こんにちは。くらむBONです。
この記事は東京リベンジャーズのアニメ15話について、原作未読勢が考察していくシリーズです。
15話ではトーマンとバルハラの組織構成が溝中5人衆のヤマギシによって解説され、タケミチは一虎によって連行されたバルハラの本拠地で、バジの踏み絵を目撃しました。
前回考察した内容の、答え合わせ回が早くも来てしまい、なんというタイミングと驚いています。
今回は前回の考察内容の答え合わせをしつつ、謎に包まれたバジの行動について考察していきます。
原作既読の皆さんは未読ライターの考察を愉悦交じりでお楽しみください。
目次
タケミチの泣く頃に解「力明し編」
前回考察した部分の解答について、考察と作品の不一致部分についてまとめてみましょう。
前回記事はこちらからご覧ください。
原作未読勢なのでこういうこともあるんだなと、苦笑いが止まりません。
トーマンの内部事情・考察答え合わせ
まずはトーマンから見ていきましょう。
弐番隊:ペーやんが編入。(タケミチも弐番隊だが、ペーやんが苦手)
参番隊:隊長キサキ・メビウスから50名をつれて移籍。(元三番隊を含め計70名)
隊員数:70名程度?→参番隊を除けば80名。各隊の構成が1部隊20名。計150名
この人員割り振りだとキサキの勢力がトーマンの構成員の約46%を占めているので、既に№2としての地盤が出来てしまっていますね。
ヤマギシの情報ではキサキは外部からスカウトされてトーマンに入隊しているのですが、この編成は悪手と言わざるを得ません。
キサキの子飼いの部下を別の隊に再編成していないのは、マイキーもキサキの勢力を警戒しているためではないかと考えます。
バルハラ(連合)内部事情・考察答え合わせ
バルハラはどちらかというと走り屋チームというより、チーマーといった雰囲気ですね。
ジャケットがホワイトカラーなので、カラーギ〇ング系統だと推察出来ます。
総長:首のない天使(正体不明)
№3:羽宮一虎・6人目の卍会創設メンバー。(中3、少年院帰り。)
不明:キサキ卍会参番隊隊長・卍会へ潜入?(旧メビウス50名と卍会へ)
傘下:新宿メビウス(50名ほか)
連合:(メビウス込みで約300名)
一虎はやはりトーマン創設メンバーの6人目でした。
バジの回想で過去のエピソードが始まりそうで、何故一虎がトーマンを離れたのかは次回で明かされるようです。
一虎のマイキーへの敵対心から察するに、一虎が少年院に入るキッカケだったのではないでしょうか。
バジのセリフでは中一の夏に起こった事件があったと言っているので、一虎の少年院行きと一致しています。
バジの踏み絵は苦肉の策?
バジの行動には不可解な部分が多く、裏切りに関して動機の部分がいまいち理解できませんでした。
15話でマイキーという神を裏切る踏み絵を行ったバジの行動から、私はある事例を連想しました。
マイキーにとって一番の腹心であるバジの裏切りなのですが、副隊長を殴っているバジの姿に既視感があって、それは古代中国の三国志に出てくる「苦肉の策」です。
「苦肉の策って何それおいしいの?」
苦肉の策は三国志のクライマックスで、映画「レッドクリフ」などでも描かれた赤壁の戦いで行われたとされる戦術です。
苦肉の策とは?
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀(はかりごと)。「苦肉の策を講じる」
引用:デジタル大辞泉
「苦肉の策ってなにそれおいしいの?」という方に、12歳マイキーでもわかるように赤壁の戦いの概要を簡単に説明しましょう。
赤壁の戦いの概要・バジは周瑜?
大昔の中国でたくさんの有力な武将が王を名乗っていた時代に、最強国家「魏」と戦争をすることになった地方の国「呉」は、赤壁と呼ばれる地で国の存亡をかけた決戦を行います。
決戦を前に、呉で最も忠誠心が厚く古参の「黄蓋」という武将が、司令官「周瑜」にムチ打ち(大昔の中国のムチとは板状の棒の事です)の刑に処せられ、部下を引き連れて魏への裏切りを約束しました。
そこで、魏の大将「曹操」は黄蓋の裏切りを受け入れ、配下とすることにします。
黄蓋は魏へ船で軍勢を率いて近づきますが、その船には燃えやすいワラ束が積まれていました。
その船に火を放った黄蓋は魏の軍勢に攻め寄せ、赤壁から追い払うことに成功します。
これらは全て周瑜の策略でした。
この場合、バジは周瑜の役割なのでしょうね。
すべてはバジの計略?
私は次のような疑問を持っていました。
バジ脱退時にマイキーや、他の幹部たちは何故バジの好きにさせたのか?
戦力的にバルハラの半分のトーマンは、謎のバルハラ総長の人物像を暴くためにバジを潜入させた。
もしくはトーマンを守るためにバジが単独でバルハラの総長を狙い討つために潜入したと考えると、解決できそうな気がします。
殴られているのが一番隊の副隊長で、バジ自身が殴られた訳ではないので、厳密には「苦肉の策」とは違いますが、バジが何らかの目的で潜入するとすればこういう計略もあるのかも知れないと考えました。
「バジ=周瑜」の裏切りは敵を欺くには味方からと考えていて、殴られている「副隊長=黄蓋」が策として織り込み済みなのかもしれません。
副隊長はEDにも登場していますね。
もしそうだとすれば、彼がこの作戦の最大の功労者になるのではないでしょうか。
東京リベンジャーズ第15話感想まとめ
前回感想で謎だった部分の解答が得られたので、こういう事かと腑に落ちる回収があって、ファンとして一安心しました。
今回はトーマン側の戦略として考えているバジの行動の謎な部分について考察してきました。
バジにしてみれば、一兵隊のへなちょこタケミチがバルハラの本拠地にくることは計算外で、邪魔以外の何者でもなく、内心ひやひやしていたのではないかと感じました。
そう考えるとバジの「4にてえのか」発言は、タケミチの思っている内容とは少し違う気がします。
トーマンとバルハラの騙し合いはどちらに軍配が上がるのでしょうか?
バルハラとの抗争が単なるケンカ祭りだけではなさそうなので、次回以降の展開が気になりますね。
ではまた。
ばいばい。
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コメント
>トーマンとバルハラの騙し合いはどちらに軍配が上がるのでしょうか?
この考察がさも確定事項であるかのようにw
まあ抗争に関してはあんまり考え過ぎずに見たほうがいいですよ。この作品の主要キャラは所詮10代のしかもヤンキーなので、頭脳戦・心理戦による駆け引きを期待してるなら残念ですがそういうのはないです(キサキは別として)。あくまで東卍は常に敵に仕掛けられる側なのでどうしても色々と対応が後手になりますし。
武道も頭が良いキャラではないので、この先「いやそれを○○に○○すればいいだけじゃん」みたいな展開が結構あって人によっては大分イライラすると思います。色々頭使って考えるのが好きな人は特に。