アニメ2期制作の条件と円盤売上の続編制作ボーダーラインを調査【アニ盛 第13回】 | 春夏秋冬アニメ考察・解説・感想ブログ
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アニメ2期制作の条件と円盤売上の続編制作ボーダーラインを調査【アニ盛 第13回】

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どーも、視聴したアニメは1300作品以上!アニメ大好き小鳥遊です。

今宵も始まります、不定期連載のアニメコラム“アニ盛”の第13回目!

さて、前回は「ポプテピピック&AC部という名前の意味と由来」について語りましたが、今回は……

・アニメの続編が制作される条件
・円盤売上の続編制作ボーダーライン
・作品を効果的に応援する方法
・制作会社(アニメスタジオ)を応援する方法

以上4点について語ります!

アニメ製作の裏事情に精通しているわけではないので、アニメスタッフや業界通の方の発言など信憑性のありそうな情報を書きだした上で、私個人の意見を添えるという感じで語っていきますね。(参考文献は最後の方にまとめておきます

どういうシステムでアニメ業界が利益を得ているのかも詳しくわかる内容ともなっているので、是非最後まで読んでみて下さいな。

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  1. 前提知識
    1. 「製作」と「制作」の違い
    2. アニメ製作はボランティアではなくビジネスである
    3. 製作委員会システム
    4. 続編を作ろうという話はなかなか出てこないもの
    5. アニメの続編が制作される具体的な条件とは?
    6. まとめ方と情報源に関して
  2. 作品の終わり方は続編制作に関係するのか
      1. 個人的な見解
  3. 応援メッセージは続編制作に繋がるのか
      1. 個人的な見解
  4. 原作ストックは続編制作に関係するのか
      1. 個人的な見解
  5. 原作の売上は続編制作に関係するのか
      1. 個人的な見解
  6. 円盤(BD/DVD)売上は続編制作に関係するのか
    1. 円盤市場の勢力について
      1. 個人的な見解
    2. 続編制作のボーダーラインは何枚?
      1. 個人的な見解
    3. 強いて続編制作のボーダーラインを設定するのであれば…
  7. 前前作以前の円盤売上は関係するのか
      1. 個人的な見解
  8. グッズの売上は続編制作に関係するのか
      1. 個人的な見解
  9. アニメ曲の購入は続編制作に繋がるのか
      1. 個人的な見解
  10. スマホゲームのプレイは続編制作に繋がるのか
      1. 個人的な見解
  11. CS放送で視聴するのは続編制作に関係するのか
      1. 個人的な見解
  12. 映画館に映画を見に行くのは続編制作に繋がるのか
      1. 個人的な見解
  13. 作品のジャンルは続編制作に関係するのか
      1. 個人的な見解
  14. 話題性や評価は続編制作に関係するのか
      1. 個人的な見解
  15. 有料配信の視聴は続編制作に繋がるのか
    1. 配信事業は上手くいっているのか?
      1. 個人的な見解
  16. 作り手のスケジュールは続編制作に関係するのか
      1. 個人的な見解
  17. どこで買うのが一番の応援になるのかを調べる方法
    1. 各企業の事業内容を調べる
    2. 企業の通販サイトや店舗を調べる
      1. 具体例
  18. 制作会社(アニメスタジオ)を応援する方法
    1. 多くの制作会社やアニメーターが儲けられていない理由
      1. 個人的な見解
    2. 制作会社にお金を落とす方法
      1. 個人的な見解
    3. 制作会社の未来
      1. パートナーシステム方式は既に採用されている?
    4. パートナーシップ方式を活性化するためにできること
      1. なぜ海外配信会社は大金を出してくれるのか
      2. 提携作品の”成功”の定義
      3. アニメファンができること
  19. 参考記事一覧
  20. まとめ

前提知識

この記事を読む前に理解しておいて欲しいことをまとめておきます。

「製作」と「制作」の違い

アニメ情報を調べる上で、よく目にする「製作」「制作」

同じ意味のように思えて、実はちゃんとした違いがあります。

映像業界では、

制作=作品を作る実作業のこと

製作=作品の企画・資金調達・出資・制作・宣伝・興行全般のこと

という棲み分けがなされています。

正確に言うと、製作の中に含まれる映画作りの実作業の部分のみを、「制作」と呼んでいる、という事になりますね。

引用:「ゲド戦記」制作日誌

この違いは理解しておきましょう。

アニメ製作はボランティアではなくビジネスである

アニメ製作はボランティアではなく、お金を稼ぐためのビジネスです。

なので、基本的には儲けられる、もしくは儲けに繋がるであろうアニメしか作られません。

当然っちゃ当然の話なんですが、改めて理解しておく必要があります。

また、1期で儲けが出ても、2期では儲けが出ない可能性が高いと判断された場合、続編は作られないという点も合わせて理解しておくべきですね。

「では、具体的にどうやって儲けを出しているのか?」

そのあたりは詳しく後述していきます。

製作委員会システム

アニメビジネスを行っている主たる存在が「製作委員会」です。

「製作委員会」という名称は聞いたことあるけど、具体的にどういうシステムなのかわからないという方も多いかと思います。

そんな方のために、ざっくり噛み砕いて説明させていただきますね。

①製作委員会システムとは
・さまざまなリスクを回避するための手法(主に金銭面)
・また、委員会全体の収益を最大化するための手法でもある
・複数の企業が集まって成り立っている
・ちなみに、アニメ化は委員会参加企業や制作会社のプロデューサーが企画を練るところから始まる

②製作委員会の役割
・アニメ制作や宣伝、放送にかかる予算を出資する

③製作委員会に参加している企業が受け取れる対価
・アニメ作品を利用した事業を行う権利
・この権利を利用して利益を出し、出資額を回収している
・また、委員会参加企業が得た売上の一部が配当される

以上の点だけ理解できていれば、問題ないかと思います。

よりわかりやすくするため、「魔法少女まどか☆マギカ」の場合の具体例を挙げておきます。

Madoka Partners(まどマギの製作委員会)参加企業
・アニプレックス
・芳文社
・博報堂DYメディアパートナーズ
・ニトロプラス
・ムービック
・シャフト

上記6社が製作にかかる予算を出資する(各企業の出資金額の比率はバラバラ。基本的に上から比率が多い順)
委員会に参加していないけど製作に名前がある「MBS」もお金を出している(?)

【アニプレックスの場合】
アニプレックスは出資の対価として、まどマギの映像ソフト販売の権利を得る

アニプレックスがBD/DVDを販売して利益を得る

販売売上の内の何割かは、出資金額割合などに応じて委員会参加企業に配当

アニプレックスも、その他の委員会参加企業が自社の権利を利用して得た売上から、何割かの配当をもらえる

映像ソフト販売の権利を例に挙げましたが、他にも「グッズ化する権利」「漫画化する権利」「イベントを行う権利」的なものがあり、同じことが言えます。

ここまで理解できていれば、製作委員会に参加している企業の該当アニメ商品・イベントにお金を使うことが続編制作に繋がるということがわかるはずです。

基本的には、製作委員会参加企業が企画をスタートさせているわけですからね。

ちなみに、製作委員会に参加している企業は、スタッフロールや公式サイト、wikiなどにまとめてあったりします。

ただ、非公表の作品も結構あるみたいです。

そういう場合は、OP・ED後に表示される提供を見れば、一部の委員会参加企業がなんとなく見えてくるかと思います。(委員会に入ってない企業が提供に入っていることも結構ある)

続編を作ろうという話はなかなか出てこないもの

アニメ10作品の製作委員会に参加したとしても、配当が出資額を上回るのは1本程度。

その1本で9本分の赤字が埋まるかどうかという感じで、配当のみで大きな利益が得られるということはあまりないみたいです。

なので、それぞれの企業は権利の運用でなんとか利益を生み出しているという感じなんですって。

こんな現状なわけなので、世の中の製作委員会の大半は、いかに赤字を抑えるかに注力していて続編制作どころではないんだとか。

よっぽど利益が出ている作品じゃないと、続編制作の話は出てこないってことですね。

アニメの続編が制作される具体的な条件とは?

アニメの続編が制作される具体的な条件として考えられるものは、視聴者目線だとたくさんありますよね。

円盤の売上をはじめとして、アニメの終わり方原作のストックグッズの売上などなど。

ここからは、それらが本当に続編制作の条件になっているのかどうか(委員会の儲けに繋がっているかどうか)を、上述した内容やネットで拾い集めた文献を参考にしながら判断していこうと思います。

考えられる条件全て書き出したので、長くなるかと思いますがお付き合いください笑

まとめ方と情報源に関して

この記事の導入部でも言いましたが、私はアニメ製作の実情に精通しているわけではありません。

なので、アニメスタッフや業界通の方の発言など信憑性のある情報を書きだした上で、自分の見解を語る形となります。

情報源が気になる方は、この記事の最後の方に参考文献をまとめておきますので、是非そちらもチェックしてみて下さい。

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作品の終わり方は続編制作に関係するのか

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Q.しっかり伏線が回収されて、きれいに最終回を終えた作品の続編は制作されないものなのか?

この件に関しての有力な情報は見当たりませんでした。

個人的な見解

A.制作される可能性はあると思う。終わり方はあまり関係ない。

「コードギアス」が良い例ですね。

2期できれいに完結した作品となりますが、続編となる劇場版「復活のルルーシュ」が制作されています。

他のパターンとして、番外編、スピンオフ、「マクロス」や「アクエリオン」などのキャラを一新した形などでシリーズを続けていくパターンも結構多いかな。

終わり方はあまり関係なく、ヒットする見込みがあれば作られるんでしょうね。

ただし、きれいに完結した作品の”完全な続編(メインキャラや設定がそのまま)”をTVアニメでやるパターンは、私の知る限りではありませんでした。(ギャグアニメならあるかもしれませんが、そこは何でもありの領域なのでノーカン)

応援メッセージは続編制作に繋がるのか

Q.制作会社への応援メッセージは、続編制作に繋がるものなのか?
・制作会社が製作委員会メンバーだったら有効

・制作会社が委員会メンバーではない場合、有効ではないけど続編が決定した際に制作モチベは上がる

個人的な見解

続編を制作するか否かを判断するのは、出資している製作委員会です。

なので制作会社が委員会メンバーでない場合、応援メッセージをもらっても続編制作を決める権限がないので、なす術なしみたいですね。

あまりに応援メッセージが多い場合は、製作委員会に掛け合ってくれたりするのかもしれませんが。

逆に、制作会社が委員会メンバーの場合は、応援メッセージが多ければ続編制作に積極的に動いてくれる可能性が上がるかもしれないと。

同じぐらいヒットした作品があったとして、応援の声が大きい作品と小さい作品があれば、大きい作品の方が続編もヒットする可能性が高いですもんね。

なので、どうしても続編が見たいという作品がある場合は、積極的に応援メッセージを送るべきでしょう。

ただし、最低でも委員会メンバーが黒字になる程度にはヒットしてないと、さすがにビジネス的に厳しいかと思います。

 

ちなみに、委員会参加企業への応援はどうなのかという点ですが、イメージ的にはあまり効果がないように思えます。

制作に比べたらアニメへの思い入れもないでしょうから、メッセージ送ってくるぐらいならお金を落としてくれと思っているイメージです(あくまで”イメージ”ですよ!!)

そもそも、会社のどこ宛てにメッセージを送ればいいのかもわかりにくそうですしね。

原作ストックは続編制作に関係するのか

Q.続編を作れるぐらいの原作ストックがない場合、続編が作られることはないのか?

この件に関しての有力な情報は見当たりませんでした。

個人的な見解

A.そんなことはないと思う

最近で言えば、「メイドインアビス」の例を挙げると、原作ストックはそこまで関係していないのがわかります。

既刊数→6巻(2018年3月現在)
アニメ消化→4巻途中まで
原作ストック→2巻分とちょっと
単行本発行ペース→8~11か月

このような状況にも関わらず、2017年11月末時点で続編の制作が発表されているんですよね。

まあ「続編」であって「2期」とは限りませんが。

※2018年3月19日、冬に劇場版総集編公開という情報が公表されました!

新作エピソード(続編)の制作も進行中の模様。

後々2期であることが発表されれば、原作ストックはそれほど関係ないということが立証されるのではないでしょうか。

また、映画やOVA、スペシャル番組だった場合でも、原作ストックがなくてもそういう形で続編を作ってくれる可能性はあるということになりますね。

というかそもそも、原作ストックがなくてもその作品が続いていれば、その内ストックが溜まるわけなので「時間の問題」という話ですし。

ただし、原作ストックがあった方が続編の企画がしやすいのは間違いないでしょうし、ここ最近は前作から長期間経って放送された続編作品が失敗に終わるという例も多かったので、今後はより原作ストックが重要視される流れになるかもしれませんね。

 

ちなみに、原作完結作品でストックがあまりない場合はどうなのか。

そういう場合は、映画化やスペシャル番組、OVAで完結してくれる可能性があるかと思います。

映画化やOVAに関しては、ヒット作品であれば大きな収益が見込めるので、最近のアニメ業界であれば積極的にやってくれるんじゃないかな。

ヒット作品であればね。

原作の売上は続編制作に関係するのか

Q.原作が売れれば、続編制作に繋がるのか?
・製作委員会に出版社が入っている場合は繋がる

・製作委員会に出版社が入っていない場合は全く繋がらない

・最近は原作サイドの出資比率が上がってきていて、ネットで失敗認定されてる作品も余裕で黒字になってたりする(2015年末談)

・アニメ化のメリットが大きい立場の出版社が、原作印税に関して柔軟な契約を結ぶ慣習になっていない(2018年談)

個人的な見解

「続編見たいから原作買って応援しよ」というのは、間違いのパターンもあるんですね。

アニメの応援として原作を買おうとしている方は、まずはちゃんと委員会メンバーを確認するようにしましょう。

ただ、委員会にお金が入らないと言っても、

原作を応援する→原作者のモチベUP&出版社の後押しが強くなる→連載が長く続きやすくなるかも→2期3期と続いていく土台ができる

という考え方もできるので、原作の応援も大切であると言えるでしょうね。

ただし、アニメで続編が見たいのであれば、最も優先すべきは製作委員会メンバーの応援であることは忘れずに。

いくら原作ストックがあっても、委員会メンバーが動かないことにはアニメ化はないからね。

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円盤(BD/DVD)売上は続編制作に関係するのか

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Q.円盤売上は続編制作に関わってくるのか?
・円盤の売上は続編制作に大きく関わる

・円盤は高単価&配当額が小売価格の30%ほどと高いのが理由

・メインの出資社が映像ソフト販売会社であることが多いのも理由の一つ

・他のグッズやコンテンツよりはるかにリターンが大きい

・円盤のレンタルも利益に繋がる

・円盤はそんなに売れなかったけど、OVA付きコミックが売れまくって黒字になったというケースも多い

・企画時に想定していた売上より低いと続編は厳しい

・劇場公開同時発売限定の円盤商売は、TV放送よりも円盤売上が見込めて映画化企画が通りやすい

▼アニメ化した作品の原作者もこれだけ言っているので、円盤の売上が続編制作に大きくつながるのは間違いないでしょう

円盤市場の勢力について

Q.円盤(パッケージ)市場の勢力は衰えているのか?
・かなり衰えている

・2013年のアニメ円盤総売上額は1153億→2014年は130億減

・2015年にはビジネスモデルの変換期が来てると騒がれる

・2017年も円盤売上はかなり厳しかった

・円盤ビジネスは崩壊したという業界人の声も

・それでもまだ現状は、円盤売上が成功失敗の判断基準

・円盤が売れない作品は、やる意味があまりない

・それは、深夜アニメだと円盤メーカーが主導になって委員会を発足しているから

個人的な見解

過去の作品とここ数年の作品の円盤売上を見比べても一目瞭然だけど、やっぱりアニメ円盤市場はかなり衰退しているみたいですね。

配信の環境が整ってきたことや、アニメ本数は増えてるけど円盤を購入する層が減っていることなど、様々な要因が絡んでいるのでしょう。

そんな状況でもなお、アニメのプロデューサー(以下P)たちが「円盤売上が良くないとダメ」と思っている傾向にあるのは、メインの出資社が映像ソフト販売会社であることが多いからなんですね。

Pたちは、メインの出資社に利益を与えるようなものを作らないと次の仕事をもらいにくくなるわけですから、そう思うのも納得がいきます。

昔に比べて女性向け作品や続編ものが多くなってきたのも、それなりの円盤売上が見込めるからなのかもしれませんね。

ところで、円盤の配当額が「小売価格の30%」という情報が個人的に違和感なんだけど、「卸価格の30%」の間違いではないのかな?

業界精通者が出版した本の情報らしいから、信用したくなるけど……(2007年と古めの情報ですが)

続編制作のボーダーラインは何枚?

Q.続編が制作される円盤売上のボーダーラインって累計平均枚数でいうと何枚ぐらいなの?
【ネット上の説】
・ネット上では3000枚が採算ライン、5000枚が続編のボーダーと言われている

・イベントで、たまゆら1期は黒字、2期は赤字と公表
そして、オリコンで発表されたたまゆらの円盤売上累計平均枚数が、1期は4000枚後半、2期は3000枚後半
これらのことから、4000枚ぐらいが採算ラインという説も浮上

【業界人の話】
・2000~3000枚だと映像ソフト販売権を持つ企業は完全赤字(中堅アニメ制作会社の役員)

・ネットでは8000本でヒットとか言われてるけど、短期的に8000本は赤字。
1万本いかない作品は基本的に赤字。2万売れてるのは黒字(ufotable代表談)

・オリコン売上枚数は売り方によって全く変わってきたりもする

・ネットでよく見る円盤の売上や続編のボーダーは、精度も悪く全く当てにならない

個人的な見解

上の内容を全て考慮すると、実際のところたまゆら1期は累計平均1万枚以上売れてて、2期は1万枚売れなかったという考え方が一応できますね。

ただ、ufo代表の話がどういう前提で語られているのかが不明なので、正直なんとも言えません。

円盤の値段や、販売している巻数によって、どれぐらい売れれば黒字かなんて変わってくるでしょうからね。

【ついでに、円盤のみで出資額を回収するには何枚売れる必要があるか計算してみた】

仮定(一般的な数字)
・小売店で1枚7000円で販売
・小売価格の30%が配当額
・1クール全12話の作品を全6巻販売
・1クールの製作予算(委員会の出資額)は2億4000万

1枚あたりの配当額
7000円×30%=2100円

委員会の出資額を全額回収するのに必要な売上枚数
2億4000万円÷2100円=11万4286枚

1巻あたりに必要な売上枚数
11万4286枚÷6巻=19048枚

以上から、ufo代表が言っている「2万枚は黒字」というのは、円盤のみで出資額を回収するとしたらのことを言っていたと考えられなくもない。

となると、「1万本いかない作品は基本赤字」という発言は、円盤以外の配当も考慮しての話であると考えられるかも?

そう考えると、1万本売れれば、残りの1万本分(約1億2000万円分)は円盤以外の配当で回収できることも結構あるという意味にも取れそう。

つまり何が言いたいのかと言うと……

1万本売れたら続編の可能性が出てくる、つまり1万枚が続編制作のボーダーラインという考え方もできる”かもしれない”って事。

まあ仮に1万枚がボーダーラインだったとしても、オリコンの売上枚数と実売数のズレは大きいらしいので、我々視聴者がボーダーを超えているかどうか判定するのは無理ですね。

強いて続編制作のボーダーラインを設定するのであれば…

円盤売上が全てではない&オリコンの売上枚数と実売数のズレが大きい以上、ただのアニメファンという立場で委員会が儲けられているかどうか判断するのは不可能です。

ただし、過去のデータを調査してみたところ、オリコンの売上枚数から続編の有無をある程度なら予想できる説が浮かび上がりました。

以下がその調査内容となります。

【調査内容】
・円盤売上枚数の累計平均データと続編の有無を参考
・最近のデータを参考にしたいため、2015年以降に放送された作品が対象
・売上枚数毎に、作品数と続編がある作品の割合を出す(イメージしやすいよう確率も)
・TVでの続編だけでなく、劇場版やOVAでの新作もカウント
・NHKアニメ、ショートアニメなどは例外となってしまうので省く

2015冬~2017秋に放送された作品の内、327作品が対象
※()内の数字はTVシリーズの続編が決まっている(or放送された)作品の数

累計平均売上 続編有り/作品数 続編確率
1000枚以下 5/133(3) 3%
1000枚台 5/65(4) 8%
2000枚台 4/28(4) 14%
3000枚台 6/22(3) 27%
4000枚台 8/16(6) 50%
5000枚台 7/13(3) 54%
6000枚台 6/8(5) 75%
7000枚台 8/9(4) 89%
8000枚台 1/3(0) 33%
9000枚台 7/7(4) 100%
10000枚以上 23/23(14) 100%
73/327(45) 22%(14%)

※2019/6/5更新

いやー、なかなか面白いデータが取れましたねー

私調べの地道に集めたデータなので多少のミスはあるかと思います。

ですが、それを考慮しても円盤売上と続編の有無の関係に繋がりがあるということが明確に見えますね。

より最新のデータのみに絞って同じ調査をしても、円盤売上枚数に比例して続編の確率が上がっていることから、Pたちの言うように未だに円盤至上主義のビジネスは続いているということも見て取れます。

 

上記の表に加え、その他の調査内容を考慮すると、以下のように言っちゃっても良いんじゃないかなって思います。(あくまで一つの参考としてですが)

2000枚未満→ほぼ希望なし(~10%)
2000~3999→希望薄(10~30%)
4000~5999→結構期待できる(50~60%)
6000~8999→かなり期待できる(60~90%)
9000枚以上→かなり期待できる(90%~)

この結果を受けて、私はオリコン円盤売上枚数の累計平均9000枚が続編制作のボーダーラインと考えちゃおうかと思います。

続編の期待が持てるボーダーラインは4000枚かな。

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前前作以前の円盤売上は関係するのか

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Q.3期の続編制作が決まっていない時点で、1期の円盤売上が3期の制作に繋がることはあるのか?

この件に関しての有力な情報は見当たりませんでした。

個人的な見解

A.1期(前前作)の売上はあまり関係ないと思われる

前前作ともなると相当期間が開いていて色々と参考にしにくいかと思うので、基本的には前作の売上のみが参考にされるんじゃないかと思います。

前作の売上を参考に、どれぐらい売上が下がるのか、どれぐらいなら下がっても大丈夫なのかを導き出して、続編を制作するか否か判断するのでしょう。

グッズの売上は続編制作に関係するのか

Q.応援したい作品のグッズを買う事は続編制作に繋がるのか?
・基本的には繋がるが、効果は低い

・低単価なグッズが多い&配当額が小売価格の3%程と低いのが理由

・ただし、単価の高いグッズの爆売れは別。効果はそこそこ高い

・在庫が3割余るとグッズ権を持つ企業は赤字

・委員会参加企業が運営するショップや通販で買うと、より効果が高い

個人的な見解

効果はそれほど高くはないけど、ちゃんと応援には繋がっているようですね。

「それは知ってるけど、結局グッズのおかげで2期決定ってことはないんでしょ?」

という声をよく見かけますが、そんなことはないようです。

「干物妹!うまるちゃん」の作者が、漫画で「関連グッズを買い支え続けてくれたおかげで2期制作が決定した」と公表していますからね。

効果が低いとはいえ、グッズ購入が続編に繋がることは証明されているので、少しでも欲しいと思えるグッズがあれば積極的に購入しましょう!

委員会参加企業が運営する店で買うということも重要なので、そこもお忘れなく。

ちなみに、非公式グッズの購入は当然無意味なので、手を出さないようにくれぐれも気を付けましょう。

※どの企業がグッズ権を持っているのかわからない方のために、記事の最後の方に所持している権利の調べ方を載せておいたのでそちらを参考にしてください。

アニメ曲の購入は続編制作に繋がるのか

Q.主題歌や挿入歌、キャラソンなどの曲購入は続編に繋がるのか?
・委員会に音楽レーベルが入っている場合は繋がる

・そのレーベルの直営店、または委員会参加企業のショップで買うとより効果的

・逆に委員会に音楽レーベルが入ってない場合は繋がらない

個人的な見解

配当額の割合についての情報は見当たりませんでしたが、おそらくグッズと同じぐらいで低いんじゃないかと思います。

曲購入と続編制作の関係について触れている記事があまり見当たらないから、そういうことなんじゃないかと……

また、サウンドトラックの購入に関しては参考記事で触れられていませんでしたが、おそらく続編制作に繋がるんじゃないかと思います。

サントラには主題歌や挿入歌が入ってることが多いですしね。

作中BGMのみのサントラに関してはわかりませんが、多分続編制作に繋がるはず……多分。

ちなみに配信での曲購入ですが、こちらも続編制作に繋がるでしょうね。

ただ、CDよりも単価が低いので、利益率も低いことが予想できます。

余裕のある方は、CDで購入するようにしましょう!

委員会参加企業が運営する店で買うということも重要なので、そこもお忘れなく。

※どの企業が音楽レーベルなのかわからない方のために、記事の最後の方に調べ方を載せておきました。

スマホゲームのプレイは続編制作に繋がるのか

Q.アニメ化した作品のスマホゲームのプレイは続編制作に繋がるのか?
・繋がる

・課金をするとより効果的

・基本的に、課金はグッズよりも販売売上に対する配当割合が高い

個人的な見解

課金が続編制作に繋がるというのは、ゲームを作っているのが委員会参加メンバー(もしくは委員会参加メンバーが外注した企業)ということを意味しているんでしょうね。

グッズよりも配当割合が高いということは、基本的に3%以上ということなのかもしれません。

配当割合に関して記述してある記事は見当たらなかったので、実際の割合は不明ですが。

それはともかく、課金が続編制作に繋がるのは間違いなさそうなので、積極的に課金してスマホゲームを楽しんじゃいましょう!

とは言っても、自分のお財布事情とはしっかり相談するように気を付けましょうね笑

CS放送で視聴するのは続編制作に関係するのか

Q.CSのアニメチャンネルでの視聴は続編制作に繋がるのか?
・繋がる?

・月額支払料×見たアニメの時間/(31日×24時間)が委員会に入る金額?

個人的な見解

上記の情報源は、2007年に出版されたアニメビジネスの本を参考にして書かれた記事となります。

その記事内でも自信なさげに書かれているので「?」を付けました。

信憑性はイマイチかもしれません。

上記の計算式が事実であれば、CS放送で視聴すればするだけ続編制作に繋がるということになりますが……

視聴時間関係なしの売り切りのパターンもあるように思えますが、どうなんでしょうかね。

映画館に映画を見に行くのは続編制作に繋がるのか

Q.映画化した場合、その映画を見ることが続編制作に繋がるのか?
・繋がる

・チケット代の25%程度が委員会に入る

・チケット代の約20%は配給会社に入る

個人的な見解

チケット代の25%が委員会に、20%が配給会社(基本的には委員会参加企業)に入るという情報が事実だとすれば、映画を見に行くのはかなり効果的ですね。

チケット代の半額ぐらいは委員会メンバーに入るということになりますから。

ただ、映画を作ってもらうには、まずはTVアニメの方でそれなりにヒットする必要があるわけで……

とりあえず、映画化された場合は積極的に観に行きましょう!

何回も観に行きまくるのも良いですね。

作品のジャンルは続編制作に関係するのか

Q.作品ジャンルは続編制作に関係してくるのか?

この件に関しての有力な情報は見当たりませんでした。

個人的な見解

A.ジャンルは関係ないと思う。問題は内容

「日常系アニメだから続編はない」
「物語性が強いジャンルだから続編がある」

過去に続編が放送されたアニメを参考にすれば、このようにジャンルだけで続編の有無が決定されることはないということがわかるかと思います。

どんなジャンルにも、過去に続編が放送されたアニメが1作品ぐらいはあるんじゃないでしょうかね。

ない場合は、ただ単にそのジャンルでのヒット作がない、もしくは絶対数が少ないはず。

関係するのはジャンルではなく、続編を制作できる余地のある内容なのかどうかという点でしょう。

話題性や評価は続編制作に関係するのか

Q.ネットでの話題性や評価は続編制作に関係するのか?

この件に関しての有力な情報は見当たりませんでした。

個人的な見解

A.間接的には関係すると思う

話題性があったり、評価が高くても、それがお金に繋がらなければ全く意味がありません。

ただ、本当に話題性があったり評価が高い作品であれば、関連商品は売れますし、イベントも盛り上がるものですよね。(委員会の腕次第では例外もあるでしょうが)

そして、話題性がなくて評価も低い作品の関連商品は売れるわけありませんし、イベントも盛り上がるわけがありません。

というわけで、話題性や評価は間接的には関係していると言えるんじゃないかと。

有料配信の視聴は続編制作に繋がるのか

Q.有料配信サイトでの視聴は続編制作に繋がるのか?
・有料配信サイトでの個別の作品購入は繋がる

・購入額の55%が委員会に入る

・利益率はかなり高いけど、単価が低いので効果は円盤に劣る

・複数サイトで購入するとより効果がある

配信事業は上手くいっているのか?

最近は円盤よりも配信でうまくいってるかどうかが重要なんて話をよく聞きますね。

実際のところはどうなのか、情報をまとめてみます。

・2014年の配信ビジネス市場は、2013年から120%増の408億円

・2015年は500億超え。それでも収入の柱となっていなかった

・ただ、円盤と配信の市場は逆転する傾向が見えていた

・実際、近年は円盤ビジネスから海外配信などに割合が変わってきていた

・国内では空気アニメだけど、海外向けの配信や販売で高く売れて、製作委員会としては上手くいってる作品もたくさんある

・特に中国へのビジネスが強い。独占配信権の獲得競争が激しくて、金額がかなり上がってきている

・中国に買ってもらえれば製作費用が回収できる

・2016~2017年にかけてはそんな感じだったけど、2017年には海外に向けたビジネスも落ち込み始めている。円盤もさらに厳しく。

・海外向け配信バブルもそろそろ頭打ち

個人的な見解

配信ビジネスに関して語られている記事はたくさん見つかったので、複数の業界人の話を語られた年代順にまとめたという形になっています。

私が目にした情報の中で、直近の話が「配信ビジネスも下降気味」というものだったので正直驚きです。

これからさらに伸びていくものだと思っていたので……

また、海外向けの配信ビジネスは良い感じという話は聞きますが、日本の配信ビジネスで上手くいっているという話は見当たりませんでした。

日本の配信サイトは配信権をあんまり高く買い取ってくれないということなんでしょうかね。

それと、定額配信サイトでの視聴が続編制作に繋がるのかどうかについて語られている記事が見当たらなかったのも気になります。

配信権を売った時点でお金のやり取りは終了で、再生数によっての収益の変化はないってことなんでしょうか。

NETFLIXではそうだけど、Huluでは違うみたいな記事もあったので、そこは配信サイトによるのかもしれませんね。

ただいずれにしても、配信サービス側が「1期で再生数が少なかったから2期は配信権買わない」と言い出したりと、間接的に続編制作に関わってくるという可能性は大いにあり得ると思うので、定額サイトでも視聴しておいて損はないでしょう。

にしても、配信権が具体的にいくらぐらいで売られているのかという部分に関しての記述も全く見つからなかったりと、気になることが多すぎるなあ……

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作り手のスケジュールは続編制作に関係するのか

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Q.スタッフやキャストのスケジュールは、続編制作に関係するのか?

この件に関しての有力な情報は見当たりませんでした。

個人的な見解

A.関係してくると思います。

いくら儲けられるアニメだとしても、スケジュール調整が上手くいかない場合は計画が頓挫する可能性はあるでしょうね。

特にスタッフの方。中でも監督脚本制作会社

キャストは複数作品を掛け持ちすることもできるのでなんとかなると思いますが、スタッフの方は何作品も掛け持ちというのが難しそうですからね。

2,3年の内に放送できれば儲けられそうという状況で、仮に5年先までスケジュールが空いてないとかいう状態だったら、続編制作は諦めるんじゃないでしょうか。

どこで買うのが一番の応援になるのかを調べる方法

「委員会参加企業を応援すればいいのはわかったけど、どの企業が何の権利を持っているのかわからない

「どの企業が何の権利を持っているのかはわかる。でも、どこで買えばいいのかわからない

という方も多いかと思うので、そのあたりの調べ方をまとめておきます。

各企業の事業内容を調べる

「(委員会参加企業名) 事業内容」と検索して、どんな事業をしているのかを確認しましょう。

そうすれば、大体どの権利を所持しているのか予想がつくかと思います。

例えば、この記事の序盤で例として挙げたまどマギのグッズに関する権利を持っている企業を知りたい場合。

調べてみると、グッズ事業を行っているのはニトロプラスムービックであることがわかります。

この時点で2択。

で、もうちょい深く調べてみると、ニトロプラスはまどマギのゲームに関わっているので、ゲームの権利を得ているのかなと予想できます。

つまり、グッズの権利を得ているのはムービックだと思われる。

こんな感じですね。

1社が複数の権利を持っていたり、権利を分け合ったりするということもあまりないらしいので、ほぼ確定と言っても良いでしょう。

企業の通販サイトや店舗を調べる

各企業が持っている権利がわかったら、その企業の通販サイトや店舗を調べましょう。

「(委員会参加企業名) 通販」
「(委員会参加企業名) 店舗」

このように調べれば、通販サイトや関連店舗が出てくるので、そこで買えばOKです!

ちなみに、もしそのサイトや店舗で該当作品の商品が売っていなかった場合は、権利を持っているのは別の企業である可能性が出てくるので、改めて委員会をチェックしなおしてみましょう。

具体例

具体例として、上のまどマギのグッズの例を挙げます。

「ムービック 通販」で検索
→ムービックの通販サイト(公式HP)が出てくるので、ここで購入

「ムービック 店舗」で検索
→ムービックがアニメイトグループの企業だとわかる
→各地にあるアニメイトで買えば、より効果があることがわかる

この場合はおそらくですが、アニメイトで購入するよりもムービックの通販で買った方が、より効果があるんじゃないかと思います。

本気で続編制作を応援したいなら、委員会参加企業の直営店(通販)で買うということも徹底しておいた方が良いですね。

「安さで言えば他のところで買った方が……」ということも多いかもしれませんが、そこはあなたの本気度次第ということで。

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制作会社(アニメスタジオ)を応援する方法

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近年、経営が厳しい制作会社が多いみたいですね。

その事実を聞いたからか、「制作会社を応援したい」という声をよく見かけるようになりました。

制作会社あってのアニメなわけですから、当然の気持ちですね。

では、どうしたら制作会社にお金を落とすことができるのでしょうか?

その点について触れていきます。

その前に、なぜ経営の厳しい制作会社が多いのかについても知っておきましょう。

多くの制作会社やアニメーターが儲けられていない理由

Q.制作会社やアニメーターが儲けられていないのはなぜ?
・制作会社の収入やアニメーターの給料の出所は、主に委員会が集めた予算

・求められるクオリティは上がってきているのに、予算は昔からあまり増えていない

・予算の管理が上手なPが不足している

・スケジュール管理を失敗して、余分にお金が出ていくことも多い

・納品が間に合わないと、放送枠代+違約金が請求される

・結果、予算ギリギリだったり赤字になったりしてしまう

・アニメ制作会社の4社に1社が赤字経営

・制作会社が赤字だから、アニメーターの給料も少ない

・制作で赤字になるのに、委員会に参加できず権利も保有できない制作会社が多いのも問題

・権利を保有できても、上手く活用ができずに利益を上げられない

個人的な見解

予算内でアニメを制作できれば、余ったお金は制作会社の利益となります。

なので、”理屈上は”制作の仕事を受けているだけで制作会社は儲けられます。

ただ実際に制作してみると、予算管理の失敗、スケジュール遅れ、違約金の発生など、企画段階では想定していなかった事態が起き、赤字になってしまうというわけですね。

委員会が予算を上げてくれれば、制作会社の問題は解決するんですけどねー

まあ委員会側からすると、今以上に予算を上げるのはリスクの関係で厳しかったり、そもそも予算が集まらなかったり、今の予算の相場で上手くいってる作品もあるから下手にそれ以上の金額を出せなかったりということなのでしょう。

制作会社にお金を落とす方法

Q.制作会社にお金を落とすには何をすれば良い?
・制作会社は、制作費以外の利益を獲得しようと色々と動いている

・制作会社がグッズを出したりし始めているのもそれが理由

・制作会社の直営店や通販があれば、そこから商品を購入する

・制作会社が委員会に参加していれば、該当作品の商品やイベントにお金を使うのも制作会社の利益に繋がる(配当)

・制作会社が何らかの権利を持っているとわかった場合、その権利を使ったビジネスにお金を払う

個人的な見解

我々が制作予算を出すことはできないので、やれることと言えば制作会社の直営店や通販で商品を購入することぐらいですね。

直営店や通販を知っておくのはもちろんのこと、制作会社が行うビジネスに常にアンテナを張っておくことも重要でしょう。

公式サイトや公式Twitterアカウントなどは要チェックです。

制作会社の未来

制作会社もあの手この手と頑張っているようですが、経営難の会社が多いのは事実。

応援の気持ちが大きい人やお金持ちの人は、是非積極的に制作会社にお金を落としてあげて下さい。

ただ、我々アニメファンの応援だけでは限界があるでしょう。

制作会社がビジネスの主導権を持てる未来があれば、現状を打破できるのですが……

……

……

なんと、そんな未来があるかもしれないとのこと。

参考文献:「けものフレンズ」を生んだヤオヨロズの福原プロデューサーが製作委員会に代わる「パートナーシップ方式」を提案

その名も、「パートナーシップ方式」

パートナーシップ方式とは?

主導権:制作会社
パートナー:海外の配信会社(NETFLIXなど)

パートナーが制作会社から制作費全額に相当する金額で配信権を購入。

著作権は制作会社に残るので、制作会社が権利を販売したり、二次利用ビジネスを展開できる。

超お金持ちの海外大手配信会社が日本のアニメに目をつけてくれているおかげで、今まででは考えられなかった提案がされています。

今までは製作委員会が主導権を握って権利を分けていましたが、この方式では制作会社が主導権を持って、企業に権利を売ることができるというわけですね。

つまり、制作会社が大儲けできる

その結果、アニメーターの給料も増える→モチベUP&雇える人材、優秀な人材が増える→作画が良いアニメが増えるかもしれない。

製作委員会に参加しているような企業も、予算を出す必要がなくなって代わりに制作会社から権利を買うという形になるだけなので、あまり被害はないんじゃないでしょうか?(配信権を使ってビジネスをしていた企業には被害が大きそうですが…)

むしろ、配当を支払う必要がなくなる分、儲けやすくなるのかも?

まあそこは制作会社の権利の売り方次第ですが。

おまけに、複数いた権利所持者が制作会社のみになるので、権利関係のやり取りがスムーズになり、スケジュール短縮やトラブルの軽減にも繋がるかと思います。

あ、あと海外の大手会社が配信権を持つことによって、違法アップロードが厳しく取り締まられることも予想できますね。

……最高のシステムじゃないですか!

パートナーシステム方式は既に採用されている?

そんでもってこのシステム、攻殻機動隊などで有名な制作会社「Production I.G.」では既に採用されているっぽいです。

NETFLIXで独占配信されているI.G.のオリジナル作品「B:The Beginning」が、このシステムで作られた作品ですね。

ちなみに、同じくNETFLIXで独占配信されているボンズのオリジナル作品「A.I.C.O. Incarnation」に関しては、製作委員会も発足しているっぽいのでちょっと違うかな。(「Project A.I.C.O. 」というのが委員会名だとしたら)

海外の大手会社が配信権を買うのはアニメが完成してから、つまり後払いになるので、資金に余裕がある会社以外は結局委員会を組んで予算を出してもらう必要があるんですよね。

つまり、権利も自由に使えないという……

まあ、完成すれば海外配信会社から全額戻ってくるという保証があるので、ただの製作委員会方式ともまた違ってきますけどね。

いくつか独占配信作品が作れれば、委員会に制作資金を出してもらう必要もなくなってくるかな?

パートナーシップ方式を活性化するためにできること

パートナーシップ方式は、アニメ業界に大きなメリットをもたらすシステムなので、是非活性化してもらいたいところです。

では、そのためにアニメファンができることはあるのか。

それを導くためには、まずどうして海外配信会社が大金を出してくれるのかを考える必要がありますね。

なぜ海外配信会社は大金を出してくれるのか

話によると、NETFLIXなんかはオリジナル作品に数億から数十億ものお金を掛けているんだとか。

では、なぜそんなに払ってくれるのかというと、将来的にそれ以上の収入(有料会員継続や増加)が見込めるからだと考えられます。

おそらくその収入を見込んで、I.G.やボンズなどと複数年の業務提携を結んでいるわけですね。

ただし、この複数年の提携の間に結果が出せなかったら、海外配信会社は日本アニメに見切りをつけて契約の延長を考えないでしょう。

そうなると、潤沢な資金力のある海外配信会社ありきのパートナーシップ方式は破綻、そしてまた現状に逆戻りとなってしまいます。

そうなってしまうことを阻止するためには、海外配信会社との提携作品を”成功”させる必要が出てきますね。

提携作品の”成功”の定義

では、何をもって”成功”と判断されるのか。

NETFRIXは以下のようなことを言っています。

「数年のうちに大ヒット作品を作って欲しい」

つまり、大ヒット=成功と判断するわけですね。

……

……

……配信での大ヒットの基準って何なんだろう?

やはり、提携作品によって有料会員が継続してくれたり、増加したりという、収益に繋がる大きな成果が出たら大ヒットと判断されるのかな?

その成果の判断基準と考えられる点を挙げてみます。

・再生回数
・良い評価の数
・最終回まで視聴している人の数
・有料会員登録後、最初に視聴した人数
・サービス外での話題性(バズっているかどうか)

思いつく判断基準を全て挙げてみましたが、こんなところでしょうか?

これらの数がわかりやすく大きければ、大ヒットと捉えてくれるはず…!(完全に個人の予想ですが)

アニメファンができること

上記の予想が合っていると仮定すると、アニメファンがすべきことは……

1.日本アニメに力を入れている海外大手配信会社の有料会員になる
2.有料会員後、応援する制作会社の提携作品を一番最初に見る
3.最終回まで視聴する
4.良い評価をつける
5.SNSなどで広める
6.その他の提携作品でも3-5を行う

こんな感じですかね。

何も難しいことはないので積極的に行っていきたいところ。

唯一ハードルの高いのが、有料会員になることでしょうか。

とは言っても、日本アニメに力を入れている海外大手配信サービスはどこも月額1000円以下です。

NETFLIX・・・最安プラン月額800円(税抜)

Hulu・・・月額933円(税抜)

Amazonプライムビデオ・・・月額325円(年会費4900円・税込・月額プランだと月500円・その他Amazonプライムのサービスも利用可能)

外食を1,2回我慢するだけで、たくさんアニメが見れると考えると馬鹿みたいに安くないですか!?

しかも、アニメだけじゃなくて国内国外の映画ドラマも見れますし。

配信はあまり興味ないという方も、ギリギリお布施として許せるレベルじゃないでしょうか。

ちなみに、配信限定アニメへの力の入れ具合は現状だと……

NETFLIX>>>>>>>>>>Hulu=Amazonプライムビデオ

という感じなので、とりあえずNETFLIXには優先的に加入するのが良いでしょうね。

 

今後もバンバンNETFLIX限定アニメが出てくるので、今のうちに登録しちゃいましょう!

NETFLIX公式サイト

 

余裕のある方は、HuluAmazonプライム・ビデオもこの機会に是非!

Hulu公式サイト

Amazonプライム・ビデオ公式サイト
※既にAmazonプライムに登録している方は、ビデオのサービスも利用できます。

 

ちなみに、初回登録の場合のみ無料お試し期間があったりもします。

登録が完了したら、上述した「アニメファンがすべきこと」を積極的に行っていきましょう!

参考記事一覧

この記事を書く上で、参考にした記事をまとめておきます。

中には情報の信憑性が低いまとめサイトの記事もありますが、情報の出所自体の信憑性は高いと判断し、参考にしています。

新春アニメプロデューサー放談(1)KADOKAWA田中翔氏 「パッケージが売れる作品を作りたい」

新春アニメプロデューサー放談(4)アニプレックス柏田真一郎氏 「手元においておきたいと思っていただけるものを作り続ける」

「諸悪の根源は製作委員会」ってホント? アニメ制作における委員会の役割を制作会社と日本動画協会に聞いた

二期希望! 円盤購入以外に好きなアニメを応援する方法はないのか関係者に聞いてみた!

深夜アニメの製作資金は約3億円…儲ける仕組みや製作委員会の構造とは 今こそ知っておきたいアニメビジネスの特徴を取材

「けものフレンズ」を生んだヤオヨロズの福原プロデューサーが製作委員会に代わる「パートナーシップ方式」を提案

Production I.G・石川光久社長&ボンズ・南雅彦社長がNetflixと包括的業務提携しての作品作りを語る

ネトフリ版“攻殻”の可能性からアニメーターの給料問題まで…プロダクション・アイジー石川社長ロングインタビュー

DVDやBlu-rayを一枚買うとどれくらいアニメ会社は喜ぶのか?アニメ業界分析!

深夜アニメ・考察 円盤売り上げ ①

深夜アニメのお布施の効率

アニメ化した作品の原作が売れたとしてもアニメ2期には繋がらない、なぜ?アニメプロデューサーの話 – Togetterまとめ

『SHIROBAKO』永谷Pの覚悟――「負けはPの責任、勝ちは現場の手柄」

アニメの制作費 – Togetterまとめ

世に出てる映像作品の売上枚数は売り方によっては実数が全く違う

マングローブの破産申請……今、アニメ業界で何が起こっているのか 関係者やファンの声を追う

アニメ業界人「原作サイドの出資比率が上がってきてる、ネットで失敗認定されるやつも余裕で黒になってきてる」「そもそもBDの枚数第一で商売してるわけじゃない」

アニメの配信市場がパッケージ市場を上回るかも!もう円盤の時代は終わりか

アニメ業界:アニメジャパンに見る試行錯誤 パッケージビジネス崩壊で“生みの苦しみ”続く

アニメ『たまゆら』1期は黒字、2期は赤字、3期もTVシリーズでやりたかったが2期が赤字だったので、劇場版同時発売BDで企画を通した

ちょっと1800円は高すぎる!世界一高い日本の映画料金の内訳と仕組み

業界人「今は円盤が売れずとも、中国で配信権、放映権を買ってもらえれば それでリクープできるという構造に変わってきてる」「今のランティスはアイマスやラブライブに支えられている」

この記事のinfoマーク(iマーク)が付いている部分の内容は、以上の記事の内容をまとめたものです。

ただし、出来るだけわかりやすくするために文章を変えてまとめている部分もあります。

その際に、私の受け取り方の勘違いによって内容も変わってしまっている部分もあるかもしれませんのでご了承下さい。(ご指摘いただけると幸いです)

その他にも間違いがあれば修正していこうかと思っていますので、信憑性の高い情報源を添えてコメント欄で教えていただけると幸いです。

よろしくお願い致します。

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まとめ

話がかなり散らばってしまったので、最後にここまでの話をまとめておきます。

【続編が制作される条件】
製作委員会ががっぽり儲ける

【そのためにできること】
・委員会参加企業にとにかくお金を落としまくる

・一番効果的なのは円盤購入

・配信視聴、スマホゲーム課金、CS放送視聴、グッズ購入、イベント参加なども円盤ほどではないけど効果あり

・映画化されたら観に行く

・委員会に音楽レーベルが入ってたら曲購入

・出版社が入ってたら原作購入

・委員会参加企業のショップや通販で買うと尚良し

・制作会社が委員会メンバーの場合、応援メッセージも続編制作に繋がるかも

【円盤売上の続編制作ボーダーライン】
・ただのアニメファンという立場で、ちゃんとボーダーラインを判断するのは不可能

・過去のデータを参考に強いて設定するのであれば、オリコン円盤売上枚数の累計平均9000枚がボーダーライン

・続編の期待が持てるボーダーラインは4000枚

【制作会社を応援する方法】
・制作会社の直営店や通販で商品を購入する

・制作会社が委員会に参加している場合、該当作品の商品やイベントにお金を使う

・制作会社が何らかの権利を持っているとわかった場合、その権利を使ったビジネスにお金を使う

・応援メッセージを送る

・制作会社の公式サイトや公式Twitterアカウントなどは要チェック

いやー、結構時間かかったけど調べるの楽しかったー

アニメ業界の実情を結構知ることができたような気がしてね笑

とはいえ、まだまだ知らないことが多すぎる!

間違って理解しちゃってる部分も多いだろうし。

今後も情報を追い続けて勉強するようにします。

あ、今回まとめた情報は、アニメ業界を盛り上げる方法として大いに役立つものだと思うので、一人でも多くのアニメファンにこの記事が届くよう拡散して下さると嬉しいです!

それでは、また次回のアニ盛でお会いしましょう!

※当記事において、私の見解が間違っている部分も多々あるかと思いますが、その間違いによって起こった損失に対して一切責任は負いませんのでご了承下さい。

▼アニ盛まとめ
アニ盛

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コメント

  1. ひろ より:

    はじめまして!かなり詳しく調べられてて、
    驚嘆しました。。
    ちょっと脱線気味の質問なんですが、IGのビーザビギニンクって石川社長のネットフリックス関係の記事読むと傑作と自画自賛していますが、僕も観たんですが佳作かなーって感じたんですが、思いますか?
    あまり人気に広がりを感じてなくて、
    ネットフリックスの閉鎖性が原因なのかなと思ったり。。

    • anideep より:

      ひろさん、嬉しいお言葉ありがとうございます!

      B:TheBeginningは先日見終えたばかりで結構楽しめましたが、私的にも佳作ですかねー
      ただ、2週目でまた見え方が変わってくる作品だと思うので、また感想が変わってくるかもしれません。

      現状日本では、動画配信はアマプラやHulu、アニメに絞るならdアニメやニコニコが強いイメージなので、まずはそこに割り込まないと……って感じはありますよね。
      面白さ云々以前に、この現状で大ヒットさせたいならまずは宣伝をもっと頑張るべきだったのではと。
      口コミで爆発的に話題になる算段だったのかもしれませんけどね。
      とりあえず、当サイトでは引き続きNETFLIXを推していって、少しでもNETFLIXオリジナルアニメの知名度を増やせるよう頑張ります!

      • ひろ より:

        丁寧なご返信ありがとうございます。実はIGポートの株主でして、ネットフリックスとの提携どうなっていくのかが興味あります。IG自体はこの数年、積極的に版権取得していく方針に転換していて、ネットフリックスとの提携もその一環かと思います。とりあえず銀河英雄伝説がどうなるかどうか。。すいません自分の言いたい事書いてしまいました。
        本当によく調べられてて、勉強になりました。ありがとうございます。

        • anideep より:

          IGはネットフリックスとの提携が継続すれば、ますますお金持ちな制作会社になりそうですね笑

          こちらこそ興味深いお話ありがとうございました!

  2. ヤマネ より:

    私は基本的に、視聴者がアニメの話しをするなら内容を語るべきで、ビジネスのことは企業に任せておけば良いと思っているのですが、やはり作品を応援したいならビジネスの観点も持つべきですね。興味深く読ませていただきました。
    続編を望むなら円盤を買うのが一番とのことですが、やはりそうですよね。アニメを見ていると1~2クールに1作品ぐらいは円盤が欲しくなる作品に出会いますが(今期だとヴァイオレット・エヴァーガーデン)、学生に手が出せるものではなく、全然買えていません。私の一番好きなアニメである氷菓はBDBOXをいろいろなものを犠牲にして手に入れましたが、マラソンとなると……。しかし、BOXが出る作品はバラでもそこそこ売れた作品でしょうし、難しい所です。個人的には、初めからBOXで出す作品がもっと増えてほしいです。ここで言っても仕方ありませんが。

    • anideep より:

      ヤマネさん、コメントありがとうございます!

      応援したい作品と出会った時にどうすればいいのかわからないと困るので、ビジネスの観点も持っておいた方が良いですね!

      マラソンは大変ですよねー。金銭的にもそうですが、全巻買い揃えるのに何ヶ月もかかるので、途中で熱が冷めてしまうなんてこともありますから……
      最近は全2,3巻販売もそこそこ増えてるような印象ですが、増えてくれると良いですね。
      ただそれはそれで1巻あたりの金額が高くなりすぎて、人によってはさらに購入のハードルが高くなるということになり得るので難しいところです。

  3. ウシロー より:

    アニメ業界、ビジネス的視点について勉強になりました!
    調べるのかなり大変だったろうなと思いながら、最後まで読ませていただきました。
    「ディエスイレ」みたいにクラファンで資金が集まるのは、かなりレアケースなのかもしれませんねー!

    • anideep より:

      ウシローさんお久しぶりです!コメントありがとうございます!

      最後まで読んでいただけたとは……ありがとうございます!
      次から次に書くべきことが増えてしまって、気付けば長くなってしまいました笑

      ディエスイレはかなりレアケースですねー
      約1億円も集まったのは本気ですごいです!おそらく製作費の30〜50%ぐらいは集めてるでしょうから。
      他のアニメでも同じようなことをすれば良いのにと思いますが、そううまくはいかないものなんでしょうかね……
      そこらへんの情報も得たいものです。

  4. 匿名 より:

    根拠ないね

  5. 紅野ヒロミ より:

    オタク・マニア型形態のOVAは低成長のままで、後発のwebアニメにまで負けている。

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