ごきげんよう。B:The Beginning(ビーザビギニング)担当の模造紙です。
物語の終焉に向けて、着々と最終決戦の舞台が整いつつある10話。
相変わらず情報量が多いので、一度見ただけでは全て拾いきるのは至難の業ですね…!!
とりあえず10話は女性陣がめちゃめちゃ頑張っていたという印象が強く、特に退場しちゃったイザナミのいじらしさに胸が締め付けられました。
では今回も気になる点は盛り沢山ですが、特に考察したいポイントについて掘り下げていきたいと思います。
注意
この記事では、B: The Beginning10話までを視聴した感想、およびストーリー展開の予想を始めとした考察を記しています。
最終話まで一度視聴した末に、振り返って内容を考察しているわけではありません。
あくまでも初見の立場からの見解になりますので、ご了承いただければ幸いです。
目次
安定の隠し部屋&地下室展開
サスペンス定番の隠し部屋展開!(笑)
「署内にこんなところがあったとは…!」とエリックが視聴者の感想をまんま言ってて笑った。
こんな大規模な実験部屋(?)を所有しているくらいなので、王立警察内にギルバートの息のかかった人間やマーケットメイカーの内通者は相当数いるということが窺えます。
もしくは気付かなかっただけで、署内もレジーで溢れているとか…。
しかし、隠し部屋の存在が明らかになると、一気に敵の三流感というか小者っぽさが顕著に現れ始めるのは気のせいでしょうか(笑)
雲の上の飛行船「白鯨」…陰謀説も関与?
▲5話でキースがギルバートに、メルヴィル作の小説について話す場面がありましたね。
この時点では、追うものと追われるものの攻防に自らを重ねているのかと考えていたのですが、「白鯨」そのものが伏線だったんですか…!!
マーケットメイカーの本拠地の飛行船が「白鯨」という名前で、戦時中に製造されたという話ですが、「戦時中」「飛行船」というワードだけでも陰謀説のキナ臭い雰囲気もし始めますね。
余談ですが、この白鯨に潜入するために、キースが黒羽にカノープスに向かって飛ぶ方法を指南していました。
北壁から飛んで上昇気流に乗るアネハヅルを例に出していたのですが、タイムリーなことに(?)先日動物園でアネハヅルを見て来たばかりだったので、モニター前で「おおっ」となりました。
解読不可能と言われていた碑文を読み解いたくらいなので、キースの持っている知識の量が半端じゃないことは分かっていましたが、動物の生態まで網羅しているとは恐れ入ります。
スポンサーリンクエリカは何故消えたのか?
10話終盤、署内の隠し部屋の秘密がバレて逃走したギルバートは、マーケットメイカーに助けを要請するも拒否されてしまいます。
窮地に立たされたギルバートの傍には、優しい面持ちで佇むエリカが。しかしほどなく彼女の姿は消えてしまいます。
前回記事では、エリカは妄想や幻覚の類ではないかと考えていましたが、病的な理由から生み出されるというのは違和感があったため、もう少しツッコんで彼女について考えたいと思います。
ギルバートのイマジナリーフレンド(空想の友人)だったから?
イマジナリーフレンドというのは、オタク的身近な表現で示すと、脳内彼氏や妄想彼女などと同じ意味合いでしょうか。
読んで字のごとく、自分の空想から生まれた友人ないし恋人を指します。
幻覚と異なるのは、精神疾患の一種の症状ではなく、その人の明確な意思によって存在しているということ。
空想なのでもちろん自分以外の他人の目には映りませんが、生み出した本人は、自分の一番の理解者、そしてかけがえない相談相手としてイマジナリーフレンドに語り掛けるそうです。
イマジナリーフレンドを作り出すのは幼児期によく見られるそうですが、成長と共に自然に彼(彼女)は消えてしまいます。
異常な精神状態までもコントロールしていたのか?
大人でも稀にイマジナリーフレンドを持っている人もいますが、ギルバートのエリカはこれに相当するんじゃないかと思いました。
空想…ではなく実在していた人物なので厳密には違うかもしれませんが、サツ害することで自分だけの彼女にし、もちろん自分の空想から生み出した虚像なので、聞きたくないことは言わないし(キース愛してるとか言わない)、キースがどれだけ手を伸ばしても届かないエリカが自分に寄り添っていて自分にだけ笑いかけているということ自体が、何より彼の自尊感情を高める働きを担っていたのでしょう。
しかも、ギルバートの動向を見ていると、空想(エリカ)をコントロールしているのではと思わせる描写があります。
本来なら、イマジナリーフレンドが消えるとされるのは、空想の友人(彼女)から精神の安定を獲得せずとも、自分を保って感情をコントロールできる境地に至った場合や
メンタルが飛躍的に成長し、自己のスキルで戦うことが可能となって空想に逃げる必要がなくなったとか。
次の段階にステップアップすることで、イマジナリーフレンドの必要性がなくなり自然と消えてしまうのが多くのパターンのようです。
ギルバートの場合だと、計算通りに事が運び、予想通りに周囲の人物が動き、想定していたエビローグ(キースとの対峙?)に進んだことで、意図的に状況をステップアップしたと見なして、エリカ消失に導いたのではないかと思いました。
ここまで書いて何ですが…ギルバート頭おかしいな!(笑)
スポンサーリンクギルバートがライカを「皆月」と呼んでいたのはどうして?
逃走中のギルバートが皆月に助けを請うのですが、「皆月」と呼びかけた通話相手はライカという事実。
気が動転したギルバートが呼び間違えたとか、皆月が取り込み中だからライカが代役として通話している可能性も考えましたが…あの冷静で頭おかしいギルバートが、この場面でミスるのも納得できない…。
ギブ&テイク、おそらくは利害関係の一致で協力体制を続けてきた彼らの間に一体何があったのでしょうか?
真の皆月はライカだった?
これが一番ありそう。
▲この記事で、皆月を装ったライカと思しき人物が署長室にいた件について触れているのですが、本当の皆月=ライカという線が一気に濃厚になりました。
とすると、なんで影武者を立てていたのか(しかも事実は一握りの人間しか知らない感じ?)、記憶操作能力は真皆月or偽皆月どちらの能力なのか、とか。
新たな疑問が生まれて来るんですよね…。
今まで皆月とされていた人物は誰なのか?
過去回想にも皆月が登場しますが、黒羽の兄と言われているんですよね。
そして黒羽の現在の左目は、皆月の目を譲り受けたものだという。
恐らく、彼も神の再生計画で生まれた1~13人目のひとりなのは確かでしょう。
スポンサーリンクB: The Beginning10話の感想
これまで信じ切っていた認識が覆されようとしているハラハラ感と言ったら…!
ライカという人は、皆月の右腕的存在のように描かれておきながら、それほどツッコんでクローズアップされてなかったので考察しようにも難しいというのが本音です。
出しゃばらず、サポートに徹し続けていたのは、皆月の監視と自分が表に立つ機会を窺っていたからなのでしょうか?
マーケットメイカーの黒幕という点では、管理者のギルバートと、皆月の影に隠れていた本物(ライカ)という2人が存在していたってことになりますね。
作りが複雑で、これ全部残り2話で説明つくのか心配になってきます 笑
次回は白鯨に潜入する黒羽と、ユナ再会になるのかな?流麗な人外アクションに期待ですね。
それではまた11話記事でお会いできますように!
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