ネズミかく語りき。
はいどうも、ロシアスキーです!
今回で『BNA ビー・エヌ・エー』の記事も第8話となりますね。
いや~早いものでもう3分の2が消化、ってことですか。
いよいよ物語も後半ですが、いつもどおり語ってまいりましょうかね。
BNA ビー・エヌ・エー 第8話 あらすじ
なずなが近くに引っ越してきたものの、まだまだ仲直りできているとは言いがたい状況のみちる。
すっきりとしない気持ちのままのみちるだが、そんなみちるに士郎が声をかける。
アランを襲撃した獣人への取調べがあり、それに同行するか、という士郎。
珍しい声かけに驚くも、士郎に同行することを決めるみちる。
一方、銀狼教団のボリスは元メディセン職員の矢場の元を訪れていた。
直後、暴走し脱走しようとする矢場。その場にいた士郎とみちるは矢場を止めようとする。
しかし暴走状態の矢場は簡単には止まらず、二人へと猛然と襲い掛かり……。
っという感じで。今回は今までの謎のちょっとした回答編、みたいな回でしたね。
まぁ回答編っていっても新しく謎が増えてる部分もあるんですけれども……。
ではでは、今回のお話の要点について語っていくと致しましょう。
士郎の正体について考える
さて、まず語りたいのはこちら。
『士郎の正体についてもっと考えていく』ということで……。
今回のエピソードで士郎の正体があきらかになりましたね!
まぁ予想通り士郎こそ本物の銀狼であった……という話なんですが。まぁ分かりやすいヒントは結構ありましたからねぇ。
正直、驚くには値しない、ってなところでしょうか。
ここでは更に掘り下げて考えていって。
『銀狼ってどんな存在なのか』について考えていきたいと思います。
今回ロゼ市長が語っておりましたが。
士郎は最初から銀狼だったわけではない、ということで。
ただ士郎が銀狼になった詳しい仕組みなんかは謎のままなんですよね。
で、その後士郎は獣人たちを守る存在となってその士郎の行いが銀狼の伝説として語られていった、と。
さて疑問としては『なぜ士郎は銀狼になれたのか?』ということですよね。
これについては色々と考えられるのですが……。
単純に『思いの力』だなんだ、ってことはないと思います。
そんなふわふわした理由で銀狼になれるのだったら、もっと銀狼の数が多くてもおかしくないと思いますしね。
ましてや銀狼としての力は相当に凄まじいものですから……。
何かしらの理由がしっかりとあるのではないか、と私は考えております。
といっても、今のところこれといった答えについては思いつかないのですが……。
例えばなのですが『士郎は周囲の獣人の命を吸収することができる』というのはどうでしょうか?
さらにその吸収した命をストックできるとすれば、士郎の超回復能力などもある程度説明できるのではないかなぁ、と思うのですが。
……ただそれだと銀狼時の刃のようなものを生成する能力の説明はできないんですよね……。
あるいは……『全ての獣人には銀狼(というか、元の獣人のまま上位存在)になる素質があって、それは窮地に覚醒する』とか……?
……ただこれも、イコール士郎だけが銀狼になれた理由の説明にはならないかぁ……。
でも逆説的に考えれば、やっぱりそういうことなら『士郎だけが特別』で『なんらかの理由がある』のは間違いないってことだと思うんですよね。
もしかすると士郎が昔暮らしていたニルヴァジールの土地に秘密があるのかもしれませんが……。
いやぁ、ほんとノーヒント過ぎてちょっと考えられないですね~……。
それこそロゼ市長の言葉どおり、ハッキリしたことは分からない状況ですが。
私としては『士郎には何らかの特別な力があり、それが窮地に覚醒した』ということであり。
全ての狼獣人が銀狼になれる訳ではない、ということ。
そしてこの銀狼の力については『今のところ他に同じ能力を持つ存在は確認されていない』のではないかと思います。
(だからこそ、アランはみちるだけではなく士郎にも興味をもったということでしょうしね)
更に言うのならこの力があるからこそ士郎は物語の最重要人物として……。
クライマックスに関わってくるのではないか! と私は考えております。
出自か能力の特異性かは不明ですが。
この銀狼の力が最後の最後で『人間と獣人の両方の救い』になってくるのではないか。
……と、予想しておきましょうw
ボリスの正体について
さて、続いてはこちらについて語っていきましょう。
ずばり『ボリスの正体について』ということで……。
まず一つはっきりしてるのは、ボリスは獣人であり……。
ベースとなった動物の系統は爬虫類である、ということだけはハッキリしています。
それは6話の目のアップで、ボリスが瞬膜をもっているということ。
目の回りにうろこ状の皮膚があったという点から推測できます。
まぁそれ自体にはこれといった意味はないのですが……。
あえて言うとすれば、『人間ではなく獣人である』っていうのがすこしだけ驚きましたね。
これによって『実は人間で獣人を扇動することにより、獣人を窮地に追い込もうとしている』っていう線はなくなったわけなので。
あるいは『本当に獣人たちの為に動いている』という線があるわけなのですが……。
ですが今回のボリスの言動を見る限りはまたそれとは違う方向に動いているようにも見えました。
ボリスが『何をしたか』は詳しくは分かりませんでしたが……。
とりあえず、ボリスは矢場に対して『何か』をして、矢場を暴走させた訳なんですよね。
もうそれだけでも十分にボリスが悪人であると考えることができると思うんですけれども。
なにやらボリスは矢場と面識があるような感じだったんですよね。
矢場はボリスのことを覚えていないようなのですが、ボリスはどうやら矢場のことをしっかりと覚えている様子。
矢場がシルヴァスタ製薬の人間であること。
そして、みちるに対しても面識があることから考えまして……。
私なりに予想したボリスの正体は『元人間でシルヴァスタ製薬によって獣人にされた爬虫類系獣人』なのではないか、と考えております。
いわゆる、みちるやなずなの先達という存在なのではないか、という感じですね。
これは完全に推測なのですが、やはり矢場たちが人間を獣人に変じさせている存在なのではないか、と思うのですが。
みちるやなずなと違い、ボリスはそれを知っていて矢場を怨んでいた。
いや、もっと言えばシルヴァスタ製薬やアニマシティ自体を怨んでいたのではないでしょうか。
何とかシルヴァスタ製薬とアニマシティに復讐をしようと思っていたボリス。
そんなボリスの前に、なずなという存在が現れて……。
ボリスはなずなを利用しての、アニマシティとシルヴァスタ製薬への復讐の計画を思いついた。
……まぁ、こんなところですかねぇ?
こうして文字に起こすと、まぁそこまで不自然ではないかな、という感じですね。
というかボリスに関してはこの考えで当たっているのではないか、と思います。
なので、ボリスについては私は『アニマシティとシルヴァスタ製薬に復讐を誓う獣人』であると判断させていただきます!
アランの狙いとは
さて、続いて語りますはこちら。
今回のアランの様子から見えた『アランの狙い』について語っていきたいと思います。
……う~ん、気づくとボリスかアランか銀狼か、について語ってる気がするw
とはいえ、その三つが特に物語についての大きな謎である、っていう状況なので。
そこについてはご了承いただきたいですねw
で、アランについてなのですが……。
今回アランは、暴走した矢場についてのデータをロゼ市長に提供していましたが。
その際、まったくもって時間稼ぎもしないし、ごまかしもしない。
なんなら隠し事もしないという協力体制を見せたんですよね。
じゃあアランが善人で、ロゼ市長に協力してアニマシティの為に動いているのか? と問われれば。
やっぱりそうじゃない気がするんですよね~。
今回のアランの言動で気になったのは最後の一言。
ロゼ市長の『アランがいることで何かあったときに対応してもらえる』という言葉に対して。
『その為にアニマシティにいる』と返答したものの。それがどこか含みがあるようなものだったんですよね。
この言葉の裏について考えていくとキリがないのですが……。
言葉を素直に受け止めて考えるのなら……。
『獣人絡みの特別な出来事があったときにすぐに対応するためにアニマシティに来た』という感じですかね。
まぁただそれについて一番アランが注目しているであろう存在は。
現状、みちると士郎なのでしょうけれども。
……ソコについて考えていくのであれば。
やはりアランは『アニマシティで現状何かが起きようとしているのを知っていた』ということになるんでしょうかね。
あるいは単純に網を張っていて、みちる・士郎の存在を知って何らかの計画を実行に移そうと思ったとか?
なんにせよ、アランは何か企んでいるのは間違いないわけですから。
正直アランはアニマシティを都合のいい実験場と思っている、っていうのはあるんじゃあないでしょうか?
それこそ言葉の意味をそのまま受け止めるのなら。
『特別な獣人を確保できれば即座に実験ができる』という意味もあるかもしれませんし。
ただその先が読めないんですよね~……。
もうこれは完全に私の予想というか、もういっそ飛びぬけた何かを考えるとするのなら。
『人為的な特別タイプの獣人を作り出して、兵器利用する』っていうつもりだとか?
ほら、ありがちですよね。巨大組織が裏で兵器製造に関わってた、みたいな。
人間と獣人は今のところ対立気配があるわけですから。
形の上でアニマシティに協力しておいて、特別な獣人の研究というおいしい目に遭う。
そして人為的に特別な獣人を作れるようになり、しかもそれが量産できるとすれば……?
獣人どころか、人間たちも支配することができるのではないでしょうか?
……うん、ありえない話でもないのではないでしょうか!
つまり状況を整理すると……。
『獣人の為に動くアニマシティ(ロゼ市長)サイド』と『アニマシティとシルヴァスタ製薬に復讐誓うボリス率いる銀狼教団サイド』……。
そして『それらの間で立ち回り人間と獣人を支配しようとするシルヴァスタ製薬(アラン)サイド』という。
この作品の対立においては、三つ巴の状態でクライマックスへと向かうのではないでしょうか。
……まぁ結局のところ。私の中ではアランは悪役ってことで確定しつつありますね!w
もしかすると善人なのかもしれませんけどね~!w
BNA ビー・エヌ・エー 第8話 感想
さてそんなBNA ビー・エヌ・エーの第8話の感想なのですが。
いやぁ、ここでこう展開してくるとはね!
結構、序盤からの謎を最後まで引っ張るのかと思えば。
案外にあっさり士郎の正体について語っちゃったりしてきましたね!
いやぁ予想外……!
とはいえ、謎とか伏線って、種明かしするタイミングも重要なので。
今後の展開としては、更に謎を増やすなり、解き明かした謎がキーになるなり、ってことでしょうから。
そういう意味では、今回のお話はちょっとした息抜きになってよかったんではないかと思います。
またボリスとアランというW胡散臭い人物たちも動き出しておりますから。
次回以降更に急展開があるであろうことは予想できますしね!
いや~、ホント、毎回毎回ドキドキさせてくれるわぁ。
なんていうんでしょうかね? オモチャ箱みたいな作品ですなぁ。
そしてそのドキドキに翻弄されつつも、しっかり楽しんじゃっているわけでして。
いやぁ、やられた! って毎回言ってる気がするなぁw
以上、ロシアスキーでした! 次回もよろしくお願い致します!
最新情報をお届けします
Twitter で2017春夏秋冬アニメ考察・解説ブログをフォローしよう!
Follow @anideep11