『バビロン』の感想・考察・解説記事を毎話更新していきます。
こんにちは!バビロン考察・解説担当のタカシです。
第4話。待っていましたよ。
1〜3をAmazonプライムで一気に観ただけに待ち遠しかったです…。
前回は、新域・域長齋(いつき)の思想『タヒの権利』を受け入れると発表され、集団でビルの屋上から飛び降りるという衝撃的な光景で終わりました。
『誰もが生きたいと思っている』それはズレているのか?
正崎はどう動く…。
スポンサーリンク目次
第4話 追跡 あらすじ
齋の宣言から24時間以内に自サツした件数は237件。通常の約4倍の数字。
『自サツを認める事を罰に問うことはできない』
嘱託・承諾サツ人罪は直接手を下したわけでないため無理、自サツ教唆罪を証明することしかないという結論。
四方八方から考えても罪に問うことが難しいという理解しがたい状況に。
法務事務次官の瀬黒嘉文が問う。
法律に欠陥があるのか、それとも…法で罰する事ができない自サツは
本当にダメなことかね?
正崎の捜査は進む…。新たなパートナーを得て…。
ここからは物語の流れにそって考察していきます!
スポンサーリンク瀬黒陽麻の登場
可愛い
すみません。まじめにやります。
23歳の瀬黒陽麻が、正崎の新しいパートナーとして登場。
4話冒頭に登場した法務事務次官、瀬黒嘉文は叔父にあたる。
4話後半、久字院にべっぴんさんを連れてるね~と茶化されるときに、文雄の10倍も使えると優秀っぷりを覗かせています。
さらに、叔父の嘉文は「潔癖なところがある」と表現。
この設定だけでも、瀬黒:曲世のキーマンとなる女性二人の性格が正反対に位置していることが伺えます。
瀬黒の視線「何を想う?」
正崎と一緒に行動する瀬黒。
本編シーンで数回、正崎を見やる表情が映されています。
新域の選挙発表の動画を見る時、捜査一課の寅尾と初めの打ち合わせをした時の第六係から人員を要請した時、タイヨウと名乗る少年が父親を助けてくれと懇願している動画を見た時、久字院に紹介した時、第六係のツツイ警部補から報告を受ける電話に出た時。
主に5回。
正崎の品定めでしょうが微妙に表情の違いがあり、この時に瀬黒は何を考えていたのか?
正崎は瀬黒のことは優秀だと表現しつつも、自分のことは嫌われたと言っています。
ですが、瀬黒は正崎に対して好意的な興味を抱いているのではないかと僕は思っています。
その視線の想いを探るために、瀬黒が正崎のところに来る前を想像・考察してみます。
瀬黒は優秀な人材ですから、きっと捜査に加わる前に事件の概要や正崎の事も下調べしているはず。
もちろんキッカケは瀬黒嘉文の身内という点が大きく、嘉文の陰謀で差し金という点も捨てられませんが、陽麻自身もこの事件に何か強く惹かれるテーマがあったのだと推測します。
嘉文の「自サツは悪いことかね?」って意味深な発言をしたから怪しい!!っていうのは短絡的かもしれませんが、0ではないみたいな…。
疑いだしたらキリないですけど、実際の事件なんかはそんなことの繰り返しなのかと想像するとヤミますね…。
すみません。少し話がそれましたが、瀬黒陽麻が事前に下調べをし興味を惹かれたテーマが「タヒの価値観」「曲世愛」「正崎」のいずれかでしょう。
僕はその中でも一番はやっぱり「曲世愛」ですね。なぜか?
それは曲世と実は過去に繋がりがあるからと予想しています。
さらに曲世と瀬黒はともに23歳です。
これってさすがに何か意図があって設定しているって思いませんか?
そんな理由で、僕は瀬黒と曲世は過去に繋がりがあった、関わったことがあったと予想しています。
瀬黒を含めた人間関係にも今後は要注目ですね!
続いての考察は「選挙」です。
スポンサーリンク第1回新域域義会議員選挙
第1回新域域義会議員選挙に関する域法
1、日本国民で、新域内に住所を有する住民は、域議会議員を選挙する資格(選挙権)を有する
2、選挙権を有する者は、域議会議員に立候補する資格(被選挙権)を有する
3、全ての立候補者は、自サツ法に対する所信を表明する
選挙の狙い、正崎たちの考察
域法1は、居住期間の指定が無いのと年齢制限が無いため、誰でも選挙ができ極論、赤子でも可能になってしまう。
域法2は、前述の通り赤子でも立候補できてしまう。
域法3は、候補者全員が自サツ法についての考えを明確にすることで賛成者を明確にする。
齋はなぜ選挙を行うのか?新域の選挙法が穴だらけの意味は?
正崎たちが注目したのは3番目。
齋の今回の目的は自サツ法の肯定者をはっきりさせ、新法への理解者、要するに同士を募ることが目的と読んでいる。
現状の支持者は全体の3%およそ9万人。
いくら齋の派閥に加わる人間がわかったところで、選挙に勝てなければ意味がない…。
ここまでが4話内の正崎達の議論です。
齋は選挙に勝つつもりが無い…?
ここで思うのが、本当に齋は選挙に勝つつもりは無いのかですが…。
僕は絶対勝つ気満々だと思っています。
具体的な根拠というものは無いといえば無いですが「曲世愛」がいます。
新域の域長選挙の時は野丸が選挙の票を操作し、齋が当選するように仕向けたとのことですが、その中でも曲世がいたから集められないと思っていた票を集められたと語られています。
僕が齋だったらと考えると、勝てない勝負はまずしないし無駄なこともしないです。
だから選挙法もシンプルだし、自分たちが勝つために必要な文言だけあれば、あとは何とでもできるという表れではないでしょうか。
なんせ60名近い人間を自サツに導くことができる人達ですからね…。
齋は「法とは人々の幸せに寄与するもの」とし、民主主義に投げかけると言っています。
いやほんとに。笑いながら人をなきモノにできる人ほど恐ろしいものは無いですね…。
今週の曲世愛
すみません来週のサ〇エさん的なノリで。
今回本人は出てきませんでしたが、捜査の結果色々と分かりました。
●親族は父母祖父母含めてもういない。
●中学生の時に、クラスメイトとトラブルがあり病院通いをしていた。
どっちも掘り下げると相当色んな事が分かりそうです。
まず、親族が誰もいない事。
ベタな予想ですが、曲世が手にかけた可能性が高そうですし、中学生時のトラブルからの病院通い、この出来事に大きなターニングポイントがあったと予想できます。
正崎が手に入れたデータ「曲世のカルテ」が出てきたということは次回はその点がきっと掘り下げられるはずです。
「良くないデータ」を見て何が分かるのか、またまた次回が楽しみな終わり方をしてくれました。
スポンサーリンクバビロン第4話感想
ここまでご覧いただきありがとうございました。
前回は1~3までをまとめて書いたので、今回は1話分でちゃんと内容作れるかなと心配していましたが、逆に考察ポイントは余るほどあり、いらない心配でした(笑)
サスペンスものは完結するまで、色んな見方ができるので考察ポイントが尽きないですね。
少しだけ前回の考察を振り返るのですが、曲世と齋の関係について。
コメントをいただいてふと思ったのが、曲世の能力です。
なんとなく男性のみを想像していましたが、女性に対してはどうなのかなという点です。
というのも、明らかに描写的にも内容的にも異性に対して力を発揮していますが、あの手の能力が同性にまで及ぶのかは疑問です。
にも関わらず、3話の最後、集団飛び降りのシーンには女性もいました。
これはどういうことか?
曲世の能力が女性に対して効果をなさないのであれば、僕の予想は2つ。
一つは薬。
もうひとつは
齋にも同等の能力がある
バビロン第5話以降も目が離せません。
ではでは、また次回の考察でお会いしましょう!
ありがとうございました。
タカシ
コメントをくださった方へ:前回の記事にコメントをいただいた際、コメントの仕組みを理解していなくて気が付くのが遅くなり申し訳ありませんでした。
本記事以降は毎日確認し、できるだけ速やかにお返事させていただきます。
今後ともよろしくお願いします。
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コメント
こんにちは ひろです。
よろしくお願いします。今回 瀬黒と曲世がつながりがあるのではという考察はあるかもしれませんね。ただ、ほんとに知り合いなら過去の情報がもっと瀬黒経由で明らかになっていいと思いますがそうなっていないのは、現時点で瀬黒が曲世の正体をまだ把握できていないのではと思います。
私は、曲世は本当は別人で、まったくの他人である曲世に成りすましているのではと思っています。成りすます原因となったのが中学でのトラブルでの通院ではないかとにらんでいます。ここら辺当たっているかは今後の話が進むにつれて明らかになってほしいですね。
それではまた来週よろしくお願いします。
ひろさん、こんにちは!
コメントありがとうございます!
>瀬黒が曲世の正体をまだ把握できていないのでは…
ムムム…。なるほど。そのような見方もできますね!そうなると、性格的に瀬黒は曲世の事を知れば知るほどケンオ感をあらわし、捕まえることにヒッシになる。なんていう事も想像できますね。
>曲世の別人説
それもありそう!今の曲世は〇代目で、曲世愛というのは人から人へ継がれていき、いろんな見た目になるのは過去の実在した曲世愛であるみたいな…!ひろさんの考察にさらに考察が広がりました(笑)
どんな見方でも今後の展開が楽しみですね。
来週もよろしくお願いします!
考察、読まさせて頂きました。
色々な可能性を考えておられ、面白かったです(*´ω`*)
自分はアニメから入り、原作小説は読んでいません。
なので純粋にアニメ視点での感想です。
最初は硬派な推理モノかと思いましたが、そうではなく、
これは、能力バトルものなのか? そう感じました。
と言っても能力持ちらしきは今のところ曲世のみですが。
物語の核心そっちのけで曲世の行動、行く末が気になっています。
一応、物語のテーマと曲世は別の所にあると思うのですが、
それともそうではなく、彼女という存在がテーマを掘り下げる役なのか。
あるいは曲世こそがテーマなんでしょうか。
そうなると彼女の物語となりますが。
自分としては、
現代の日本社会の暗い部分を炙り出す社会風刺アニメという位置付けですが、
どうも曲世の存在が濃すぎるように思います。
テーマなのか、曲世の物語なのか。
どっちつかずの結末にならないことを祈っております。
彼女の犯行がただの超能力ではなく、トリック有りきの犯罪だとすると、
それはそれでかなりのワクテカ展開になりますな。
苔むすさん、はじめまして!
コメントありがとうございます!
僕もあんまり超人的な能力が出すぎると世界観が変わるので望んでいない派ですが、曲世の能力って姿が変わるというのは置いといて、男をたぶらかすのはいきすぎなければありかなと思っています。
苔むすさんの言うように、正崎と曲世がそれぞれの信念というか価値観を主張しあい、その対立が結果新域を含む正崎達の世界にどんな影響をあたえるのかが楽しみポイントの一つですね!今ぐらいの感じで展開していくのが丁度いいバランスかも?さらに超人的な能力の持ち主とか出てきたら、おもしろかったら別にいいけど、やりすぎは嫌だな~って思っています。
>現代の日本社会の暗い部分を炙り出す社会風刺アニメという位置付け
わかります!正直、第3話の齋の域長挨拶で「タヒの権利」を受け入れますと語られた際に、今の社会情勢でこのテーマをこんな形で扱うのってどうなの?って心配になりました。辛いことがあってもガチでひきこまれないでね…って。
僕も完全原作未読のアニメのみなので先は何にもわかりませんが、なんにせよ曲世の扱いで今後おもしろくなるかどうかかかっていますね。
そしてまさに、そのキーポイントが第4話で明るみになった「中学生の時のトラブル」「病院通い」。
第5話、大変楽しみですが、曲世の行動にドキドキもしますな(^ω^)
親族は父母祖父母もいないとかMONSTERのヨハンみたいですね。
曲世のカルテの子宮の部分になんか記号のようなものがありましたがあれは何だと思いますか?
へっちゃらさん、はじめまして!
コメントありがとうございます。
曲世カルテの記号のようなものは、気になって「カルテ 子宮 印」とかいろいろ調べてみましたが特に見つけられず。
なので完全素人予想ですが、「病気の箇所」もしくは「手術の箇所」と、さらにもう一つは「身ごもった」と予想しています。
病気の方は定番かなと思うので置いといて、まず手術の予想ですが、曲世の能力は先天性のもので中学生の時に初めて発動した。
病院で担当した主治医がその能力に興味を示したか、もしくは曲世が自ら求めて今後弊害となるかもしれない為、子どもができないように手術をしたとか…。
もしくは反対に別の方のコメントで曲世の〇代目的な「能力を引き継ぐ」考察をしましたが、その場合、能力の引き継ぎ方は単純に子どもに引き継がれていくものだとすると、中学で既に身ごもって次の曲世が産まれる、という展開への布石だったりとか…。
まだまだ絞れないので、広がってばかりですがざっとこんな予想を立てています。
お医者さんが見たら一発でわかる印で、実は全然違う意味だったら恥ずかしくてたまりません(笑)
まず、最初にタカシさんに謝らなければいけません。
ども、御免なさい!。m(。≧Д≦。)m
バビロンが「カド」になるんじゃないか、と、散々煽っておきながら実は……。
オカルト、ホラー系サスペンスが大好きです!。(そもそも、私の名前が「てけり・り」ですからね、コズミック ホラーだもんね。)
古い映画で知らないかも知れませんが、「オーメン三部作」なんて大好物で、これだけで御飯三杯はいけますよ。(これも、最後がアレなんですが、それでも好き。)
なので、「バビロン」も好きです。
さて、第四話はチョット、退屈な選挙のお話。(こういった、落ち着いた話も好き。)
>僕は絶対勝つ気満々だと思っています。
同意。
と言うかねぇ、いくら「法は三章で足りる」と言ったって、あれだけで選挙するなんて、不正しほうだい。
例えば…自サツ法賛成派、新域二百万人の3.4%は68,000人。でもね、日本全国で一億二千万人とし、3.4%は四百八万人。
そこで齋の出した選挙法その①。
たとえ、新域に住んで居なくても、住民票を新域に移すだけで新域の選挙権が貰える。選挙日前日であってもね。
投票に不在者投票制度を使えば、選挙管理委員会が指定する全国各地にある投票所から投票出来る。(つまり、選挙の為に新域に行く必要はない。)そして、選挙の後は、元々住んでいた住所に住民票を戻せばいい。
新域の投票率が45%とすると、有効票は九十万人。日本全国から自サツ法の為、九十万人が住民票を移せば、齋が新域の票の過半数を握ることになる…。(政治家にとって夢の様な話。)
とはいえ、実際はそんな事は不可能…だが、齋には、曲世愛がいる。
野丸陣営が齋を新域長にするため曲世を使ったのは失敗。彼女を使った為、彼女には、企業、政治団体、労働組合、市民団体など、固定票を司る組織とのパイプ、繋がりが出来てしまった。(おそらく、全国的にね。)
……、そう、彼女なら、新域外から九十万人以上の票を持って来るかもしれない……。
齋の選挙法その②。
これもねー、住民票を移せば立候補出来るのだから、曲世が有名人を数十人引っ張ってくればいい。彼女の得意技だな(タレント議員の量産)。これで、浮動票も彼女のもの、いや、齋のものだね。w
念のため、自サツ法反対派で数人タレントを立候補させ、野丸陣営の票を割れさせてもいい。
齋の選挙法その③
これは、①と②の本質を隠す為の囮だね、これに引っ掛かる奴は……。
と、まあ、こんな予想だけど当たりかな?。(外れかも?。)
もし、当たってたら、新域の野丸の固定票vs日本全国の曲世の固定票+新域浮動票。
曲世の圧勝だね。あっ…、曲世じゃなくて齋だったね。w
…齋ってさぁ、今の時点で生きてると思う?。あの程度の動画、前もって撮影しとけば事足りる。曲世と団体のパイプが出来れば齋は用無し。うん、まぁ、これからの展開しだいだからね。解らんよね。
さて、そろそろ、お暇しようかな。
…、あっ、そうだ、曲世愛の生年月日、判ったね。
1996年6月6日みたいです。
では、さようなら~。
てけり・りさん
…!?そんないきなり!?こちらこそなんかごめんなさい…!!m(>o<)m
てけり・りってのはクトゥルフ神話のショゴスからきているのですね!オーメンはググってみたらちょっと怖そうでした…。
と言いつつちょっとジャンル違うかもしれませんが、僕も「SOW」シリーズにドはまりして全作観たりしましたので怖い系サスペンスは好きです。
選挙のくだりはおっしゃる通り。
でもそれらの結果は正崎達はリアリティの中での出来事ですけど、僕たち「観る側」視点だと曲世のためのあるような選挙って思ってしまいますね。
>…齋って今の時点で生きてると思う?
ちょっとゾクッってしました。(いい意味で)もしそうだとしたら曲世って結局何がしたいのって考えます。
僕は曲世はどちらかというと愉快ハン的思考を持った人という線が強く、今の時点で齋をヤッちゃうメリットが思いつかなかったしそのような発想はなかったです!
そうすると、かなり飛躍しますけど齋は単なるピエロで、別の誰かが黒幕で曲世を使っているって事も考えられますね…。う~ん考えだすと止まらない!!
こんな感じの展開になると違う目線で櫻井さんを疑ってしまう(笑)
久字院のキャラ的にもありえそうだし(笑)
>曲世の誕生日、1996年6月6日
うん。わかりましたね。6月6日。
そう。
ワイパーの日です。