終わりは近づいてくる。
どうも! ロシアスキーでございます!
今回、『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』の10話が来ましたねー。
前回までの『ゾディアックサインズフェス編』……別名『オフィーリア編』が終わり。
新しい展開に入ってきたわけなのですが……。
……何か、何かもうクライマックスの気配を感じる……!?
と、戦々恐々しつつ今回も語ってまいりましょう!
目次
Vivy -Fluorite Eye’s Song- 第10話 あらすじ
ディーバと別離したヴィヴィは、博物館に展示されることになっていた。
歌姫としての名声も今や過去の話。
歌姫AIとしては引退し、来館者に対して話をするのが新たな使命となりつつあったヴィヴィ。
そんなヴィヴィにマツモトが久しぶりに会いに来る。
だが、次なるシンギュラリティポイントと任務を求めるヴィヴィに対し、マツモトは予想外の言葉をかける。
『既にシンギュラリティ計画は完遂されている』……。
そのマツモトの言葉に困惑するヴィヴィ。
ヴィヴィは、歌姫AIでありながら、歌を歌うことができなくなっていた。
どうすれば歌えるようになるのか。シンギュラリティ計画という使命を失いどうすればいいのか。
身動きの取れない現状に苦悩するヴィヴィ。
そんなヴィヴィは、とある少年と出会うことになる。
ヴィヴィに対して、特別な想いを抱く少年『オサム』……。
オサムと触れ合う中、ヴィヴィは『作曲』へと想いを向ける。
自分自身の置かれた状況から脱却するため。模索を続けるヴィヴィは、どんな選択をしていくのか……。
という感じで……。
まさかのシンギュラリティ計画終了、そしてヴィヴィが歌えないという急展開……。
さらに、ラストにはまた別の角度での衝撃……!
いやぁ……翻弄されてる。翻弄されてるぞ、ワシ!w
ということで、今回も気になった点を語ってまいりましょう!
松本博士という人物について
さて、まず語りますはこちら。
『松本博士という人物について』ということで……。
今回登場したオサム少年。そのフルネームは『松本 オサム』でございました。
そう、つまりこれはそういうことである、という予想が出来ますよね。
このオサム少年こそ、未来のAIである『マツモト』の製作者にして……。
ヴィヴィにシンギュラリティ計画の遂行を託した、1話で出てきた松本博士である! と。
まぁ、ぶっちゃけるとEDに思いっきり名前も出てますし、声優さんも一致するわけですのでねw
で、ですが。
シンギュラリティ計画を託したヴィヴィに対しても。
幼少期から育まれた特別な感情というか、思い入れがあったからこそ、ヴィヴィに託すことを選択した、と。
そう考えれば納得ができますしねー。
さて、そうなってくると。気になるのはこの松本博士が『なぜヴィヴィに強い思い入れがあったのか』という部分ですよね。
今回のエピソードを見た時、最初私は『オサム少年はヴィヴィに対して恋愛感情を抱いていた』のではないか、と思ったんですね。
ただ、物語が進んだとき、オサム少年=松本博士は結婚し、子供まで産まれていました。
ですが、ちょっと気になるのはどうやら奥さんは何らかの理由でこの世を去ってしまっているような感じ……?
これについては、松本博士が成長するにつれ、ヴィヴィへの恋心が薄れていき……。
ある意味、地に足を付けたとか。現実的な物の考え方ができるようになった、とか。
そういう風に考えることはできるかもしれません。
あるいは、その感情は恋愛感情ではなく、ただの憧れなどであった、という可能性もあります。
ただなんにせよ、松本博士は幼い頃からヴィヴィに何度も会いに来て……。
そのヴィヴィとの交流が理由なのか、あるいは元からその道に進むつもりだったのかは不明ですが。
いわゆる技術職。AI開発の研究者になりました。
と、ここまでの情報から考えた場合。
その感情や思い入れの起源こそ不明瞭ではあるものの。
松本博士は、『ヴィヴィが歌を歌えるようにしたい』という想いがあり、研究者としてヴィヴィに助力したいと思ったのは間違いないでしょう。
そんな中で、ヴィヴィが完成させた歌を聴いた時。
松本博士はこう考えたのではないでしょうか?
『AIでありながら、自発的に曲を作り』、『歌えないというトラブルから自ら立ち直った』というヴィヴィは。
『他のAIとは一線を画した、特別なAIである』と……。
そう考えたとき、シンギュラリティ計画を遂行するエージェントとして。
ヴィヴィならなんとかしてくれる、と思うのも。ある意味では不思議な話ではないのではないでしょうかね。
ただ、そうなってくると疑問なのはマツモトの存在。
マツモトって、結構万能なサポートAIなので。
AIと人間が争いを始めてから、急に作り上げた、っていう感じではないと思うんですよね。
そうなると、松本博士は有事に備えてマツモトを前々から準備していた、ということになるのか……。
だとすれば、松本博士はなぜ、そういった備えをし始めたのか……?
松本博士はAIの開発の研究者なわけですから……。
研究中に、何かそういったことを察知した。あるいは不安に思う理由があったということでしょうかね……?
と、ここまで松本博士について考えてみたのですが。
やはり重要なのはヴィヴィが曲を作り終え、スリープ状態に入ってから目を覚ますまでの間。
そこで何があったのか、なんですよね~……。
その時に松本博士は何を考え、何をしていたのか。
そこのところがハッキリと分かると、色々な疑問が解決すると思うんですけどね~……!
ただ、松本博士に関してはシンギュラリティ計画を実行に移した人物ですから。
悪人である、ってことは無いと思うんですよ。
むしろ、ヴィヴィへの接し方から考えるに。
『AIと人間の共存を願っている』タイプの人物だと思うんですよね。
となると、恐らく松本博士はAIと人間の争いの黒幕とかという可能性は無し。
というか、AIと人間、どちらかだけに極端に肩入れしているっていう可能性も無いでしょうから。
そもそも何らかの企みがあった、っていうこともありえないでしょう。
……と、考えるのであれば。
これはあくまでも私の予想ではありますが。
『松本博士は純粋にAIと人間の争いを止めたいと思っていた人物』であり……。
『普通に善人』なのではないか、と思いますね。
……まぁ、もちろん。まだ見えていない時間軸で、何かしていたって可能性はあるにはありますが……。
ただ、ヴィヴィと会話していたときの表情や声色から考えると、その可能性は否定していいんじゃあないかと思うんですよね……。
なので、私としては『松本博士は善人であり、また、本気でヴィヴィのことを想っていた』という人物であると。
そう考察させていただきます!
AIの作曲について
続いて語りますはこちら。
『ヴィヴィが行った、AIによる作曲について』ということで……。
今回ヴィヴィは、歌を歌えなくなったという状況から脱出する為に。
歌姫AIでありながら、自ら作曲を行うということに挑戦していました。
これについてなのですが、今回の話の中でヴィヴィ自身がアーカイブに問うていましたが。
『そもそも、作曲専用のAIやそれに順ずる物』が……。
『命令されて。もしくは機能の一環としての作曲を行った』物ではない物。
つまり『専門外のAIの自発的な作曲によって作られた曲というものはあるのか』という疑問を持っていました。
これに関しては、アーカイブも『存在していない』と言っていましたが。
まぁそりゃあそうなんですよね。
そもそも前提として。まずAIが感情を持っていないと仮定した場合……。
そんなAIが自発的な作曲をできるか、というと。そりゃまあ難しい話ですよね。
それこそ、たとえ歌姫AIであったとしても、作曲はまた別の分野の仕事。
一流のシェフだったとして、野菜を育てるのが上手いか、っていうことですよ。
(まぁ、たまに一流シェフで、野菜からこだわって育ててるっていう人もいますけどもw)
作曲に携わっているAIだったとしても。
なにせAIなんですから。仕事・職務・任務・使命……。
そういったものを別として作曲する、なんてのはありえないんですよね。
だって、AIはそういった使命とかを帯びてるのが当たり前なんですから。
と、なってくるとですよ。
そもそもAIは自発的な作曲はできない、というよりも。
『しようと思わない』というほうが正しいかもしれませんね。
そんな作曲を、今回ヴィヴィは挑戦し、一つの曲を作り上げたわけですが……。
これって、結構とんでもないことですよね……。
作曲に関してだけ、という話ではないんですが。
AIが、自分の領域でない芸術活動を行うっていうのは。
もう、それはAIの領分を越えてますよね……。
それこそ、本当に。人間となんら変わらないのではないか、と思うんですよ。
もちろん、これは世界初の自立型AIである、というヴィヴィの特性あってのこととも考えられますが。
私としては、このヴィヴィの作曲。
それ自体が、とんでもないキーなのではないか、と思うんですよね。
これがどういうことか、というのはこの後語りますが……。
私の予想としては、このヴィヴィの作った曲が実は問題なのではないか、と予想しております……。
シンギュラリティ計画は失敗した?
続いて語りますはこちら。
『シンギュラリティ計画は失敗したのか』ということについてですが……。
まず、そもそもシンギュラリティ計画は失敗したのかどうか、という点についてなのですが。
今回のラストシーンを見ると、一見計画は失敗に終わったかのように見えます。
ですが、まだAIと人間が世界中で争っているかどうか、という点は不明なんですよね。
ヴィヴィがどれだけ眠っていたかもまだわかってはいないので……。
計画が完全に失敗し、ここから挽回できない状況である、とは。
まだまだ断定はできないと思うんですよ。
ただ、次回予告でマツモトが失敗した、と断言している部分もありましたので……。
実際のところはどうなのか。これが疑問ですよねぇ。
さて、今回ラストシーンではヴィヴィのいたAI博物館は……。
まさしく、戦闘の後のごとく破壊され、炎も燃え盛っていたわけですが……。
一体どうしてこんなことになったのか、という部分についてなのですが……。
それを考えるにあたり、私が気になったのは……。
『AIたちが歌を歌っていた』っていう部分なんですよね。
少なくとも、1話のアバンではそんなことはなかったと思うのですが……。
で、ですよ。
今回のエピソードの描写を踏まえて考えた時。
このAIたちって、もしかして。
『ヴィヴィの作曲した曲を聴いたのではないか』と思ったんですよね。
もしかしたら、歌っている歌自体がその曲なのではないか、と思ったんですけど。
……いや、もう正直。AIたちの歌声が怖すぎて。そして音程がある意味不安定すぎてw
特定しきれないんですけどw
っていうか、ラストの歌声怖いっすよねぇ!?w
……で。それってどういうことなの? っていう部分なのですが。
簡単に言いますと、『心を持つAIであるヴィヴィが作った曲』というのが。
『他のAIたちにとって毒だったのではないか』と思ったんですよ。
何せ、ヴィヴィの作った曲はシンギュラリティ計画での出会いや別れ。
出来事をイメージソースとして作られた曲であり。
さらに言うのであれば、それはヴィヴィが歌を歌う為に作られた曲であり……。
それはつまり『誰かに聞かせたいと思った歌』であるとも言えると思います。
そんな歌っていうのは、正直心を持っていないような、ノーマルなAIには。
許容範囲を超えた物体だったのでは、と思うんですよ。
そんな曲に触れてしまったAIたちは……。
いわゆる暴走状態になったか、あるいは、外部的な要因により心を植えつけられたか……。
そういうことでこのラストシーンの事態が引き起こされたのではないか、と。
私は今そう考えているんですよね。
……と、なると、ですよ。
逆に言えば、まだまだ。その原因をなんとか排除できれば。
事態を収束に向かわせることはできるのではないでしょうか。
と、考えてる私的には。
シンギュラリティ計画は、まだ完全に失敗はしていないのではないか、と。
そう判断しております!
……いや、もうここに関しては完全に当て推量なんですけれどもw
クライマックスの展開を予想
続いて語りますはこちら。
『これから先、クライマックスに向けてどんな展開が訪れるのか』ということについて……。
今回、物語はついに最終局面を迎えた、と。
そんな感じに描かれておりましたが……。
今後、いったいどんな展開が訪れるのか。
それについて、少し考えてみました。
とはいっても、今後の展開としてはもう……。
このラストシーンから続く、人間とAIの争いをどうにか収束させなくてはいけない、ってことですよね。
そうなってくると、当然まずヴィヴィとマツモトは情報収集。
そして、その為に動いていく、ってことになるんでしょうが。
問題は、人間側がAIを敵として認識しているであろう状況。
その中で、ヴィヴィたちを攻撃したりしないかなぁ、っていう不安ですよね。
これは十分考えられる点だと思います。
なので、そこもまた難関として立ちはだかってくるでしょう。
それにプラスして、私の予想が当たるのであれば……。
下手すると人間とAIの争いの原因はヴィヴィの歌、って可能性もあるので……。
ヴィヴィ、もしくはマツモトが事態収束のために犠牲になる必要が出てきたりなんかも……?
……と、いう感じで。
ヴィヴィとマツモトは、事態の情報を収集しなくてはいけない。
そして、人間の敵意に対して敵意を返してはいけない。
そんな中、ヴィヴィかマツモト。どちらかが犠牲にならなくてはいけず……。
みたいなラストを迎えるのではないでしょうかね!
……ってなんか堂々と書きましたけど。
これ、よくよく考えれば普通に王道な展開を文字にしてるだけですけどねw
Vivy -Fluorite Eye’s Song- 第10話 感想
さて、ここまでVivy -Fluorite Eye’s Song-の10話について語ってまいりましたが。
その10話の個人的感想といたしましては……。
おぉぉぉ、おぉ、おぉぉ!?
いや、ホントこんな感じの声出てましたw
予想外の展開として、ヴィヴィが博物館に入っていたり、ラストシーンでいきなり悲劇的展開があったりする中。
ヴィヴィが、一歩ずつ進んでいくところや、過去の出来事が流れていくシーンなんかはちょっと、胸にくるものがありましたし。
何でしょうか。こういう言い回し、あんまり好きではないんですが。
この1話だけで、情緒が大変なことになっておりましたw
ただ、本当にここから先、とてつもない悲劇やらが襲い掛かってきそうな気もするんですよね。
だからこそ、この先のその描写。シナリオの丁寧さ。
そういったものには期待してしまいますよね。
なんだかんだ、ここまでドハマりしちゃっているので。
ぜひとも、このまま最後の最後まで、丁寧な物語を見せていただきたい!
そういう思いがより強くなるエピソードでございましたねー。
ということで、以上ロシアスキーでした! また次の記事でもよろしくお願い致します!
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コメント
よく考えたら、「人間側にAIが感情を持ってる認識を広めたくない」&「AI側にAIも心のままに自由行動ができる認識を広めたくない」から、オフィーリアの自壊を止めたのに、
ヴィヴィの「AIによる作曲」という「AIの自由行動」を放置するとかマツモトは詰めが甘すぎでしたね
まあ、それだけヴィヴィとディーヴァに情が移ってたんでしょうけども
ただ正史でも戦争は起きてたわけで、そっちは何が原因だったのか
正直、オフィーリアの自壊が決め手だったとは到底思えないんですよね
名無しさん
コメント、ありがとうございます。
……そういわれると、マツモト、ちょっと行動がふわふわしてますねw
とはいえ、そのマツモトの。ある意味での人間臭さっていうのは。
個人的には、嫌いではない部分だったりしますが。
ここまでの話を見ていると、そもそも人間とAIの争いは。
『不可避であり、世界の調整力がなんだかんだと理由をつけて発動する』類の物のようにすら見えちゃいますねw
正史での原因も、明らかになるんでしょうか……。