無限の住人-IMMORTAL-9話感想・考察・解説！一両の価値について【むげにん2019】

覚悟を見せろ。

はいどうも、ロシアスキーでございます！

無限の住人、九話が来ましたねー。

まさかのこのタイミングで一回外しの回をやられるとは思いませんでしたが……。

よく考えればいっつも戦ってばかりいたらものすごい速度で展開していっちゃいますもんね。

ではでは、今回も語ってまいりましょう。

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無限の住人　IMMORTAL　第9話　あらすじ

という感じで、今回は凜ちゃんの単独行動編。

そして同時に関所突破編という感じでございましたね。

インターバルとも取れるし、サイドストーリーとも取れる感じの話でしたね。

ではでは、今回のお話で気になった点などを語ってまいりましょう。

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万次さんはどうしているのか？

今回凜ちゃんと別れることになった万次さんなのですが……。

↑　今回出番ここだけｗ

いったいどこで何をしているんでしょうか？

まぁ、万次さんの律儀な性格を考えると、凜ちゃんの手助けをあきらめた、ってことはないと思うんですけど。

今回は本当にほとんど姿が見えませんでしたからねー。

ただ実際のところ、今の時点では万次さんには関を突破できないという問題がありますので。

まぁ、登場しようにもできないってのはありますよねｗ

それでなのですが……まぁ普通に考えれば、今万次さんは関を突破する方法を見つけないといけませんよね。

前回時点でもその難問があったのに、お尋ね者にまでなっちゃうんだもんなぁ……。

（補足といたしまして、江戸時代は交通の要所に警備上の必要性から関所が設けられておりまして……。

　庶民が旅行をする、なんていうのは基本厳格に制限されておりました。例外はお伊勢参りなどの参拝系だけみたいですね。

　まぁ要するに、イメージは現代でいうところの海外旅行、手形がパスポートと考えるとわかりやすいそうです）

通行手形を入手するには、届出を出したりしないといけないそうなので……。

お尋ね者になってしまった万次さんには、すでにそれが困難なんですよねー。

なのでおそらく現在の万次さんは、通行手形の入手、もしくは手形の要らない通行方法を模索しているのではないか、と思われます。

とはいえ、先に凜ちゃんだけ関所を突破してしまっているので、あまり時間をかけすぎると合流したりするのが難しくはなってしまいますから。

おそらく万次さんは今かなりあせっているのではないか、と思われます。

いやまぁ、普通に考えれば合流地点を設定しているとは思うのですが……。

ただ凜ちゃんって結構思いつめたりしたり、勝手に行動したりする恐れもありますから。

万次さんとしてはもう一刻も早く関所を突破したいと思っているでしょうね。

なのでまぁ、今の万次さんの状況としては、凜ちゃんと別れたエリア周辺でなんとか関所を突破する方法を模索中、という感じでしょうね。

……問題としては本当に、どうやって突破するのか、ってことですが。

……考えてみたけど、ちょっと思いつかないんですよねー。

てか、万次さん人相悪いわお尋ね者だわ武器すごい持ってるわで関所通れるヴィジョンが浮かばないｗ

まぁ、ゴリ押しは無理でしょうから。何らかの作戦を講じるんでしょうね。

……普通に考えると、偽の手形を入手するとか、かなぁ……。

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江戸時代の金銭事情

さて、次のポイントですが。今回出てきた江戸時代の通貨。

一両の価値ってどれくらいなの？　ってところについて語っていきたいと思います。

これに関しては、時期、土地、商品などなどによって色々と変わってくるのですが……。

一説には、一両＝１３万円、というお話もあるそうです。

なので。今回出てきた物でいいますと……。

万次さんと凜ちゃんの二人を捕まえると、十両。つまり「約１３０万円」となります。

……あ～、なるほどね。そりゃそんな大金もらえるんなら捕まえようとするわ。

そんで、捕まえる効率上がるんだから人相書き出すわ。実に利に適ってるんだなぁ。

そして、凜ちゃんが関を突破するのに提示したお金は二十一両。つまり「約２７３万円」となります。

高額ッ！　っても思えますが。江戸時代の各国を独立国家。関を通るのが海外旅行的なレベルで考えれば。

いわば密入国を手引きしてもらうためのお金なので、そんなに割高でもないのかなぁ、と思えたり……。

ちなみになのですが、この価値で換算しますと……。

江戸時代ではそばが一杯５２０円。銭湯一回１６０円から３９０円くらいの価値だったそうです。

……ちなみにおさけはお銚子一本３９０円。そばより安いとかどういうこっちゃｗ

大工さんの年収がおおよそ銀一貫五百八十七匁六分。

大体年収で３４０万円ほどみたいですね。てか、この手の調査してると大工さんの年収がヒットしやすいんですが。

江戸時代って大工さんがメジャーなお仕事だったのかしら。いや、今よりは広く普及してる気もするけど。

（だって家が木造オンリーだもんね）

時代が変わると、通貨の価値も、通貨自体も変わるし、物の価値も変わってきますが。

それでも、よく聞く一両という単位がここまで高額だってのには驚きますね～。

……千両役者、って。あれ年俸１億３０００万の役者さんですからね。

歌舞伎役者さんあれかよ。プロアスリートかよｗ

宿の女性は村の関係者？

次の考察点ですが。『宿で凜ちゃんに関破りの方法を教えた宿の女性は、村の関係者だったのか』という点です。

というのも、宿の夫婦が関抜けの手引きをしていたのがどれだけ有名なのかわかりませんが。

宿の女性が部外者だとしたら、その話を知っているのが違和感があるんですよね。

そもそもすごい話が広まっているんだとすれば……。

さすがに夫婦も罰されていることでしょうし。

ただまぁ、だからといって単純に村の出身だ、とかもちょっと考えられないんですよね～。

もしそうだとすれば、宿の夫婦に口利きしてあげる紹介状の一つも書いてあげそうなものですし。

と、考え出すといろいろとキリがない感じではあるんですよね～。

ヒントとしては、この女性は遊女のようなことをしている描写があった、ということ。

それと宿の夫婦が関抜けの手引きを辞めた理由などを複合して考えるに……。

この女性は、関を抜けられなかった女性の友人だった、とかはあるかもしれませんね。

困った女性を放っておけない、とも言っていましたし……。

あの宿の夫婦の行いに関しては、まぁ噂に聞いたことがあったか。

あるいは、関抜けを利用したことがある人から聞いたのか。そんなところではないでしょうか。

またはこの女性自身が関抜けを利用したことがあるのでは、と考えたのですが。

それだとわざわざ明言せずに宿を紹介したのがちょっと違和感あるかなー、と思いました。

なので、私個人としてはこの女性は関係者、というほど関係者な訳でもなく。

かといってまったく無関係の人間でもない、という感じなのではないかと予想しております。

……てところまで考えて気づいたんですけど。

もしも万次さんが聞き込みとかしてこの女性までたどり着いたら。

そこから凜ちゃんが関を越えた方法を知ることは出来ても、そこで一悶着がありそうな気が……！？

この作品、モブにやさしくないもんなぁ～……。

この女性に悲劇が無いことを祈っておきましょうかねｗ

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無限の住人　IMMORTAL　第9話　感想

さて、9話の個人的感想なのですが。

う～ん。一息つけたけど、地味にいい話でしたな～。

正直、必要な話だったかと問われれば微妙なんでしょうけど。

だからこそ、凜ちゃんの覚悟や決意。

そして、復讐者に対してただの通りがかりの人が力を貸す人情がある。

この時代の空気感や、雰囲気を描くのに、今回のお話は非常に良い話だった訳ですね。

後はまぁ、たまにはバトルが無いのもいいよね！

前から言ってますけど、バトルばっかじゃ単調になっちゃうんですよね。

せっかくの時代劇物なんですから。バトル以外もあってこそ、っては思いますよね～。

まぁ、地味なのは確かですけど。

個人的にはこういった静かな回は好物なのではありますが。

ま～、次回にはバトルがあるでしょう。きっとｗ

以上、ロシアスキーでした！　次回もどうぞよろしくお願いいたします！

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