こんにちは、哲太です。
消えることのない過去への苦しみと、それを経てたどり着いた現在の居場所や仲間、そして手紙を綴るという仕事に対する少女の思いが描かれていた『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第9話。
もしかしたらもう1話分くらい使って、少佐とヴァイオレットとの回想で物語をいろどっていくのかなとも予想していましたが、どうやらここでまた一旦の区切りのようですね。
特に“手紙を送る大切さ”について色濃く描かれていた今回の放送━━その振り返りを交えつつ、では今後はどのような展開になっていくのか、も予想していきたいと思います。
スポンサーリンク運命を分けた一発の銃弾
少佐に大きな深手を負わせることになった敵兵の銃弾。
「一発の銃弾」と言えば『緋弾のアリア』のレキか?━━なんて話が脱線しそうになるのですが、本作での一発の銃弾は、少佐が被弾したものだけでなく、ヴァイオレットが最後に一人分を倒すために足りなくなってしまった弾、も大きく運命を分けてしまったように感じます。
ちなみに私がこのシーンを見た際、「肉弾戦で残った一人を制圧しにかかるのでは?」と思いましたが、ヴァイオレットは少佐を運ぶことを選んでいました。
結果的にはこの際の残党兵が投げた手榴弾が致命的な状況を生んでしまうのですが、それまで武器として戦うことを最優先にしてきたヴァイオレットが少佐の命を優先したという事実、ここに彼女の少佐を想う気持ちが表現されていたように感じます。
また、そのあとの“愛”というワードだけをカタコトで表現する声優・石川由依さんの演技力の高さが、とても印象的に残るシーンでした。
スポンサーリンクこれからも愛を━━
久しぶりの登場・スペンサー兄やんを始めとする、これまでヴァイオレットが仕事でつながった同僚や依頼者たちの姿、手紙━━その尊さから再び立ち上がったヴァイオレット。
これからの物語の展開でもぜひドールとして頑張ってほしいのですが、少し気になるのが全体を通じて彼女と少佐との描写が少ないこと。
現状、ヴァイオレットのそばにいるわけではないので仕方がない、と理解しつつももう少し二人の回想がみたいなぁと個人的には感じています。
ただ先ほど書かせていただいた通り、二人の過去に一旦の区切りがついたように感じていますので、ますます少なくなっていったらよりさみしい……。
それでもテーマが“愛”ということには変わりありませんからね、今後は新しい登場人物や依頼者との仲が深くなっていく可能性も?━━なんて密かに予想している次第です。
スポンサーリンクヴァイオレット・エヴァーガーデン9話感想
ヴァイオレットの自室にあるのが犬のぬいぐるみ。
これに対してホッジンズ社長のデスクには、1話で彼女に選ばれなかったネコとウサギがいることに、今回はじめて気づきました。笑
おそらく過去放送分でも映っていたと思いますが、完全に見落としていました。
かわいいぬいぐるみさんたちはいいとして、こういった色んなところに気づける視野の広さは養っていかないとダメだなぁと。
たぶん、あと5話の放送を残す中、ヴァイオレットや登場人物たちがどう成長していくのか、今後もしっかりと見ていきます!
P.S.
KAエスマ文庫の『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイトにて著者・暁佳奈さんのインタビューが掲載されましたので、ぜひこちらも覗いてみてくださいね。
※ちょっとややこしいですが、アニメ公式ページではなく、KAエスマ文庫のほうのサイトです。
「KAエスマ文庫の『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』」で検索いただけると表示されると思いますよ。
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