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デビルマンcrybaby感想・解説!最終回ラストシーンの意味【DEVILMAN crybaby】

日本漫画史に名を残す、その作品の系譜に刮目せよ!

どうも、ロシアスキーでございます!

今回は前回のA.I.C.O同様、『Netflixにて全世界独占配信』となる作品。

DEVILMAN crybaby』の記事を書かせていただけることになりましたー! ワーイ!

【ネタバレ】A.I.C.O. Incarnation感想・解説!最終回まで見た私が小難しい設定や用語をわかりやすく説明します【アイコ アニメ】
どうも、最近めっきり暑かったりかと思えば寒かったりで体温調整に困るロシアスキーです! 私が愛するロシアは過ごし易い気候...

↑Netflix独占配信繋がり。A.I.C.Oの記事はこちらになります。こちらも読んでいただけると嬉しいですー!

実はロシアスキー、デビルマンという作品は本当に大好きでして。このお話をいただけて嬉しい限りです!

さてさて今回記事を書かせていただく『DEVILMAN crybaby』なのですが。

原典たる『漫画版』の完全映像化! という大胆にして衝撃的な売り文句が事前に打ち出されていたのですが。

まずこの売り文句時点でかなりのチャレンジ精神ですからね。原作版デビルマンの完全映像化?

な、何を無茶を!? とデビルマン知ってる人なら滝のように汗を流しますよ。えぇ。

ちなみに最後まで観た私としては、この売り文句に関しましては『看板に偽りは無い。だがやはり制限はあったのか』などという複雑な感想を複雑な表情とともに送り返す次第でございます。

この思いに関しましては感想の部分でじっくり語らせていただきますので。ここでは割愛。

早速『DEVILMAN crybaby』についてあらすじを書かせていただき、各種解説に移らせていただきます。

泣き虫な主人公、不動 明はある日、幼馴染の飛鳥 了に連れられとあるパーティに参加することになる。

了から地球の先住生命『デーモン』について教えられる明。パーティの最中明はデーモンをその体に宿すことになる。

悪魔の体に人の心。時同じくして現れ始めたデーモンとの戦い。時に迷い、時に傷つく明。

人類はデーモンの存在に気づき、世界は激変していく。明は何を考え、どう生きるのか……。

と、ざっくりネタバレを回避しつつあらすじを書くのは難しいでございますね!

まぁまぁ本編そのものについては見ていただくのが一番ですよ、えぇ。

ではでは、解説いってみましょー! と言いたいところなのですが。

この作品に関しましてはどうしても『デビルマンという作品』についての解説というものが多くなってしまいます。

その辺り、ご了承いただければ幸いでございます……。

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勇者アモンとは

明に憑依したデーモン。作中名前は出るのに全く詳細の分からない存在、『勇者アモン』。

まー、原作読んでるならなんとなく知ってるけども。原作知らない人には「説明ねぇのかい!」って突っ込まれそうなこの勇者アモンについての解説を。

っていっても、解説としては原作準拠になりますが……。そこはご了承いただければ、と思います。

勇者アモンとは文字通り、デーモン族の勇者であり『地獄の野獣』という名を持つほどの戦士。

実力的にはゼノン・サイコジェニーに次ぐほどの実力でありまさしくデーモン族の上位ランカーと言えます。

その性格は一匹狼的であり、やや協調性には欠けていたとのこと。その辺りもどこかダークヒーロー的ですね。

もともとのベースの姿は明が変身したデビルマンに酷似しているのですが、やや差異も見受けられる部分もあります。まぁ、作品ごとに違う姿になったりするんですけど。

ちなみにスピンオフ作品『AMON デビルマン黙示録』においては重要なキャラクター・用語であったりします。

要点をまとめますと。デーモン族のエース的存在で、どこか孤独でもあった……そんな勇者的悪魔であるということになります。

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サバトとは?

明がデビルマンに変じるきっかけとなったパーティ、『サバト』。

名前は知ってるって人は多いんじゃあないかと思うのですが、実際サバトってなんなの? という人もいると思います。

なのでここでは説明を少々。

サバトとはそもそも、ヨーロッパの悪魔信仰系集会であります。

当時のヨーロッパでは土曜日の夜に魔女が集会を行うと信じられており、実際にこのサバトに参加したという罪で魔女裁判にかけられた人もいるそうです。

サバトでは、十字架を踏みつけるだの食べちゃいけない系の肉を食すだの悪魔がヤギの姿で参加するだの……。

まぁ様々なその内容を示す報告だの書物だのが残されています。

この点はデビルマン内のサバトとは似ても似つかないですね。

あくまでもデビルマンの中でのサバトは『そういうイメージをもったパーティ』でしかありませんので。

さてさてこのサバトなのですが。世間一般的な恐ろしい儀式というイメージと裏腹に……。

実は明確にサバトが行われたという証拠は無いらしいですw

ま、要するに当時の異端審問官などが疑わしきを罰するために虚偽を証拠として残した可能性が高いってことですねー。

いやぁ、ほんと。デビルマン作中のセリフじゃあないですけどね。人間のほうがよっぽど悪魔より恐ろしい話ですわ……。

ミーコの問いの真意

物語後半、ミーコは自分の命を差し出しながら人間たちに問いかけを行い、美樹ちゃんを見逃して欲しいと懇願します。

この問いかけなのですが、とてもとても深く重い物なんですよね……。

牧村邸襲撃事件時、美樹ちゃんを守るために現場に居た地元HIPHOPチームメンバーの4人ですが。

その内の一人バボ君(高校バレーとは関係無い)は仲間を裏切ってしまいます。

もう一人、ヒエ君はミーコちゃんの荷物の中から仲間であるククン君のサングラスを発見してしまいククン君がミーコちゃんに襲われたという事実に気づいてしまいます。

結局美樹ちゃんを救うために行動していたミーコちゃんもククン君たちに悪魔として処理されてしまうわけなのですが……。

ミーコちゃんの問い。「人間らしさ」「善良とは」「正義とは」「正しいとは」。

この問いは決して美樹ちゃんを助けたいが為だけの言葉ではありませんし、自分を襲う人間を糾弾するものでもありません。

バボ君が逃走のための車を入手し戻ってきたとき。大勢の人間が牧村邸を取り囲むのを見て仲間を裏切るのは悪でしょうか

仲間が襲われた事実を知ったヒエ君がその仇を取ろうと思うことは悪だったのでしょうか

更に言えば……明に助けられながらも悪魔に寝返った幸田くんの、『弱肉強食こそ摂理』という考えは悪と断じていいのでしょうか

それらは全て、ある意味で人間らしいといえます。『人間だからこそ』ともいえます。

人間らしいということは正しくもありますし間違っているともいえるのだと思います。

自分たちと違う存在を認めるのか認めないのか。仲間を守るために犠牲を強いていいのか。

共存を求めた先で本当に幸せな世界はあるのか。自己を犠牲にするのは美しいことなのか。

ミーコの問いはこの作品が叩きつけてくる大きな問いでもあるのです。

そしてその問いに対しての答えとは作中世界の人間たちだけではなく視聴者たる我々も各々が持つべきものなのです。

これについての私の考えは、感想のパートで語らせていただきたいと思います。

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バトンをつなぐという描写

物語において繰り返し描写されることがある『リレーでバトンをパスする』というシーン。

デビル 01 バトン

©Go Nagai-Devilman Crybaby Project

これも重要な意味があるシーンですね。

例えば『ミーコから美樹へのバトンパス』という物は二人を見れば『憎いとまで思った友人へ気持ちをしっかりと伝える』という物と『その憎しみや妬みをも受け入れて友人でいる』という二つの心象を表現しています。

続いての『美樹から明へのバトンパス』とは『人間とデビルマンという違う存在でありながら深い信頼を築き上げている』という二人の立ち位置とお互いへの親愛の象徴と言えます。

問題点は『明から了へのバトンパス』です。これは作中何度も何度も繰り返し失敗した描写がされます。

明からのバトンは了には繋がらない。正確に言えば了はバトンを受け取らないし受け取れないのです。

了の正体はサタンです。そもそも人間ではないのです。なので人間でありデビルマンでもあった明からのバトンパスの意味が分からない。

こいつのやっていることはなんだろう?』『このバトンを受け取ることに何の意味が?』と。そう思ってしまうので手を伸ばさないし首を傾げてしまうのです。

これは決して了が悪いんではないんですよね。立場が決定的に違いすぎるから意思疎通が成立しないんですよ。

あぁ悲しきすれ違い……

ですが最後の最後、了はサタンでありながら明からバトンを受け取ることが出来ました。

その結果了は明という友を失った。その事実と意味に気づき動揺し涙を流してしまいます。

明が了に渡したバトンとは『人を思いやる心』『大切な存在とは失って初めて掛け替えが無かったと気づくこと』。

もっとハッキリ言ってしまえば、『人間らしさそのもの』や『感情そのもの』ということであり……それをデビルマンである明が手渡したというのがこの作品の凄いところだとも思います。

本当に悲しいのは、それが二人の関係が手遅れ状態になってから伝わるということなんですけどね……。

ラストシーンの意味

このデビルマンという作品において……ラストシーンというのはとても大きな意味を持ちます。

意味を持つのですが……その意味を明示、明言することはほぼほぼありません。

それは決して手抜きだとか、ご想像にお任せしますだとかいう事ではないのです。

デビルマンのラストシーンははっきり言ってしまいますと……。

神という存在が地球に降り立ち、サタン率いるデーモン軍団は敗北し……。

地球の歴史は再度一から再誕することになってしまった、という物です。

このラストシーンの衝撃はとても大きく、凄まじい反響がありました。

でも考えても見てください。

この衝撃的なラスト。もしも事細かに説明したとしたら……興ざめもいいとこですよね?

だからこそcrybabyはおろか原作でも詳しい描写はされておりません。

crybabyで言えば……地球に降り立つ何かの存在

勃発する戦いと、最後の美しく青い星。これだけの描写です

デビル 01 ラスト

©Go Nagai-Devilman Crybaby Project

そこがこの作品にとってというか。あの地球の最期な訳です。

この最後の戦いを語るものは最早いません。だからこそ誰も何も語れず、静寂だけが空間を支配している。

そんな意図のある描写なんですよ。あえて描写しないこそが何よりの描写である、というわけですね。

……っていうのは原作知ってる人じゃないと分からないだろうなー、ということで解説させていただきました。

この解説こそが蛇足だというのは知った上でのことでございます……なにとぞご容赦を……。

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DEVILMAN crybaby 感想

このDEVILMAN crybabyですがNETFLIXで配信されたのは2018年の1月なのですが。

記事執筆現在(2018年6月11日)にもイベントが行われたり、新たな感想・考察などもガンガン上がっており反響は凄まじいです。

その反響こそまさに賛否両論。見た人の数だけ思いや考えがありそれがズンドコ増えている現状です。

好意的な感想の方も多いです。

否定的な感想の方も多いです。

もはや6月にも関わらず新たに見るという人、見終わったよ~という人も増えています。

ほんとこうなるんだよなぁ……見た後……。

さてさて。私自身の感想ですが。

とてつもない問題作であり凄まじい

この一言しか無いです。というのも『面白かったか?』と聞かれても『凄かった』としか言えないんですよ。

これはもう私の文字に関わる人間としての能力不足なのですが。まずその一言が出るんです。

『人にオススメできる?』なんて聞かれたらこう言いますよ。『したいができない。オススメするには問題が多すぎる』と。

これは何も衝撃的シーンとかデビルマンならではのメッセージ性だとかそもそも年齢制限『大人向け』だからとかそういう単純なことじゃあないんです。

この作品は……いやそれこそオリジン版『デビルマン』もですが。あまりにもエネルギーが強いんです。

正直私は途中から吐き気を抑えながら見てました。途中疲れ果て視聴から逃げ出した日もありました。

それでもまた見たくなる力強さがあります。結末が分かっているのに見たくなるパワーがあります。

デビルマンという作品を現代世界に提供するため再翻訳・再変換し作り上げ磨き上げ提供した。

デビル 01 明

©Go Nagai-Devilman Crybaby Project

↑明の描写の中で一番のお気に入り。かっこよすぎる……!

現代風にリアレンジするに辺り、様々な改変もありました。おおよそタブーとされていることについても平然と触れています。

それはつまり、今の世の中において……今までの人類が目をそらしたり排除しようとしていたことは。普通のことである。なんら恥じることではないんだ、というメッセージをも叩きつけてくるということです。

これらを踏まえて、更に正確な物言いをするのなら私はこう言います。

覚悟があるのなら一度は見て欲しい。そして湧き上がった感想を大事にして欲しい』。

肯定してもいい、否定してもいい。ただこういう作品がこの世に出てくるのは凄いことなんだ』。

あとはもう、これ以上は言えないですよ。本当にこの作品に関しては……いや、自分がデビルマン好きなので贔屓目や欲目もありますよそりゃあ。

ただね。この作品には触れて欲しい。見て欲しい。そうすればこれだけの反応がある理由はすぐに分かるから。

この作品の感想をネットで見ていた際、この作品を『失敗作』『駄作』と言う感想や意見を少なからず見ました。

意見や感想は人それぞれです。そう思うのを私は否定しません。

ですが私はこう思います。『失敗作でも駄作でもない。この作品の持つ力こそはアニメの極地の一つである』と。

正直難点も多かったですよ。展開が急すぎると感じた部分は多いです。了と明の行動については特にそれが顕著でした。

悪魔狩りのシーンにおいてそれまでの自分たちの行いを忘れたかのように実にスムーズに悔い改める人間たちを見たときは正直違和感を覚えました。

ですがそれらはこの作品の魅力を損ないません。限界までデビルマンに真っ向から立ち向かったこの作品にだって限界はあるんです。

それは予算とか時間とか描写とか様々な制限でしょう。でもこの作品はその限界に挑んでいきました。

少なくともその挑戦は作品を通して私に伝わってきました。……勿論、受け取り手たる私の勝手な思いではありますがね。

デビルマンという大きすぎる壁。その作品を現代にアニメとして蘇らせたこの作品は。

私にとっては宝物であり創作者としての原点を思い起こさせてくれる作品でした。

すばらしい作品であると。私はそうこの作品に対して思っています。それこそ、欠点を含めてです。

作中の人間たちの行動なんかは、原作を見た私からするともう胃が痛くなってしかたなかったです。

同属たる人間すら襲ってしまう狂気。そしてその狂気にもまた共感が出来てしまうのがキツいんですよ……。

恐怖が伝播し、正義という甘美な言葉と環境に溺れてしまう。そして行動してしまうんですよね。

正しいというその力に溺れてしまい、他の存在への思いやりを失ってしまう。

そしてそれを作品として見ている自分も共感が出来てしまってもう……もう……。

あぁ、これ以上は本当にダメです。いくらでも語れてしまうでしょうから、記事としてもう形にしにくいですw

当然この記事を読んでくださった人の中にもまた賛否、両方の感情や思いを抱く人もいるでしょう。

ぜひぜひコメント頂きたいです。この作品について意見をぶつけたり、語り合ったりしたいです。

と、ここまで来てですが。前回のA.I.C.O同様、この後考察編の執筆も行いますので。

そちらもぜひぜひ見ていただきたく思います。多分考察編はもっともっと長くなるかもしれません。

っていうかなりますね、かなり長くw

▼書き終えました!是非ご覧ください!

デビルマンcrybaby考察!原作の美樹との違い【DEVILMAN crybaby】
どうも、夏本番を前に買ったミニ扇風機がもう壊れて絶望する男、ロシアスキーです! やっぱり100円ショップのはダメだな!...

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アニメユーチューバー爆誕!最新アニメの感想を話し合えるアニメ語りチャンネル【アニ盛 第20回】
どーも、当サイトの運営をしている小鳥遊です。 今宵も始まります、不定期連載のアニメコラム"アニ盛"の第20回目! 今...

ということで、ここまで読んでいただきありがとうございました!

考察編の記事もぜひぜひよろしくお願いいたします! ロシアスキーでしたー!

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コメント

  1. テルすけ より:

    失敗作なんかでは絶対にない作品、色々な作品に触れてきたつもりだったけどデビルマンはこのアニメで初めて観た。
    衝撃を受けたよ。
    デビルマンを意識したであろう作品も少なくはないはずなのに、観ている間驚きばかりだった。
    これを駄作などと呼べるなら、逆にどんな作品が名作となりえるか。

    • rosiasuki より:

      テルすけさん

      コメントありがとうございます!

      結局のところ、成功か失敗かの基準って、「人それぞれが持つ『求めるデビルマン像』」によると思うんですよ。
      ですから、失敗作と判断するのも、駄作と思うのも勝手だとは思うんです。

      ただ、そう言うのであればしっかりとした論理的帰結を見せてほしいんですよね。
      ただ感情や感傷で駄作と言うのは正直どうかと思います。

      現に自分は、これを名作だと思っておりますので!
      (同時に、すごい問題作だとも思いますがw)

  2. 名無し より:

    原作も見た、crybabyも観た。
    自分も目頭が熱くなった作品はいくつかありますが、胸が締め付けられる感覚に陥る作品は後にも先にもデビルマンだけだと思います。
    もし自分もデビルマンなら明に同感するだろうと思いつつ、幸田のように助かる可能性があるなら悪魔に屈してしまうのではないか。
    逆に人間よりに考えると情報に踊らされて悪魔もデビルマンも関係なく糾弾してしまうのではないか。
    といった具合に、観点によって考えがコロコロ変わってしまうのが人間なのかと自己嫌悪になってしまったり等、色々渦巻いた感想になるのもまたデビルマンの魅力かと。
    また、これを駄作、失敗作と一言で切り捨てる人は、作中にいたネットでふざける短慮で愚かな人と同じなのかなと少し思ったり(笑)

    ともかく、DEVILMAN crybabyは「醜くも美しい非常に素晴らしい作品」でした。是非色んな人に観て欲しいですね。

    • rosiasuki より:

      コメント、ありがとうございます!

      いやぁ、実に熱いコメント、大変嬉しく思います。

      この作品は、いや、デビルマンは本当に「簡単な物語じゃないぞ」っていう作品なんですよね。
      それを現代に甦らせると、こんな作品になる。
      そして、現代風味にアレンジしたからこそ、多くの人に見ていただいて、自分の中の「人間性」について一度思考していただきたいですねぇ。

      まぁ、これを駄作と思うのも自由ですし、失敗作と言うのも自由なんですけどねー。
      個人的にはメチャクチャ楽しめた作品なので、ガンガン推して行きたいですね。

      「醜くも美しい」「非常にすばらしい作品」。まったくもって同意見です!

  3. I LOVE サイコジェニー♡ より:

    少なくとも映画になった【実写版】よりは断然良いです。
    でも【グロ】はあっても【エ口】はいらなかった。
    なぜなら、これを小中学生に見てほしかったから。
    自分が単行本を見たのは小学生でした。
    トイレに行かれないくらい(タレちゃんか?)ビビりました。
    あと、やはりタレちゃんやミーコやサッちゃん(ジンメンに食われたのは明の母でした)等の設定が強引過ぎて、ちょっと悲しかったです。
    トータル的に見て面白かったとは思いますが、大成功!とは言えないかなぁ…
    このアニメを見て【原作を読んでみたい】と思う方が増えたら良いのでは?
    いずれにせよ、この【名作】は限りない可能性を生み出し続けるんでしょうね。

    • rosiasuki より:

      I LOVE サイコジェニー♡さん

      コメントありがとうございます!

      その辺り、非常に難しいですよねー。
      当時原点たる漫画版を子供たちが読めたのは、時代背景あってのこと、って部分もありますし。
      今このレベルの描写の作品は子供には見せられないですからねー。
      作品のテーマ、その深いところまでを理解できていれば、決して悪影響な作品ではないとはわかるのですが……。

      要所要所におけるシナリオの改変、設定変更に関してはちょっともったいない部分や、疑問の生じる部分も確かにありましたね。
      その意味では、確かに『大成功した』とはちょ~っと言いづらいのかも?w

      ただ、もはや古典であり傑作であるデビルマンという作品に対し、ここまでの出来で、斬新な切り口を見せてくれたというのは非常にすばらしいと思いますね。
      仰るとおり、今後、また新たな可能性を形にする呼び水になったのかもしれません!

  4. Giulietta より:

    デビルマンは飛鳥了いわゆるサタンの悲恋物語です。
    話は進めば進ほどスタートに向かいます。
    つまり答えは全て冒頭にあるのです。
    人種や性別、種族すら超える壮大な愛がテーマ…いや愛なんて言うと陳腐になってしまいますね。
    ボクのオタ(闇属性)の始まりは間違いなくデビルマンです。

    • rosiasuki より:

      Giuliettaさん。

      コメント、ありがとうございます!

      なるほど、そう表現するとまた、しっくりと来る部分がありますね。
      事実、迎えた結末は星の再誕に他ならぬわけで、ここからさらにデビルマンサーガは続いていくわけですからね。

      結構、デビルマンに衝撃を受け、作風や、視聴する作品に影響を受けた人は多いと思われますね。
      まさに時代を作った作品と言えますね!

  5. 名無し より:

    なんというか「分かりやすくしたデビルマン」です。
    説明出来ない説得力が足りない。
    秀でた質問は秀でた答えに勝る、って部分が足りない
    デビルマンを描写するのに答えはいらないんです。問いで良いんです。
    なるほど!分からん!で良いんです。
    そこを薄めてしまった感あるんですよね

    普通に名作ではあると思います。
    普通に問題作だと思います。
    普通じゃデビルマンとは言えない!な人には厳しい評価になるんじゃないでしょうか…
    十二分に面白かったんですが、しこりが残りました。

    • rosiasuki より:

      コメント、ありがとうございます!

      なるほどたしかに!
      原作デビルマンを知っていれば説明不要な点を、リブートするにあたり補足しすぎた。
      それゆえの評価に繋がった、ってのは納得できるかもです。

      個人的には、原作が好きだからこそ、『今の時代でのデビルマン』として描ききったのはすばらしいかと。
      まぁ、気になる点も多々ありましたが。それも味なのかなー、と思いますねw

  6. ナナシノゲノム より:

    『漫画版』の完全映像化!と謳うのであれば湯浅色が強過ぎる
    此の作品は良くも悪くも湯浅政明のデビルマン…
    ポップ過ぎる画が象徴する様に好き嫌いはハッキリと別れる作品でしょうね。
    私は別に原作原理主義者で無しそれこそ「どろろ」の様に良く出来た改変ならば
    喜んで受け容れますけれど…

    上質の素材(原作)を得て出てきた料理が原作と並ぶモノであったかと云うと
    今作は微妙です…原作のアニメ化では理想的とも云える 誕生編 / 妖鳥死麗濡編
    の方が遥かに「好き」(敢えて「上」と評価しません)。
    惜しむらくは、たった二編で頓挫してしまった事。
    私の望む『漫画版』の完全映像化は彼等の手により完結まで辿り着く事でした。

    • rosiasuki より:

      ナナシノゲノムさん

      コメント、ありがとうございます!

      あ~……そこに関しては何も言えないんですよねぇ>湯浅色。
      他の的外れな意見には返せても、そこはもう、仰るとおりなんですよね~w

      こうして考えると、本当にデビルマンという作品は漫画版の完全映像化、となると。
      絶対的好評、とか。完膚なきまでの傑作、というのはなかなか出てきていない感ですかねぇ。
      いや、ほんと。個人的にはクライベイビーに関してはすっごいスキなんですけどね。

      ……否定派、嫌い派、拒絶派、その他諸々の方々の意見もまぁ、理解できないではない、ってのが本心ですねw
      自分の中では名作なのではございますが!w

  7. ナナシノゲノム より:

    >絶対的好評、とか。完膚なきまでの傑作

    作品に対しての「深すぎる想い入れ」と「余分な作家性」と云うのは、製作者の独り
    善がりのマスター〇ーションに為り兼ねない…「リビドーの作家」「ヒラメキの作家」
    数多の枕詞を持つ全盛期の永井豪は正に神憑り。その作品群の中でも完成度が高いのは
    「手天童子」でしょうが最大の作品はやはり「デビルマン」でしょう。
    そんな作品を扱うのなら減点されないと云う消極的方法でリスペクトは抱きつつも
    「作品」と一定の距離を置ける、芸術家肌より職人肌の方の方が向いている気がします。
    「デビルマン」より「オレのデビルマン」を選んだ湯浅、万人受けは端から選択肢から切り離したのでは無いでしょうか?良いと悪いに二分された評価妥当だと思います。

    原作版の直系のアニメ化としてで無く後年の作家陣によるトリビュート『ネオデビルマン』的位置付けとして許容しています。

    • rosiasuki より:

      ナナシノゲノムさん

      コメントありがとうございます!

      いやぁ、一クリエイターとして、耳が痛いですね。
      永井豪作品に傑作数あれど、心に一番の作品となれば……難しいですなぁ。

      なるほど確かに。今回の『デビルマン』についてですと、万人受けを狙っていないという部分はありそうですね!

      リメイク、リブートというものについては、ナナシノゲノムさんが語ったことが必ず付随してくるでしょうね……。
      近くても、遠くてもよくない、と……。

  8. コバ より:

    ロシアスキーさん
    私もデビルマンcrybabyで衝撃を受けました。素晴らしい作品だと思います。

    ミーコがあるシーンでロバの鳴き声になりますよね。あれってなんでだと思いますか?

    色々な解説などを読んでみているのですが、それについて触れている方がいません。

    良ければロシアスキーさんがどう思うか教えて下さい。

    • rosiasuki より:

      コバさん

      コメントありがとうございます。

      ご質問のシーンの音声についてですが。

      え~、非常にコメントに苦しむのですがw

      まぁその……ミーコちゃんが元気だってこととw

      後は、その前後の出来事や普段のミーコちゃんの様子との対比の描写として、という所ですかね。

      あの一件でミーコちゃんの内面が暴かれた。あるいは捻じ曲げられたことを表現する為に。

      『そんなイメージのないミーコちゃんの声を濁らせるもしくは変化させている』

      ってことではないかなぁ、と私は思っておりました。

  9. 信長 より:

    はじめまして

    crybaby……
    湯浅さん、何でデビルマンの監督を
    受けたんでしょうか?

    デビルマン愛よりもエヴァ愛が強いお方なのでは?
    と感じられてなりませんでした。
    所々に見受けられるエヴァ臭には
    映像のクォリテイの高さを認めつつも
    違和感を覚えました。
    永井豪のデビルマンをやりたい……❗と
    心から思う方に委せるのは
    そんなに難しい事なのでしょうか?

    いつそデビルマン基金でも立ち上げてもらって
    妖鳥シレーヌ編の続きを制作してもらえたならどんなにいいか……‼

    否定的なコメントになってしまって申し訳ありません。
    不適切であれば削除して下さい。

    • rosiasuki より:

      信長さん

      コメント、ありがとうございます。

      個人的には、湯浅監督はエヴァというか……。
      『夜は短し歩けよ乙女』や『ピンポン THE ANIMATION』方面の、個性強き方かというイメージですね。

      エヴァっぽさとでもいうべきテイストに関しては、エヴァとデビルマンの類似点などから考えるに、仕方のないことなのかと……。
      まぁ、エヴァもデビルマンも時代で輝きを放った作品ですし。
      ある程度『以上』印象が残るのもやむなし、かと……。
      ただやっぱり強烈な印象ってのはプラスにもマイナスにも働くんですよね~。

      実際、アニメ製作もビジネスでありますから。色々と制約がかかったりするのも仕方ないことっちゃあ仕方ないことですよねぇ。
      それを口惜しく思いつつも、出来上がった作品を見ていくしかない、のかなぁ、なんてモニョモニョ。

      実際の所、何の制限も無く潤沢な予算で好き勝手に本気でデビルマンを作れる、なんてのは可能なのかなー……?

      そんな時が訪れるのを今は待つしかない感じですかねー。

      • 信長 より:

        ご多忙の中の返信、ありがとうございます。
        先のコメントは今思えば勢いだけでタップしていた感があり少しだけ反省していたところです。
        何故あんなにも憤りを晒してしまったのか自分なりに考えてみました。

        今回、こちらのサイト以外でも多くの感想を拝見していたのですが、その中で目に留まったのが
        「原作は知らないけれど十分に楽しめた。原作ファンうざい。老害ぢゃね?w」
        的なものでした。
        実際、その通りなのかもしれません。
        自分の身体は永井豪と石森章太郎で育ったと言っても過言ではないので……

        ただ、思ったのです。
        原作を知らない世代の方たちが
        「原作を完全映像化!」と謳われた本作をそのままベースとして受け容れ、
        更に派生する後続作品が生まれたとして、
        それは果たして「デビルマン」なのでしょうか?

        ネット配信前提で実現した本作ですが、
        もっとシンプルに作り込んでこそ
        映像の素晴しさが映えたのではないかと思ってしまうのは
        やはり老害なのかもしれませんねw

        一つだけ
        世界レベルのベストセラーである聖書にはラッパーもスマホも出てきません。
        それでも聖書としての役割は現代においても侵されていません。

        すみません……
        今回も単なる愚痴を連ねただけのコメントになってしまいましたね。
        きっと私自身が、永遠にデビルマンを追い続けていたいだけなのかもしれません。

        返信いただけた事、心から感謝致します。
        ありがとうございました。

        • rosiasuki より:

          信長さん

          コメント、ありがとうございます。

          いやぁ、実際難しいところですね。
          デビルマンほどの作品における『デビルマンとしてのデビルマン性』とでもいいましょうか。
          一つの作品としても、豪ちゃんのメッセージとしても、デビルマンは本当に強烈なんですよねー。

          だからこそ思い入れが強くなるものだし、だからこそリメイク、映像化に何度も挑まれるし。
          その度にこの問題は語られていくものなのかもしれません。

          ご指摘いただいた部分に関しての思いとしては。
          『それもまたデビルマン』というのが私個人の意見です。
          デビルマンが強烈かつ強大な作品であるが故に。
          『まぁ、これもデビルマンだね』という姿勢が自分の中で芽生える、といいますか。

          「え? CBキャラウォーズ? あれもまたデビルマン」
          「え? デビルマンVS009? あれもまたデビルマン」
          という、姿勢とでも言いましょうかw

          映像に関しては、確かにもう少しシンプルな部分と、華美な部分がメリハリがあってもいいのかもしれませんね。
          終始あんな感じなので、初見のインパクトはあるけど次第に慣れてのっぺりしてしまう感は感じましたねー。

          後は、信長さんみたいに理論を構築して評価できる人はいいんですが。
          やはり無駄に原理主義者化している古参(あえて老害とは言いますまい)が過激なのも問題ですかね……。

          まぁ、そんな熱心なファンを生み出してしまうほどデビルマンは凄いんだ、という象徴でもありますがw