再開と再始動。
どうも! ロシアスキーでございます!
今回、『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』の7話目が来ましたが……。
いやぁ~……今回も予想外といいましょうか……。
いや、私よく考えてみたらこの作品に関して予想を的中させたことってなかったような……w
しかして、それを踏まえても予想外の展開でございましたねぇ……。
ではでは、今回も語ってまいりましょう!
目次
Vivy -Fluorite Eye’s Song- 第7話 あらすじ
ニーアランドのメインステージ、連続満席記録を更新し続ける人気歌姫。
そんな歌姫AIに成長したヴィヴィの姿がそこにはあった。
これまでの出来事を全て忘れ、歌姫AIとしての使命を果たそうとしていくヴィヴィ。
そんなヴィヴィに、『ゾディアックサインズフェス』参加の声がかかる。
大規模イベントであるゾディアックサインズフェスの会場で、ヴィヴィはオフィーリアという姉妹型のAIと出会う。
フェス参加者でありながら、どこか自身無さ気なオフィーリアに、アドバイスをするヴィヴィ。
そんなオフィーリアのパフォーマンスは、実にすばらしいものであり。ヴィヴィもまた、リハーサルへと挑む。
だが、そこでヴィヴィは謎の男性を見かけ、リハーサル後にその男性を追いかける。
そこでヴィヴィはトラブルに巻き込まれ、謎のキューブ形AIと出会う。
それこそ、ヴィヴィのパートナーであるマツモトであったが、ヴィヴィはマツモトのことを記憶していなかった。
記憶に無いマツモトの存在、そして言葉に困惑するヴィヴィはマツモトとコンタクトを取ろうとする。
二人のシンギュラリティ計画が、また動きはじめようとしていた……。
ということで……。
まさかの、ヴィヴィが記憶喪失スタートという衝撃……!
いやー、そんなルートもあるか、って気分ですよねー!
ホント、裏をかかれてばっかりですわぁ……。
ということで、そんなことにめげずに今回も語ってまいりましょう!
ヴィヴィの変化について
まず語りますはこちら。
『今回のヴィヴィの変化について』ということで……。
まぁ~、今回は本当に冒頭から驚きばっかりだったわけなんですけれども……。
今回のヴィヴィを見てて思ったのですが。
記憶喪失なのを加味しても、今までとはかなり様子が違いますよね~。
まず、ヴィヴィは今やメインステージに上がれるようになっていました。
これに関しては、以前3話時点でもヴィヴィのステージの客数が増えている、ということが語られていましたが。
今回はその比ではない成長を遂げている、というわけですね。
それに加え、ヴィヴィの言動も大きく変わってきてましたよね。
気になったのは、ヴィヴィが無意識に過去の出会いで記憶した言葉なんかを発していた部分とか。
あとは、学んだ信条や生き様を持論にしてたりする部分とか。その辺が気になったんですよね。
ヴィヴィがそれらを語る様子や。スタッフや他のAIへの接し方。
それら全てが、まるで本当に人間みたいにも見えたんですよね~。
これに関して、端的に『変化である』と語るのは簡単ですが。
私としては、やはり『成長である』と考えてしまうんですよね。
それこそ、単純にAIであるがゆえに学習した、というよりは。
『過去の出会いや経験から、ヴィヴィ自身が必要に応じてそれを学んだ』といいましょうか。
例えば、グレイスの言葉であったり考え方であったりがわかりやすいですね。
単純な学習ではない。それを自身の知識、そして血肉としているかのような様子。
自身が成長するのに何が必要か。取捨選択をしたからこそ、ヴィヴィは成長し、そしてメインステージに立った。
これまでのヴィヴィは、感情・心のようなものを持っている、という風に見える部分もありましたが。
やはりその根源の部分で、AI臭さのようなものはあったんですよね。
ですが今回のヴィヴィに関しては、軽口を叩き、活き活きとステージに向かい。
圧巻のパフォーマンスを披露し、時に的確で優しいアドバイスをしてみせる、なんてこともやってのけていました。
これこそが、私としては『感情を持っているからこそ』の成長。
ヴィヴィが普通のAIではないことの証左でないかな、と思っています。
もちろん、否定する意見として『AIのメンテナンス技術の向上』や『いわゆるOSのアップデート』のような。
年月が流れたが故の成長、という可能性についても考えてみました。
ただ、それであれば『ヴィヴィがセンターステージの頂点に立てる』理由が無くなるんですよね。
だって、他の歌姫AIだって同じようにアップデートを行えるわけですから。
ヴィヴィだけが急成長した。その固有の理由がないと今のヴィヴィの状況が説明できなくなります。
つまるところ、ヴィヴィにはシンギュラリティ計画の経験。
そして、元来備えていた感情や心といった下地があって、こういった成長を行えたのではないか。
それが私の考えであり、その成長そのものこそ。ヴィヴィの変化のカギであり……。
このヴィヴィのこれまで以上の変化こそ。
今後のシンギュラリティ計画のカギとなっているのではないか、と。
私としてはそう予想しております!
……問題は、ヴィヴィがもし記憶を取り戻したら、その振る舞いは過去のヴィヴィと今のヴィヴィ。
どっちがベースになるのか、ですが……。
個人的にはその中間の性質なんかになったら面白いかなー、なんて思っております。
クールだけど、マツモトと嫌味や軽口を言い合う、みたいなね。
それってちょっと、バディ物っぽくてよくないですか?w
マツモトの変化について
さて、続いて語りますはこちら。
過去の記事でも何度も触れてきている『マツモトの変化について』ということで……。
まぁ、もっと詳しく言うなら『マツモトの変化について。これまでの変化との差異』と言ったところでしょうか。
今回、マツモトに関してもかなり大きな変化があったのは見たとおりですが……。
なによりも、『ヴィヴィに危険が及ばないようにしている』っていうのが一番大きいですよね。
例えば、ヴィヴィを警備AIから守ったり。
例えば、落下するヴィヴィを救出したり……。
この辺りは、以前のマツモトなら見られなかった。あるいは、ほんの少ししか見えなかった部分であります。
相川議員救出の時は、窮地のヴィヴィをマツモトは助けようとしませんでした。
サンライズ事件、メタルフロート事件の時は、協力体制をしっかりと築き……。
力添えをすることはありましたが、それはあくまでも任務達成のための助力、という範囲での協力でした。
ですが今回のマツモトのそれは、まさしく。傍目から見ていると……。
『ヴィヴィを案じている』という様子に見えるんですよね。
それが、マツモトの中のどんな計算によるものなのか。それはまだ不明ですが……。
素直に考えるのであれば、エラーにより記憶喪失状態となったヴィヴィを見て……。
『シンギュラリティ計画のパートナーとしてはふさわしくない』と判断。
パートナーとしての任務から開放し、ただの歌姫AIに戻して自分だけで計画を遂行しようとした、ということなのでしょう。
ただそれが『ヴィヴィを案じて』なのか、あるいは『効率を考えてのこと』なのかというのが不明ではありますが。
もしも『力不足により解任』だったとするのなら、今回ヴィヴィを助ける必要が一切ないんですよね。
なにせマツモトは未来のAIであり、任務遂行に一途なAI。
無用なこと不要なこと無意味なことはこれまで片端から嫌っていた様子がありましたから。
だからこそ、ヴィヴィを救ったということはつまりヴィヴィを案じている、ということに他ならないと思うんですよねー。
ただそれをマツモト本人に指摘した場合、全力で否定してきそうですがw
ここで問題となるのは、なぜマツモトがそういった様子を見せるようになったのか、なんですよね。
正直これまでのマツモトから考えれば、今回のマツモトはもう別のAIなんじゃないか、ってほど。
振る舞いが一変してたんですよねー。まぁ、ある意味ではヴィヴィ同様、とんでもない変化ってわけですが。
なにせAIの考えることですからね~。生身の人間であるところの私たちにはちょっと想像できない部分ですが。
ムリして考えるのであれば……。
『ヴィヴィが計画遂行のために、そもそもの自身の使命に反するような結果を迎えてしまい、エラーを食らった』という事実。
それを見て、『同じAIであるからこそ、自身がとんでもないことにヴィヴィを巻き込んでしまった』ということに気づき。
その罪悪感。あるいは、申し訳なさから、ヴィヴィと距離を取ったのではないでしょうか。
……って言語化すると、マツモトのそれもまたえらく人間臭いんですよね~。
このマツモトの変化もまた、今後の計画において何かキーとなりそうな予感……。
例えば最後の最後、自分を犠牲にヴィヴィを護ったりするのか……?
あるいは、キューブ型ボディから、普通の人型ボディになったりして。
ヴィヴィを本当の意味でサポートしたりするのか……?
そういった感じの妄想が広がりますなぁ。
なにはともあれ、今回の『ゾディアックサインズフェス編』を通して考えるのであれば。
その辺りのマツモトの機微は、次回には語られるかもしれません。
これは次回は目が離せませんね!
オフィーリアについて
続いて語りますはこちら。
今回登場した『オフィーリアというAIについて』なのですが……。
なんというか……人気出そうなキャラクターですな!w
さて、そんなオフィーリアですが。
割と謎が多そうなキャラでもありますね!
まずその経歴!
小規模劇場を回りながら歌を歌っていたらしいのですが……。
何でも、音響担当AIと一緒に行動していた、ということらしいです。
……その音響担当AIっていうのが、ちょっと私としては気になりますねぇ……。
ただのフレーバーとしてのキャラなのか。それとも、今回のシンギュラリティポイントに関わってくるのか……。
そして、マツモト曰く今回のシンギュラリティポイント認定された事件。
それが『オフィーリアの自サツを止めること』ということですが……。
私にはそれがそこまで重要な事件であるのか、というと。ちょっと納得できない部分があるんですよね~。
確かに、『AIの自サツ』なんていうのは、普通に考えたらとんでもない話ではあるかもしれません。
普通AIって、そういうことはしないものですからね。
例えばこのVivyという物語のAIであれば、『使命を果たす』っていうことが至上命題ですから。
それを放棄するようなことっていうのは、普通であれば考えられません。
そういう意味ではとてつもない事件ではあるのでしょうが……。
それがなぜ、シンギュラリティポイント認定されるのか、なんですよねー。
素直に考えるのだとすれば、それはイコール、AIが感情・心を持っている、と。
そういう風に認定されることにつながるから、っていうことではないかと思うんですよね。
そもそもAIに関しては、AI人権法というものが制定されてしまっているわけですので。
そこに繋げて考えるのであれば……。
『AIにも心がある! 今まで以上にAIを大切に扱おう!』っていう風になっちゃうとか……?
まぁそう考えれば、なんとかしてそれを止めなくては、っていう風になるのも納得ですけどね~。
後私が気になったのは、リハーサルの後の表情ですね。
なんというか……緊張しているから出た表情である、とは。
ちょ~っと思えないような表情だったんですよねー。
もしかすると、オフィーリアには何か重要な……。
何かを成し遂げようとしている、といったような。目的といった感じの物があるのかもしれませんね。
そうだとするのなら、表情から考えるに。
ちょっと、明るい目的ではなさそうな気もしますが……。
なんにせよ、このオフィーリアというAIは。
ただの歌姫型のAIではない。何かしらの重大な秘密があるAIではないか、と。
今の時点では、私はそう判断しております!
……ただ、なんだろう。
これまでのエピソードを見ていると、オフィーリアも悲劇に襲われそうな気が……!w
Vivy -Fluorite Eye’s Song- 第7話 感想
さて、ここまでVivy -Fluorite Eye’s Song-の7話について語ってまいりましたが。
その7話の個人的感想といたしましては……。
いや……面白さが超絶加速してる……!
前回の記事で、ヴィヴィは計画遂行を拒否するのでは? なんて予想しておりましたが。
まさかの記憶喪失ルートスタート!
しかも、まぁ声優さんの演技がすさまじいことすさまじいこと……。
演技一つで、ここまで『ヴィヴィ』というキャラクターが違って見えてくるか、と。
いやぁ、驚嘆感服脱帽ってやつですねぇ……!
そして、物語の展開がガラッと変わったことにより。
今後の展開について、想像が膨らみ妄想が膨らみ、期待が高まっていってしまう感じ!
あぁそうだよなぁ、面白い作品ってこういう風なんだよなぁ、っていう。
自身の中から生じる納得が抑えきれませんなぁ……!
っていうか、正直序盤の地味さって。
この中盤からの盛り上がりのために、わざとそう演出してたんじゃあないか!?
なんて、そう思ってしまうほどの面白さですねー。
物語はここから更に後半に向けて盛り上がり続けていくでしょうから。
次回ももちろん、必見ですよ! 間違いないです!
ということで、以上ロシアスキーでした! 次の記事でもよろしくお願い致します!
▼Vivyの記事はこちらにまとめてあります
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コメント
マツモトは罪悪感というよりも、単純に今までの任務でヴィヴィに情が移ってたんじゃないかと解釈してます
もちろんヴィヴィがフリーズした事への責任を感じたのもあるでしょうが、
散々ヴィヴィに姉妹コ口しをさせてきたマツモトが罪悪感まで感じるか?
というのが個人的な見解です
それに罪悪感で助けたよりも情が移ったから助けたの方が相棒っぽいですしね
個人的には、マツモトは最後まで、あのキューブの姿かと思います
その方が応用性がありそうですから
前回の戦闘機もマツモトが人型だったら無理でしたし
それにマツモトはヴィヴィの相棒であり作品のマスコットでもあるので、そういう意味でも人型にはならないと予想します
マツモトが黒幕でラスボスだったら話は別ですが、今回でその可能性は大幅に減少しましたし
そもそもオフィーリアって正史では博物館行きだったヴィヴィとガッツリ関わって影響を受けてるわけですが、それでも正史と同じ行動(自サツ)をするんですかね?
それとも正史では自サツしなかったけどマツモトなりの情報収集と演算の結果、自サツすると予想されてるとか?
どっちにしろマツモトの事なので、また見落としがある気がします
(ってか、そうじゃないと話が盛り上がらない)
ヴィヴィ、もしくはオフィーリアの周辺をうろついてた男も気になりますね
顔立ちがトァクのユウゴそっくりですが、年月的に考えると本人ではなく息子の可能性が高そうですね
過去にトァクと関わりを持ったヴィヴィを見張ってるのか、オフィーリアがトァク絡みなのか
ヴィヴィは最近まで男を見た事が無かったようなので後者と判断します
となると、オフィーリアの自サツの原因がトァクなのか、自サツに見せかけてオフィーリアを破壊する気なのか、あるいはオフィーリアはエリザベス同様トァクの息のかかったAIなのか、逆にトァクと敵対してるのか・・・・・・
よくよく考えたら、マツモトが助けてくれると予想してたとはいえ、今回のヴィヴィの飛び降りも自サツ未遂みたいなもんだし、以前のヴィヴィもユウゴに指摘されたように「歌で人を幸せにする」以外の行動を取ってたり、ヴィヴィが感情と使命から離れた自立行動が可能なのは確定だと思います
問題なのは、これがヴィヴィ固有のモノなのかシスターズ全体での事なのか
少なくとも今までのシンギュラリティポイント全てにシスターズが関わってるのは偶然ではないでしょうね
(前回のシンギュラリティポイントも当初は冴木とグレイスの結婚阻止でしたし)
名無しさん
コメント、ありがとうございます。
オフィーリアに関して。なるほどなるほど。
確かに、トァクが一枚噛んでる可能性はありますね。
オフィーリアを自サツに見せかけて、なんて。
やりそうですもんねぇ。
個人的には、マツモトなりに調査をした結果、オフィーリアが自サツをすると判断した、っていう線を推したいですけれども。
話数的に考えて、そろそろ『予想していた以外のことがシンギュラリティポイントだった』とかありそうなんですよね。
マツモトに関しては、確かに。罪悪感、っていうのはちょっと飛躍しすぎでしたかね。
まぁ、情とか罪悪感とかに近い何かのサムシング、ってことでw
ここまで、大事な局面でシスターズが絡んできているっていうのも。
その内、重大な秘密が明らかにされそうですけどねー。
今後どんなビックリ展開が待っているのやら……。
ロシアスキー さん ひろです。 ご無沙汰していました。いつも読ませていただいております。さて、今回久々にSFネタが出てきたので 私の考えを少し書かせていただきます。ロシアスキーさんもご存じだと思いますが、古典のロボットSFものではよく出てくるアシモフのロボット3原則があります。
1条 ロボットは人間を守らなければいけない
2条 ロボットは1条に反しない範囲で、人間の命令に従わなくてはならない。
3条 ロボットは、1条,2条に反しない範囲で、自己を守らなければならない。
これを今回のAIに当てはまると 「オフィーリアの自サツ」は、3条に違反するということになります。ロボット3原則に従わないロボットAIがでてきたら 1条 2条に反することもできるわけでして これがAIによる人間虐サツにつながると考えられませんか?
そういう観点でとらえると、ロボット3原則に縛られないAIが出現する転機 になりうる「シンギュラリティ ポイント」であると思いました。
ただ、製作者側は、SF的な設定よりドラマを見てほしいという方針のようなので、今後のストーリーで上記のようなことは語られないと思いますが、勝手に想像するもの一興かと思いました。
ひろさん
コメント、ありがとうございます。
あー、古典ですね。ロボット三原則。
あったあった。懐かしいなぁ。
確かに、そういう部分から絡めて考えると、そういう可能性はありますねぇ。
単純なその出来事の意味だけでなく、その背景、背後事情を考えてみるのも。
面白いかもしれませんね!