず、風力発電で生活する街であった。
住人の姿の無い街で、ヴァッシュは謎の男に襲撃される。
ウルフウッドと共に、襲撃から逃げるヴァッシュ。
しかし、ヴァッシュはその謎の男の正体に心当たりがあるようであった。
ウルフウッドが叱責する中、戦闘を回避しようとするヴァッシュだが……。
といった感じで、今回はヴァッシュの過去や、ヴァッシュの存在について触れつつ。
バトルを描きつつも、ウルフウッドの秘密にも触れていく、という。
単純なバトル回ではないエピソードでございましたね。
では、ここからは詳しく語っていきたいと思います!
前作アニメとの違い キャラクター編
まず語りますはこちら。
『キャラクターから見る前作アニメとの違い』ということで。
前回の記事同様、今回登場した主要キャラごとに、前作アニメとの変更点を語っていきましょう。
モネヴ・ザ・ゲイル
今回登場した敵である、『モネヴ・ザ・ゲイル』ですが……。
原作などでは、ナイヴズの配下の『GUNG-HO-GUNS(ガン・ホー・ガンズ)』の最初の刺客でした。
デザイン面に関しては、原作と前作アニメではそこまで大きな差はなく。
筋骨隆々の大男で、鉄仮面のようなマスクを被って、巨大な重火器を装備していました。
今作でも、やはりこれまでのキャラクター同様。基本のデザインはしっかりと踏襲した上で。
新たな方向性をデザインしてきましたねぇ。
もともとは原作などではモネヴはその重火器による破壊力から『疾風』の異名を持っていたのですが。
今回は装備品により突風を巻き起こす、という形に変化していました。
この辺、要素の昇華がやはり上手いですねぇ……。
なお、小ネタではあるのですが。モネヴは元ネタとしてマーベルの『ヴェノム』があり。
名前もヴェノムのアナグラムとなっています。
シナリオ全体の構成について
続いて語りますはこちら。
『今回のシナリオの構成について』ということで……。
今回のお話全編を通して、思ったことを語っていきたいと思います。
今回のエピソードは、モネヴの強襲が描かれましたが。
原作などでも、基本的にはモネヴの立ち回りは似たような形でした。
いきなり現れて、ヴァッシュを追い詰めたモネヴではありますが。
原作では、本気を出したヴァッシュにより逆に追い詰められ、戦意喪失しました。
その後、見逃されるものの、仲間によって処刑される、ということで。
ヴァッシュやウルフウッドに倒されるキャラではなかったのですが。
今作では、その場で退場することになりました。
これに関しては、まだ登場するかどうかわからないので、思いっきり語ることはできないのですが。
他のGUNG-HO-GUNSのエピソードが二つほど組み込まれている形になっている気がしますね。
一つは、ヴァッシュと過去に出会ったことがあるという部分。
もう一つは、ウルフウッドが始末することになったという部分。
この二つの部分はそれぞれに別のGUNG-HO-GUNSがエピソードを担当していました。
とくに、ウルフウッドが敵を始末する、という部分に関しては。
そこからのヴァッシュとウルフウッドの関係に変化を与えるために重要な部分であり。
描く必要のある部分ではあったのですが。
それをこのタイミングで描いてくるのについては驚きましたね。
今回のエピソードを見るに、おそらくは該当のGUNG-HO-GUNS二人は、もしかしたら出番がないのかもしれません。
まぁ、これに関しては昨今のアニメは話数の制限がかなりあったりしますので。
やむなし、という点ではあるのですが。
キャラ数が絞られる、というのはちょっと寂しいところではありますねぇ。
ただ、もちろんまだ該当エピソードのキャラの出番が無いと確定したわけではないので。
今後のエピソードもそのあたりはチェックしていきたいですね。
細かな気になった部分
さて、次に語る部分ですが。
『今回のエピソードで特に気になった部分』について語りたいと思います。
今回のエピソードで私が特に気になった部分。それは……。
こちらのシーンですね。
というのも、そもそもまずモネヴは、原作では『ヴァッシュを倒すために20年鍛錬を重ねた人物』という設定だったのですが。
今作では、人体改造により圧倒的戦闘力を獲得した、という設定になっています。
その背景にいるのがナイヴズの部下のコンラッドだったのですが……。
モネヴが傷を治すのを見て、ウルフウッドは反応を見せていました。
更に、ウルフウッド自身も、体力回復のためにアンプルを使用していたのですが……。
この一連のシーンは、いわゆる原作でのウルフウッドの出自に大きくかかわる描写なのですが。
それが組み込まれているとなると、その辺りのエピソードもバッチリ描かれるのかな、という思いもありつつ。
そこに関する設定も、今作ではどうにも変わっているようなので。
どこまでが反映されて、どんな形になっているのか、が気になるところではあるんですよね。
これもネタバレ回避のためにあまり多くは語れないのですが。
ウルフウッドの出自には、ある組織が関わっています。
そこには、コンラッドは関係はしていないのですが。
今作では、どうやらウルフウッドとコンラッドの間には関係が生じている模様。
そうなると、ウルフウッドの過去やそれに付随するエピソードはどうなってくるか、という部分ですが。
もしもそれをカットしないのだとすれば……。
かなり重く、深い描写が出てくると思いますね。
個人的には、ウルフウッドに関してはエピソード周りも含めて大好きなので。
ぜひとも、カットなしでお願いしたいところなのですが……。
ただそうなってくると、すさまじい強敵も登場する予定になるんですよね……。
まぁ、この辺りも非常に注目ポイントなので。
ウルフウッド関連のエピソードは楽しみにして見ていただければ、と思いますね!
TRIGUN STAMPEDE 第5話 感想
ここまで語ってきた『TRIGUN STAMPEDE』第5話の個人的な感想なのですが……。
いやぁ~~~、なるほどねぇ~~~~!
いや、本当に膝を打つ回でございました!
今回描かれたエピソードの内容って、ヴァッシュやウルフウッドというキャラクターを語るうえで。
わりと重要、外せない要素がかなりあるわけなのですが。
それを1つのエピソードの中にしっかりと詰め込んできたな、って感じですね。
おそらく勘の鋭い方なら、その辺についてはある程度の予想はできていると思うのですが。
ここを先にある程度語っておくことで、物語が終盤へとつながってくる部分ではあるので。
今回はそれを本当に見事にまとめてきたな、って感じですね。
このエピソードでこうして情報を出しておくことで。
おそらくなのですが、展開がかなりスピーディになってくると思うので。
そういう意味でも、今回は本当に見事の一言に尽きる、って感じですね!
原作などを知っている身としては、その組み込み方が見事なのもあるのですが。
そこを、ちゃんと描く、っていうのがもう嬉しい部分なんですよねぇ……。
正直、要所要所に関してはカットされても仕方なし、っていう部分もあるので……。
そこがちゃんと描かれただけでも、ありがたいなぁ、って思いが非常に強いです!
ただそうなってくると、例えば今作でアニメ初登場のエレンディラのように。
『原作中盤~終盤にしか出番のなかったキャラ』が、どういったスタイルでアニメに登場するのか。
これに関しては、本当に期待感がヤバいですねぇ……!
とにかく、今はただ、そういったキャラが登場するのを楽しみにしつつ、というところですかね!
では、今回はこの辺で!
また次の記事でお会いいたしましょう!
お付き合いありがとうございました! ロシアスキーでした!
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